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1950-02-02 第7回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十五年二月二日(木曜日) 午後二時十四分開会 ————————————— 本日の会議に付した
事件
○小
委員
の
補欠選任
の件 ○
臨時通貨法
の一部を改正する
法律案
(
内閣送付
) ○
大蔵省預金部特別会計
の
昭和
二十五
年度
における
歳入不足補てん
のため の
一般会計
からする
繰入金
に関する
法律案
(
内閣送付
) ○
昭和
二十四
年度
の
徴税状況
に関する 件 —————————————
黒田英雄
1
○
理事
(
黒田英雄
君) これより
大蔵委員会
を開会いたします。最初にお諮りいたしたいことがあります。請願、
陳情小委員会
の
委員銓衡
の件でありますが、
緑風会
の
高橋龍太郎
君の
代り
に
伊藤保平
君をお願いし、民自党の
黒田英雄
君の
代り
に
西川甚五郎
君をお願いいたしたいと思います。御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
黒田英雄
2
○
理事
(
黒田英雄
君) 御
異議
がないようでありますからさように
決定
いたします。 —————————————
黒田英雄
3
○
理事
(
黒田英雄
君) それでは本日は先ず
臨時通貨法
の一部を改正する
法律案
と
大蔵省預金部特別会計
の
昭和
二十五
年度
における
歳入不足補てん
のための
一般会計
からする
繰入金
に関する
法律案
、この両案について
政府
からの
提案理由
の御
説明
を願いたいと思います。
水田三喜男
4
○
政府委員
(
水田三喜男
君)
只今議題
になりました
臨時通貨法
の一部を改正する
法律案
の
提案理由
を御
説明
いたします。
臨時通貨法
は
政府
が当分の内発行することが出来る
臨時補助貨幣
として五円、一円、五十銭、十銭、五銭、一銭の六種と
規定
して居ります。このうち現在製造して居りますのは五円と一円の二種のみであります。 右の
補助通貨
の
系列
を以てしては
経済取引
の実状に応じ得ない現状であり、また最近における
経済事情
の安定に伴いまして、さきに千円券を発行するようになりました今日、
通貨体系
として十円については硬貨を発行し、以て
補助貨幣
の
系列
を整備することによ
つて
その機能を充分に発揮することを期待するものであります。 よ
つて
ここに
臨時通貨法
の一部を改正しまして、
臨時補助貨幣
の種類を増加し、従来のものの外に洋銀の十円の
臨時補助貨幣
を加えようとするものであります。 次に十円の
臨時補助貨幣
は二百円迄法貨として通用する旨の制限を設けました。 以上が今回の
臨時通貨法
の一部を改正する
理由
でございます。何とぞ御
審議
の程お願いいたします。 次に
大蔵省預金部特別会計
の
昭和
二十五
年度
における
歳入不足補てん
のための
一般会計
からする
繰入金
に関する
法律案提出
の
理由
を御
説明
申し上げます。 今回この
法律
を制定しようといたしますのは、
大蔵省預金部特別会計
の
昭和
二十五
年度
における
歳入不足
を補てんするために、
一般会計
から同
会計
に
繰入金
をなし、同
会計
の
運営
を円滑にいたそうとするためであります。
大蔵省預金部特別会計
の
昭和
二十五
年度
予算
における
歳入歳出
におきましては、別途提案いたしました
昭和
二十五
年度
特別会計予算
に計上してあります
通り
、その
歳出
といたしましては、
事務費
、
預金利子
、
郵政事業特別会計
への
繰入金等合計
百二十四億一千三十万七千円を要するのでありますが、その固有の
歳入
といたしましては、
預金部資金
の
運用
による
利子收入
、
有価証券
の償還による
益金等合計
百二十億八千七百四万円でありまして、差引三億二千三百二十六万七千円の
歳入不足
を生ずることとなるのであります。 而して、本
会計
におけるこの
歳入不足
につきましては、
総合均衡予算
の
建前
からいたしまして、その
不足額
を、
一般会計
からの
繰入金
をも
つて
補てんすることが適当と存ぜられるのであります。これがためには、
法律
を以てその旨を
規定
する必要がありますので、この
法律案
を
提出
