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1951-05-31 第10回国会 衆議院 文部委員会 第30号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十六年五月三十一日(木曜日) 午後一時五十四分開議
出席委員
委員長
長野 長廣君 理事
岡延右エ門
君 理事 佐藤 重遠君 理事 若林 義孝君 理事 小林 信一君 理事 松本 七郎君 柏原 義則君 鹿野 彦吉君 圓谷 光衞君 平島 良一君 笹森 順造君 渡部 義通君 小林 進君 浦口 鉄男君
出席政府委員
文部政務次官
水谷 昇君
文部事務官
(
大臣官房会計
課長事務代理
) 相良 惟一君
文部事務官
(
大学学術局
長) 稻田 清助君
文化財保護委員
会事務局長
森田 孝君
委員外
の
出席者
文部事務官
(
調査普及局地
方
連絡課長
) 田中 彰君 専 門 員
横田重左衞門
君 専 門 員 石井 勗君 ————————————— 本日の会議に付した事件 (別紙) 一
千葉大学工芸学部
を工学部に
改組反対
に関 する請願(玉置實君紹介)(第一六号) 二
金沢大学
に
夜間短期大学設置
の請願(坂田 英一君外四名紹介)(第一七号) 三
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(福田 昌子君紹介)(第一八号) 四 同(
小坂善太郎
君紹介)(第一九号) 五 同(
田中重
彌君紹介)(第一〇一号) 六
教育公務員
の子弟に
育英資金優先貸与
に関 する請願(
庄司一郎
君紹介)(第二〇号) 七
教員住宅建築費国庫補助
に関する請願(庄
司一郎
君紹介)(第二一号) 八 六・三
制校舎建築費国庫補助継続等
に関す る請願(
志田義信
君紹介)(第二二号) 九
大和小学校雨天体操場改築費国庫補助
の請 願(
稻田直道
君紹介)(第二三号) 一〇
通信教育費国庫補助
に関する請願(若林 義孝君紹介)(第二四号) 一一
教育財政確立
に関する請願(
亘四郎
君紹 介)(第二五号) 一二 同(赤松勇君紹介)(第二六号) 一三 同(
八百板正
君紹介)(第二七号) 一四 同外二件(
鈴木義男
君外一名紹介)(第 二八号) 一五 同外七件(
松井政吉
君紹介)(第二九 号) 一六 同外一件(
川島金次
君紹介)(第三〇 号) 一七 同外十五件(
橋本登美三郎
君紹介)(第 三一号) 一八 同(
川端佳夫
君紹介)(第三二号) 一九 同(
小松勇次
君外一名紹介)(第一一八 号) 二〇 同外十八件(
佐竹晴記
君外一名紹介)( 第一四〇号) 二一
教育予算増額
の
請願外
十四件(船越弘君 外二名紹介)(第三三号) 二二 同外八件(
佐竹新市
君紹介)(第三四 号) 二三 高知県
下公立高等学校
の
教育費増額
に関 する請願(
長野長廣
君紹介)(第一〇二号) 二四
教育財政確立
に関する
請願外
十三件(牧 野寛索君紹介)第一四一号) 二五 同(
苫米地義三
君紹介)(第一四二号) 二六 同外十五件(
圖司安正
君紹介)(第一四 三号) 二七 同外十件(
池田正之輔君紹介
)(第一四 四号) 二八 同外八件(
上林與市郎
君紹介)(第一四 五号) 二九 同(
山崎岩男
君紹介)(第一四六号) 三〇 同外二件(
井出一太郎
君紹介)(第一四 七号) 三一 同(
亘四郎
君外八名紹介)(第一四八 号) 三二 同外七件(
玉井祐吉
君紹介)(第一四九 号) 三三 同(
岡良一
君紹介)(第一五〇号) 三四 同外三十二件(
坪川信三
君紹介)(第一 五一号) 三五 同外二件(
足鹿覺
君紹介)(第一五二 号) 三六 同外十八件(
佐竹晴記
君紹介)(第一五 三号) 三七 同外六件(
床次徳二
君紹介)(第一五四 号) 三八 同外九件(
大野伴睦
君紹介)(第一五五 号) 三九 同(
小松勇次
君紹介)(第一五六号) 四〇 同外七件(
柳原三郎
君紹介(第一五七 号) 四一 同外十一件(
平野三郎
君紹介)(第一五 八号) 四二 同外十一件(
加藤鐐造君紹介
)(第一五 九号) 四三 同外一件(田中織之進君紹介)(第一六 〇号) 四四 同(
受田新吉
君紹介)(第一六一号) 四五 同(
志賀健次郎
君紹介)(第一六二号) 四六 同(
山本利壽
君紹介)(第一六三号) 四七 同(山崎猛君外七名紹介)(第二一九 号) 四八 同外八件(
松井政吉
君紹介)(第二二〇 号) 四九 同外四件(
坪川信三
君紹介)(第二二一 号) 五〇
若狭高等学校水産科
を
水産高等学校
に独 立の請願(
奧村又十郎
君紹介)(第一七三号) 五一
国民平和運動展開
に関する請願(石野久 男君紹介)(第二一七号) 五二
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(中 原健次君紹介)(第二一八号) 五三 同(
井出一太郎
君紹介)(第二五五号) 五四
職業教育法制定
に関する
請願外
一件(武
藤嘉一
君紹介)(第二六一号) 五五
職業教育法制定
に関する請願(神田博君 紹介)(第二七一号) 五六 同(
遠藤三郎
君紹介)(第三一二号) 五七 新
日本精神普及徹底
に関する請願(内海 安吉君紹介)(第二八一号) 五八
平和擁護
に関する請願(
淺沼稻次郎
君紹 介)(第二八二号) 五九 六・三
制校舎建築費国庫補助継続等
に関 する請願(
柄澤登志子
君紹介)(第二九四号) 六〇
学校給食法制定
に関する請願(
若林義孝
君紹介)(第三二二号) 六一 同(
中馬辰猪
君紹介)(第三七一号) 六二 新
暦法制定
の請願(
早稻田柳右エ門
君紹 介)(第三五三号) 六三
教育財政確立
に関する
請願外
一件(小松 勇次君紹介)(第 三八九号) 六四
標準義務教育費法制定
に関する請願(松
井政吉
君紹介)(第三九〇号) 六五
九州大学医学部附属病院
の
看護婦増員
に 関する請願(
福田昌子
君紹介)(第四二二号) 六六
職業教育法制定
に関する
請願外
三十三件 (
田中重
彌君紹介)(第四二三号) 六七 同外八件(
吉川久衛
君紹介)(第四八〇 号) 六八 同外七件(
小坂善太郎
君紹介)(第四八 一号) 六九 同(
大石ヨシエ
君紹介)(第四八二号) 七〇 平島村
中学校舎建築費国庫補助
に関する 請願(
坪内八郎
君紹介)(第四二四号) 七一
学校給食法制定
に関する請願(
坂田道太
君紹介)(第四二五号) 七二 同(
小川原政信
君紹介)(第四七八号) 七三 六・三
制整備
に関する
国庫補助並び
に起 債等に関する請願(南好雄君紹介)(第四七九 号) 七四
支那学振興
に関する請願(
庄司一郎紹
介) (第四八三号) 七五
幼稚園
の
国費設置
に関する請願(平野三 郎君紹介)(第五二四号) 七六
職業教育法制定
に関する
請願外
十九件(
田中重
彌君紹介)(第五六八号) 七七 同外七十件(
降旗徳弥
君紹介)(第五六 九号) 七八 同(
小林進
君紹介)(第六一七号) 七九 同(
水野彦治郎
君紹介)(第六一八号) 八〇 同(
池見茂隆
君紹介)(第六一九号) 八一
紀元節復活制定
の請願(
宮原幸三郎
君紹 介)(第五七〇号) 八二
都道府県国立大学
に
幼稚園教諭
及び保育 所保母の
養成機関設置
の請願(辻寛一君紹介) (第五七一号) 八三
義務教育費全額国庫負担
に関する請願(
星島二郎
君外五名紹介)(第六一六号) 八四
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(柳
澤義男
君紹介)(第六二七号) 八五
職業教育法制定
に関する
請願外
十一件(
井出一太郎
君紹介)(第六六四号) 八六 同外九件(
井出一太郎
君紹介)(第七〇 五号) 八七 同(
勝間田清一
君紹介)(第七三八号) 八八 同外九件(
吉川久衛
君紹介)(第七三九 号) 八九 同(
小松勇次
君紹介)(第七六六号) 九〇 同(
堀川恭平
君紹介)(第七六七号) 九一
図書館法
の一部改正に関する請願(花村 四郎君紹介)(第七〇四号) 九二 公民館に対する
国庫補助増額
の請願(足 鹿覺君紹介)(第七三〇号) 九三 六・三
制校舎建築費国庫補助継続等
に関 する請願(
足鹿覺
君紹介)(第七三六号) 九四 同(
坂田道太
君紹介)(第七三七号) 九五
新制大学教育部学生
に対する
奨学資金国
庫補助
の請願(
坂田道太
君紹介)(第七四〇 号) 九六
国立大学施設費国庫負担
の請願(
坂田道
太君紹介)(第七四一号) 九七
教員免許法認定講習費全額国庫負担
の請 願(
坂田道太
君紹介)(第七四二号) 九八
厳島神社修理費国庫補助
の請願(
岡延右
エ門君外三名紹介)(第七九五号) 九九
教育行政
に関する請願(
渡部義通
君紹 介)(第七九六号) 一〇〇
職業教育法制定
に関する
請願外
九件(
井出一太郎
君紹介)(第七九七号) 一〇一 同(
砂間一良
君外一名紹介)(第八三 二号) 一〇二 同(
竹山祐太郎
君紹介)(第八五二 号) 一〇三 同外八件(
井出一太郎
君紹介)(第九 〇〇号) 一〇四
松本城保存工事費国庫補助増額
の請願 (
降旗徳弥
君外七名紹介)(第八三三号) 一〇五
高等学校書道教員養成機関拡充強化
に 関する請願(
早稻田柳右エ門
君紹介)(第八七 〇号) 一〇六
教育財政確立
に関する請願(
羽田野次
郎君紹介)(第八七一号) 一〇七 六・三
制校舎建築費国庫補助継続等
に 関する請願(
野村專太郎
君紹介)(第九〇一 号) 一〇八
公民館専任職員費国庫負担
に関する請 願(
上林與市郎
君紹介)(第九二三号) 一〇九 六・三
制校舎建築費国庫補助増額
の請 願(
上林與市郎
君紹介)(第九三四号) 一一〇
在日朝鮮学生
に
育英資金貸与等
に関す る請願(
渡部義通
君紹介)(第九三六号) 一一一
職業教育法制定
に関する請願(
高橋等
君紹介)(第九五一号) 一一二
博物館法制定
に関する請願(
若林義孝
君外二名紹介)(第九八〇号) 一一三
奈良文化財研究所設置
に関する請願(
長野長廣
君紹介)(第九八一号) 一一四
教職員
の
結核対策強化
に関する請願( 多田勇君紹介)(第一〇〇八号) 一一五
学校給食法制定
に関する請願(
庄司一
郎君紹介)(第一〇七六号) 一一六 同(
塩田賀四郎
君紹介)(第一一一〇 号) 一一七
ニユース映画
、
教育映画助成
に関する 請願(佐々木更三君紹介)(第一一〇九号) 一一八
北海道学芸大学拡充
の請願(
伊藤郷
一 君外五名紹介)(第一一一一号) 一一九
九州大学放射線従業員待遇改善
に関す る請願(
福田昌子
君紹介)(第一一三五号) 一二〇
大垣市立興文中学校校舎建築促進
に関 する請願(
大野伴睦
君紹介)(第一一三七号) 一二一
私立学校共済組合設立
に関する請願(
松本七郎
君紹介)(第一一三八号) 一二二
指導教諭設置
に関する
請願東井
三代次 君紹介)(第一一七四号) 一二三
職業教育法制定
に関する
請願外
二十件 (
井出一太郎
君紹介)(第一一七五号) 一二四 同外十三件(
小川平二
君紹介)(第一 二一九号) 一二五
育英資金運営
に関する請願(
庄司一郎
君紹介)(第一一七六号) 一二六
産業教育法案
中に
家庭科加入
に関する 請願(
若林義孝
君紹介)(第一二〇一号) 一二七
学校教育法等
の一部改正に関する請願 (
長野長廣
君紹介)(第一二一八号) 一二八
