○
赤木正雄君 私は今
大蔵当局のお話の
通りに、この
法案もこれを以て打切りと、
さつき打合会か何かあつたようですが、果してそうできるものか、できないものか問題なんです。又来る
國会に追加
審議することを阻止する
理由はない。これは
皆さんが
協賛なさ
つて、いいとおつしやつたならば次から次にこれと同じような、或いはこれ以上の
都市計画が出たら、それを阻止することは非常に不合理だということで、次から次と
國有財産が、ただ
國会がそれを
審議して可決したからよいというようなものの、そうすれば全然これに
関係のない町村に対して非常に不公平に私は思うのです、
國有財産を処分する場合。でありますからこれは私は
大蔵省としてよくお
考えになるべきことと思います。或いはこれは又信念があるならば、農林省としても当然
考えるべきでありますが、
日光のごときは仮にこういう
法案が出たとするならば、私はほかの
都市に比べて
日光や箱根を第一に推薦すべきたと思います。そういうときに大面積の
國有林が
無償で
日光に放されてしまう、そうだと非常に大きな問題だと思うのです。この
委員会で可決して本
会議で可決したからそれでいい、
衆議院も
参議院もそれで可決したからいいということになる。でありますから私はもう初めからこれは
公聽会を開いてこういう
都市に
関係しない人々の
意見も聞いて、十分に
審議すべきが
参議院のこの
委員会の
使命である。それが我々の
本当の
使命である。これは何回も我々は主張している。それが遺憾にしてこれが通らないのに、容易にこれは可決するのです。でありますから、これは
大蔵省としても若しもこういう
法案が出るものならば、むしろ
政府としてももつと愼重にお
考えにな
つて、どうしたらこれは阻止できるか、そのくらいのことをお
考え下さ
つても、
國民全体に対して当然のことだと私は思うのです。そうしないと非常に不公平だと私は思うのです。それに対してどうでしよう、御
意見は。