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1951-03-27 第10回国会 衆議院 決算委員会 第17号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十六年三月二十七日(火曜日) 午後三時二十五分
開議
出席委員
委員長代理理事
三宅
則義
君
理事
金光 義邦君
理事
渕 通義君 大上 司君 高塩 三郎君
高橋
權六君
田中不破
三君 多
武良哲三
君
上林與市郎
君
井之口政雄
君
出席政府委員
大蔵事務官
(
管財局長
)
吉田
晴二君
委員外
の
出席者
会計検査院事務官
(
検査
第四局 長)
小峰
保榮
君 専 門 員
大久保忠文
君 専 門 員 岡林 清英君 ――
―――――――――――
三月二十日
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算
書
昭和
二十四
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算
書
昭和
二十四
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
――
―――――――――――
三宅則義
1
○
三宅
(則)
委員長代理
これより
会議
を開きます。 この際
議事日程変更
の件についてお諮りいたします。本日は
昭和
二十三
年度
決算
の
審議
を最初にいたす
予定
でありましたが、都合により
日程
の第二及び第三に掲載してありました
国有財産
二件を先に
審議
いたして参りたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
三宅則義
2
○
三宅
(則)
委員長代理
御
異議
なしと認めます。 それでは去る三月二十日
付付託
と相なりました
国有財産
二件について
審査
をいたします。
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
、
昭和
二十四
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
、以上二件を
一括議題
といたして
審議
に入ります。 まず
大蔵当局
の
説明
を求めることでありまするが、本日はまだ
吉田管財局長
が来ませんので、便宜上
会計検査院当局
から総括的な
説明
を先にお伺いいたします。
小峰検査
第四
局長
。
小峰保榮
3
○
小峰会計検査院説明員
昭和
二十四
年度
の
国有財産検査報告
につきまして
概要
を御
説明
申し上げます。
検査報告
はお
手元
に出ておるはずであります。
昭和
二十四
年度
国有財産
の
増減
及び現在額総
計算書
、それと
無償貸付状況
総
計算書
は、
昭和
二十五年十一月一
日本院
におきましてこれを受領し、その
検査
を終えまして、十二月二十三日に内閣に回付したのであります。
国有財産
の二十三
年度
末における現在額は千二百五十六億五千百余万円でございましたが、二十四
年度
中の
増加
が二千五十五億五千三百余万円、同じ、く二十四
年度
中の
減少
が七百八十四億千五百余万円に
なつ
ております。同
年度
末における現在額は結局二千五百二十七億八千八百余万円となりまして、前
年度
末に比べて千二百七十一億三千七百余万円の
増加
と
なつ
ております。前
年度
に比べまして、倍近い現在額と
なつ
たわけであります。 次に、
国有財産
の
無償貸付状況
について申しますと、
昭和
二十三
年度
末には、千二百三十五万円
余り
でありましたが、二十四
年度
中の
増加
が二千四百余万円、同
年度
中の
減少
が六百余万円、
差引
千八百余万円を
増加
いたしまして、同
年度
における
無償貸付財産
の
総額
は三千四十八万円
余り
に
なつ
ております。また国の
財産
の
取得
、
処分
それから
管理
につきまして不当と認めましたものは、別に
昭和
二十四
年度
の
決算検査報告
といたしましてこれに掲記しております。これらの
事項
につきましては、二十四
年度
の
決算
の御
審議
の際に御
説明
いたしますが、これらの
事項
をとりまとめてみますと、
合計
七十四件に
なつ
ております。
国有財産
の
取得
に関するものが十三件、
管理
に関するものが十七件、
処分
に関するものが四十四件、
合計
七十四件であります。そのうち
大蔵省
の分が六十五件、そのほかの
各省
の分が九件、こういうことに
なつ
ております。 なお前
年度
の
検査報告
で、
終戦処理費支弁
によ
つて国
が
取得
した
国有財産
、それから
財産税法
、
戦時補償特別措置法
によ
つて
物納された
財産
で、
事務
の
処理
が遅れて
国有財産
