○
石原(圓)
委員 ただいま申されましたような
説明の
事柄の
——一分の
値上げということは、
現実に
生産者が一分の金を支出することでありまして、この施行の日より
生産者がそれだけよけいに
現実に支出することでありますから、このときにおいて、
市場関係開設業者と具体的なとりきめがなければいけないと思うのであります。ただいまの
長官の御
説明では、こういうことをやれ、ああいうことをやれということを
条件をつけたような言葉でありますけれ
ども、それが具体化しておらぬ限りは、
市場の
開設者が実行することは、とうてい信じられないと思うのであります。その信じられる
方法を講ずると同時に、一分の
値上げをするということにおいてのみ、
隻方の
相互的な
条件がそこに備わると思うのであります。ただ出す方のみは認めて、そうして彼らに対する
義務制を何ら具体的にせぬということは、はなはだ
生産者に対して不親切であ
つて、
生産者を思わないことはなはだしいと私は思うのであります。一分というものは
現実にここに数字に現われている。それに交換するところの
生産者に与えるものは何ものがあるか。このことが具体的にならない以上は、私は絶対に納得できないのであります。この四つの
条項というものは、一分二分にかかわらない問題である。
水産庁及び農林省としてやらなければならぬ問題である。これをも
つて交換的なことのようにしてお茶を濁すというような御意向には、絶対に服従できないのであります。