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森下政一君
国会の意思を十分汲みとるというのですが、実際問題として、随分我々の手許へ
物品税に関する請願めいたものがや
つて来るのですね。ところがそれをみんなで協議したり、あなたがたの意見を聞いたりするという機会は殆んどないのです。私は大蔵委員で三年半や
つておりましたが、そんなことは一遍もありはしない。そうして
法律ができてしま
つてから
修正しようとしても、それはできない相談なんですね。実際問題として今日は……それで私はいつでもそう思うのですが、今油井君からも
お話がございましたが、この類別ですね。どうも比較して、なぜ一方が丙類であり、一方が丁類であるか。或いは
税率等についても、或るものは今回でも日常生活の
物品と認めて
課税廃止、これは実際の扱いとして、大蔵省はどうしてこういうことをきめておられるのですか。どういう方法で………、担当お役人さんが集まられて、いろいろ評定されて、その間でまあこんなものじやないかぐらいのことなんですか。一々業者を呼んで意見を聞くということをなさ
つておるのか。或いは主税局長の、どうもライターに
課税しない手はないなんという、あなたの
見通しで変
つて行くのですか。どうも数多い品物なんですから、私はこれをどうしてや
つておられるのか。そうして業者からいろいろな話を聞く。例えば写真機でも今日相当輸出が行われておる。そうして
国内では相当の高率の
税金がかかるので、
国内の製品だけでは引合わない。輸出が行われるということで辛うじて事業が成立
つておるのですというような話を聞くのです。そういう話を聞くと、もつと
国内的に
物品税率を下げたらいいではないかと思うのですが、そういうことについて、業者からこういうような意見が出ておりますが、どうお考えになりますかということを、肝心の
大蔵委員会で聞くことはできないのです。そうしてぽんと出て来た
法律を、これを
審議せいということになると、これはどうにもならぬことです。今油井君は、主税局長英断を以て
法律でやつたらどうかというようなことを訴えたのですが、これは実際の扱いをどうしておられるのですか。