の現在額として計上されていないものが、非常に多額に上
つて
おりますることを掲記してございますが、その後
整理
のできますものは、二十四
年度
中に大体
整理
がついております。
検査報告
には特に今年はその旨を掲記しなかつた次第であります。 簡単でありますが、これで一応
説明
を終ります。
三宅則義
4
○
三宅
(則)
委員長代理
ただいまをもちまして、
会計検査院側
の
説明
を終りました。
吉田管財局長
がおいでになりましたから、
一言委員長
から注意申し上げます。本日も午後一時と
なつ
ておりましたが、本
会議
が開会せられましたので、時間がずれましたが、
本省
にお帰りに
なつ
たか、もしくは本院にいらつしやるかわかりませんために、約一時間空費いたしました。いろいろ公務御多端と思いまするが、
国会
のことでありますから、ぜひ居所、
行き先等
を明確にしておいて、
大蔵政府委員室
から
連絡
したときにはすぐさま御出席願うように御忠告申し上げます。これに対しまして、
管財局長
の
答弁
を求めます。
吉田晴二
5
○
吉田
(晴)
政府委員
実は本日一時にこちらへ
伺つたの
でありますが、開会になりませんので、一応
事務局
の方から大体三時ころまで本
会議
があるから、その間
帰つて
お
つて
もよろしかろうということで、
本省
の方で待機してお
つたの
でありまして、その
旨政府委員室
の方へは
連絡
はしてお
つたの
でありますが、
政府委員室
の方でその人がおらなかつた
関係
でありますか、何ら
連絡
がございませんで、ただいまこちらから、どうもあまりおそくなるので
政府委員室
へ電話してみましたところ、
政府委員室
の方から、実はどこへ
連絡
すればよか
つたの
かわからなかつたというようなことを言
つて
参りましたような次第でありまして、はなはだ遺憾であります。今後こういうことのないようにいたしたいと思
つて
おります。
三宅則義
6
○
三宅
(則)
委員長
代理委員長
から申し上げます。ただいまの
吉田管財局長
の御
答弁
でありますが、
大蔵当局
も非常に仕事は忙しいのでありまするが、ぜひ敏捷にひとつ出席せられまして、
審議
の円滑を期せられんことを重ねて申し上げます。 次に、すでに
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
、
昭和
二十四
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
、以上二件が
議題
に
なつ
ておるのでありまするから、先に
会計検査院側
の
説明
を求めたのでありますが、今度は
大蔵省側
から
説明
を求めます。
吉田管財局長
。
吉田晴二
7
○
吉田
(晴)
政府委員
ただいま
議題
となりました
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
並びに
国有財産無償貸付状況
総
計算書
について御
説明
申し上げます。 まず、
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
について申し上げます。
昭和
二十四
年度
中に
増加
いたしました
国有財産
の
総額
は、二千五十五億五千三百十八万余円であり、同
年度
中に
減少
いたしました
国有財産
の
総額
は、七百八十四億一千五百八十一万余円でありまして、
差引
一千二百七十一億三千七百三十六万余円の純
増加
と
なつ
ております。しかして、前
年度
末現在額一千二百五十六億五千百六万余円に、右純
増加額
を加算した二千五百二十七億八千八百四十三万余円が、
昭和
二十四
年度
末現在における
国有財産
の
総額
ということに
なつ
ております。 この
総額
の
内訳
を申し上げますと、
行政財産
は、六百四十億一千四百七十六万余円、
普通財産
は、一千八百八十七億七千三百六十七万余円と
なつ
ており、さらにこれを
区分別
に申し上げますと、
土地
百八億九千四百三十六万余円、
立木竹
百四十三億三千九十七万余円、
建物
二百六十六億一千四百六十三万余円、
工作物
三百六十四億八千三百五十五万余円、
機械器具
三十一億七千六百三十七万余円、船舶十三億九千三百七十万余円、
地上権
、
地役権
、
鉱業権
、
砂鉱権等
三千七百七十四万余円、
特許権
、
著作権
、
商標権
、
実用新案権等
三万余円、
有価証券
その他一千五百九十八億五千七百四万余円、計二千五百二十七億八千八百四十三万余円であります。 本
年度
における
増減内容
のおもなるものを申し上げますと、増の部におきましては、
政府出資
千三百三十八億四千八百余万円、
新規取得
四百六十七億七千四百余万円、
法令改正
による
所管
がえ及び
所属
がえ百三十四億八千余万円、
租税物納
十八億六千六百余万円、その他九十五億八千三百余万円。減の部におきましては、
