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鈴木清一君 今の
お話でありますと、上旬ということはすでに法文に出ておるので、そのつもりであるということは御尤もだと思います。そうだといたしますと、昨日閣議できめたということは、これは真僞は別といたしまして、今あなたのおつしや
つておられる言葉のうちに、でき得れば政府といたしましては
会期を一日延長ずるということについて心配してお
つたと、こうだといたしますると、上旬ということの
決定は御承知の上で、ありながら、それではなぜこの前、
会期を
参議院で
決定するときに、少くとも野党が主張いたしました九日に対しまして、
衆議院では二週間を要求しておる、それにもかかわらず我々は三週間と言
つておる。そうして又こちらのいわゆる與党の人たちに対しては、やはり
衆議院と同調いたしましての
発言をなされてお
つたはずである。
従つて私は上旬に召集するということを御承知の上であられたにもかかわらず、法案がどのくらい出るかということはあなたがた御承知のはずである。
従つて私は、昨日
会期の延長ということについて、政府にそれほどの御真意があられるならば、なぜこの前
会期を
決定するということについても、むしろ
衆議院の人たちなり或いはここの
自由党の
かたがたに対しましても、政府としては一応このような状態であるからむしろ
会期は我々の申すのが順当であるというようなことを、なぜ
発言なさらなか
つたのか。そういたしますと、私は考え合せますと、何ら真意がないということを言わざるを得ないのであります。でありますので、私が申上げたいのは、明日一日延さなければならないということをすでにあなたが昨日考えておるほど御心配であるならば、なぜこの前の
会期の延長ということについてここで議論にな
つておるときに、政府の意向としては我々の主張するところの九日までなり、或いは八日までなりという
決定のことについて、むしろあなたがたが積極的に支持するような政府の
態度をとらなか
つたかということを私はお聞きしたいのです。