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川上貫一君 私が今この際に、と言うて言いましたのは、私の
意見を述べるつもりではなかつたのでありまして、今も私に
質問なさ
つた議員の方から、断定しておる。きめてかか
つておると言われる。これはきのうからたびたびこの問題が出ております。
質問じやないじやないか、こういうのが出ておりますから、この際にこの点について私の
考え方を言う、こういう
意味であります。これは
形式の問題をいろいろ言うておられるのでありますけれ
ども、
質問全体が
質問であるということを、ここに明らかに記録に残しておいてもらいたい。またよく断定しておるということを三回のこの
委員会において繰返して述べておられまするが、ここに
国民民主党の
三木武夫君の
演説があります。この一部を私は参考にさしてもらいたい。「
国連軍は破れない、大戰は起らぬ、まるで嵐の中に挑源の夢を結んでいるかつこうが
吉田首相そのものであります。」と断定してあります。「為政者の態度としては、きわめて無
責任であります。」と断定してあります。「すべての重大問題に対する
政府の無為と怠慢は、
世界情勢に対する
首相の驚くべき甘い
認識から来ておるのであります。」と断定してあります。「
首相の
時局認識は、
史上空前の危機を自覚してこれに対処せんとする
世界情勢のテンポとも合わなければ、
国民の感覚とも、あまりにもかけ離れておるのであります。」と
はつきり断定してあります。これは
一つの
形式でありまして、私が
質問をするときに、いつも断定してあると言われますけれ
ども、あらためて私は全部
質問しておるのである。そうして最後に、以上の諸点に対して
総理大臣その他の
答弁を求めると言うておるのでありまして、断定しておるという問題については、これ以上私は今後答えませんから、それをここで明らかにしておきたい。