国民プール建設用地決定
に関する請願 (
野村專太郎
君紹介)(第一二二〇号) 一二九
国章制定
に関する請願(
堤ツルヨ
君紹 介)(第一二七八号) 一三〇
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
武藤嘉一
君紹介)(第一三三九号) 一三一 同(
松本七郎
君紹介)(第一四一〇 号) 一三二
産業教育法案
中に
家庭科加入
に関する 請願(
塩田賀四郎
君紹介)(第一三八一号) 一三三 同(
勝間田清一
君紹介)(第 一四一一号) 一三四
教育財政確立
に関する請願(永田節君 紹介)(第一四一二号) 一三五 同(村上勇君紹介)(第一四一三号) 一三六
学校給食法制定
に関する請願(
松本一
郎君外一名紹介)(第一四八四号) 一三七 五大市における
府県立高等学校移管
に 関する請願(
三浦寅之助
君紹介)(第一四八五 号) 一三八
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
苅田アサノ
君紹介)(第一四八六号) 一三九 同(
清藤唯七
君紹介)(第一五四〇 号) 一四〇 同(
竹山祐太郎
君紹介)(第一四八七 号) 一四一 同(
小松勇次
君紹介)(第一四八八 号) 一四二
九州大学放射線従業員待遇改善
に関す る請願(
柳原三郎
君紹介)(第一五四一号) 一四三 本
興寺宝物館建設費国庫補助
に関する 請願(
長野長廣
君紹介)(第一五六七号) 一四四 同(中村幸八君紹介)(第一五九七 号) 一四五
海技専門学院
を
新制神戸商船大学昇格
に関する請願(
首藤新八
君外三名紹介)(第一 五九八号) 一四六
精神修養日制定
に関する請願(關谷勝 利君紹介)(第一五九九号) 一四七
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
小林運美
君紹介)(第一六〇〇号) 一四八 同(
苫米地義三
君紹介)(第一六〇一 号) 一四九 同(
井出一太郎
君紹介)(第一六四七 号) 一五〇 大船大洞窟を
文化財保護法
による史跡
名勝天然記念物
に指定の請願(
佐藤重遠
君外一 名紹介)(第一六五九号) 一五一
産業教育法案
中に
家庭科加入
に関する 請願(
若林義孝
君紹介)(第一六八〇号) 一五二
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
山崎岩男
君紹介)(第一七〇五号) 一五三
学校給食無料実施
に関する請願(苅田 アサノ君外一名紹介)(第一七四一号) 一五四
職業教育法制定
に関する
請願外
九件(
田中重
彌君紹介)(第一七五三号) 一五五
青年師範学校卒業生等
の
教員免許
に関 する請願(
山口好一
君紹介)(第一七六四号) 一五六
産業教育法制定
に関する請願(圖司安 正君紹介)(第一七八七号) 一五七 盲、ろう及び
養護学校教員
の免許に関 する請願(
小林進
君紹介)(第一七八八号) 一五八 学校における
宗教知識
の教育に関する 請願(東井三代次君外二名紹介)(第一八五五 号) 一五九
海技専門学院
を
新制神戸商船大学昇格
に関する請願(
首藤新八
君紹介)(第一八五六 号) 一六〇
学校教育法
及び
私立学校法
の一部改正 に関する請願(福井勇君紹介)(第一九二〇 号) 一六一
精神修養日制定
に関する請願(松永佛 骨君紹介)(第一九四一号) 一六二
共立薬科大学学生寄宿舎建設
に関する 請願(
長野長廣
君紹介)(第一九四二号) 一六三
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
吉川久衛
君紹介)(第一九六〇号) 一六四
大豊中学校災害復旧費国庫補助
の請願 (
圖司安正
君紹介)(第一九六一号) 一六五
天台寺文化財防災施設費国庫補助
の請 願(
小澤佐重喜
君紹介)(第一九八七号) 一六六
社会教育費国庫補助
に関する請願(圖 司安正君紹介)(第二〇九二号) 一六七 六・三
制教育施設整備
に関する請願(
若林義孝
君紹介)(第二〇九四号) 一六八 国旗の
祝日設定
に関する請願(天野公 義君紹介)(第二〇九五号) 一六九
盲人用学用品
の
購入費国庫補助等
に関 する請願(甲木保君紹介)(第二一八七号) 一七〇
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
今野武雄
君紹介)(第二一八八号) 一七一
小学児童完全給食実施
に伴う
施設費国
庫補助等
に関する請願(
平野三郎
君紹介)(第 二一八九号) 一七二
南部小学校雨天体操場新築費国庫補助
の請願(
長野長廣
君紹介)(第二二三五号) 一七三
麻布山善福寺
を史跡に指定の請願(井 手光治君紹介)(第二二三六号) 一七四 国旗の祝日並びに
国旗憲章制定
に関す る請願(
村瀬宣親
君紹介)(第二三一七号) 一七五
幼稚園
の
国費設置
に関する請願(堤ツ ルヨ君紹介)(第二三一八号) 一七六
教職員
の
結核対策強化
に関する請願(
岡良一
君外一名紹介)(第二三五六号) 一七七
伊豫田與
八郎及び
西澤真藏両氏
の事績 を
教科書教材
として採用の請願(
千賀康治
君紹 介)(第二三五七号) 一七八
教育公務員特例法
の一部改正に関する
請願外
十二件(
坂本泰良
君紹介)(第二三五八 号) —————————————
若林義孝
1
○
若林委員長代理
ただいまから
会議
を開きます。
日程
第一一二、
博物館法制定
に関する
請願
、
文書表
第九八〇号を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
2
○
浦口委員
紹介議員
にかわつて御
説明
を申し上げます。
博物館法制定
に関する
請願
、第九八〇号)、
請願者
、
社団法人日本博物館協会長徳川宗敬
、
紹介議員
、
若林義孝
君、
岡延右エ門
君、
高木章
君、本
請願
の
要旨
は、
博物館
は
教育
及び
学芸
上欠くことのできない
施設
であるが、
わが国
の
博物館事業
は欧米のそれに比較して著しく立ち遅れているから、この際
博物館法
をすみやかに制定して、積極的に
博物館
の
発達
を助長し、奨励する策を立てられたいというのであります。
水谷昇
3
○
水谷政府委員
博物館
は
社会教育施設
として重要であるのみではなく、
学術
の
振興
並びに
普及
のために占める役割がきわめて大であるにもかかわらず、今日に至るまで放置され、財政的に維持困難な状態にあり、ために貴重な
文化財
を損耗し、散逸の
危機
にさらされております。この際これを
保護助成
するためには、
博物館法
を制定して、新しい
博物館
の性格を明らかにし、その機能を確立する要に迫られております。幸いに
博物館関係者
により
法案
の準備が進められておりますが、これはまことに時宜に適したものであり、
文部省
といたしましても、そのすみやかな
実現
を哀心より期待しております。これに対しまして全面的に協力をするつもりであります。 —————————————
若林義孝
4
○
若林委員長代理
日程
第一
一三
、
奈良文化財研究所設置
に関する
請願
、
文書表
第九八一号を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
5
○
浦口委員
奈良文化財研究所設置
に関する
請願
、第九八一号、
請願者
、
奈良県知事野村万作
、
紹介議員
、
長野長廣
君、本
請願
の
要旨
は、
奈良
は
わが国文化
の
発生地
であり、世界的古
文化賞料
を包蔵する
奈良
に
美術活動
を活発にすることは、
わが国
が
文化国家
として立つためにも必要であるから、環境的に最もふさわしい土地である
奈良
に
奈良文化財研究所
を
設置
されたいというのであります。
森田孝
6
○
森田
(孝)
政府委員
現在
文化財保護委員会
は、
研究機関
といたしまして、
東京
に
美術研究所
を持つているばかりでありますが、
文化財
の
保護法
の
精神
を徹底して実施いたします上におきましては、
調査研究
の
機関
として、これだけではきわめて不十分であります。従いまして
文化財保護委員会
といたしましても、
東京
におきましても、たとえば
芸能研究
とか、
防災
のための
研究
などの
施設
を、ぜひ設けて参りたいと考えておりますが、
わが国
の
有形古代文化財
につきましては、何といたしましても、京都、
奈良
、滋賀などの
近畿地方
が中心でありまして、現地におきまして、これらに関する
研究施設
を設けることは、絶対に必要であると考えておるのであります。ただ本年度の
予算
につきましては、
文化財保護委員会創立早々
でありましたので、ここまで手が伸びませんでしたが、最近
奈良県庁
におかれましては、県の
施設
を提供しても、これが
設置
を希望いたしておるというお話を承りまして、
文化財保護委員会
といたしましても、
補正予算
その他の
機会
がありましたならば、できるだけ早い
機会
におきまして、これが
予算
の
実現
につきまして努力いたしまして、おそくとも来年度にはぜひ
実現
いたして参りたいと考えておる次第であります。 —————————————
若林義孝
7
○
若林委員長代理
日程
第一一七、
ニユース映画
、
教育映画助成
に関する
請願
、
文書表
第一一〇九号を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
8
○
浦口委員
ニユース映画
、
教育映画助成
に関する
請願
、第一一〇九号、
請願者
、
東京
都中央区木挽町一丁目二十三番地、
星野晃広外
五名、
紹介議員
佐佐木更三君、本
請願
の
要旨
は、
ニユース
、
教育映画事業
に対する
保護助成
のため、すみやかに左の事項を実施されたいというのである。一、
ニユース映画
については、
入場税
を免除し、料金にも一定のわくを設けて、その範囲で免除とし、
危機
にひんしている
映画社
から優先的に融資すること。二、
教育映画
については、
教育映画審査委員会
を作り、そこで
教育映画
と認定された
作品
については、ネガテープフイルム及び
プリント用ポジフイルム
の
フイルム税
を免除し、その
製作会社
の次回
作品用フイルム
を無税とすること。その他優秀な
作品
に対する
補助方法
を講じ、上映に対しても
入場税
の
免税等
の措置を講ぜられたい。という
趣旨
であります。
若林義孝
9
○
若林委員長代理
本
請願
につき
政府
の
意見
を求めます。
水谷政府委員
。
水谷昇
10
○
水谷政府委員
本
請願
の
要旨
は、現在の
ニユース教育映画界
の
経済的事情
に照しまして、無理からぬところであると思われます。
文部省
におきましては、
教育
上重大な要素を持つ
視覚教育
の健全なる
発達
をはかるための適当なる方途を
研究
中でありまして、本
請願
の
趣旨
につきましても、可能な限りその
実現
を期したいと思つおる次第であります。 —————————————
若林義孝
11
○
若林委員長代理
日程
第一一八、
北海道学芸大学拡充
の
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
12
○
浦口委員
北海道学芸大学拡充
の
請願
、第一一一一号、
請願者
、札幌市北三条西五丁目
