○
猪俣委員 名
委員長の出現によりまして、この会が本日から活動を開殆せられることになりましたことは、はなはだけつこうだと思うのであります。そこでお互い今までの
考査委員会の
経過を見まして、多少そこに遺憾な点があつたやにも感ぜられるのであります。それはいわゆる
超党派的存在ということが、この
委員会成立の当初からの院議に相な
つておるのでありますが、多少さようなことに対して欠くるところがあ
つたのではないかという
非難があるのであります。そこで新たなる
委員長のもとにおきましては、どうか超党派的に運営するという大方針をかたく維持せられることを希望するとともに、その意味におきまして、
衆議院内の小会派であります
公正倶楽部あるいは
社会革新党という政党からも、
委員を一名ずつ出すように御尽力願いたいということと、なおまた
考査委員会の
事務局の
人事あるいは経理の点につきましては、なるべく
理事会に相談をしてその了解を得るように、民主的に運営していただいて、今までの
委員長の
独断專行という
非難を受けないようにや
つていただきたい。端的に申しますと、そういうことがだんだん中傷せられまして、超党派的でないというような
非難が出て来るのでありますから、さようなことを—さ
つきいろいろ懇談をいたしたのでありまするが、新
委員長におきまして、このわれわれの要望を実現できるよう御尽力願いたいということを提案いたします。