○山田節男君 これは議事の進行ですがもう臨時国会が閉会に入るというような時間が切迫しておりますので、この処理は成るべく今日や
つてしまいたいと思うのでありますが、今日この付託された約二十件の陳情、
請願があるわけですが、とにかく政務次官からのこの
請願に対する回答でその
趣旨も
分り、而も
請願の約二十件のうち第七国会で保留にな
つておるのが四件で、それから第七国会で採択されたものが三件であります。第三、五、七国会の三国会を通じて採択されたものを更に第八国会に出しておるというような非常に特殊な
請願もございます。更に十九件の
請願のうち十六件は橋本委員がお出しにな
つておる。こういう特殊性がありますので、これは議事の進行上からい
つても
一つ特に御考慮願いたいことは、すでに去る第七国会で保留に
なつた
請願を更に第八国会に出された、それから第七国会で採択されたものが又更に本
委員会に出されたというような点から鑑みまして、保労されたものに対して又出されるということは必要によ
つて出されたのであろうと思いますが、少くとも国会に採択されたというもの、而もそれが承わるところによりますと、内閣に送付を要するものという手続がとられているということに私は了解しているのでありますが、而もその内閣が行政措置を報告されるべき義務を負わされた
請願に対して、
只今政務次官から各個別の御回答があ
つたのであります。これは私は常任
委員会の性質から又権限から見ても、それから而もこれが一旦採択された以上は、やはり行政的実効が現われて来ることを
委員会がこれに対して
要求しているわけであります。加藤政務次官のいろいろお話を聴きますと
現状として止むを得ない、又再三本院から行
つてこれは不可能であるというもの、それから更に例えば第七号の
請願と思いますが、このごときは一回線の増設をすでにやられておるというような、すでに行政効果も現われておるというようなものもあるように承わ
つたのでありますが、これはやはり常任
委員会の性質から見て、これは政府当局ともいろいろ私は資材
関係、或いは特にこれは
郡山市だけの限られたものが多いのですが、
全国的に見れば政府当局として一
区域に偏重の
施設をすることは勿論できないことはよく分るのでありますが、せめてこの国会において採択して而も内閣に送付を要するものという手続きをと
つた請願に対しては、これは
一つ全部とは申しませんがこの四件の中で、政府が最大限度にやり得るものは
請願の
趣旨に副うということが、本常任
委員会として、新しい憲法の常任
委員会として、即ち当然これは処理した
請願によ
つて行政措置が生まれて来ることを予期しておる、わけであります。これに対して是非御考慮を願いたいということにして、この一件々々について審議することは時間的にも非常に無駄でありまするし、大体政府当局の
説明によ
つても了承し得るのでありす。この常任
委員会の採択と行政措置の不十分、これを
一つどう調整するかということの御議論を願
つて、私はこれは希望ですが、何も橋本委員に肩持つわけでありませんが、お互い委員としまして、これはもう一地区に限られた問題としても採択をされすでに
三つの国会に採択されてお
つて尚これが実現しないということ、これは委員の面目というよりも常任
委員会の権威に関するということに了解するのでありますが、こういう点を
一つ主眼にして陳情、
請願を一括して御承認願うということにしたら時間的にも経済じやないかと思うので上ありますが、一応私の議事進行についての御意見を申上げます。