北海道教育委員会内北海道教育委員会代表
、
西野金助外
十六名、
紹介議員
、
伊藤郷
一君外五名、本
請願
の
要旨
は、
北海道学芸大学
は
道民子弟
の
教育
にあたる
教員
の
養成
を目的としているが、
北海道
における
教員
の
不足
は、無
資格教員
を合せて、およそ一万七千
余人
を数えようとしている。ことに最近毎年の
自然退職教員補充
は千六百五十
余人
を要する現況で、
卒業生
をはるかに越えている。
北海道総合開発計画
によれば、今後十箇年間は、
北海道
の人口が現在の四百三十余万人を倍加する
計画
であるから、
教員不足
がさらに深刻化することは明らかである。ついては、これが
対策
として、すみやかに
北海道
の
教員不足
を解決するために、同
大学
を
拡充
されたいというのであります。
若林義孝
13
○
若林委員長代理
本
請願
につき
政府
の
意見
を求めます。
水谷政府委員
。
水谷昇
14
○
水谷政府委員
北海道
は、その
地域的特質
から、
教員
の供給につきましても十分でない点があるので、
北海道学芸大学
の
拡充
につきましては、当局におきましてもその
必要性
を認めております。それでできるだけ努力したいと考え、目下その点について
研究
を続けております。 —————————————
若林義孝
15
○
若林委員長代理
日程
第一一九、
九州大学放射線従業員待遇改善
に関する
請願
は、
日程
第一四二と
同一趣旨
でありますから、一括して
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
16
○
浦口委員
九州大学放射線従業員待遇改善
に関する
請願
、第一
一三
五号、
請願者
、
九州大学医学部放射線科代表入江英雄
、
紹介議員
、
福田昌子
君、本
請願
の
要旨
は、
放射線医学
の発展とともに、公衆の認識も深まり、現在
放射線診察患者
は増加する一方である。
大学病院
では、
患者
の診療に際し、学徒の
教育実習
が併行されるが、限度時間内に多種多方面に仕事が行われるので、
レントゲン線傷害
の危険が多大である。この
傷害
を防ぐためには、
防護設備
を完全にすることが急務であるが、実験や透視の場合完全に避け得ないことが多い。しかし現在
従業員
の
不足
から
過重労働
を来し、
放射線傷害
をうける場合が多いから、この危険をある程度避けるために
持場交替制
を実施し
放射線従業員
の
待遇
の
改善
をはかられたいというのであります。
若林義孝
17
○
若林委員長代理
本
請願
について
政府
の
意見
を求めます。
水谷政府委員
。
水谷昇
18
○
水谷政府委員
放射線
の業務は相当の危険を伴うものであり、そのために
従業員
の
資格等
につきましては、最近法律が制定されてその向上を期しているので、これに応じて
大学病院
におきましても、被害の防止については十分努力しております。本省におきましても、危険手当の支給等に関しましては、厚生省と協力をいたしまして、人事院と折衝して
実現
に努めておる次第であります。 —————————————
若林義孝
19
○
若林委員長代理
日程
第一二〇、
大垣市立興文中学校校舎建築促進
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
20
○
浦口委員
大垣市立興文中学校校舎建築促進
に関する
請願
、第一
一三
七号、
請願者
、大垣市立興文中
学校
建設促進委員会
委員長
片野忠七外四名、
紹介議員
、
大野伴睦
君、本
請願
の
要旨
は、大垣市立興文中
学校
は、昭和二十二年創立以来いまだに校地校舎なく、他校あるいは他建築物を借用してかろうじて授業を継続している現状であり、しかも現在借用中の大垣高等
学校
校舎は返還しなければならない実情にある。しかして本市の発展とともに、本校生徒数も必然的に増加し、現状のまま推移するならば、
教育
上ゆゆしい事態に陥ることは明らかである。ついては、すみやかに該校校舎を建築されたいというのであります。
若林義孝
21
○
若林委員長代理
本
請願
について
政府
の
意見
を求めます。
水谷政府委員
。
水谷昇
22
○
水谷政府委員
昭和二十六年度
予算
におきまして、建築費を補助するつもりであります。 —————————————
若林義孝
23
○
若林委員長代理
日程
第一二一、
私立学校共済組合設立
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
24
○
浦口委員
私立学校共済組合設立
に関する
請願
、第一
一三
八号、
請願者
、
東京
都千代田区神田一ツ橋
教育
会館日本職員組合 岡三郎外二万千三百五十八名、
紹介議員
、
松本七郎
君、本
請願
の
要旨
は、私立
学校
教職員
は、新日本再建の基盤をなす青少年の
教育
に従事しているが、その
待遇
はきわめて悪く、現在なお病気、災害その他老後に対する保障がないのは、はなはだ遺憾である。ついては、私立
学校
教職員
の
待遇
改善
のため、私立
学校
共済組合法をすみやかに制定し、私立中等
学校
恩給財団をもこれに併合して、これが
予算
の裏づけある実施をされたいというであります。
若林義孝
25
○
若林委員長代理
本
請願
について政の
意見
を求めます。
水谷政府委員
。
水谷昇
26
○
水谷政府委員
私立
学校
教職員
の福祉の向上をはかりますことは、とりもなおさず
学校
教育
の健全な
発達
をはかるゆえんと考えられますので、私立
学校
教職員
共済組合法の制定につきましては、法令上及び
予算
上十分に
研究
し、近い将来におきまして、その
実現
をはかるように努力したいと存じております。 —————————————
若林義孝
27
○
若林委員長代理
日程
第一二二、
指導教諭設置
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
28
○
浦口委員
指導教諭設置
に関する
請願
、第一一七四号、
請願者
、
東京
都神田区三崎町日本大
学校
文学部心理
研究
室内日本応用心理学会当番会長 盛永
四郎
外十九名、
紹介議員
、
東井
三代次君、本
請願
の
要旨
は、中
学校
並びに高
学校
の
教育
において、教科の教授以外に生徒指導の必要が新
教育
の実施とともに痛感されるので、左記の事項をすみやかに
実現
されたいというのであります。(一)
学校教育法
の中に、中
学校
、高等
学校
における生徒指導の専任(担当者指導教諭)を設けることを規定すること。(二)指導教諭の任務は次のごとくする。(イ)指導の分野には、人格指導、社会性指導、余暇指導、問題児指導、校外指導、進学指導、職業指導等を含む。(ロ)指導教諭は校長を補佐して生徒指導の企画、立案、調整に当る。(ハ)指導教諭は全校
教職員
の行う指導の活動を援助する。(ニ)生徒指導に関し、校外諸
機関
の連絡に当るというのであります。
水谷昇
29
○
水谷政府委員
新
教育
における生徒指導の重要性は
請願
の
要旨
の通り痛感されております。いずれの
学校
におきましても、全
教職員
が生徒指導の任に当つておるのであります。従つてほとんどの
学校
では指導係主任を置きまして、
請願
に記されてあるような任務を行つております。
請願
の
要旨
まことにけつこうでありますが、指導教諭に法的根拠を与えなくともすでに行われておることであり、
学校
における他のいろいろな係、たとえば校務主任とか、保健主任と同様に当然存在すべきものであると考えられるのであります。 —————————————
若林義孝
30
○
若林委員長代理
日程
一二五、
育英資金運営
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
31
○
浦口委員
育英資金運営
に関する
請願
、第一一七六号、
請願者
、仙台市弓町五番地留守家族同盟東北大県代表、立花学子、
紹介議員
、
庄司一郎
君。本
請願
の
要旨
は、現在未帰還者留守家族の
子弟
は、学資金に乏しきため、進学不能な状態にあるから、これら
子弟
に対し育英資金を貸し付けられたいというのであります。
水谷昇
32
○
水谷政府委員
奨学資金の貸与につきましては、成績の優秀性のほかに、経済的困難性を重要視して行つておるので、現在未帰還者留守家族の学徒について特別の措置は講じていないので、その実質は明らかでありませんが、経済的に困難なもののうちに、未帰還者留守家族のものは、当然優先的に考慮されております。なお戦争犠牲者その他で知己のないものは昭和二十五年度全奨学生の四六%、これは高校です。それから二七%を
大学
が占めており、引揚者についても一〇%のものが採用されている現状であります。今後とも未帰還者を初め、こうした特殊事情のものにつきましては、十分留意して御
趣旨
に沿うよう努力いたしたいと存じます。 —————————————
若林義孝
33
○
若林委員長代理
日程
第一二七、
学校教育法等
の一部
改正
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
34
○
浦口委員
学校教育法等
の一部
改正
に関する
請願
、第一二一八号、
請願者
、横浜市南区大同時百四十三番地、林知義、
紹介議員
、
長野長廣
君。本
請願
の
要旨
は、行政事務再配分に関する地方行政調査委員会
会議
の中で、
教育行政
について指摘された改革措置に対しては、
五大市
教育
委員会は賛意を表し、特に
五大市
の地域内における高等
学校
の
設置
責任は一元的に
五大市
が負うということについては、
五大市
教育
委員会としてはあらゆる
教育
的見地からその必要を痛感していた。ついてはこれがすみやかなる実施をはかるため、
学校教育法等
の一部を
改正
されたいというのであります。
水谷昇
35
○
水谷政府委員
教育
に関する事務の再配分につきましては、地方行政調査委員
会議
からの勧告があり、その中に府県立高等
学校
の
五大市
への移管も論ぜられておりますが、このことにつきましては行政事務の再配分全般にわたつて現在検討中であります。この問題のみを切り離すことは財政上の措置をする上からいつても好ましくないので、これとの関連において考究したいと存じます。 —————————————
若林義孝
36
○
若林委員長代理
日程
第一二八、
国民プール建設用地決定
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
37
○
浦口委員
国民プール建設用地決定
に関する
請願
、第一二二〇号、
請願者
、
東京
都
会議
員 清水長雄外九名、
紹介議員
、
野村專太郎
君。本
請願
の
要旨
は、
わが国
青少年に水泳を通じて平和日本と
文化国家
の将来を背負う健全な国民として国際社会に勇躍させるため、修練並びにリクリエーシヨンのために国民プールの建設は必要である。ついては国策的水泳プールの建設用地として、新宿御苑西北端の一部を決定されたいというのであります。
水谷昇
38
○
水谷政府委員
水泳は広く
わが国
民の間に
普及
し、ことに青少年の愛好するスポーツであります。従つて水泳場に恵まれない都会地におきましては多数のプールを建設して、これを開放することはきわめて意義があることであります。この意味合いにおいて国民プールが建設されることは望ましいことでありますが、本
