○東條
政府委員 実は私もほかの委員会に出てお
つて、この
厚生委員会に出て来いという御命令で出て参りましたので、本日こういう問題を御
質問いただこうとは予想しておりませんで、ただ計数その他に関することをよく申し上げられませんのは恐縮に存じますが、共済組合の短期
給付関係の問題は、実は私
どもも昨年来から非常に頭を悩ましておる問題であります。と申しますのは、未拂いの処理はいたさなければならず、かと申しまして、そのしりを国家公務員であるから
といつて、
国庫にすべて持つで参るということは、これはいわば社会保險
制度と申しますか、こういう
制度の性質上、ほかの
制度との権衡上とうてい許さるべくもない。といたしますと、また国家公務員のこの
負担を増さなければならぬ次第にもなるという三つ、四つの立場をいかに調整按配をいたすべきかということで、実は昨年来非常に苦慮しておるのであります。従いましてこの
支拂い資金の方面に共済組合の
関係でどの
ような
支拂いの遅れている金があるのかという点につきましては、しばしば話にも承
つておりまするし、そういうことでは何としても不都合である。またほかに御迷惑をおかけするのみならず、共済組合自体といたしましても円滑なる運営をはか
つて行く
趣旨では毛頭ないということから、相当国家公務員の皆様方には
負担を増し、また批判も受けたのでありますが、これにつきましては、従来は御承知の
ように国家公務員は一律一本でありましたものを、各共済組合の実情に応じまして、余計に医療施設を利用しておる組合については余計に各組合員が
負担することもやむを得ないのではないかという
考え方で、その掛金率の増加にあたりましても利用度の多い、従
つて未拂いを生じやすい可能性の強い組合につきましては、掛金率を
引上げるという処置をいろいろと各共済組合の
理事なりあるいは組合員の方々とも御相談をいたしまして、組合員によりましては、私
どもは非常なる反対を受けたのでありますが、まあ支拂金に対する未拂いということをや
つては結局自他ともにいけないことだということで、いろいろと御納得を願いまして、当時の
計算におきましてはまあ何とかまかなえるという
ような
程度に
負担割合の
引上げをや
つてもら
つた次第であります。なおどうもはつきりした記憶のないことを申し上げましてたいへん恐縮でありますが、それとても将来その
程度の料率であるならば和とかや
つて行けるという
程度のことをそのときお願いしまして、従
つて過去の未納につきましては、国家公務員であるという特殊性から
考えまして、国家財政におきまして若干
負担をいたすということもまあお認め願えるのではなかろうかということで、ある
程度の過去の赤字につきましては国におきまして
負担をいたすという
措置もたしか講じたと思つみならず、共済組合自体といたしましても円滑なる運営をはか
つて行く
趣旨では毛頭ないということから、相当国家公務員の皆様方には
負担を増し、また批判も受けたのでありますが、これにつきましては、従来は御承知の
ように国家公務員は一律一本でありましたものを、各共済組合の実情に応じまして、余計に医療施設を利用しておる組合については余計に各組合員が
負担することもやむを得ないのではないかという
考え方で、その掛金率の増加にあたりましても利用度の多い、従
つて未拂いを生じやすい可能性の強い組合につきましては、掛金率を
引上げるという処置をいろいろと各共済組合の
理事なりあるいは組合員の方々とも御相談をいたしまして、組合員によりましては、私
どもは非常なる反対を受けたのでありますが、まあ支拂金に対する未拂いということをや
つては結局自他ともにいけないことだということで、いろいろと御納得を願いまして、当時の
計算におきましてはまあ何とかまかなえるという
ような
程度に
負担割合の
引上げをや
つてもら
つた次第であります。なおどうもはつきりした記憶のないことを申し上げましてたいへん恐縮でありますが、それとても将来その
程度の料率であるならば何とかや
つて行けるという
程度のことをそのときお願いしまして、従
つて過去の未納につきましては、国家公務員であるという特殊性から
考えまして、国家財政におきまして若干
負担をいたすということもまあお認め願えるのではなかろうかということで、ある
程度の過去の赤字につきましては国におきまして
負担をいたすという
措置もたしか講じたと思
つております。従いまして実は私
どもといたしましては、その後の推移につきまして、この席で的確にどうな
つておるという
資料を持ち合せておりませんが、おおむね当初所期した
ような方向で動いておるのではなかろうか、最近ある一、二の組合につきまして、どうも当初
考えてお
つたのではうまく行かぬ、実はもつと利用度が多いという組合が一、二ございまして、なぜそうなるのだ、当初の数理、
計算のどこに誤りがあ
つたのだということを研究しておる
ような組合もありますが、大部分の組合につきましては、おおむね問題が初めに
考えました
ような解消の方向に向いておるものと、か
ように思
つております。