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1951-01-22 第10回国会 衆議院 議院運営委員会 第6号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十六年一月二十二日(月曜日)     午前十一時四分開議  出席委員    委員長 小澤佐重喜君    理事 寺本  齋君 理事 福永 健司君    理事 石田 一松君       菅家 喜六君    倉石 忠雄君       田中  元君    島田 末信君       中川 俊思君    柳澤 義男君       椎熊 三郎君    園田  直君       長谷川四郎君    松井 政吉君       梨木作次郎君  委員外出席者         議     長 幣原喜重郎君         副  議  長 岩本 信行君         議     員 三浦寅之助君         議     員 小平  忠君         事 務 総 長 大池  真君     ————————————— 本日の会議に付した事件  開会式及び国務大臣の演説日取りに関する件  開会式式辞に関する件  委員派遣承認申請に関する件  会期中の委員派遣に関する件     —————————————
  2. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではこれより議院運営委員会を開きます。  まず、先日の委員会決定を留保しておきました開会式日取りについて御協議を願いたいと思いますが、その後の経過について事務総長から御説明を願います。
  3. 大池真

    大池事務総長 はつきりした点は本日の午後連絡があることになつているそうでございまして、午前中にはちよつと確定的にはわからないのでございますが、大体二十六日には御歌会もあるそうでございますから、その前の二十五日くらいならば、大体開会式をあげられるであろうというような状態になつております。
  4. 椎熊三郎

    椎熊委員 それでは、それまで自然休会にしたらいいでしよう
  5. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは情勢に別段の変化がない限り二十五日に開会式をやる、こう決定してよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 小澤佐重喜

    小澤委員長 さよう決定をいたします。     —————————————
  7. 小澤佐重喜

    小澤委員長 次に式辞について御協議願います。
  8. 大池真

    大池事務総長 そこでただいま御決定になりましたように、二十五日ということで衆議院議長から参議院議長の方に開会式日取り協議を申し上げるのでありますが、当日衆議院議長が両院を代表いたしまして、例によつて式辞を述べることになつておりますので、一応その式辞草案をつくつたの、でございますが、何か特別に御議論がありましたら、お申出願いまして、あと字句等の修正については議長に御一任を願いたいと思います。一応草案を朗読いたしてみます。    式辞(案)  本日、天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第十回国会開会式を挙げるに当り、衆議院および参議院を代表して式辞を申上げます。  隣国朝鮮の動乱は平和を熱愛する諸国民の期待を裏切り、発生以来六ケ月を経過して今なお解決の見とおしもなくわが国をめぐる諸情勢は頗る微妙なものがあります。  このような時に当り、われわれは日本国のおかれている立場を誤りなく認識し、わが国の向うところを適確に把握し、もつて強力果敢に内外の諸施策をおし進めなければなりません。  これがため、内においてはすみやかに民主的社会秩序を確立し、経済の復興を促進して国民生活の安定を図ることが必要であります。  また外に対しては完全に国家主権を回復し、自由と正義を愛する諸国民と手をたずさえ、積極的に世界平和の維持に貢献できる日の一刻も早く到来することを念願するものであります。  国民はこの歴史的な秋に当つてよく内外情勢を洞察し、愛国の至情をかたむけて協力一致祖国自立再建に献身することを望んでやみません。  国権の最高機関に列するわたくしどもは、目前に展開する一時的現象に心を奪われることなく、国家百年の長計を按じて去就を決し、もつて国民の委託に応えようとするものであります。以上であります。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは式辞原案通り承認を願うことにしてよろしうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではさよう決定いたします。     —————————————
  11. 大池真

    大池事務総長 そこで恒例によりまして、開会式が終りますれば、その翌日政府の施政方針演説が当然あるのでございますが、第一日は前例によつてよろしいと思います。たとえば午後一時から衆議院でやり、午後二時か、三時から参議院でやる。これは大体皆さん御意見がないと思います。次の質問の問題については、これは開会式当日、また、この運営委員会を開きまして、人数、時間の割当、日取り等についておきめ願うということでいかがかと思います。
  12. 梨木作次郎

    梨木委員 開会式の翌日施政方針演説をやることは確定的ですか。
  13. 大池真

    大池事務総長 二十五日に開会式をやれば、二十六日ということでございます。
  14. 小澤佐重喜

    小澤委員長 そこまできめていただいて、その次の各党質問の時間割、人員をどうするかということは、閉会式終了後本委員会を開いてきめたらどうかということです。
  15. 倉石忠雄

    倉石委員 けつこうでしよう
  16. 大池真

    大池事務総長 それから米窪さんの追悼演説がありますから、その追伸演説の時期等もそのときまでに各党においてお考え願つておいておきめ願つたらいかがかと思います。開会式の日は何もありません。翌日も施政方針だけで終わますので、そのあと追悼演説だけでも済ませるかどうか、施政方針演説あと質疑に入つてしまうと、質疑の二日目、三日日に追悼演説ということになるのもどうかと思いますので、その点お考えを願いたいと思います。  それから米窪さんの追悼演説をされる方、これは同一選挙区では、自由党としては原健三郎さん、塩田賀四郎さん、吉田吉太郎さん、このお三人がありますが、原さんが一番お古いようでございます。それから第一区の方では首藤新八さんが一番古いようでございますが、これは政務次官でございます。第三区では古い方はありません。第四区では古い方で堀川恭平さんがおられます。しかしこれは場合によれば、党の幹部で古い方がやられた例もありますので、その点も党の方で御研究願いまして、いつがいいか、だれがいいかということを御研究願いたいと思います。
  17. 椎熊三郎