請願
のプールの用地問題につきましては所管外でありますので、
意見
を申し述べることは差控えたいと存じます。 —————————————
若林義孝
39
○
若林委員長代理
日程
一二九、
国章制定
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
40
○
佐藤
(重)委員
紹介議員
にかわつて
説明
いたします。
請願者
は滋賀県大津市白玉町二十番地西片平次郎、
紹介議員
は
堤ツルヨ
君であります。本
請願
の
要旨
は、戦後六回目の新春を迎え、講和
会議
の締結せられるときにあたり、国民の真心を表象する国章の制定は意義あるものと考えるから、別紙図案に基き、国会においても本章制定に協力されたいというのであります。
水谷昇
41
○
水谷政府委員
国民の真心を表象する国章の制定は意義あるものと思いますが、今日国民の真心を表象する国歌にしても、国家のシンボルとしている日の丸にいたしましても、その起源はきわめて遠く、古い伝統を持つておりまして、また国民の自然に盛り上る感情が今日の国歌君が代をつくり、
国旗
日の丸をつくつたのであります。従つて国章もこのように国民の盛り上る感情より出たものでなければ、国章の意義がないと考えられるのであります。 —————————————
若林義孝
42
○
若林委員長代理
日程
第
一三
七、
五大市
における
府県立高等学校移管
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
43
○
佐藤
(重)委員 本
請願
の
請願者
は横浜市中村源兵衛でありまして、
紹介議員
は
三浦寅之助
君であります。本
請願
の
要旨
は、各都市は、すでに小学区制を実施し、
教育
の
機会
均等、
学校
差の解消等の根本問題の解決に努力しているとき、
五大市
内に
設置
されている府県立高等
学校
を当該都市
教育
委員会に移管することは緊急事である。ついては、すみやかに
五大市
内にある府県立高等
学校
を当該都市
教育
委員会に移管されるよう措置されたいというのであります。
水谷昇
44
○
水谷政府委員
これは前にお答えいたしました第一二七の
請願
と内容が同じでありますので、お答えも同様であります。 —————————————
若林義孝
45
○
若林委員長代理
日程
第一四三、本
興寺宝物館建設費国庫補助
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
46
○
佐藤
(重)委員
請願者
は静岡県浜名郡鷲津町本興寺住職高橋日猷外五名でありまして、
紹介議員
は
長野長廣
君であります。本
請願
の
要旨
は、静岡県浜名湖西岸にある本興寺は、浜名八景の一として名勝地に
指定
され、県立公園の一環として知られている。本興寺には、旧国宝法華経絵曼陀羅を初め多数の
文化財
を所蔵しているが、その保管方法はきわめて不完全で、盗難火災の危険少くなく、常時展示の設備もないので、今回浜名湖一帯が県立公園に
指定
されたのを
機会
に宝物館を建設して保存を完全にし、大衆の文化教養を高めることになつた。ついては、自力のみではとうていその達成は困難であるから、宝物館建設費を国庫をもつて補助されたいというのであります。
森田孝
47
○
森田
(孝)
政府委員
静岡県の本興寺には、旧国宝の絹本著色の法華経、曼陀羅の図が四幅保存されておりますが、このために宝物館を建設されたいという地元の御意向は、まことにけつこうだと存ずるのでありますが、現在国の
予算
におきましては、かかる宝物館の建設費の補助金は計上されておらない状態でありまして、わずかにこういう国宝につきましては、
防災
施設
として僅少の
予算
があるのみであります。従いまして将来これらの点につきまして、十分に調査の上で
予算
を計上いたしまして、御
趣旨
に沿いたいと考えておる次第であります。 —————————————
若林義孝
48
○
若林委員長代理
日程
第一四五、
海技専門学院
を
新制神戸商船大学昇格
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
49
○
佐藤
(重)委員 本
請願
の
請願者
は兵庫県知事岸田幸雄外十名であり、
紹介議員
は
首藤新八
君、松澤兼人君、有田喜一君、原健三郎君であります。本
請願
の
要旨
は、
わが国
経済自立の第一条件として海運の早急な整備
拡充
が要望されているが、海運の充実は船腹の増強と、これに配する優秀船員をもつて、初めて所期の目的を達成し得るものである。ついては、昭和二十七年度より現在の
海技専門学院
を新制神戸商船
大学
に改組し、優秀船員の
養成
に着手されたいというのであります。
水谷昇
50
○
水谷政府委員
商船
大学
は海上勤務者の
教育
という特殊な性格を有しておるので、その学制、定員なり数なりは、船腹の増強
計画
と関連し、船員の需要に応じて決定しなければならない上に、現在の
海技専門学院
は運輸省の所管であるので、その措置については運輸省の意向も聞いて、慎重に
研究
しなければならぬと考えております。この問題については、私から運輸省の関谷政務次官に交渉をいたしまして、運輸省において十分にこの内容を充実してもらい、設備の充実をはかつてもらうということにして、商船
大学
に昇格をしようということを交渉して、よりより話合いをしておるのでありますが、目下のところでは、これはまず船員の再
教育
所でありますから、それとして内容を充実すること、設備も充実する、こういうことにひとつ進んで行こうという話合いになつておりますので、今ただちにこの
請願
にあるような、二十七年度からというわけには参りますまいと考えております。 —————————————
若林義孝
51
○
若林委員長代理
日程
第一四六、
精神修養日制定
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
52
○
佐藤
(重)委員 本
請願
の
請願者
は京都市日本聖徳会長高橋常雄、
紹介議員
は
關谷勝
利君であります。本
請願
の
要旨
は、最近の青壮年層は、思想、道義等において、きわめて頽廃的であるから、これが教化指導をはかるため、公務員、各種会社員等を会場に集合せしめ、毎月一回、第一土曜か日曜日を
精神
修養日と定め、修養講座を開催されたいというのであります。
水谷昇
53
○
水谷政府委員
御
趣旨
は了承いたしますが、これらは国において修養日を定めるようなことはしないで、各職場において自主的に展開するのが望ましいのであると考えます。強制は形式に流れるおそれがありまして、避けるべきであろうと考えておる次第であります。 —————————————
若林義孝
54
○
若林委員長代理
日程
一五〇、大船大洞窟を
文化財保護法
による
史跡
名勝天然記念物
に
指定
の
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
55
○
佐藤
(重)委員 本
請願
の
請願者
は、横浜市の大船大洞窟奉讃会長川瀬末吉外二名でありまして、
紹介議員
は私と
浦口
鉄男君でございます。本
請願
の
要旨
は、大船大洞窟は、洞内約一里に及び五重洞にして、全岩面には大彫刻千余があり、世界的な大洞窟を存しているにかかわらず、永年閉門同様になつているので、この際、大洞窟の文化的価値を生かし、人々をして昔の学理化学を知らしめるため、これが保護を加えることは緊要である。さらに当山一帯の保護をはかり、
施設
を整え、良質なラジユーム温泉の沸出もあつて、
文化国家
の建設の途上にある観光
施設
を施すことは、ひいては外貨の獲得と産業の発展に寄与すること多大である。ついては、大船大洞窟を
文化財保護法
による
史跡
名勝天然記念物
に
指定
されたいというのであります。 なおついでに敷衍いたしますが、実は私と
浦口
議員と委員部の高原君と、先般実地を視察して参つたのでありまして、今までほとんど世に知られなかつたこういう珍しいものが、しかも帝都のすぐそばにあることを見て、非常に驚いたような次第でありましたが、この
請願
にあるしことは、一通りもつともなことだと考えております、何とか世に出していただきたい、こう考える次第であります。ただこの大洞窟のあるお寺の坊さんに井上という坊さんがいるのでありますが、この洞窟を自分の私有物だと主張し、この奉讃会の会長に五十万円ほどよこせということを要求しているといううわさなのであります。ほんとうかうそかわかりませんが、私ども実地を見、またこの坊さんと少しばかり談話を交換したときの感じ等から判断いたしますと、どうもこれはほんとうじやないか、あまりこれは感心した坊さんじやなさそうなんです。はなはだどうかと思つて、内心いやな感じをしたようなことでもありました。ことに洞窟を視察している最中、はなはだ怪奇虚誕なことを話して、妙な印象を受けたのでありますが、そういうことも、この新しい時代に、はなはだふさわしくないことだと思いますし、こういつたような種類の、悪僧とまでは言わぬまでも、一種の妖僧ではないかと思つたほどであります。近ごろどうもいろいろな宗教が多くて、そういう
精神
界のことを受持つている人たちが、かつてなことをすることは、はなはだおもしろくないと、実は考えておるようなわけであります。どうか
文部省
としても、ひとつ県の
教育
委員会に通知でもして、十分に実相をお調べになり、大いに新しき時代の要求に沿うような、適当なる方法を講じていただきたい、こう考える次第であります。あわせて
意見
を開陳いたしておきます。
森田孝
56
○
森田
(孝)
政府委員
大船の大洞窟につきましては、実は
文化財保護委員会
といたしましては、資料が現在全然ございませんので、よく調査いたしまして、
指定
の可否について、将来考究して参りたいと考えておりますが、そのあとでおつけ加えになりましたことは、これはむしろ文部本省の宗教関係の行政の部面に入りますので、
文化財
の保護委員会といたしましては、純学理的に考えまして、
指定
の可否を考究して参りたいと考えております。
水谷昇
57
○
水谷政府委員
文部省
といたしましては、よく調査いたしまして善処したいと考えております。 —————————————
若林義孝
58
○
若林委員長代理
日程
一五五、
青年師範学校卒業生等
の
教員免許
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
59
○
佐藤
(重)委員 本
請願
の
請願者
は、福井市福井
大学
福井青年師範
学校
同窓生代表新倉成律外二千二百十名、
紹介議員
は
山口好一
君であります。
請願
の
要旨
は、
免許
法の
改正
により、青年師範
学校
卒業生
に対する実業
教員
無試験検定の出願の道が昭和二十二年度以降
卒業生
の者には閉され、その出願期日も昭和二十五年三月末で打切られることになつたため、昭和二十二年度以降の
卒業生
は非常に不利な立場に置かれるから、昭和二十二年度卒業者及び在校生、並びにそれ以前の出願もれの者に対しても無試験検定による実業
教員免許
状取得の
機会
を与えられるよう法令を
改正
されたいというのであります。
水谷昇
60
○
水谷政府委員
