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1950-12-15 第10回国会 参議院 議院運営委員会 第5号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年十二月十五日(金曜日)    午前十時三十一分開会   本日の会議に付した事件   —————————————観光事業に関する調査承認要求の件 ○一般運輸事情に関する調査承認要求  の件 ○行政機構簡素化及び各種機関の行  政運営状況等実情調査のため議員  派遣要求の件 ○港湾法改正に関する諸問題の実情調  査のため議員派遣要求の件 ○国会議員歳費旅費及び手当等に  関する法律の一部を改正する法律案  (衆議院提出) ○参議院規則の一部改正に関する件 ○特別委員会設置の件 ○社会保障制度審議会委員補欠推薦  に関する件 ○昭和二十四年度及び昭和二十五年度  参議院予備金支出報告に関する件 ○全国選挙管理委員会委員及び同予備  委員の指名に関する件 ○休会の件 ○議員派遣要求の取扱に関する件 ○議院運営に関する件   —————————————
  2. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今から会議を開きます。  先ず調査承認要求に関する件を議題に供します。
  3. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 運輸委員長植竹春彦君から、観光事業に関する調査承認要求書運輸委員長植竹春彦君から、一般運運輸事情に関する調査承認要求書が提出されております。
  4. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 承認を与えることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  6. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に、議員派遣要求に関する件を議題に供します。
  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 内閣委員長河井彌八君から、政府においては目下行政機構簡素化能率化を期して鋭意行政機構改革案検討中であるが、国会においでも徒らに拱手傍観することなく、進んで民意を攝取し以て行政機能を十分に且つ合理的に発揮し得るよう、能う限りの努力を払い、特に行政事務の地方移譲問題及び国会休会設置せられた各種機関行政運営状況等調査を行うことは緊要な責務であり、これが派遣目的であるというような派遣目的を以ちまして、三班計六名の七日間、費用概算が九万一千八百円という議員派遣要求が提出されておりまりす。  それから次に運輸委員長植竹春彦君から、港湾法改正に関する六大都市の請願に関連し、港湾法に基く港湾管理主体帥設置情その他本法制定当時の懸案事項調査し、議員立法準備のための目的を以ちまして、派遣議員三名、十日間、阪神港、関門港、名古屋港へ議員派遣要求が提出されております。費用は五万一千円、運輸委員長が署名になつておます。
  8. 中川幸平

    中川幸平君 予算関係委員会でいろいろ申合せておりましたけれども、運輸委員会のほうで何か特殊の事情があるらしいので、運輸委員長から一言お願したいというようなことを言つておりましたから運輸委員長の御意見を聞いたらどうですか。
  9. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 意見を聞くだけ聞いて見ましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 山田佐一

    委員長山田佐一君) では植竹君。
  11. 植竹春彦

    委員外議員植竹春彦君) 運輸委員会からの議員派遣につきましてのお願いにお伺いいたした次第でございますが、議員派適は、実際に取りやめるようにという議運の御意見も十分に尊重いたしまして、又運輸委員会といたしまして、各般の議員派遣調査をいたしたいと存じましたが、一切只今申上げましたように、議運の御意見を尊重して取りやめることにいたしました。ところがこの港湾問題に関しまして、格別急いで、而も非常に重大である重大性に鑑みまして、特に皆様の格別の御斟酌を願いに参りました次第でございます。港湾法は第六国会において制定せられたるにかかわらず、政令がまだきまつておりませんために、従いまして港湾管理人もきまつておりません。そのために我が国重要港湾……只今委員部長から読み上げられました通りに、その六大港湾におきましても、阜頭の設備その他の施設につきまして未だ以て占領軍が合法的に占拠いたしておりまして、我が国の手に帰らないのでございます。従いましてこれに関しまして国家として莫大な損失があるので、これは速かに現場調査して、この現場施設の様子を仔細に調査した結果を以て、政令内容をどういうふうにきめて行くかということを取りきめまして、速かに政令出し得るように取計らつて立法措置を得なつて、そうして我が国損失を防いで行く、こういう意図を以ちましてこの議だけは格別に御審議賜わりまして、右の点を御承認を願うように願いたいと思う次第であります。なお詳細につきましては、専門員を帶同してお伺いいたしましたので、只今申上げました点につきまして、詳細な説明が御必要とありますれば、只今専門員から説明いたさせますから御聽取を願いたいと存じます。何分格別の御審議お願いいたします。……只今政令と申上げましたのは、港湾法の修正でございます。言葉を訂正いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  12. 鈴木清一

