○矢嶋三義君
簡單に岡安
証人に、その保全の必要をもう一歩突込んでお尋ねします。街にパンパンが歩いてお
つて、それを追拂うと、夜
学校の教室の中に入
つていかがわしいことをして、朝生徒が
学校へ来て見ると、いろいろなものが落ちておる。街を通
つている娘さんはパンパンか娘さんか分らない、こういう敗戰後の社会情勢というものがもたらした、国民の一部の人は文化国家建設などと言
つておりますが、その感覚の愚劣低級さというものがもたらしたものである。又との行政官が指導の立場で感覚的に優れていればいいのでありますが、そういう社会情勢の下に麻痺してしま
つて、又行政官の感覚の低級さというものがもたらしたものであると、私はこう
考える。現在我が国が自立しようという現段階に、お互いがこういう悩みを、苦悩を続けているのが今の姿だ、私はこう
考えるが、
結論的には将来それほど感覚がしびれて分らない国民ならば、立法府でこれでもか、これでもかとがんじがらめに縛るような
法律を作らなければなりますまいし、又そういう線に沿
つて行政官の
教育もやらなければならない。こういう
池上事件をきつかけにして、
一つの覚醒剤にな
つて、全国的にこういうことが起れば、私はこの公聽会も意味がある、こう
考えているが、当面の問題としては、
池上にあの姿を実現させるか、させぬかということにある。午前中にもいろいろ伺いましたが、
法律にいろいろ不備なところがある。又そういうものを作るという人の感覚も想像に難くない、或いは木村さん或いは松原さんから大分突込んで
質問があ
つたが、中井指導課長の
答弁からしても、ああいう立場から言うならば、相当の
計画と多額の人件費を使
つてしよつちゆう見張りをさせなければ防げないと思う。そういう角度から
池上には実質的には
歓楽街が実現するということを懸念する、そういうプロバビリティは多いと思う。もう一歩突込んで、岡安
証人の決意のほどを伺いたいのですが、こういう転換期には相当犠牲を拂わなければいけないと思う。確かに私は指導課長だけをひどく責める気持はありません。大体敗戰後のずつと慣例から、ああいうことをとられたと思うが、大体現在としてはあまりにも事態が重大で、立ち直ろうとして苦悩していると私は見てと
つたのでありますが、そこで設立した人としては、確かに合法的には
許可も得て造
つているという言い分もあると思う。相当に私は過渡期の犠牲を拂わなければいけないと思うが、都として、具体的に申上げますと、本人が聞かなか
つたら、それを買收して住宅にするとか、或いは相当の都として転換期の犠牲を拂
つて、そうしてあすこに実質上できないような経済的な犠牲もある程度拂
つても、東京都のため、将来のため、今後
法律でそういう点は適正に指導できると思うが、この過渡期に犠牲を拂
つても東京都のためにも、全国のためにも、これを阻止しようという堅い決意がありますか、ありませんか。あれば結構でありますし、伺いたいと思う。