従来青年師範卒業者は、他の高専等の卒業者と同様、経歴検定受検の場合、経験年数のみでよかつたのでありますが、今次の制度改革により、相当単位の現職
教育
を受けることになつたのであります。青年師範卒業者のみの問題ではなく、一般的な問題であつて、古い者の既得権と、新しい者との間のこの程度の開きは、制度改革には免れないものと考えられます。青年師範卒業者は、施行法第二条の規定により、中
学校
の二級普通
免許
状と、高等
学校
の仮
免許
状とを受けることができることになつておりますので、将来は新
免許
法の
精神
に従いまして、現職
教育
の単位を修めて、上級
免許
状に進むのが適当であり、従つてこのために施行法を
改正
する必要はないものと考える次第であります。 —————————————
若林義孝
61
○
若林委員長代理
日程
一五七、盲、ろう及び
養護学校教員
の
免許
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
佐藤重遠
62
○
佐藤
(重)委員 本
請願
の
請願者
は、
東京
都江東区深川越中島八番地日本
教職員
組合特殊
学校
部長今村治、
紹介議員
は
小林進
君であります。
請願
の
要旨
は、盲、ろう及び養護
学校
の
教員免許
状の建前は、小
学校
、中
学校
、高等
学校
または
幼稚園
の
教員
の
免許
状を有することが前提となつているが、
政府
原案の
教育
職員
免許
法の一部を
改正
する法律案によれば、小、中、高、幼の
教員
の一級
免許
状を有する者でも盲、ろう、養護
学校
の
教員
になれば、すべてこれらの
教員
の仮
免許
状に格下げされる結果となり、また単位増加による取得は実に負担過重となるので、
教育
職員
免許
法の一部を
改正
する法律案中の「別表七中、盲
学校
、ろう
学校
または養護
学校
の
教員
の一級普通
免許
状の項の第四欄に六を加える」を削除されたいというのであります。
水谷昇
63
○
水谷政府委員
別表の第七は、本法立案の際、特殊
教育
の
教員
養成
施設
の実情にかんがみ、特別の考慮を払つたものでありますが、その後における当該
教員
養成
施設
並びに現職
教育
施設
の強化に応じまして、また他との均衡も考え、相当の単位の所得を必要とすることとしたのであります。 〔
若林委員長代理
退席、
佐藤
(重)委 員長代理着席〕 —————————————
佐藤重遠
64
○
佐藤
(重)
委員長
代理
日程
一五八、
学校
における
宗教知識
の
教育
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
65
○
浦口委員
学校
における
宗教知識
の
教育
に関する
請願
、第一八五五号、
請願者
、
奈良
県丹波市町日本宗教学会代表、岸本英夫、
紹介議員
、
東井
三代次君外二名。本
請願
の
要旨
は、社会の
精神
的秩序を高め、宗教的情操を養うために、国民に宗教に関する基本的知識を与えることは緊急を要することであるから、日本宗教学会は宗教の
学術
的
研究
を目的とし、
文化国家
の基本的要請として、左の事項を早急に
実現
されたいというのであります。一、中等
学校
社会科において、実施中の宗教単元を、さらに整備増強すること。二、
教育
大学
、
学芸
大学
、教養学部の後期課程に宗教学、宗教史を加えること。三、
大学
前期の教養学課日中に宗教学、宗教史を加えること等であります。
水谷昇
66
○
水谷政府委員
学校
教育
において宗教的知識に関連を持つ教科としては、国語、社会、音楽、図工等がありますが、中でも社会科特に中
学校
の社会科はこの方面に最も大きな貢献をしておるのであります。すなわち中
学校
第二、三学年において課せられる日本史においては、
わが国
のおもな宗教の
発達
及びその社会生活に及ぼした影響が教えられておるのであります。さらに中
学校
三年の一般社会科では、宗教は社会生活に対してどんな影響を与えて来たかの問題を中心とする指導
計画
があつて、ここでは日本や世界のおもな宗教やその形態、諸宗教の
発達
史、個人及び社会生活に対する宗教の影響、宗教と現代生活との関係等についてまとめて学習し、これらに関係ある宗教的知識が十分に授けられるようになつております。この学習に利用される教科書も刊行されております。次に
大学
における一般
教育
及び専門
教育
の科目は、
大学
の基準に基き、その
大学
の目的、使途に応じて編成されるのでありまして、宗教及び宗教史をその科目に加えることは、
大学
の
教育
内容を豊富ならしめる点において適切であると考えられるのであります。 —————————————
佐藤重遠
67
○
佐藤
(重)
委員長
代理
日程
第一五九、
海技専門学院
を
新制神戸商船大学昇格
に関する
請願
を
議題
といたします。本
請願
は
日程
第四六と同じものでございまして、すでに済んでおりまするから省略いたします。なお
日程
第一六一、
精神
修養目制定に関する
請願
を
議題
といたしまするが、これも
日程
第一四六と同じでございまするので、省略いたします。
日程
第一六二、
共立薬科大学学生寄宿舎建設
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
68
○
浦口委員
共立薬科大学学生寄宿舎建設
に関する
請願
、第一九四二号、
請願者
、共立薬科
大学
代表
理事
工藤鐵男、
紹介議員
、
長野長廣
君。本
請願
の
要旨
は、
東京
都港区芝公園六号地四番、五番、六番にまたがる鉄骨コンクリート建物は、共立薬科
大学
の寄宿舎として十数年間使用して来たものであり、昭和二十年九月、米軍八寄宿舎として接収され、現在は、芝パークホテル株式会社の経営で、バイヤーのホテルとなつているが、同校では寄宿舎を失つて開校できず、一時葛飾区の会社の寮を借りたが、それが売却されたため、空け渡しを要求され困惑している。ついては学生寄宿舎の建設は緊急を要しているので適当な措置を講ぜられたいというのであります。
水谷昇
69
○
水谷政府委員
共立薬科
大学
の寄宿舎は、昭和二十年九月二十七日接収せられ、同年十月八日より米軍宿舎として使用されていましたが、昭和二十三年五月十三日付の連合国軍総司令部経済科学局よりの覚書により、バイヤーのホテルに使用することを条件に接収解除となり、通商産業省の管理下において芝パークホテル株式会社がその運営受託者となり経営にあたり現在に至つているので、
学校
側の寄宿舎返還の
請願
に関しましては、総司令部よりの覚書の点を十分に考慮して処理されなければならぬと思うのであります。現在芝パークホテルとして使用されている建物は、共立薬科
大学
が昭和九年九月建築以来、十数年間学生寄宿舎として使用し、常に二百名内外の学生を収容して来ていたのであつて、昭和二十年九月に接収されて後は、都内五箇所に計五十四名の学生を分宿収容しているが、学生総数約四百名中、その約半数二百名くらいの全国各地より入学している入舎希望者の学生を収容するのには、はなはだ不十分な状態であるので、総司令部よりの覚書の
趣旨
が他の方法によつて達せられるならば、
学校
より
請願
の通り宿舎の返還されることは、
教育
上望ましいことであると思われるのであります。 —————————————
佐藤重遠
70
○
佐藤
(重)
委員長
代理
日程
第一六 ○、
学校教育法
及び
私立学校法
の一部
改正
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介
者の
趣旨
説明
を求めます。
浦口鉄男
71
○
浦口委員
学校教育法
及び
私立学校法
の一部
改正
に関する
請願
、第一九二 ○号、
請願者
は全国高等
学校
夜間
教育
協会代表鈴木佐市、
紹介議員
福井勇
君。本
請願
の
要旨
は、夜間
教育
の特質を発揮し、かつ、その顯著な進展を期するため、
学校教育法
及び
私立学校法
の一部を次のように
改正
されたいというのである。(一)
学校教育法
弟四十四条第一項中「夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程(以下定時制の課程と称する)」を「夜間において毎日授業を行う課程(以下夜間の課程と称する)または特別の時期及び時間において授業を行う課程(以下定時の課程と称する)」に改め、同条第二項「高等
学校
には通常の課程を置かず又は前項の課程の一つのみを置くことができる」に改める。(二)
学校教育法
第四十六条の但書を「但し第四十四条第一項の課程を置く場合は、その修業年限は三年を超えるものとすることができる」に改める等であります。
水谷昇
72
○
水谷政府委員
夜間
教育
の特質を考慮して、その
振興
を期そうという御
趣旨
につきましては同感でありますが、現行法においても夜間の課程を認め、大いにその特色を発揮できるようにしてあるのであります。 次にその修養年限は通常の
教育
課程とのつり合いより考えまして、現行法通り四年とすることが妥当であると考えられるのであります。
若林義孝
73
○
若林
委員 この件に関しまして、かつて私からもこの
請願
の
趣旨
と同じような意味において
説明
を求めたのでありますが、劔木次官からであつたかと思うのでありますが、御答弁があつたのであります。画一的の
教育
にならずに、優秀なる学生は努力次第によつて、相当短期間に目的を達成できるような
機会
を与えるということが、大切ではないかと考えるのであります。同じ通学をいたしておりましても、その努力の仕方によつて、非常に差異が生じて来ると考えますので、努力をする者にはその
機会
を与えられるという道を開いておくということが、必要ではないかと考えるのであります。この点当局として考慮する余地を持つておられるかどうか、あくまで画一的な行き方でやろうとするお気持であるかどうか。今の
請願
のような文章に法文を直して行くかどうかについては、技術的なことでありますから御
研究
を願うことにして、その道を開いてやることが必要ではないかと考えますが、この点についての御所見を承りたい。
水谷昇
74
○
水谷政府委員
ただいまの
若林
君の御説はごもつともにも考えます。努力する者と努力しない者とは、ことに夜間の
教育
では非常に差ができると考えるのであります。従つてそういう便法が講ぜられれば、まことに好都合であろうと思いますが、なかなかこれは至難のこととも考えられます。よく
研究
をいたすことにいたします。 —————————————
佐藤重遠
75
○
佐藤
(重)
委員長
代理
日程
第一六四、
大豊中学校災害復旧費国庫補助
の
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
76
○
浦口委員
大豊中学校災害復旧費国庫補助
の
請願
、第一九六一号、
請願者
山形県最上郡豊田村長堀米常藏外一名、
紹介議員
は図
司安正
君であります。本
請願
の
要旨
は、山形県最上郡豊田、豊里両村組合立大豊中
学校
は、新築工事進捗中のところ、去る二月十日突風のため災害をこうむり、約三百万円の損害となり、窮乏をきわめる両村の財政ではとうていこれが復旧費の捻出は困難である。ついては、実情調査の上、災害復旧補助金を交付されたいというのであります。
水谷昇
77
○
水谷政府委員