    鈴木清一君 私実は運輸委員でありまして、(笑声、「議院運営委員の資格で言え」と呼ぶ者あり)やはり過日いろいろ議運の御意見等もありましたのですが、実はそれで運輸委員会でもこれを決定するに当りましては、皆さんの気持も十分斟酌いたしまして、いろいろ今委員長から申されましたように格別に急を要し、而も重大でありますので、運輸委員会としても極力議運意思を尊重して三人という限定を以ちまして、只今委員部長から説明のあつたように三人に行つて頂くように相成つた次第でありますので、どうか御協力を願います。
  13. 小川久義

    小川久義君 内閣の三班というのを御説明願いたい。それから運輸只今説明がありましたが、十日間というと相当長い期間でありますので、どの方面に行かれる計画かお伺いしたいと思います。
  14. 赤木正雄

    赤木正雄君 只今小川さんからもありましたように、私は議員調査というのを非常に厳重に……但し大体一カ年を通じて内閣のほうは一度も行つていないのですから、特別の事情があつて言われるのだと思いますから、一度も行つていないのだから……。
  15. 中川幸平

    中川幸平君 委員長と小委員長とで一つ協議願つて赤木さんの奪われた点もありますし……(「反対」と呼ぶ者あり)
  16. 中村正雄

    中村正雄君 両委員長一任せずに、この場できめてもらいたいと思います。
  17. 木村守江

    木村守江君 今の運輸議員派遣ですが、これは小川さんから御質問があつたのですが、どうも十日間だと長過ぎる関係から、十日というのをもつと短縮して、実質的に要する日にちにして……
  18. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 運輸委員長から発言があるそうですから……。
  19. 植竹春彦

    委員外議員植竹春彦君) 十日間が若し御都合が悪いということになりますれば、途中下車の関係もございまするので、何とか名古屋だけは外しても名古屋調査はなし得るかと存じます。期間はたとえ短縮されましても結構だと存じます。
  20. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 原則として議員派潰はしないというのだが、特例が、それぞれ必要な特例ということになれば、これは原則として云々なんということはやめにして、出て来るものは許してやるということが原則なつてしまう、実際上は……。それで原則が正しいというならば、それぞれ必要があつてもやらないということが含みになるでしようから、一切そういうことはやめる、こういうことになるだろうとつ思いますし、これは特殊な事情だからやらなければならんというなら、次々と特殊な事情が出て来るから、これはりとつ払つてしまつたほうがいい。私としては採決の場合には意思表示をしますが、そういうところからはつきりしつなければ、十日を少くせいとか、人数を減らせとか、そういうことは委員会の特殊な事情があるので、ここで大きな国会費用を持つておりながら、一人、二人減らせ、日数を減らせということは論議する必要はない。
  21. 木村守江

    木村守江君 只今小笠原さんのお話ですが、原則としてきめたことは、結局予算関係とか何とかのために原則をきめたのだと思う。勿論議員派遣について根本的に原則をきめたというのでなくて、事情止むを得ずそういう状態になつたと思う。この前から中村君の発議によつて特殊性があつて止むを得ざるもの、特に我々議院運営委員が常識の判断の下にこれはやはり議員として行くべきものだというような、特定的なものを承認したというようなかつこうになつているのでありまして、そういう点からやはり予算とも睨み合せて最小限度に許してやるべきものじやないかと思います。この点お諮り願います。
  22. 上原正吉

