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政府委員(齋藤邦吉君) 最近の日雇
労働者の就労状況から申しますと、本年の六月の日雇
労働者の就労状況は六月が非常に悪うございまして、一五・三とい
つたような悪い状況でございます。その後八月、九月に至りまして特需
関係、
進駐軍労務者関係等の要求も出、併せて又失対
事業の
予算をいわゆる繰上支出によりまして拡充をするというような方式を取りましたことと相待ちまして、日雇
労働者の就労状況も暫時改善されて参りました。九月に至りますと、一七・八、十月になりますと、全国平均一九・四日と大体二十日近い日数にな
つております。そうして市京都は二五・五、そのほかの大都市におきましても、大体まあそういうふうな情勢に改善されて参
つております。こういうふうな情勢ではありますが、年末のことでもありまするので、今日日雇
労働者の労働体形から申しましても、年末手当ということは困難でありますので、できるだけ二十日くらいの稼働日数にな
つておりましても、全国平均二十日にな
つておりましても、もう少し日曜就労その他によりまして、この就労日数を一日でも二日でも多くするということによりまして、年末に処して参りたい、こういうふうに、
考えておる次第でございます。東京でも実は二五・五という数字にな
つておりますけれども、できるだけ就労日数を増加するということによ
つて対処して行くことが望ましいのではないだろうか、かように私存じておる次第でございます。