原則といたしましては、災害復旧費補助は、広汎な地域にわたつておる特定の災害に限られているので、このような地域的災害には補助は困難であるのであります。しかし実情をよく調査いたしまして、考慮の余地があれば補助をいたしたいと考える次第であります。 〔
佐藤
(重)
委員長
代理退席、
若林
委 員長代理着席〕 —————————————
若林義孝
78
○
若林委員長代理
日程
第一六五、
天台寺文化財防災施設費国庫補助
の
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
79
○
浦口委員
天台寺文化財防災施設費国庫補助
の
請願
、第一九八七号、
請願者
岩手県二戸郡浄法寺町大字御山字御山久保三十番地天台寺住職北嶺亮詮、
紹介議員
は
小澤佐重喜
君であります。本
請願
の
要旨
は、岩手県二戸郡浄法寺町大字御山字御山久保にある天台寺は、重要
文化財
として、保存
施設
の
設置
を急がれ、とりあえず自動火災感応器、貯水槽、消火器、警報器、
文化財
保存箇所一部改造、地方消防連絡道路管理者の常在などの勧告を受けたが、その工費は五十万を越える膨大な額になつているから、全額を負担することは不可能である。ついては、国庫において、そのうち四十万六千円をすみやかに補助されたいというのであります。
森田孝
80
○
森田
(孝)
政府委員
重要
文化財
の
防災
設備は、建設物と宝物あるいは所在地の環境等によつてその
施設
の種類、緩急を考えて行かなければならないのであります。昨年
文化財保護委員会
におきましては、全国の各都道府県にその現状を照会いたしまして、現在全国的な
計画
を立案中であります。天台寺の宝物の
防災
施設
につきましては、地元で非常に御熱心に
計画
されておりますので、岩手県当局ともよく打合せました上で、先ほど申し上げました全国的な
防災
計画
と照し合せまして、将来考慮して参りたいと思うのであります。
浦口鉄男
81
○
浦口委員
この際ちよつとお伺いをいたしておきますが、二十六年度の
文化財保護委員会
の
予算
総額と、そのうち
防災
費にどのくらい充てられているか、お聞きしておきたい。
森田孝
82
○
森田
(孝)
政府委員
二十六年度の委員会の全体の費用は四億二千万円でありますが、そのうち
防災
関係に充てられておりますのが、二千七百万円であります。二千七百万円ありますけれども、現在先ほど申しました全国の
防災
計画
を勘案しますと、約十億に達するのでありまして、目下消防庁とその
計画
についての内容を検討中であるわけであります。従つてその二千七百万円は、その第一箇年の
計画
として消化すべく、目下準備いたしておるわけであります。 —————————————
若林義孝
83
○
若林委員長代理
日程
一六六、
社会教育費国庫補助
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
84
○
浦口委員
社会教育費国庫補助
に関する
請願
、第二〇九二号、
請願者
、山形市旅籠町山形県
教育
委員会代表、塚原主計。
紹介議員
、
圖司安正
君。本
請願
の
要旨
は、国及び地方公共団体の社会
教育
における任務は、社会
教育
法第三条に示す通り、すべての国民があらゆる
機会
、あらゆる場所を利用して、みずから実際生活に即する文化的教養を高めるような環境を醸成するよう努めるにあるが、これが目的達成には社会
教育
関係者の熱意のみに期待した微温的財政措置にとどまらず、積極的に国の任務として、
社会教育施設
の
設置
、
拡充
に画期的な経費支出が必要である。ついては、
文化国家
建設のため、社会
教育
費に対して、国
庫補助
されたいというのであります。
水谷昇
85
○
水谷政府委員
社会
教育行政
の
振興
のために、これに要する経費を十分ならしめることは、今日の緊急事でありますが、地方公共団体のこれに要する経費は、原則として地方財政平衡交付金を含む一般地方財源によつて、まかなわるべきものであります。従つて本
請願
の具体化のために、地方財政平衡交付金の中に、十分の社会
教育
費を計上するように努力し、さらに奨励的な補助金として計上されております。
公民館
、図書館に対する補助金額を増額するように、努力したいと考えております。 —————————————
若林義孝
86
○
若林委員長代理
日程
一六八、
国旗
の
祝日設定
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
87
○
浦口委員
国旗
の
祝日設定
に関する
請願
、第二〇九五号、
請願者
、
東京
都墨田区隅田町三丁目五百二十七番地木村元吉外五名、
紹介議員
、
天野公
義君。本
請願
の
要旨
は、全国八千万国民が宿望した講和
会議
も今秋には開催される見通しが明らかとなつた今日、われわれ日本国民は現実の世界情勢に活眼を開き小児病的観念に惑わされず、健全なる道を自由に大担率直に勇気をもつて進むためには、
国旗
に対する観念を明瞭にしなければならない。ついては、
国旗
日の丸を祝祭日に設定されたいというのであります。
水谷昇
88
○
水谷政府委員
国旗
日の丸を国民の
祝日
に掲揚することは、従来も強調して来たのでありますが、国民が
祝日
を祝い、感謝し、国民感情の自然的な発露によつて、自発的に
国旗
を掲揚することにより、初めて
国旗
掲揚の意義が存するのでありまして、これを法律等で強制することはどうかと考えられるのであります。 —————————————
若林義孝
89
○
若林委員長代理
日程
一六九、
盲人用学用品
の講入費、国
庫補助等
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
90
○
浦口委員
盲人用学用品
の講入費国
庫補助等
に関する
請願
、第二一八七号、
請願者
、福岡県山門郡柳川町細工町、眞武俊一外二百十五名、
紹介議員
、
甲木保
君。本
請願
の
要旨
は、現在盲児を持つ多くの父兄は経済的負担過重のため、盲児を就学させることができない状態にある。ついては、これが完全就学を期すため、盲
学校
用学用品の購入費に対し国庫をもつて補助されるとともに、これら学用品のメーカーに対する資材の優先的配給等を実施し、もつて就学費を少しでも軽減されたいというのであります。
水谷昇
91
○
水谷政府委員
盲児につきましては、現在昭和二十六年度に入学する児童に対する教科用図書の給与に関する法律によりまして、義務
教育
無償の一環として、盲
学校
の第一学年に入学した児童には、必要な教科用図書が給与されることになつております。将来この制度を、特に盲聾唖児については拡張したいと考えております。また現在生活
保護法
の適用を受けるものにつきましては、
教育
補助の制度があり、学用品のみならず通学用品等も支給されることになつております。学用品のメーカーに対する資材の割当とかまた配給等は、現在
文部省
は取扱つておりませんが、これらのメーカーより特に必要な資材のあつせん方を依頼されれば、できるだけ関係方面に折衝して、入手できるようにしたいと考えております。
浦口鉄男
92
○
浦口委員
この際ちよつとお伺いしておきますが、ことしの配給は、一般小学生と同じように国語と算数の教科書だけであつたか、それともそのほかの全教科書、ひいては学用品まで配給したのであるか、その点ちよつと伺つておきます。
水谷昇
93
○
水谷政府委員
一般の児童に対しては、ただいまおつしやつた通りでありますが、育児に対しましては点字の教科書等も給与したのでありますが、学用品はまだ給与いたしておりません。将来は二年、三年、四年、五年、六年というふうに
拡充
をいたしまして、さらに中
学校
にまで及ぼしたいと考えておりますが、そういうふうに教科書の給与ができましてから、さらに学用品までに及ぼして行きたいと考えております。 —————————————
若林義孝
94
○
若林委員長代理
日程
一七一、
小学児童完全給食実施
に伴う
施設費国
庫補助等
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
95
○
浦口委員
小学児童完全給食実施
に伴う
施設費国
庫補助等
に関する
請願
、第二一八九号、
請願者
は多治見市議
会議
長長谷川亮三、
紹介議員
は
平野三郎
君であります。本
請願
の
要旨
は、今回、全国市制施行地域の小
学校
児童に対し、完全給食を実施することになつたが、これが完全実施については
施設
の充実及び専任職員の
設置
等を必要とするので、
施設
費の助成並びに専任職員の常置方を次のごとく要望するというのである。一、給食
施設
整備には一校につき五十万円を要するから、所要経費の二分の一以上を助成すること。二、給食専任職員の常置は市に栄養士一名ないし二名、各校に給食専任の
教職員
一名他に児童三百名に対し一名の割合で給食婦を常置すること等。 以上であります。
水谷昇
96
○
水谷政府委員
給食設備の整備につきましては、完全給食実施上最も酒養なことであるので、
文部省
では衛生、安全、上等の見地から、その給食設備が完成した
学校
に対しましてのみ、完全給食の実施を奨励する方針をとつております。そうして小麦、ミルク等の
政府
配給物資を無料配給しているので、目下
施設
費に対する全面的な国
庫補助
は望まれませんが、公共事業費により全国各地に模範調理室を昭和二十五年度から開設しておるのであります。給食専任職員の常置も重要でありますから目下考究中であります。
浦口鉄男
97
○
浦口委員
この際ひとつこれもお伺いをしておきたいのでありますが、講和が成立後も完全給食を続けたいし、また続けるという
政府
の方針が大体おきまりのようにも承知しておりますが、その際給食法というふうなものをおつくりになるということも聞いておりますが、その点どの程度進行しておりますか、お聞きしておきたいと思います。
水谷昇
98
○
水谷政府委員
この問題につきましては、閣議において将来続けてやることにきめておるのでありますが、給食法についても、将来財政的な面を考慮いたしまして、ただいま
研究
中でありまして、まだ提案するところまで至つておりません。 —————————————
若林義孝
99
○
若林委員長代理
日程
第一七二、
南部小学校雨天体操場新築費国庫補助
の
請願
(第二二三五号)を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
100
○
浦口委員
南部小学校雨天体操場新築費国庫補助
の
請願
、第二二三五号、
請願者
、山形県西村山郡谷地町長、市川清矩、
紹介議員
、
長野長廣
君。本
請願
の
要旨
は、山形県西村山郡谷地町立南部小
学校
は、創立当時四百名の児童を対象として建築されたが、累年の児童数の増加により教室の
不足
を来し、ついに雨天体操場を教室に模様がえするのやむなきに至つたため、現在、体操場としては五十五坪の狭隘な体操場のみとなり、八百名の児童の収容は無理で、雨天あるいは冬季間における体育の時間はもちろん、種々
教育
上に大なる支障を来している。ついては、児童の健康
教育
の重要性にかんがみ、雨天体操場新築費を国
庫補助
されたいというのである。 以上であります。
水谷昇
101
○
水谷政府委員
原則といたしましては、小
学校
生徒の自然増加に伴う校舎の建築については、補助をしていないのであります。雨天体操場についても同様であります。特に雨天体操場の補助のわくは非常に少いので、このような場合の補助は困難であります。これは新制中学の分が完成いたしますれば、その先は小