致しました次第でございます。 尚
繰入金
につきましては、その性質に鑑みまして、後日、本
会計
の
財政状況
が健全な
状態
となりました曉には、その
繰入金
に
相当
する
金額
を、
予算
の定めるところによりまして、
一般会計
へ繰戻すということにいたしたいので、その
規定
も設けた次第であります。 何とぞ、御
審議
の上御賛成あらんことを御願い申し上げます。
黒田英雄
5
○
理事
(
黒田英雄
君) 両法案に対しまする御質疑は後日に廻したいと思いますが、何か
資料等
について御注文がありますれば、この際お願いして用意して貰う方が都合がいいと思います。
木村禧八郎
6
○
木村禧八郎
君
預金部
の
運用委員会
の構成と、それから
運用
に関する何か
規定
があると思うのですが、それを御
提出
願いたいと思うんですが……。
水田三喜男
7
○
政府委員
(
水田三喜男
君)
承知
いたしました。
木村禧八郎
8
○
木村禧八郎
君 これは後で御
説明
あるかも知れませんが、できるなら
資料
として御
提出
願いたいのですが、
預金部
の
資金運用
の一——三月の
計画
がおありと思うのですが、それと、二十五
年度
の
資金計画
、これも伴せて
数字
が分りましたら御
提出
願いたいと思います。 —————————————
黒田英雄
9
○
理事
(
黒田英雄
君) それではこの両案はこの
程度
にいたしまして、
国税庁長官
の
高橋衛
君が見えておりますので、先日御要求がありました
昭和
二十四
年度
の
徴税状況
について御
説明
を一
通り
願いたいと思います。
高橋衞
10
○
説明員
(
高橋衞
君)
昭和
二十四
年度
の
補正予算
で
決定
になりました
租税收入
の
総額
は五千百五十九億円でありますが、一月の二十日までに
收入
済になりました
金額
は三千六百二億余円と相成
つて
おります。従いまして今後において
收入
を要する
金額
は千五百五十七億四千八百万円というこにな
つて
おります。
例年年度
を越えましてから前
年度
の
收入
となるべき
金額
、即ち繰越されて
收入
になる
金額
が普通二百五十億円
程度
ございますので、
従つて
一月の二十日以降三月末までに
收入
を要する
金額
は大体千二百億円
程度
になるかと思うのであります。御
承知
の
通り
一月の末が
申告所得税
につきましての
確定申告
の時期と相成
つて
おります。
例年
この
確定申告
の時期におきましては、
相当
大きな
金額
の
納税
がございますので一月の下旬におきまして、まだ確実な報告には接しておりませんけれども、二百億円近くの
收入
があるかと想像しておるのであります。従いまして二月三月の二ヶ月分におきまして約一千億の
收入
を必要とするのでありますが、それぞれ一ヶ月約五百億円
程度
の
租税收入
を得られれば、大体
本年度
の
予算額
に至る
程度
の
收入
が得られる見込と相成
つて
おります。昨
年度
が二月におきまして、確か五百三十億円の
收入
がございました。三月において六百七十億円の
收入
があ
つたの
であります。言い換えますならば、この二、三月において
租税
の
收入
が集中いたしましたために、
相当
経済界
に衝動を與え、幾分面白からぬ
影響
も與えたかと思うのでございますが、今年はその昨年の実際に
徴收
されました
金額
に比較いたしまして、
相当
金額
下廻る
收入
で宜しいという
状態
でございますが、今
年度
はそれ程大きな
影響
は與えることなしに
租税収入
の
確保
をなし得るのではないかと
予想
を持
つて
いるのであります。勿論約七〇%の
収入
がすでにあつたわけでありますが、これは
租税
全体の問題でありまして、その中の
申告所得税
につきましては、尚一月二十日現在におきまして四二・三%しか
収入済
にな
つて
おりません。言い換えますならば、一千七百三億円の
予算
に対しまして
収入済み
が七百十九億円余でありまして、尚九百八十三億円の
収入
を今後必要とするのであります。この
成績
を前年の同期に比較いたしますと、前年の同期が三四・七%でありまするので、前年よりは
相当
進歩
を示しておるのでありますが、併しながらとにかく九百八十三億円の
収入
を今後四月頃までにいたしますることは
相当
むずかしい問題ではないかと考えております。併しながら一方におきまして、これを
源泉
の
所得税
を比較して見ますると、御
承知