    上原正吉君 委員長と小委員長に御一任する動議賛成いたします。
  23. 木村守江

    木村守江君 運輸委員長、最小限何日ぐらいかかるのでしよう。
  24. 山田佐一

    委員長山田佐一君) ちよつと速記をとめて下さい。    午前十時四十三分速記中止    ——————————    午前十一時十一分速記開始
  25. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 速記を始めて下さい。国会議員歳費旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案一、右を御協議お願いいたしります。
  26. 中村正雄

    中村正雄君 本日人事委員会が一応結了することになつておりますので、明日の議運結論出しても間に合うと思いますので、今日は保留願いたいと思います。
  27. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは保留することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは保留に決定いたしました。
  29. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に、参議院規則の一部改正に関する件、事務総長から……。
  30. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 参議院規則委員会所管事項に関する問題でありますが、これは議事部長から説明さして頂きます。
  31. 中村正雄

    中村正雄君 これは議題にするまでに特別委員会との関係がある問題ですから、一昨日の議運でも問題になりましたが、他の特別委員会を置くかということが中心課題でありますので、これは一応特別委員会議題と並行して僕はやつてもらいたいと思います。そこで特別委員会設置につきましては、従来参議院においては一応各会派全会一致の同調によつてつているわけですから、これは各会派も一応態度を御決定なつていると思いますので、明日でも一応理事会を開いて、各会派で一応話をまとめて明日の議運にかけて頂きたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 山田佐一

    委員長山田佐一君) そういたしますと、中村君は明日と言いますが、今日午後に理事会を開いて……。
  33. 小川久義

    小川久義君 この規則の一部改正—は、今日屈とめて来て明日上げて、すぐ改正の運びなるということはなかなかむづかしいと思うのです。先ほど中村君の言つたように、特別委員会が各会派で今坂りまとめ中であるそれと関連がある。従つてですね、これは何も急いで今日午後理事会を開いて結論を出すようなことではないので、特に内容亘つては私も意見があるわけですが、そうあわてないで、もつと慎重に研究すべき点があると思います。余り急がんように願います。
  34. 中村正雄

    中村正雄君 私理事会を明日と言いましたのは「他の会派はすべて態度を御決定なつているかも知れませんが、大体明日本会議を開くということで、私の会派にしましても皆選挙その他で外出しているわけですね。明日は大体全員揃うだろう、その席上で特別委員会の問題を一応協議したいと思いますので、明日に願いたい。こういう意味なんです。
  35. 高橋道男

    高橋道男君 参議院規則の一部改正というのは、衆議院のほうとは関連ないのですか。
  36. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 無論衆議院のほうの規則にも関係がございます。
  37. 佐々木良作

    佐々木良作君 その関係があるというのは、国会法その他の関係ではなくて、衆議院規則参議院規則別々ですから、必ずしも一諾にしなくてもいいのです。
  38. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 言葉が極めて簡單に申し過ぎましてございますが、内容的には同じものを両院で取扱うから関連があると申上げたのでございまして、法的に申しますならば、国会法に基いて参議院参議院独自の規則を作り、衆議院衆議院独自の規則でこり所管事項を御決定になる自由があることは、留保されていることは事実であります。
  39. 山田佐一

    委員つ長(山田佐一君) そういたしますと、只今議題なつておりまする参議院規則の一部改正に関する件は、明日理事会を開いて理事会で御審議を願いまして、本日はこれは結論を出さないということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。
  41. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に、特別委員会設置に関する件をお願いいたします。これも同様明日の理事会に御審議を願うということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  42. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  43. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 社会保障制度審議会委員補欠推薦に関する件、議事部長から説明をいたさせます。
  44. 河野義克