学校
の老朽校舎の改築に対する補助、あるいはまた自然増加に対する校舎建築に対しての補助も考えられると思いますが、ただいまのところは今申し上げた通りであります —————————————
水谷昇
102
○
水谷政府委員
原則といたしましては、小
学校
生徒の自然増加に伴う校舎の建築については、補助をしていないのであります。雨天体操場についても同様であります。特に雨天体操場の補助のわくは非常に少いので、このような場合の補助は困難であります。これは新制中学の分が完成いたしますれば、その先は小
学校
の老朽校舎の改築に対する補助、あるいはまた自然増加に対する校舎建築に対しての補助も考えられると思いますが、ただいまのところは今申し上げた通りであります
若林義孝
103
○
若林委員長代理
日程
第一七三、
麻布山善福寺
を
史跡
に
指定
の
請願
第二二三六号を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を願います。
浦口鉄男
104
○
浦口委員
麻布山善福寺
を
史跡
に
指定
の
請願
、第二二三六号、
請願者
、
東京
都港区麻布山元町三十番地善福寺住職麻布照海外十名、
紹介議員
、井
手光治
君。本
請願
の
要旨
は、善福寺は、
東京
都旭区麻布山元町三十番地に所在し、真宗本願寺派の寺院であるが、安政六年六月七日から、明治八年十二月八日まで、米国公使館として幕府から公的に
指定
され、初代アメリカ駐日公使タウンセンド・ハリス以下の職員が宿泊し、
わが国
初期外交史上記念すべき寺院であつた。昭和二十年五月二十五日の戦災で寺院は焼けたが、古文書、記録等は焼失をまぬがれることができた。昭和二十四年十一月、ハリス当時の建築物を模して、仮堂八十坪を再建し、周囲の丘も昔ながらの原形をとどめている。ついては善福寺を初代米国公使館遺跡として
指定
されたいというのである。 以上であります。 〔
若林委員長代理
退席、
小林
(信)
委員長
代理着席〕
森田孝
105
○
森田
(孝)
政府委員
善福寺につきましては、空襲で建物が全焼しておりますので、近い時代の
史跡
といたしまして旧規模について遺憾の点がないではありませんが、なおよく現状を調査の上、その取扱いについて考究いたしたいと存じます。 —————————————
小林信一
106
○
小林
(信)
委員長
代理
日程
一七四、
国旗
の
祝日
並びに
国旗憲章制定
に関する
請願
、第二三一七号、
日程
一七五、
幼稚園
の
国費設置
に関する
請願
、第二三一八号は、
紹介
者の
説明
並びに答弁を省略いたします。 —————————————
小林信一
107
○
小林
(信)
委員長
代理 次は
日程
一七七、
伊豫田與
八郎及び西澤眞藏両氏の事績を
教科書教材
として採用の
請願
、第二三五七号を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
をお願いいたします。
浦口鉄男
108
○
浦口委員
伊豫田與
八郎君及び西澤眞藏両氏の事績を
教科書教材
として採用の
請願
、
請願者
、愛知県碧海郡上郷村大字上野、野田鍬一郎、
紹介議員
、
千賀康治
君。本
請願
の
要旨
は、都築彌好、
伊豫田與
八郎、岡本兵松、西澤眞藏は、明治用水の鑿功労者として、愛知県碧海郡安城町の明治川神社にまつられ、郷土の偉人として追慕されている。自由、民主主義の名のもとに、とかく自己本位の風潮があり、
精神
的方面が忘られがちな今日、
伊豫田與
八郎、西澤眞藏両翁の事績をたたえ、後輩の奮起を促すことは必要である。ついては、小、中、高、大いずれかの
学校
を選定して、両翁の事績を教材として採用されたいというのであります。 〔
小林
(信)
委員長
代理退席、岡(延)
委員長
代理着席〕
水谷昇
109
○
水谷政府委員
現在は御承知の通り、原則として国定教科書の編集を行つておりません。もつばら検定制度を採用しておるので、この種のことが教材として価値のあることはわかりますが、これを検定教科書用図書の教材に入れるようにという指示はできないが、副教材として活用することはできると考えます。 —————————————
岡延右エ門
110
○岡(延)
委員長
代理 次に
日程
第一七八、
教育公務員特例法
の一部
改正
に関する
請願外
十二件を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
111
○
浦口委員
教育公務員特例法
の一部
改正
に関する
請願外
十二件、
請願者
、鹿児島県熊毛郡西之表町住吉中
学校
、内田忠外二百十四名、
紹介議員
、
坂本泰良
君。本
請願
の
要旨
は、現行
教育公務員特例法
における公立
学校
事務職員の身分は、はなはだあいまい、かつ不安定なものがあるが、これら職員は、
教員
と同様な勤務条件のもとに実質上なんら
教員
と異なることのない状態で職務を遂行しているものであり、当然
教育公務員
としての身分と
待遇
を受けるべきものと思考される。ついては、
教育公務員特例法
中に公立
学校
事務職員をも含めるよう、同法を
改正
されたいというのであります。
田中彰
112
○
田中
説明
員 現在の
教育公務員特例法
におきましては、
大学
の
教員
を除きまして、原則として教職に関する
免許
状を持つて教壇に立つ者を、
教育公務員
といたしておるのでございます。事務職員を
教育公務員
ということにいたしますためには、なお検討を要する問題が幾多ございますので、
研究
をしてみたいと存じます。
岡延右エ門
113
○岡(延)
委員長
代理 ちよつと速記をとめてください。 〔速記中止〕 〔岡(延)
委員長
代理退席、
小林
(信)
委員長
代理着席〕 —————————————
小林信一
114
○
小林
(信)
委員長
代理
日程
第三、第四、第五、第五二、第五三、第八四、第一一四、第
一三
〇、第
一三
一、第
一三
八、第
一三
九、第一四〇、第一四一、第一四七、第一四八、第一四九、第一五二、第一六三、第一七〇、第一七六の各
請願
は、いずれも
教職員
の
結核対策強化
に関する
請願
でありますので、一括して
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
115
○
浦口委員
教職員
の
結核対策強化
に関する
請願
、
請願者
、兵庫県有馬郡三輪町国立兵庫療養所内、野間幾三外三十九名、
紹介議員
、
福田昌子
。本
請願
の
要旨
は、昭和二十四年一月、
教育公務員特例法
が公布されて、結核
教員
の療養期間は、休職二年間に短縮され、この規定を最初に適用された者は、来年一月十一日で休職期間が切れ、自然退職となるであるが、
教員
には、厚生年金法も、共済組合法の長期給付の恩典もなく、わずかに共済組合法の規定による医療給付並びに傷病手当金の給付があるにすぎず、結核の療養には、三年以上の期間が必要であり、とくに青少年を対象とする職務に従事する
教員
にとつて、不完全治癒での復職は危険であるから、療養期間三年を復活されるように至急法の
改正
を
実現
されるとともに、明年一月十一日で退職を余儀なくされる者には、臨時的措置を講ぜられたいというのであります。
水谷昇
116
○
水谷政府委員
教員
の結核による休職期間の延長につきましては、
教育公務員特例法
の一部を
改正
する法律案として、目下国会において御審議を願つておる次第であります。
教員
の結核の早期発見と、これに対する療養
施設
の充実につきましては、特に意を用い、本年度から全
教員
を対象とする結核検診を行うことといたしまして、これに対し国
庫補助
の道を講じました。
教員
保養所の創設に対しても、引続き国
庫補助
を行つて、本年度も七府県に創設を見る予定であります。 —————————————
小林信一
117
○
小林
(信)
委員長
代理
日程
第八、第五九、第七三、第九三、第九四、第一 ○七、第一〇九、第一六七の各
請願
は、いずれも六・三
制校舎建築費国庫補助継続等
に関する
請願
でありますので、一括
議題
として、
紹介議員
の
説明
を求びます。
浦口鉄男
118
○
浦口委員
六・三
制校舎建築費国庫補助継続等
に関する
請願
、第二二号、
請願者
、青森県議
会議
長、桜田清芽外七名、
紹介議員
、
志田義信
君。本
請願
の
要旨
は、最近開くところによると六・三制校舎建設に対する国
庫補助
を打切るとのことであるが、これが打切りは、六・三制の存立に重大な影響を与え、ことに東北のごとき積雪地帯にあつては、屋内運動場の利用価値は、教室以上の重要性を持つもので、義務制の完全実施に不可欠の設備であり、本年度より雪中避難所を補助対象とされたもののその補助額がきわめて少い。ついては、屋内運動場として高率補助されるとともに、前記
学校
建築費に対し国
庫補助
されたいというのであります。
水谷昇
119
○
水谷政府委員
文部省
といたしましては、六・三制校舎建築費国
庫補助
を打切る意思はございません。財政当局と十分連絡いたしまして、補助の継続をはかるつもりであります。 次に屋内運動場の補助につきましては、将来そのわくを拡大できるようにしたいと考えております。 —————————————
小林信一
120
○
小林
(信)
委員長
代理
日程
第一一から第二二まで、第二四から第四九まで、第六三、第一〇六、第
一三
四、第
一三
五、これらはいずれも
教育財政確立
に関する
請願
でありますので、一括して議願といたします。
紹介
説明
を願います。
浦口
鉄男君。
浦口鉄男
121
○
浦口委員
財政確立に関する
請願
、第二五号、
請願者
、新潟県庁内新潟県
教職員
組合執行
委員長
、櫻井奎夫、
紹介議員
、
亘四郎
君。本
請願
の
要旨
は、今回の税制改革により、従来からとられていた義務
教育
に対する国庫負担制度が廃止され、平衡交付金の中に吸収されて全然特例も設けられず、地方自治体に移されることになつたのであるが、このようになると、地方税法の改革による税負担の増加に伴い予想される徴税難と相まつて、地方自治体の財政は、極度の
危機
に陥り、従つて
教育
費が著しく削減されるうき目となり、
教育
の
危機
がさらに増大することは必至である、ついては、
教育
費の大幅国庫負担制度の確立と義務
教育
費の全額無償並びに
教育
費に対する強制寄付の廃止を
実現
されたいというのであります。
水谷昇
122
○
水谷政府委員
この問題は第二次米国
教育
使節団の勧告に基きまして、
教育
委員会制度の問題とともに、協議会等を設けまして、各方面の
意見
を徴して
研究
中であります。しかし現在のところは、地方財政平衡交付金法に基いて算定される
教育
費の確保について、十分指導を加えると同時に、最低
教育
費を何らかの方法で確立するような法的措置の
研究
を続けておる次第であります。 —————————————
小林信一
123
○
小林
(信)
委員長
代理
日程
第五四から第五六まで、第六六から第六九まで、第七六から第八〇まで、第八五から第九〇まで、第一〇〇から第一〇三まで並びに第一一一、第一二三、第一二四、第一五四、第一五六、これらはいずれも職業
教育
法制度に関する
請願
でありますので、一括
議題