の
通り補正予算
におきましては
源泉
の
給與所得
から得ますところの
所得税
は、
予算額
が千二百九十四億円と相成
つて
おります。これに対して
申告所得税
、
事業者等
に対するところの
申告所得税
は千七百三億円でありまして、その
比率
は
相当
申告所得税
の方が多くな
つて
おるのであります。然るに実際
収入済
の
金額
は
申告所得税
におきましては、先程
お話
申上げました
通り
七百十九億円であり、
源泉所得税
におきましては千百二十四億円にな
つて
おります。従いましてこの
申告所得税
の
徴収
も
相当
成績
を挙げるのでなければ、
給與所得者
と
事業所得者
の間の負担の公平も期し得られないかとも考えられますので、主として
税務
といたしましては、
運営
におきましてこの
申告所得税
の
成績
の改善に努力いたしたいと考えております。尚
年度
当初におきまして前年から繰越しました
滞納
の
金額
が七百六十一億円
程度
あ
つたの
でありますが、その後鋭意これが
整理
に当りました結果、十月末におきましては、これが四百八億円
程度
まで
整理
が出来たのであります。勿論
申告
が行われ、又は
政府
において
更正決定
が行われるたびに新たなる
納税義務
を指定いたしますので、
滞納
の
金額
は新たな発生がございますので、実際に
整理
を了した
金額
は
相当
大きくな
つて
おりますが、全部の残高におきましては十月末におきまして四百八億円にな
つて
おるのであります。その後更に十二月末の
実績
を見てみますると、それが五百六十二億円というふうに
増額
をいたして参
つて
おります。丁度一月末が先程
お話
いたしましたように
申告所得税
の
確定申告
の期限であり、又同時にこの時期において
納税義務
として確定される
金額
が
相当
増加いたしますので、一月二月におきましては
相当
滞納金額
が累積することと考えますが、併しながら
只今
の
計画
では、二十四
年度
の当初二十三
年度
から繰越しました
滞納金額
である七百六十一億円よりは或る
程度
下廻つた
数字
で以て
年度
を越したいというふうに考えております。 先税申上げましたように、
租税総額
におきましては
予算
に対して約七〇%の
収入実績
を見ておるのでありますが、これを昨年に比較いたしますると、昨年が約五五%でありまするので、今年は全体として一五%だけ早期に
収入
の
確保
ができたわけであります。
申告所得税
につきましては先程
実績
を申上げましたので、その他の税について大体の経過を申上げますと、
源泉
によるところの
給與所得
に対する税は、同じく一月二十日現在における
パーセンテージ
は八六・九%と相成
つて
おります。又
法人税
におきましては八六・五%、
相続税
が六六・八%、酒の税が七七%、
清涼飲料税
については八六・八%、
砂糖消費税
が一二〇・四%、
織物消費税
が九〇・八%、
揮発油税
が九〇・三%、
物品税
が六九・九%、
取引高税
が九四・九%、
有価証券移転税
が六九・五%、
通行税
が八九・一%、その他におきまして一一六・七%と相成
つて
おります。全体として幾分
収入予算
に対して、例えば
申告所得税等
におきましては、或る
程度
の
欠減
を生ずることは止むを得ないかと思うのでありますが、一方におきまして、酒の税又は
法人税等
において
幾分増収
があり得るかと考えますので、全体としては大体
本年度補正予算
に定められました
租税
の
徴収
はなし得るかと考えているのであります。
黒田英雄
11
○
理事
(
黒田英雄
君) 御
質問
がございますならばお願いします。 その中で、
更正決定
をされた
金額
というものはどのくらいに上
つて
おるのですか。或いは
査察
の結果摘発されてそうして課税された
税額
は、どのくらいに上
つて
おるのですか。
高橋衞
12
○
説明員
(
高橋衞
君)
更正決定
をいたしましたことによ
つて
増加いたしました
金額
は、
只今
ここに手許に持
つて
いないのでありますが、十二月までに
申告
をされて
納税義務
が発生したもの、並びに
更正決定
によ
つて
増額
したものの
総額
は、
申告所得税
におきましては大体千百億円
程度
に相成
つて
おります。
確定申告
において
農業所得等
については
例年
相当
多額な
申告
があるのが通常でございますので、今後
確定申告
並びに
確定申告
に対する
