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立花委員 実は重大な問題がたくさんありますから、これは一々あけておいた方がいいと思いますので、ひとつあげさせてもらいたいと思います。そういうわけで、
地方住民のわれわれ
委員会に対する期待、あるいは
地方自治団体のわれわれに対する期待が、完全に
委員長の独断によ
つて阻害されておる。われわれはこれを黙認することはできないと思う。
地方自治団体の方が何人あるいは何回この
委員会に参られまして、われわれに対して哀情を訴えられたかわからない。それを完全に無視している。これはわれわれはどうしても
地方のためにも
地方住民のためにもほう
つておくことはできない。こういうふうな問題を無視いたしまして、
議事を
運営される
委員長をわれわれは信頼することはできない。それから次にはこの間
通りました
消防組織法の問題ですが、
地方財政法の根本的な精神は、国家が施策をする場合に、
地方財政の
負担になるようなことはやらない。もし
地方財政の
負担になるようなことをやるのであれば、それに対して適当な財源的措置を與えるのが根本的な精神だと思う。ところが
消防をつくらなければいけないということを、はつきり
消防組織法で
地方に
義務づけながら、しかもそれに対しまして財源的な措置を一向講じてない。
委員会としてもこれに関する
地方財政委員会の
意見を何ら聴取してない。こういうふうな一方的な
やり方で、
地方に対する大きな
負担をおつかぶせようとしておりますが、これはわれわれとしてはどうしても納得することはできない。現在の
地方自治体の
財政的な困難から
考えまして、現在すでに
地方では自治体
警察の返上論さえ起
つておる。
財政的な困窮の建前から
地方警察の返上論さえ起
つておる。それに対して何ら
財政的な余裕がないにかかわらず、
消防の問題を、これまた源財を與えずして一方的に上から押しつけようとしておる。これに対して何らこの
委員会は詳細な
審議をや
つていない。こういう
やり方ではわれわれはどうしても納得することはできません。それから次には、今までの
やり方から見ますと、たとえば三番目に申し上げました行政
委員会の決議を無視したという
委員長のか
つての
責任の問題と関連いたしまして、おそらく
委員長は
予算の
審議が
国会で終りましたあとで、何らかのごまかし的な決議をや
つて、そうして
委員会の面子を何とか糊塗しようと
考えておられるということは、私は推測できる。今までの
委員長の
やり方から見て推測できるのですが、われわれはこれによ
つて委員長の面目が立つか立たないかの問題じやなしに、これによ
つて私
どもは
地方の自治体、
地方の
住民が大きな欺瞞を受けるということをどうしても黙
つて見ておるわけには行きません。どういたしましてもこういう態度の
委員長をわれわれは今後いただいていることはできない。もしこういう
委員長がその職にありますと、おそらく
委員会の決議という形を通じて
地方住民、
地方自治団体はだまされ続けることだろうと思いますので、どういたしましても
委員長をわれわれはその職にとどめておくことを許すことはできない。それから七番目は、これも最近
委員会で起
つた問題ですが、実はこの間海上保安庁の問題がありました場合に柳澤次長が出て参りました、
共産党の
質問に対しまして
答弁ができない。
答弁ができない
理由も言えない。じやどうするかと
委員長に追究いたしましたところ、海上保安庁の長官は今アメリカへ何かしに行
つておるので、アメリカから帰
つて来たら相談して適当に返答するということを言われた。ところがいつ帰るのかと言いますと二十四日には帰るという。ところが二十四日から数日た
つておりますが、いまだにこれに関して何らの措置を講ぜられておらない。海上保安庁の問題は重大な問題でございまして、朝鮮水域における海上保安庁の艦艇の行動に関してでありますが、こういう重大な問題に関して
委員長は即刻に手をお打ちにならない。
政府の
責任者、
答弁をする
責任者として出て参りましたものが、
理由も言えないと
言つて拒否しております問題を、
委員長はそのままほう
つておかれておる。これでは私
どもは何のために
政府の
意見を聞いておるのか、何のために海上保安庁の問題を
審議しておるのかわからないと思う。こういうことではどういたしましても私
どもは重大な問題を
委員長のもとで
審議することはできません。それから最後に実はきようの問題なんです。きようの
委員長の態度と申しますのは実際横暴きわまるもので、最初に私
どもが
議事の進行に関して
発言を求めておりますのに、何らこれを取上げない。われわれは……。