法令
の
規定
により
日本国有鉄道
及び
専売公社
への引継ぎ四百七十四億三千六百余万円、
法令改正
による
所管
がえ及び
所属
がえ百三十三億四千八百余万円、
出資金回収
五十億二百余万円、売払い二十億九千二百余万円、その他百五億三千六百余万円であります。 以上が
昭和
二十四
年度
における
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
概要
でありますが、なお、念のために申し上げますと、この
国有財産増減
及び現在額総
計算書
には、
道路
、
河川等
の
公共物
は、
国有財産法
第三十八条の
規定
によ
つて
計上いたしておりません。また
普通財産
のうちで、神社、寺院、
教会用財産
及び
地方公共団体
の
公園用財産
につきましては、
国有財産法施行細則
第七条の
規定
によ
つて
、
土地
の面積のみを掲げ、その
価格
は計上いたしておりません。 次に、
昭和
二十四
年度
国有財産無償貸付状況
総
計算書
について御
説明
申し上げます。
昭和
二十四
年度
中に
増加
いたしました
無償貸付財産
の
総額
は、二千四百三十一万余円でありまして、同
年度
中に
減少
いたしました
総額
は、六百十八万余円であり、
差引
一千八百十三万余円の純
増加
と
なつ
ております。これを前
年度
末現在額一千二百三十五万余円に加算いたしますと、
昭和
二十、四
年度
末における
無償貸付国有財産
の現在額の
総額
は、三千四十八万余円と
なつ
ております。なお本
年度
において
増加
いたしましたおもな原因は、
生活困窮者
の
収容施設
または
公園等
の公共的、
社会的施設
のために、国が
積極的援助
をなす必要があつたこと、及び旧
軍用財産
の
貸付
及び譲渡の
特例等
に関する法律第四条の
規定
により、都道府県に無償
貸付
した
財産
を、本
年度
において特に
台帳
に登載
整理
したことによるものであります。 以上御
説明
申し上げました
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
並びに
無償貸付状況
総
計算書
は、
国有財産法
第三十三条及び第三十六条の
規定
により調製いたしましたもので、同法の
規定
により
会計検査院
の
検査
を経たものであります。 何とぞ御
審議
の上、すみやかに御承認あらんことをお願いいたします。
三宅則義
8
○
三宅
(則)
委員長代理
大蔵当局
の
説明
は終りました。これより
質疑
を許します。
高橋權六
9
○
高橋
(權)
委員
ちよ
つとお伺いしますが、住宅金融公庫から金を出している問題でありますが、ここでお伺いしてよろしゆうございますか。
三宅則義
10
○
三宅
(則)
委員長代理
高橋
君に申しますが、それは
管財局長
の
所管
でありませんので……。
高橋權六
11
○
高橋
(權)
委員
管財
とは違うけれども
大蔵省
の方もさつきお願いしておいたのです。
三宅則義
12
○
三宅
(則)
委員長代理
きよう来ておりませんから、この次にしてください。
高橋權六
13
○
高橋
(權)
委員
それでは建設省でもいい。
三宅則義
14
○
三宅
(則)
委員長代理
きようは来ておりませんから……。
高橋權六
15
○
高橋
(權)
委員
どちらもさつきお願いしたのですが……。
三宅則義
16
○
三宅
(則)
委員長代理
本日は突然でありましたから、次の
機会
に願います。明後日にお願いいたします。
高橋權六
17
○
高橋
(權)
委員
それは困りましたな。実は約束してGHQに行かなければならなか
つたの
に、それができないとなると、これは威信にもかかわるので……。
三宅則義
18
○
三宅
(則)
委員長代理
ちよ
つと申し上げますが、突然申込みに
なつ
ても
政府当局
は無理ですよ。
高橋權六
19
○
高橋
(權)
委員
それでは明後日、今お
伺いせん
とする問題について、
参考人
としてその
関係者
を呼んでいただくようなことはできぬでしようか。
三宅則義
20
○
三宅
(則)
委員長代理
申し上げます。明後日は
昭和
二十三
年度
一般会計歳入歳出決算
、
昭和
二十三
年度
特別会計歳入歳出決算審査報告書
のみを中心に
議題
といたします。時間がありましたら、
高橋
君の御
要望通り
にいたしまするが、とりあえずこれを先議いたします。
高橋權六
21
○
高橋
(權)
委員
もし何だつたら、証人として
被害者
をひつぱ
つて
来ようかと思いますから……。
三宅則義
22
○
三宅
(則)
委員長代理
高橋
君の御質問に対しましては、明後日はどうかと思いますけれども、次の
機会
に必ずやりますから、御了承願います。 この際
委員長
から
局長
にお尋ねいたします。増の方の
土地
百八億、
立木竹
百四十三億、
建物
