○
堀眞琴君 この提案
理由の
説明によりますと、先ず第一点として結局差引一千九百何人が減少となる勘定に
なつているのですが、併しよく見ますと実際に出血を見るのは一千九百何人という少数ではなくて相当多数の人が整理されることになる。尤も他方においては
増員れさる部面もありますが、出血を見る、整理される人がそのまま配置転換によ
つて増員される
部分を持つということには私はならないと思うのですが、学校の
職員であるとか或いは結核療養所の
職員であるとかいうような特殊なものは全く新らしく
増員されるものだと思う。そうしますと差引一千九百何人という出血はただ
数字の上に現われたことであ
つて実際の上においては相当多数の整理が行われると思うのです。而もその整理が今の
政府委員の
説明や、昨夜の本多大臣の
説明によると、必ずしも十分には納得できないと思う。どうも貿易
関係の方で
検査事務の増加を見越して増加するとか何とかいう
お話ですが、例えば中小企業の問題にしても従来や
つて来たような政策よりもつと積極的にこれを助長するような方向に持
つて行かないと、全く中小企業というものは潰れてしまうわけです。そういうようなことを
政府当局としては十分見込んで行政
職員の
定員を決めることが最も合理的だと
考えられるのですが、その点について私は
考えていないと思うのですがどんなものでしようか。