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菅野政府委員 国会の開会中に、まだ
法案の御
審議中に、その
法律についていろいろ打合せをしたということにつきまして、国会の
委員の皆様並びに
人事院に対して非常な御懸念をかけましたことにつきましては、申訳なく存じます。しかし実は私の察するところでは——これは実情を調査いたしまして、私の方でも善処いたしたいと思いますが、察するところでは、この当
委員会のいろいろの御
質疑等によりましても、例の調整号俸の問題は、非常に各省に大きな影響がある問題でございまして、その調査号俸の格差の切下げにつきましては、何らかの是正
方法をとることは、私もお約束申し上げたような次第でありまして、昇給資金の配
分等につきましては、大蔵省も特に考慮してもらうように、私
どもからも強く要望しておるところでございます。従いまして、それらの点について各省の
事情を聞くのが、おそらくおもな目的ではなか
つたか、かように私は推測するのでございます。何にいたしましても、そういうような会合を、特に
審議中の
法律について持ちましたことについて、いろいろ御疑念を持たれましたことにつきましては、深くおわびする次第であります。また国会の御
審議中の
法案に対しまして、いろいろ打合せをするということは、本来ならば避くべきことであると思いますが、この
法律の施行は、どうしても来年の一月からのベース
改正でございまして、その前にいろいろな準備があるのでございます。従いまして、かりに通
つたとしたならばという前提のもとに、各省それぞれ用意することがあるのでありまして、たまたま集ま
つて打合せをしたというようなことに、私は推察する次第であります。