    参事河野義克君) 内閣総理大臣から、去る十二日附を以ちまして社会保障制度審議会委員野田卯一君、山下義信君の任期が十二月二十三日を以て満了するので、その後任を推薦されたいというお申出が出ております。それでこれは先回最高裁判所審査委員でありますが、あれについて御説明申上げたと同じように、各種委員一つとして各会派各種委員全部ひつくるめていろいろ検討割当をしたものの一つでありますので、あの筋から申しますと、やはり現在の任期満了する委員を持つておる会派から御推薦願うのが筋であろうと思いますが、その点を一応お諮りを願いたいと思います。りそれでこのことは参議院議長から内閣総理大臣推薦をすればいいので、本会議議決り関係はこの委員についてはなりいということも御参考に申上げて置きます。
  45. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは、そうしますと、只今委員の出ておるところから推薦するということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  46. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。
  47. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 次に、昭和二十四年度及び昭和二十五年度参議院予備金支出報告に関する件を議題に供します。
  48. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 国会予備金に関する法律の第三條の規定によりますと、この国会予備金を支出いたしました場合には、次の常会の初めにおきましてこれを議院報告をいたさなければならんことに相成つております。そこで未報告なつておりまするものは、二十四年度分といたしまして、昨年の通常国会の当初におきまして報告いたされました残りが、ここの第一頁にございます通り金額でございます。この三百八万三千百八十円がまだ未報告なつておりますので、これを明日でも議院運営委員長から本会議に御報告を願つたらと存じております。  なおその際に併せまして二十五年度の参議院予備金につきましては第二枚目に印刷してございます通り金額でございます。これは二十五年度の参議院予備金の中から支出いたしましたものでございます。これは二十五年度分は、未だ通常国会報告なつておりませんので、これも二十四年度分の未報告分と合せまして、明日でも委員長から御報告願つたらと存じます。その点お諮り願いたいと思うのであります。
  49. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは只今事務総長から報告いたしました通り取計らいまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。   —————————————
  51. 山田佐一

  52. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) これにつきまりしてちよつと申上げて置きたいと存じますが、衆議院におきましては、自由党推薦の者、それから社会党、民主党推薦の者だけを議決されまして、他の会派推薦になる分を除いて議決が済んであります。それで本院におきましては、未だこの議決が済んでおりませんので、これができるならば、任期が本月の二十一日までで切れる、こういう関係もございますので、速かに一つおきめ置きを願いたいというお願いを申上げるだけでございます。
  53. 小川久義

    小川久義君 これを決定されることは異議ありませんが、本院においてはまだ未決定の分も合せて一遍にやれるように一つ……。まだきまつておらんところから早速お出しを願いたい。
  54. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 只今私の発言いたしましたのは、さような趣意で—ございまして、未決定な分もございますので、衆議院も除いて議決なつておりますから……。当院も議決ができないという状況だけを申上げます。
  55. 山田佐一

    委員長山田佐一君) そうしますと未決定の分だけ除外して……。
  56. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 未決定の分を速かに御決定願つて、一緒に本院の決定が明日でもできますように御配慮願いたいということを申上げるのであります。
  57. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 成るたけ早いところで御決定お願いいたします。   —————————————
  58. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) この機会にちよつと御参考までに申上げて置きますが、衆議院と事務的に連絡いたしました結果によりますと、つまり衆議院では十八日から、来週月曜日から明年一月二十日まで議決休会にしたいという御意向がお強いというふうに事務当局は見ておりますので、但し本日十一時からやはり議院運営委員会が開かれますので、そり際衆議院側意向はまとますかと思う、まとまつた結果はこちらりほうに御連絡いたしますが、一応事務当局の承知いたした範囲では、十八日より明年一月二十日まで議決休会にしたいという御意向が強いように見えておるということを聞いておりますので、その点御参考まで申上げて置きます。
  59. 中村正雄

    中村正雄君 休会の件は明日の議運でやつたらいいと思いますが、総長ちよつとお伺いしたいのは、議決休会自然休会とどういう差があるか…。
  60. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 先ず、議決休会衆議院希望なされたといたしましても、両院一致でなければ議決休会は効力を発生いたしません。仮に衆議院だけでおやりになつたといたしますと、国会法の定めるところによりまして十日以上は効果がございませんので、衆議院だけの休会が十日間、その他は議決休会効果は生じないということになります。  それから次に議決休会をなされた場合となされな場合の非常に影響する問題は、この国会には現在において法案が……明日までという申合せなりお話合いの筋から了解いたしますと、直ちには関係のないことと存じますが、併しこれをもつと抽象的に考えました場合、法案審議関係から申しますと、議決休会の場合には、休会期間を除き云々というような憲法規定が働く。これは議決休会の場合に限られる、自然休会の場合にはその憲法規定の適用は受けない、こういう差がある程度と一応考えます。
  61. 中村正雄

