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1950-11-21 第9回国会 参議院 労働委員会 第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年十一月二十一日(火曜 日)    午後一時四十六分開会   —————————————  委員氏名    委員長     赤松 常子君    理事      一松 政二君    理事      原  虎一君    理事      波多野林一君           池田七郎兵衞君            大屋 晋三君            中村 正雄君            山花 秀雄君            田村 文吉君            早川 愼一君            栗栖 赳夫君            鈴木 強平君            堀木 鎌三君            堀  眞琴君   —————————————   本日の会議に付した事件公共企業体労働関係法改正に関す  る調査の件 ○経済安定計画進展に伴う労働問題  に関する調査の件 ○本委員会運営に関する件   —————————————
  2. 赤松常子

    委員長赤松常子君) では只今から労働委員会を開きます。先ず公共企業体労働関係法改正に関する調査並びに経済安定計画進展に伴う労働問題に関する調査取扱いにつきまして、お諮りいたしたいと存じます。参議院規則第五十五條によりまして、委員会閉会中その審議又は調査を終らなかつた事件につきましては、次の会期の初めにその旨の報告書議長に提出しなければならない旨定められておりますので、以上二件の調査未了報告をいたしたいと思います。そのあとで第九国会における本委員会運営に関しまして、皆さんの御意見を伺いたいと思います。それでは閉会中における本調査経過概要專門員から報告をして頂きます。
  3. 磯部巖

    專門員磯部巖君) それでは只今から御報告申上げます。先ず公労法の改正に関する調査でございますが、九月二十六日に第一回の委員会を開きまして、前国会終り委員会で御決定になりました改正参考案を基礎といたしまして、各方面学識経験者意見を聽取するために証人を喚問するということを御決定なつたわけであります。それを十月の二十日、二十一日の両日に亘つて開くということを決めたのであります。引続いて十月の十一日にその証人の数及び名前を決定したわけであります。その決定いたしました証人の数は十三名でございました。引続いて十月の二十日、二十一日にこれらの証人方々においでを願いまして、それぞれ只今参考案に関する御意見を承つたのでございまするが、概ねこの参考案を以て先ずよいのではないかという御意見でございまして、反対の意見はなかつたように記憶いたします。従いまして、その後この参考案を更に検討をいたしまして、法制局意見等も聞き、懇談を重ねました上、更にこれを精査して今日お手許にお廻しいたしましたような案を得た次第でございます。大体これが今日までの経過概要でございます。  次に、経済安定計画に伴う労働関係調査でございますが、これは前国会終り委員会の議決によりまして三個班を以て関西、関東、東北の三方面視察班を出すということになりまして、九月の上旬それぞれ各地方に委員の方が参られまして、視察をされたわけであります。これらの視察の結果につきましては、十月の十一日、十二日の両日に互りまして、視察結果の報告をするということを九月の二十六日の第一回の委員会で御決定になりまして、十月十一日に原、堀木山花の各委員より、それぞれ報告があつた次第であります。引続いて翌十二日には、これらの視察の結果に基きまして、保利労働大臣以下労働省の各局長の出頭を願いまして、いろいろ質議を行なつた次第であります。その際労働省補正予算並びに来年度予算についても質問があつたわけでございますが、資料がございませんでしたので、これらにつきまして、十分な調査が行えなかつたのであります。それでその資料を要求いたしまして、十月の二十一日の午後資料労働省から貰い、引続いて調査するという予定でございましたが、都合によりまして延期になつた次第であります。それ以来今日に及んでおるのでございますが、従いまして、この経済安定計画に伴う労働関係調査は未だ結論が出ていないのが現状でござい  ます。
  4. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 只今專門員から報告のありました通り経過でありますが、この際以上二件につきまして、調査未了報告書議長に提出することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 御異議ないものと認めます。尚報告書の内容などにつきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 御異議ないものと認め、そのように取計うことにいたします。つきましては調査未了報告書には、多数意見者署名を附することになつておりますので、本報告書を提出することに御賛成の方は順次御署名をお願いいたします。   多数意見者署名      原  虎一 波多野林一     池田七郎兵衞 中村 正雄      早川 愼一 堀木 鎌三   —————————————
  7. 赤松常子

    委員長赤松常子君) では次に、今後の本委員会運営につきまして、お諮り申上げたいと存じますが、第一に御手許に配付いたしております労法改正の一応の案が出ておりますので、先程專門員からも御報告いたしましたが、一応これをどう扱うか、又これに対しまする御意見等もございましたならば、お聞かせ願つて、更によりよいものにいたしたいと存じますので、一両日御研究を願いまして、次回にこの扱いをどういたそうかということを決定したいと思つておりますが、それでよろしうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 赤松常子

    委員長赤松常子君) それではこの取扱い方は次回の委員会までよく御研究頂きまして、取扱い決定することにいたしましよう。  それから十月二十一日の労働省予算並びに次期国会に出します法律案に関しまして、一応説明を聞くということにいたしておりましたのですが、今日これから聞きましようか。労働省では準備いたしておるのであります。如何でございましようか。
  9. 原虎一

    原虎一君 労働者から出席される人はどういう人ですか。
  10. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 富樫総務課長が実は午前中から待つてはおられるのでございます。
  11. 原虎一

    原虎一君 今日は委員の方も各党関係で忙しいようですし、それからということも予定していないような趣きでもありますから、次回に讓つて、やりれ大臣局長課長出席を求めて十分に検討したいと思いますから、次回に願いたいと思います。
  12. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 只今の御意見もございますが、如何いたしましよとか。
  13. 早川愼一

    早川愼一君 今日は止められた方がいいと思います。
  14. 赤松常子

    委員長赤松常子君) それでは次回に大臣以下局長方々に出て頂いて十分な御説明を願い、又委員も準備いたして来るということにいたしたいと存じますが、次回の委員会はいつがよろしうございましようか。……。速記を止めて下さい。    〔速記中止
  15. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 速記を始めて下さい。では次回は二十七日の午後一時からということにいたします。  それから今の二件の継續調査は今会期中も継續していたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 赤松常子

    委員長赤松常子君) 御異議ないものと認め、継續調査をいたすことといたします。  では本日はこれにて散会いたします。    午後二時五分散会  出席者は左の通り。    委員長     赤松 常子君    理事            一松 政二君            原  虎一君            波多野林一君    委員           池田七郎兵衞君            中村 正雄君            早川 愼一君            堀木 鎌三君   事務局側    常任委員会專門    員       磯部  巖君