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椎熊委員 ただいま
議長さんから丁重なる経過のお示しがございましたが、
議長のとられました
態度につきましては、私
どもは
了承いたします。
委員長は特に昨日の一応の
決定に際しまして、
手続上再び同一問題を取扱う場合があるかもしれぬということを申し添えることをしなか
つたという点をみずから認められまして、
手落ちであ
つたと明確に言明されまして遺憾の意を表明せられ、私
どももその点は非常に遺憾に存じまするが、
委員長として、
かくのごとく明確に非を非とし、是を是とする
態度に出られましたことは、この
委員会を明朗化する上において非常に
けつこうだと思います。ただこの際一言いたしたいことは、当
委員会は他の
委員会と違いまして、單に論争の場ではありません。
国会をいかに円満に
運営するかというところに趣旨があるのでありますから、多数を持
つておられる側も、何かといえば、
議論を盡さずして多数をも
つてきめて行くという
やり方は、将来十分御注意を願いたい。
少数意見をも尊重して行くというところに、
民主主義の
本質があると思います。どうか多数
派諸君におきましては、今日のごとき
事態を演ぜられることのない
ように、今後
愼重に
議事を進められんことを望みます。われわれも率直なる多数党の
態度、
議長並びに
委員長の
愼重をきわめたる言明につきましては、
了承するにやぶさかではございませんので、この
程度でこの問題は片づけたいと思います。
なおつけ加えますが、私のただいまの
発言は、
野党連合の相談の結果でもございます。なお
野党連合以外の共産党なる側もございますが、共産党も、その問題については同一の観点に立
つておられましたので、大体ただいま申し上げましたことは、第一党たる
自由党以外の
野党全体の
意見であるということを申し上げておきます。