    中村正雄君 わかりました。   —————————————
  62. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 議員派遣の問題が……。
  63. 曾禰益

    曾祢益君 前の原則を適用しつつ、やはり緊急事態で必要が認められたらあとは事務的に処置するというように決定いたしたらどうですか。
  64. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 小委員会に……。
  65. 小笠原二三男

    小笠原二三君 各種論議をしたので、実質的な効果を狙おうという点においては、おのおのまんざらでもない意見もあり、言えば言うほどむずかしくなる。この状況を御判断の上委員長において御決定になるということの動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  66. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは小笠原君の動議に……。佐々木君に申上げますが、一任しておこごとが出るなら一任じやないのですから。どうぞ一つ一任した以上はおこごとを言わんことにして下さい。(佐々木良作君「そういうことなら反対です」と述ぶ、その他発言する者多し)
  67. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 紐付きでいいじや困るです。
  68. 曾禰益

    曾祢益君 それじやもう一つ動議を提出いたしますが、先般の議運決定従つて、あの原則を立てるならば、この問題については委員長、小委員長において決定する、こういう動議を提出いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  69. 佐々木良作

    佐々木良作君 私はともかく形式的に議長がやられようと、委員長がやられようと、小委員長がやられようとかまいませんが、成るべくなら各会派が入れるように、納得の行けるような方—法でやつてもらいたいのです。どういう方法でもかまいません。
  70. 山田佐一

    委員長山田佐一君) お任せ願つた以上は「不肖ながら皆さんの、御一任下さつたかたの御満足の行く結論出したいと思つております。御一任願つたから我意を通そうということは更にないのです。
  71. 赤木正雄

    赤木正雄君 先ほど運輸委員長が見えておりましたが、こういうときにああいう委員長が来るなら、やはり関係委員長も来なければならん。
  72. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 佐々木さんや何かの御意見もあるけれども、これを論議を続けていると、蒸し返して行けばいつまでたつてもなかなかきまらん、いつかはきますでしようけれども……。それで佐々木さんやその他のかたの意見も十分くんでそうして委員長一任するということは、結論がどう出るかということは大体もう推察できることなんで、この際もうそれでやつて頂く、こういうふうにやつたらどうですか。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  73. 曾禰益

    曾祢益君 先ほど私は委員長一任という動議ちよつと停滞したから別の動議出したのですよ。委員長、小委員長において決定委員長一任という形式でない動議出したのです。委員長、小委員長決定とかいうことは、この前もこの運営委員会でこの種の問題をやつている。それでいつそ皆さんの御希望、御意見に近いのではないかという意味出したのですから、或いは小委員長において適当な方法でやる場合には更にいい方法をとられるかも知れませんけれども、その点も一任していいのじやないか。少くとも委員長一任という形式じやない動議を提出しておりますから、若しできればそれに御賛成願いたいと思います。
  74. 佐々木良作

    佐々木良作君 小委員長委員長の二人に一任ということですか。(「そうそう」と呼ぶ者あり)それなら私は希望を附けて、庶務小委員長のほうから各派意向を成るべく聞いてくれという……、いろいろなことがあるから、これは條件ではなくて一応頼んで賛成いたします。
  75. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それならば庶務小委員長及び委員長に御一任願うということについて御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  76. 山田佐一