    椎熊委員 これは自由党におまかせしていいことでございますが、なるべく長老にやつてもらいたいですね。
  18. 大池真

    大池事務総長 それから米窪さんに対して勲二等旭日重光章が授けられることになりましたから……。
  19. 椎熊三郎

    椎熊委員 それから星一さんがなくなられましたが、この叙位、叙勲を内閣の方にお願いしたら、事務局から手続きをすれば、すぐやるということでございましたから……。
  20. 大池真

    大池事務総長 それではさつそく手続をいたします。     —————————————
  21. 小澤佐重喜

    小澤委員長 次に、ただいま事務総長から訴追委員会からの出張の問題で提案があるそうでございますから、その内容だけを一応承ります。
  22. 大池真

    大池事務総長 これは裁判官の罷免の請願が参つておりましてそれに対する証人を喚問したり、実際の状況を調査に行つたり、こういうことで派遣される委員は、花村四郎君、中村又一君、猪俣浩三君の三人で一月二十八日から五日間、京都宮津の方に行きたい、こういうことでございます。二十八日から五日でございますから、二十五日の開会式の終りましたあとでも決定ができるわけでございまするが、一応きようおきめ願えますればお願いいたしたいと思います。
  23. 松井政吉

    松井(政)委員 これは次会にやりましよう
  24. 小澤佐重喜

    小澤委員長 相当意見がある問題でしようから……。
  25. 大池真

    大池事務総長 事柄は、請願が参つておりまして何か京都の地方裁判所の宮津支部に在勤しているある判事に、裁判官弾劾法の二条にいう職務上の義務の違反があるということでございます。何かその判事が、ある金貸業取締り違反の谷口とかいう者を逮捕せよということの令状を発した。その逮捕令状を発したことによるその逮捕された後の取扱いその他がきわめて遺憾であるという内容のものでございます。これについては議論もあるよう考えられるのでありまして、逮捕状を出したことが職務違反であるということなら訴追の事項になりますが、逮捕状の出された後の取扱いということになると判事取扱いではない。検事その他の取調べの内容ということになるわけでございますので、そういう点、今訴追委員会委員長が見えましたから、もし必要であれば委員長からちよつと……。
  26. 倉石忠雄

    倉石委員 これは次会にしましよう
  27. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それでは、ただいまの問題は決定を留保いたしまして、次会に行うことにいたします。     —————————————
  28. 椎熊三郎

    椎熊委員 それから当運営委員会委員であります同僚柳澤君が、今回法学博士博士論文が通過した。これは国会の名誉たるのみならず、運営委員会の名誉でございますので、この際委員長からお祝いを述べて、祝賀会でもやつていただいたらどうかと思います。
  29. 小澤佐重喜

    小澤委員長 われわれの同僚のために、友党椎熊さんからごあいさつがありました。おめでとうございます。なおそれ以上のことは追つて……。
  30. 柳澤義男

    柳澤委員 ひとえに皆様のお力をもちまして、おかげさまで通過いたしました。ありがとうございました。(拍手)     —————————————
  31. 岩本信行

    岩本議長 先ほどの委員派遣の問題については、ちようど再開劈頭で、従前に何べんも言われていることだが、会期中は原則的に派遣しないということをまずもつて委員長各位運営委員会から通告していただいておいて、まつたく天変地異というような特殊な——ほかの事件でもそういう意味の重大な場合に限るということを、今の事件は別にして、確認しておいていただいた方がよかろうと思います。     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  32. 倉石忠雄

    倉石委員 原則としても、そういうことに確認しようじやないですか。
  33. 岩本信行

    岩本議長 今の問題を言うのじやない。原則としてそういうことにした方がいいと思うのです。アメリカの議会あたりでは、開会中には絶対に出さぬ、一人も派遣しない。閉会後でも自費で調査に行くという実例もあるくらいです。これはもう何べんも言われていることだから強く確認しておいて、その原則で進むということにしたいと思います。
  34. 小澤佐重喜

    小澤委員長 これは会期ごとに出る問題でございますから、もう原則になつていると思いますが、なお副議長からの御注意もありますので、ただいまの通り確認するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 小澤佐重喜

    小澤委員長 それではさよう決定をいたします。
  36. 岩本信行

    岩本議長 そういうものが委員長各位から出て、それを否決するのは困るから、よく言つておいていただきたいと思います。
  37. 倉石忠雄

    倉石委員 各委員長にきようの確認を申し入れようじやないですか。
  38. 小澤佐重喜

    小澤委員長 議長から、運営委員会でこういうことにきまつたからということを通知してもらつたらいいと思います。     —————————————
  39. 小澤佐重喜

    小澤委員長 先般特別委員会設置の問題で、引揚げの問題は決定しましたが、あと二つのいわゆる考査委員会と、もう一つ災害地対策委員会、これだけがまだ設置するともしないとも決定いたしておりませんので、当委員としてはできるだけすみやかにこの結論を出していただいて、置くなら置く、廃止するなら廃止する、改正して存続するなら存続するというように、急いで決定しておいていただきたいと思います。  それでは本日はこれで散会いたします。     午前十一時二十二分散会