更正決定
によりまして、大体千八百億円
程度
の
課税額
になるのではないかと
予想
しておるのであります。又
査察
の結果によりまする
成績
は、これは主として
法人税
に関する問題でありますが、これも
本年度
のみの
数字
を
只今
持合わしておりませんので恐縮でありますが、昨年の七月の
査察
を開始いたしましてから今日まで、と申しますのは、十二月末までの
実績
は、
査察
をいたしました
件数
が約二千五百件であります。その中、
告発
をいたしました
件数
が約百六十件、
査察
によりまして
租税
の増徴になりました
金額
が、と申しますのは、
調査
によりまして元の
申告
された
税額
よりも増加しました
金額
が、百四十億円
程度
に相成
つて
おります。この百四十億円には
加算税
並びに追徴金、追
徴税
が含まれておるのであります。
西川甚五郎
13
○
西川甚五郎
君 この五千四百九十億というのは昨年の当初においてイーマルな
状態
を考えておやりに
なつ
たと思いますが、昨
年度
の末から
金詰り
とか或いは
物価
の下落によ
つて
、
相当
一般
に打撃を受けておりますが、果してこの
年度
末に一千億円というものをお取りになるということは、やはり結局
割当
というようなことなるのではないかと思いますが……。
高橋衞
14
○
説明員
(
高橋衞
君) 五千百五十数億円という
数字
は、当初
予算
と大体
数字
においてそう大差はないのでありますが、実はこれは
補正予算
の
数字
でありまして、
補正予算
の際に、最も今日
徴税
上困難を
感じ
ており、又
納税者
としてもインフレの停止によりまして
所得
の増大の
割合
の少かつたところの
一般事業所得
に関しましては、当初
予算
の千九百億円を
補正予算
におきまして千七百億円と、二百億だけ減少いたしておるのであります。併しながらこの千七百億円につきましても、先程
お話
し申上げました
通り
、全部完全に
収入
をなし得るかどうかという点については、
只今確信
を持
つて
いるわけではございません。私共といたしましては今
年度
は
目標制度
を完全に廃止いたしております。
従つて割当
もいたしておりませんし、
水増し課税
というような
言葉
を以てときどき批判を頂いてお
つたの
でありますが、そういうようなことは今年は絶対にないようということを期して監督いたしておりますので、
従つて
この千七百億円につきましても、或る
程度予算額
によりも下廻る結果を生ずるのではないかという
予想
を、
只今
のところしておる次第であります。
木村禧八郎
15
○
木村禧八郎
君
査察
の結果についての
お話
がありましたが、
法人
などもやられたんですな。
高橋衞
16
○
説明員
(
高橋衞
君) そうでございます。
木村禧八郎
17
○
木村禧八郎
君 この
告発
の百六十件、この中には
法人
と
個人
、どつちが多いですか。
高橋衞
18
○
説明員
(
高橋衞
君)
個人
は極めて少いのでございまして、殆んど大部分が
法人
とお考え願いたいと思います。
木村禧八郎
19
○
木村禧八郎
君 その
告発
百六十件、その中で顯著なるものについて、分つたらその
資料
を
提出
して貰いたいのです。どの
程度
のそういう脱税なりをや
つて
いるか、我々そういう具体的な例を知りたいのです。今後の
徴税
のいろいろな
参考
にいたしたいわけでありますが、そういう
資料
を、全部は無理でしようが、その顯著なるものについて
提出
を願いたい。
高橋衞
20
○
説明員
(
高橋衞
君) 御
承知
の
通り
、
告発
いたしましても、検察庁で以て
起訴
いたしますまでに更に再調いたしますので、
告発
をしまして後
起訴
になるまでは実は発表を禁ぜられておりますので、
起訴
になりました
事件
の中主なるものを差上げることにいたしたいと思います。
木村禧八郎
21
○
木村禧八郎
君 それから先程、
補正予算
ですが、
申告納税
の方ですが、あれは千九百億から約千七百億に減らした……、これを減らした
根拠
はどういうところにあるのですか。いわゆる
自然減收
として減らしておるようですが、その
根拠
はどういうところにあつたんでしようか。
高橋衞
22
○
説明員
(
高橋衞
君) 実はこの
予算
の
見積り
に関しては主管が主税局でございますので、私の方からお答え申上げるのはどうかと考えるのでありますが、実は当初
予算
を
決定