二百六十六億、
工作物
三百六十四億、
機械器具
三十一億等等があるわけでありまするが、この
内訳
はこの
報告書
の中に入
つて
おりましようか。それとも何か別にありましようか、承りたいと思います。
吉田晴二
23
○
吉田
(晴)
政府委員
お
手元
にも
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
というものが出ておりますが、この三ページのところに
増減
がありまして、十一ページからあとに
各省別
の分が出ております。
三宅則義
24
○
三宅
(則)
委員長代理
本日は大略の
質疑
でありますから、さよう御了承願います。 それから
政府出資
の千三百三十八億、
新規取得
四百六十七億、
法令改正
によ
つて
百三十四億、
租税物納
十八億、その他九十五億、こう
なつ
ておりますが、これもここへ入
つて
おりますか。
吉田晴二
25
○
吉田
(晴)
政府委員
これも
所管別
にこの中に入
つて
おります。
三宅則義
26
○
三宅
(則)
委員長代理
それから減の方もやはり今申しましたような
法令云云
によ
つて
、
日本国有鉄道
及び
専売公社等
の四百七十四億、
法令改正
による
所管
がえによ
つて
百三十三億、
出資金回収
五十億、売払い二十億、その他百五億は、やはりこの本に入
つて
おりますか。
吉田晴二
27
○
吉田
(晴)
政府委員
それは全部その本に入
つて
おります。
三宅則義
28
○
三宅
(則)
委員長代理
それから
河川
及び
道路
、
公共物等
は入
つて
おらないというふうに
なつ
ていますが、その
通り
でありますか。
吉田晴二
29
○
吉田
(晴)
政府委員
ただいま御
説明
いたしましたように、これは
国有財産法
の
規定
によりまして、この
計算書
にはそういう扱いにすることに
なつ
ておりますので、法律
通り
出ておりません。
三宅則義
30
○
三宅
(則)
委員長代理
さらにお伺いいたします。全日本の
国有財産
の
計算
の基礎というものは、旧
価格
だろうと思うのですが、それとも再
評価
した
価格
でありますか。その辺はどう
なつ
ておりますか承りたいと思います。
吉田晴二
31
○
吉田
(晴)
政府委員
これは
国有財産
の
台帳
が現在
取得価格
によ
つて
作成することに
なつ
ております。その
取得価格
によ
つて
できたものを、ここに総計したものを
国会
に提出するということに
なつ
ておりますので、いわゆる
台帳価格
といろものが出ておるので、
従つて時価
とは一応
関係
のないものです。ただ
時価
につきましては、これはたびたび御
説明
するわけでありますが、
国有財産法
の
規定
によりまして、
時価評価
を
昭和
二十七年にすることに
なつ
ております。それを
国有財産
の
台帳
に別に登載するということになりますれば、その点もちろんはつきりするわけでありますが、一応これは総
計算書
とは別につくることにいたしております。
三宅則義
32
○
三宅
(則)
委員長代理
ただいまの
吉田管財局長
の御
答弁
によりまして、
昭和
二十四
年度
国有財産増減
及び現在額総
計算書
の
内容
に盛り込んであるということであります。またこれは旧
台帳
、旧
計算書
をそのまま登載したといろ
答弁
であります。しかし二十七年の三月だと思いまするが。新たに
国有財産
の再
評価
といいますか、
調査
をすることに
なつ
ておりますので、そのときには相当
時価
の
物価指数等
をも勘案いたしまして、現案に近いものができるであろうことを私も信ずるわけでありますが、それに間違いありませんか。
吉田晴二
33
○
吉田
(晴)
政府委員
その
通り
でございます。
三宅則義
34
○
三宅
(則)
委員長代理
委員長
から希望を申し上げるのでありますが、本日すぐではなく、次の
委員会
で
けつ
こうでありますから、これに対しましての、
時価
となりますと、たとえば二百倍、三百倍というふうなことになりましようが、そういうもくろみによりましての、基礎的な
予備調査
と申しますか、そういろ
調査書
もしくはそれに類するような
計算書
などをこしらえて、本
委員会
に提出することはいかがでしようか、承りたいと思います。
吉田晴二
35
○
吉田
(晴)
政府委員
これは大体本年末から来年初めにかけまして、その
計算方法等
について案をつくりまして、これは
各省
が持
つて
おります
国有財産
全部について適用するわけでありますので、
各省
の
関係官
とも打合せて
成案
を得ましてから、実行に移すわけであります。大体の考え方は、これはその
取得年次別
によ
つて
違
つて
参るわけでありますが、たとえば
土地
について考えれば、各
土地
につきまして、
年次別
の
倍数
というようなものを考えます。またある場所々々によりまして、
