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專門員(
磯部巖君) それでは
只今から御
報告申上げます。先ず公労法の
改正に関する
調査でございますが、九月二十六日に第一回の
委員会を開きまして、前
国会の
終りに
委員会で御
決定になりました
改正参考案を基礎といたしまして、各
方面の
学識経験者の
意見を聽取するために
証人を喚問するということを御
決定に
なつたわけであります。それを十月の二十日、二十一日の
両日に亘つて開くということを決めたのであります。引続いて十月の十一日にその
証人の数及び名前を
決定したわけであります。その
決定いたしました
証人の数は十三名でございました。引続いて十月の二十日、二十一日にこれらの
証人の
方々においでを願いまして、それぞれ
只今の
参考案に関する御
意見を承つたのでございまするが、概ねこの
参考案を以て先ずよいのではないかという御
意見でございまして、反対の
意見はなかつたように記憶いたします。従いまして、その後この
参考案を更に検討をいたしまして、
法制局の
意見等も聞き、懇談を重ねました上、更にこれを精査して今日お手許にお廻しいたしましたような案を得た次第でございます。大体これが今日までの
経過の
概要でございます。
次に、
経済安定計画に伴う
労働関係の
調査でございますが、これは前
国会の
終りに
委員会の議決によりまして三個班を以て関西、関東、東北の三
方面に
視察班を出すということになりまして、九月の上旬それぞれ各地方に
委員の方が参られまして、
視察をされたわけであります。これらの
視察の結果につきましては、十月の十一日、十二日の
両日に互りまして、
視察結果の
報告をするということを九月の二十六日の第一回の
委員会で御
決定になりまして、十月十一日に原、
堀木、
山花の各
委員より、それぞれ
報告があつた次第であります。引続いて翌十二日には、これらの
視察の結果に基きまして、
保利労働大臣以下
労働省の各
局長の出頭を願いまして、いろいろ
質議を行
なつた次第であります。その際
労働省の
補正予算並びに来年度
予算についても質問があつたわけでございますが、
資料がございませんでしたので、これらにつきまして、十分な
調査が行えなかつたのであります。それでその
資料を要求いたしまして、十月の二十一日の午後
資料を
労働省から貰い、引続いて
調査するという予定でございましたが、都合によりまして延期に
なつた次第であります。それ以来今日に及んでおるのでございますが、従いまして、この
経済安定計画に伴う
労働関係の
調査は未だ結論が出ていないのが現状でござい
ます。