といたします。
紹介
説明
を願います。
浦口
鉄男君。
浦口鉄男
124
○
浦口委員
職業教育法制定
に関する
請願外
一件、第二六一号
請願者
、岐阜県加茂郡古井町下古井、本郷春海外三百三十六名、
紹介議員
、
武藤嘉一
君。本
請願
の
要旨
は、日本の再建は、産業貿易にまつことが、きわめて大きく従つてその基盤をつちかう職業
教育
は、まことに重要である。しかるに現
教育
界の動向を見ると明治以来の宿弊は依然として改められずいたずらに普通
教育
を偏重して職業
教育
はこれを軽視し、著しくその
発達
を阻害していることは国家のため遺憾にたえない。ついては、職業
教育
に対する国家並びに地方公共団体の任務を明らかにして、この
教育
に対す指導と助成の万全を期するとともに、その重要性を確認して国民的協力を促進するため、職業
教育
法をすみやかに制定されたいというのであります。
水谷昇
125
○
水谷政府委員
今国会に、おきまして、議員提出として
産業教育法案
が審議されておるのであります。この
法案
が成立いたしますれば、
請願者
の
請願者
の
趣旨
を
実現
することになろうと考えます。 —————————————
小林信一
126
○
小林
(信)
委員長
代理
日程
第六〇、第六一、第七一、第七二、第一一五、第一一六、第
一三
六の各
請願
は、いずれも
学校給食法制定
に関する
請願
であります。よつて一括
議題
といたします。
紹介
説明
を願います。
浦口
鉄男君。
浦口鉄男
127
○
浦口委員
学校給食法制定
に関する
請願
、第三二二号、
請願者
、岡山市内山下小
学校
長、金谷鼎外十名、
紹介議員
、
若林義孝
君。本
請願
の
要旨
は、岡山県の
学校
給食は、昭和二十二年一月実施以来、児童の心身の発育に顯著な効果を収めているが、まだ法的根拠が与えられていないため、給食未実施校が九十校も残存している状態であるから、すみやかに自主的給食が行われるよう法的措置を講ぜられたいというのであります。 〔
小林
(信)
委員長
代理退席、岡(延)
委員長
代理着席〕
水谷昇
128
○
水谷政府委員
昭和二十六年二月から全国市制地域におきまして、完全給食を実施した次第でありますが、米国
政府
寄贈の小麦の絶対量の関係から、まだ町村小
学校
には完全給食の実施に至つていないのであります。近い将来においては、
わが国
の
学校
給食は当然自主的に実施されねばならないと思われるので、目下これに関する
対策
につきまして、鋭意
研究
中であります。
若林義孝
129
○
若林
委員 ただいま
議題
となつております
学校
給食法について、
文部省
はその制定の御意思があるかないか、伺いたい。
水谷昇
130
○
水谷政府委員
これは財政的の考慮を要する問題でありまして、給食法についても、ただいま
研究
中なのであります。財政とよくにらみ合せて、見通しがつけば給食法を提案したいと考えております。
若林義孝
131
○
若林
委員 財政的の裏づけもできればいいわけなのでありまするけれども、金融面のことについての法的根拠を与えてやること、これが先決問題じやないかと思うのです。これは別に国費を要するものでもなし、一定の銀行相手に法的にできる根拠を与えてやりますと、金融が非常に楽になつて、その他が、いらないことに頭を費さなくてもいい。そういうような根拠を与えるためにでも、至急に
学校
給食法というものが必要だと心得ますので、その面においても、ひとつ十分御考慮を煩わしたいと思います。
水谷昇
132
○
水谷政府委員
金融の面についてのお説はごもつともであります。これは大蔵当局とよく折衝いたしまして、なるべく御
趣旨
に沿いたいと考えております。 —————————————
岡延右エ門
133
○岡(延)
委員長
代理
日程
第一二六、第
一三
二、第一五一、以上はいずれも
産業教育法案
中に
家庭科加入
に関する
請願
でありますが、一括
議題
といたします。
紹介
説明
を願います。
浦口鉄男
134
○
浦口委員
産業教育法案
中に
家庭科加入
に関する
請願
、第一二〇一号、
請願者
、
東京
都練馬区練馬南町三丁目六千七十番地全国家庭科
教育
協会
理事
、稻葉ナミ、
紹介議員
、
若林義孝
君。本
請願
の
要旨
は、
産業教育法案
中に高等
学校
家庭科、少くとも職業家庭科家庭技芸に関する教材、被服課程、食物課程、保育課程を加入されたいというのであります。以上。
水谷昇
135
○
水谷政府委員
現在審議中の
産業教育法案
においては、この要素を加えることとなり、
法案
の一部を修正することについて
研究
中であります。 —————————————
岡延右エ門
136
○岡(延)
委員長
代理
日程
第六四、
標準義務教育費法制定
に関する
請願
を
議題
といたします。
紹介
説明
を願います。
浦口鉄男
137
○
浦口委員
標準義務教育費法制定
に関する
請願
、第三九〇号、
請願者
、福島県相馬郡大野村初野、
佐藤
勇外八千四、百名、
紹介議員
、
松井政吉
君。本
請願
の
要旨
は、税制が改革され、地方財政平衡交付金制度が創設されたが、この際、義務
教育
費が確立されなければ、依然として義務
教育
は不安な状態におかれ、著しい地域差を招来することは過去の経験から明らかなことである。ついては、義務
教育
に確固たる財政的裏づけをし、
教育
を安定させ、PTA等の負担を軽減させるため、単独法として標準義務
教育
費法を制定されたいというのであります。
水谷昇
138
○
水谷政府委員
義務
教育
費の確保につきましては、さきにこの
法案
を立案したのでありますが、これは地方自治法を制限するという点で問題があり、今日までこれを国会に提出するに至つていないのであります。しかし義務
教育
の重要性にかんがみまして、義務
教育
費国庫負担制度が廃止された今日、何らかの方法でこれにかわる国の補償を、法的に確立したいと考えて、いろいろ
研究
を進めておる次第であります。 —————————————
岡延右エ門
139
○岡(延)
委員長
代理
日程
第八三、
義務教育費全額国庫負担
に関する
請願
を
議題
といたします。
浦口鉄男
140
○
浦口委員
義務教育費全額国庫負担
に関する
請願
、第六一六号、
請願者
、岡山県議
会議
長、松田荘三郎、
紹介議員
、
星島二郎
君、大村清一君、橋本龍伍君、近藤鶴代君、
若林義孝
君、逢澤寛君。本
請願
の
要旨
は、今回税制改革により、義務
教育
費の国庫負担金制度が廃止されて平衡交付金に統合されることになつたのであるが、義務
教育
費は、従来国庫負担金によつて辛うじて最低水準を維持して来たものであり、地方財政のうちで、最も重要なものである。ついては、現在の過渡的地方財政の運営が正常化し、その実効が立証されるまでの間を実施期間とし義務
教育
国庫負担金制度を復活させたいというのであります。
水谷昇
141
○
水谷政府委員
平衡交付金制度創設に伴いました、義務
教育
費の国庫負担制度が廃止されたのであります。これを再び国庫負担制度にもどすということは困難でありますが、実質的に義務
教育
費が確保されるよう、平衡交付金のうちで、十分に
研究
しておる次第であります。
岡延右エ門
142
○岡(延)
委員長
代理
日程
第一五三、
学校給食無料実施
に関する
請願
を
議題
といたします。
浦口鉄男
143
○
浦口委員
学校給食無料実施
に関する
請願
、第一七四一号、
請願者
、
東京
都杉並区大宮町杉並平和婦人会、木藤まり外一名、
紹介議員
、
苅田アサノ
君、
柄澤登志子
君。本
請願
の
要旨
は、昨年九月以来実施されている
学校
給食は、毎日パンのみで、しかも量が少なく、しかもパンの中から虫が出て来るというような状態で、とても三百円の給食費を支出してまで、食べる気にはなれない。ついては、
学校
給食を御飯にし、無料にされたいというのであります。
水谷昇
144
○
水谷政府委員
昨年九月以来都市において実施中の完全給食は、現在約四百万人の学童に対し実施され、一般の好評裡に実施されていると思います。また給食は強制的に実施されているのではなくて、
学校
の希望によつて行われているのであります。給食費も
東京
におきましては二百円程度であり、給食内容もパンやミルクその他で、一食平均が六百カロリー、蛋白質が二十五グラム以上を給食することになつておるのであります。
政府
は
学校
給食費を無料にし、御飯も給することは不可能の現状であります。
小林信一
145
○
小林
(信)委員 それについてちよつと質問したいのですが、この給食用に使う砂糖が課税されるというようなことを、心配しているということを聞いたのです。そしてそういうことがあつたら、給食無料という点からしても、なるべく負担を軽減してもらいたいというので、給食用砂糖の免税ということを盛んに要求しておるのですが、事実はどうなつておるか、これに対して
文部省
ではどうする考えであるか。
水谷昇
146
○
水谷政府委員
その点ちよつと私答弁しかねますから、よく調べた上でお答えをすることにいたします。
浦口鉄男
147
○
浦口委員
先ほど
議題
となりました
学校教育法
及び
私立学校法
の一部を
改正
する
請願
について、あらためてつけ加えて
紹介
説明
をいたしたいと思います。特に法文の
改正
についての点だけを申し上げておきたいと思います。まず
学校教育法
の第四十四条第一項中「夜間その他特別の時間又は時期において授業を行う課程(以下定時制の課程と称する。)」を、「夜間において毎日授業を行う課程(以下夜間の課程と称する。)又は特別の時期及時間において授業を行う課程(以下定時の課程と称する。)」に改め、同条第二項「高等
学校
には、通常の課程を置かず、又は前項の課程の一つのみを置くことができる。」に改める。 それから次に
学校教育法
第四十六条但書「但し、定時制の課程を置く場合は、その修業年限は、四年以上とする。」を「但し、第四十四条第一項の課程を置く場合は、その修業年限は、三年を越えるものとすることができる。」に改める。 第三番目に、
学校教育法
第五十条に次の三項を加える。「高等
学校
に通常の課程と他の課程とを併置する場合には、夜間の課程及び定時の課程に主事を置かなければならない。」 次に、「主事は、その課程の教諭をもつてこれに充てる。」 次に、「主事は校長の監督を受け、夜間の課程もしくは定時の課程に関する校務をつかさどり、所属職員を監督する。 以上であります。
岡延右エ門
148
○岡(延)
委員長
代理 それではただいまの
浦口委員
の
請願
日程
の
説明
につきましては、その書類を差上げておいて、適当な
機会
、すなわち次回の委員会において、
政府
より答弁を求めることにいたしたいと思います。以上で本日の
請願
日程
の審査を一応終了いたします。 この際申し上げますが、新宿御苑の視察を行いたいと存じます。これは
請願
にもございました。御異議がなければ、視察を行うことに決したいと思いますが、いかがでございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
岡延右エ門
149
○岡(延)
委員長
代理 次会は明一日午前十時より開会いたします。なお明日は大臣に対する質疑の残りの分、
請願
の採択、委員派遣等の件について御協議を願いたいと存じます。 本日はこれにて散会いたします。 午後三時五十五分散会