倍数
についても多少のあんばいをしなければならぬかと思うのでありますが、そういうような
倍率
を考えまして、その
倍率
を
土地ごと
に乗じて行くというようなことをやらなければならぬかと思
つて
おります。それらの原案につきましては、現在まだ考慮中でございまして、
成案
を得ておりませんが、
成案
を得ました際に
国会
にそれを御
説明
する、あるいは
委員会
に御
説明
することは
けつ
こうだと思
つて
おります。
三宅則義
36
○
三宅
(則)
委員長代理
ただいまの
管財局長
の御
答弁
でありますが、もつともな点もあると思います。
決算
というものは、
予算
と並んで非常に重要なものでありますけれども、
予算
は御承知の
通り
毎年その
物価指数等
を勘案いたしまして、その年に即するように組まれたものが
予算
であります。
決算
はもちろん一年あるいは二年遅れておりますが、それと
関係
を持
つて
おるという意味において、
予算
と
決算
を対照して見るということをわれわれは思うのでありまして、過日
河野主計局長
のお見えになりました際にも、強く要望いたしておるのでありまして、最近そういう
決算
に関する
説明書等
を作成いたしまして、本
委員会
に提出するという内意があるということでありましたが、
大蔵省
の方では大体まとまりましたでしようか、この際御
答弁
を要求いたします。
吉田晴二
37
○
吉田
(晴)
政府委員
ただいま
委員長
のおつしやいました
決算説明書
の問題につきましては、私まだ聞いておりませんので、確かめました上で正確なところを御
答弁
いたしたいと思います。
三宅則義
38
○
三宅
(則)
委員長代理
今吉田管財局長
は、聞いていないという話でありますが、本
委員会
の
速記録
にも載
つて
おりますし、実際私からもしばしば
発言
をいたしました。
予算
と
決算
とは並んで参照的に見るべきが当然であろう。
予算
の方は
各党
とも
慎重審議
をし、
口角あわ
を飛ばして論議せられるのでありますが、
決算
の方はややともすると、それと反対に緩慢になるおそれがあるわけであります。国の
経済
は私
経済
と同様に、その年の
運行状況
、その
経過報告等
はきわめて迅速かつ正確に、また
状況
に適したように報告するのが順序であります。私
経済
の方を厳格にし、
公経済
の方をゆるやかにするということは、あり得べからざることであると考えますので、私は
公経済
もやはりその年に即するような
報告書
を早く作成してもら
つて
、本
委員会
はもちろんのこと、
国会議員全般
に配
つて
いただきたい。たとえば
予算
の
説明書
のごときは。薄つ
ぺらな説明書
でありますが、非常にわかりよい。これと同様に
決算
の
報告書
もあのくらいの数量で
けつ
こうでありますから、大体
決算
の
説明書
をこしらえまして、本
委員会
初め
国会
一
議員全般
に配付いたしますならば、割合に国の
状況
が、
予算
と対照して見てどう
なつ
ておるかということもわかり得るわけであります。そのことを
本省
に帰られましたら、
河野主計局長
と御相談の上、さつ
そく責任
のある
措置
をとられんことを要望いたします。
吉田晴二
39
○
吉田
(晴)
政府委員
お話
の
通り
、
決算
は非常に重要なものでありまして、
国会
に対してはこれを十分に御
説明
し、御認識を得ていただかなければならぬわけであります。ただ
主計局
の
所管
の
関係
のものが多いものでありますから、われわれの方が主の
なつ
てやるというわけに行きませんので、
主計局
の方に協力いたしまして、
十分納得
の行くようなものをつく
つて
提出いたしたいと考えております。
三宅則義
40
○
三宅
(則)
委員長代理
ただいまの
吉田局長
の
お話
で満足いたしますが、どうかさつ
そく河野主計局長
と相談した上で、省議をまとめられまして、
会計検査院等
の
参考資料
もございますから、これらをもよく勘案いたされまして、なるべくわかりやすい、
予算
の
説明書
に類するような
決算説明書
を本
委員会
に提出するように、特に要望いたします。 それではいろいろ
質疑
もあろうと思いますから、御遠慮なく御
発言
を願います。ほかに御
質疑
はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
三宅則義
41
○
三宅
(則)
委員長代理
それでは本日はこの程度にいたしておきたいと存じまするが、
次会
は明後二十九日木曜日、午後二時より開会いたし、
昭和
二十三
年度
決算
の議決をいたす
予定
にいたしておりますので、
委員各位
は必ず御出席されんことを望みます。
各党
とも党議をまとめられまして、必ずこの採決に加わられんことを切に希望いたします。 本日はこれをも
つて
散会いたします。 午後四時二十七分散会