○田渕
委員 それで五月二日の党幹部の誓約というものが
はつきりいたしました。一たび党を代表する党幹部が誓約したものは、実行して行かなければ、われわれ将来党幹部というものを信任できないのであります。
委員会でこういうようなことを申し上げたくありませんから、この
程度で打切りますけれども、私の申し上げたいことは、先ほど平井議員は、参議院で通すかどうか、もし通らなか
つたらどうするかということで、当時御心配くださいました松田
委員、
永田委員に責任を追究されております。しかし私は紀伊水道と有明海を一緒にやるということについて、現在の参議院の水産
委員会の構成をまず検討してみたい。わが党から長崎の秋山君と高知の入交君、京都の小野木君が出ております。これに前から賛成しております社会党の青山君と千田君も出ております。また緑風会から参議院議長の佐藤尚武議員も
委員にな
つております。私はこれを参議院が誠意をも
つてやるつもりならば、六対二で通過するという
見通しを持
つております。但しこれは
委員長の御
努力のいかんによるのであります。もちろん
委員長に積極的な御交渉を願わなければなりませんが、参議院のメンバーは、前第七
国会のメンバーとぐるつとかわ
つておるのです。ことに参議院の副議長は社会党がと
つております。これを社会党も支持しております。かような意味で参議院を通過するということは、私は十分自信があります。またこの問題を本日の
委員会できめていただかなければ、なぜ困るかと申しますと、本日の
委員会できまりませんと、あすの本
会議にかけられないのであります。わが党の方ではあすの
国会対策にかけまして、あすの議運に持
つて参ります。あすの議運で
決定したものを午後の本
会議にかけます。ところが最も第八
国会の重要法案である地方税法案が、あすの三時ないし四時ごろ大体本
会議に送り込まれる予定であります。これを裏づけするところの土地台帳の改正法案、それから教員の免許法の期間延長という三つの法案があす上
つて来るわけであります。それから水産
委員会の
漁業法の一部の改正案を上げまして、四つの法案を午後一時から審議する。野党の緊急
質問あるいは決議案というようなものに対して審議をして、これをや
つておるうちに地方税法案を上程するということになると思います。この機会が過ぎますと、衆議院の本
会議はしばらくないのであります。そういたしますと、次の衆議院の本
会議に上程されるのはいつかという見通がつかぬときに、参議院はこれまたひまがなければ通す自信はないのであります。本日の
委員会できまらぬ限りにおいては、私は先ほど申し上げました参議院の水産
委員会のメンバー構成から見まして、本日技術的に送り込むということにおいて、これは示唆的に申し上げたのであります。