    委員長山田佐一君) では御異議ないものと認めます。さよう決定いたしました。   —————————————
  77. 山田佐一

    委員長山田佐一君) 本日御協議を願うことはこれで大体終了したと思いますが、何か先ず皆さんの中で御発議がありましたらどうぞ。
  78. 中川幸平

    中川幸平君 委員長報告は、あらかじめ多数意見者の同意を得てやる云々と書いてありますが、先だつて人事委員長報告はですね、会期が非常に時間が切迫しておつたにかかわらず相当長い報告であつたし、それから多少委員長意見混つてつたよう考えますので、この議院運営委員会として、ああいう事柄を取上げて審議する必要がないかどうか一つお諮りを願います。
  79. 鈴木清一

    鈴木清一君 私はまあ率直に申上げて、そういう必要はないと思います。これは委員長は、御承知のように各派で人物を見込んで出された人ですから、その委員長自体があれは持つておちれると思うのです。あえてここでそういうことを議題にして、委員長一任ということがあるのに、委員長報告を問題にするということはないと思います。
  80. 中川幸平

    中川幸平君 先だつて人事委員長委員長報告は、適法であるという御解釈ですか。あれで差支えないというお考えですか。多少あり報告は……。
  81. 鈴木清一

    鈴木清一君 差支えなりかつたですよ。
  82. 中川幸平

    中川幸平君 議院運営委員会として、その内容調査するとか、審議するとかいう必要はないというお考えですか。
  83. 鈴木清一

    鈴木清一君 そうです。
  84. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 これはちよつと私たちの党としては重要な話なんで、中川さんの今の動議意見かわからんですが、それは自由党のかたがたで問題にしようとしてお出しなつたのでしようか。個人の御意見であるとすれば、あの際もう翌日の、第十国会なつた場合の議運で……。会期ごとに一々そういうことはきりがついているから蒸し返さんということを談笑裡話合つてたのですから、本格的にこの問題を取り上げてやろうということであれば、私たちもそれなりに又話をしなければならんのですが、自由党のほうでなくて個人の御意見であるとするならば、内容如何に触れず、会期の違うときの問題ですから、この際取り上げないでこの程度にして頂きたい。
  85. 中川幸平

    中川幸平君 別に政党政派で言つているわけではありませんし、ただ議運の一員として感じたことを、議題が済んだようですからただお諮り願つただけで、皆さんそのままで不問に附そうというお考えならあえて固執はいたしません。
  86. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私の申上げるのは、問題の如何にかかわらず、不問に附すとか取上げるとかいうことでなくて、今会期のことりではないのだから、だからそういうことはやらん、こういうことなんです。その内容に立至つた場合については、私たちも私たちとしていろいろの考えがあるし、そういうことは、今後も起つて来る問題に関連して御意見があつたりする場合において、私たちもはつきりした意見を申上げたい、こう思つているのです。
  87. 木村守江

    木村守江君 只今中川委員の発言ですがね、これは決して政党を代表したものでも何でもないと思う。全く我我も今初めて聞いた話なんですが、ただ今何かないかというような委員長のお諮りに対しまして、ああいうようなことについては一応我々も考えているべきじやないかというような、本当に座談的な話合いだと思うのです。決して正面切つて喧嘩をしようというのではない。(「いやそうじやない」と呼ぶ者あり)正面切つて喧嘩しようという場合には又改めて参りますから。決してそういう話でないのです。(「了解了解」「委員長、散会」と呼ぶ者あり)
  88. 山田佐一

    委員長山田佐一君) それでは今日はこれで以て散会いたします。    午前十一時三十六分散会  出席者は左の通り。    委員長     山田 佐一君    理事            愛知 揆一君            鈴木 恭一君            中村 正雄君            大隈 信幸君    委員            上原 正吉君            加藤 武徳君            木村 守江君            中川 幸平君            大野 幸一君            小笠原二三男君            曾祢  益君            吉田 法晴君            赤木 正雄君            片柳 眞吉君            小宮山常吉君            杉山 昌作君            高橋 道男君            小川 久義君            佐々木良作君            鈴木 清一君            兼岩 傳一君   委員外議員    運輸委員長   植竹 春彦君   —————————————    議長      佐藤 尚武君    副議長     三木 治朗君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  茶川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奥野 健一君