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田渕委員 私が
川上議員に伺わんとするところは、大体二月十三日で終了しておつたのであります。ところがこれは、先ほど
内藤委員から
質問がありました
通り、非常に重大な問題であるのであります。この点一応申し上げて、
川上さんに
簡單に伺いたいのであります。それは先ほど
内藤委員から新聞を例にと
つて申されました。少くともわれわれが最も権威ある新聞と
認めておるのは、朝日あるいは毎日でありますが、しかもこの東京朝日新聞の夕刊朝日新聞に、十五日付で十四日の記事が出ておるのであります。これはこの
委員会ではわからなかつたのであります。そこでこれに関連して伺いたいのでありますが、「国会の
懲罰委を威嚇」というような見出しで、先ほど同僚
内藤委員から言われた
通り、少くともこの国会は、
ポツダム宣言によ
つて認められたところの、一切の民主
政治の機構においてや
つておるのでありますが、それを国会が嚴重に審議をしているときに、極東
委員会で、その
占領下にある
日本の国会を威圧するようなことが行われたということについては、私は納得できないのであります。対日
理事会に言うのではありません。少くともわれわれが、ここに一月二十七日の
川上君の
演説に対して、
提案者の
趣旨によ
つて審議をしているときに、連合国の一部
——ソ連も連合国でありますが、その連合国の一部が、連合国が
認めているところの
日本の国会の
懲罰委員会の審議を威嚇するというようなことは、はなはだ遺憾なことである。これについて
内藤委員の、何ら
関係がなかつたかという先ほどの
質問に対して
川上君はないとおつしや
つておりまするけれども、あの一月二十七日の国会の本
会議議場における外交官の傍聽席に、ソ連の大使館の二十幾多が来て、
川上君の
質問を
━━して
川上君の
質問が終るやいなや、ただちに議場から引揚げたということをわれわれはこの目で
認めておるのであります。かような
意味で、ソ連の
━━に
なつてすべてのことを言うたように
——この新聞記事の、極東
委員会のキスレンコ代表の言葉によりまして、何らか関連があると、これははつきりうなずけるのであります。ここで私の伺いたいことは、かような
意味から二月十五日付の夕刊朝日新聞
——その他の新聞にもみな出たのでありますが、少くとも対日
理事会で行われた審議というものが、
日本の国会の
懲罰委員会を威嚇する目的であつたかどうかということに関連して、
川上君の当時の
質問というものは、ソ連の
━━と
なり、あるいはソ連の指示、あるいはソ連以外の共産主義を支持する第三国から、何かこういうことを言えというような威嚇、あるいは指示があつたのではなかつたろうかということを、はつきり伺いたい。おそらくないとおつしやるでありましようけれども、あの議場の空気、それからあの外交官席にいた二十何名のソ連大使館員、そのソ連大使館員の
━━において、こういうことを言われたのであるかどうかということは、
川上君のことについて判定を下す上ににおいて重大でありますから、伺
つて おきたい。