いたしまするときの推算の
基礎
は、大体一昨年の八、九月頃の情勢を
基礎
にして
予算
を組立てたのでありますが、その後例えば生産の増強の
割合
でありまするとか、又は
物価
の騰落の
割合等
から勘案いたしまして、当初の
見積り
をそれぞれ修正いたしました結果、大体二百億円
程度
の
減收
を見込まざるを得なく
なつ
た次第であります。
木村禧八郎
23
○
木村禧八郎
君 先程、
西川
さんからも
お話
があ
つたの
ですが、昨
年度
より一応
金額
としては、後、
徴收未納
の分として残るものは少い。ですから
経済界
その他に與える
影響
は大したことはないという
お話
ですが、実際問題としてやはり非常な
金詰り
でもありますし
收入
も減
つて
いる、そういう
状況
を考えますと、これをもう本当に強行されると、やはり昨年の一、三、四月頃起つたようなことが起る危險はないのでございますか。今の
お話
ですと、
割合
スムーズに納入できるような
感じ
を抱いたのですが、やはり
相当
むずかしい問題が起
つて
来るんじやないでしようか。
高橋衞
24
○
説明員
(
高橋衞
君) 昨年は、実は
所得
の
調査
にいたしましても、私共の
言葉
で
実額調査
と申しますが、具体的にその
事業者
に対しまして
帳薄等
によ
つて收支
の
調査
をいたしました
割合
は、僅かに全国で、平均しまして六%しかないのであります。今
年度
はそういうふうな。僅かの数の
実額調査
を
基礎
にして、他を推定して行くというやり方は如何にも
不安心
であるという考え方からいたしまして、当初
目標
として、少くとも
納税
の三割
程度
は
実額調査
をや
つて
行きたいということで、
計画
を立て、
第一線
の
税務官吏
も非常な勉強をして
貰つて参つたの
でありますが、併しながら
目標
の二割
程度
までの
実額調査
は、
只今
までの
成績
から見ましてなかなか困難のようであります。併しながら昨年よりは少くとも二倍以上の
調査
は十分出来ているつもりであります。
従つて
余程昨年に比較いたしまするというと
根拠
のある
調査
が出来て来ておると考えておるのであります。又一方におきまして、昨年は
目標制度等
もありました関係上、率直に申上げまして、
第一線
において
相当
無理があつたかと思うのでありますが、今
年度
におきましては、そういうふうな苟くも無理に亘ることは絶対に避けるという
建前
を以て考えているのであります。私共はその千七百億円の
收入
を絶対に
確保
するという
建前
ではなしに、むしろ本当にその人の
所得
の実態に合つたところの
決定
をして行くという
建前
を以て指導しておりますので、
お話
のような点は、今年は
相当
緩和されるのではないかというふうに考えております。成る程非常な
金詰り
であり、全般的に非常に困難な
状況
にあるということは、私共も誠に同感するところでありますが、併しながら一方において他の
数字
を見てみますと、昨年におけるところの
貯蓄
の実況は、
目標
でありまする二千五百億円に対して、三千何百億でありますか、
ちよ
つと今
数字
を忘れましたが、少くとも三千億以上の
貯蓄
をなし得たと思う。又酒の売行きが最近非常にいいのであります。当初の
予算
におきましては、御
承知
の
通り
六百五十億円を予定してお
つたの
でありますが、価格の改訂は全然いたしませんで、尚且つ、今
年度
七百五十億円の
予算
に対して更に或る
程度
の
増收
が見込まれるんではないかという
予想
さえ最近持
つて
おるのであります。従いまして個々の
納税者
については、非常な
金詰り
の方もおありであろうと思いますが、全部が全部そうではなくて、金を持
つて
いる方も
相当
あると、而も先程の
貯蓄
の
実績
というものは、むしろ
大口
の
貯蓄
ではなしに、極めて
小口
の
貯蓄
の
件数
が、非常に殖えたということは
実績
を以て示しておる。従いまして、私共はそれ程この問題について
悲観的見方
は持
つて
いないのでございます。
木村禧八郎
25
○
木村禧八郎
君
只今
お話
承りまして、
査察
をやつたり、又
実額調査
をやられることは、非常に賛成でして、非常にいいことだと思う。そこで実はもうあなたに申上げる必要はないと思うのですが、結局税の
徴收
のときに一番必要なものは
所得
を捕捉することですね。その場合について、今
お話
しのように
貯蓄
は
相当
殖えている。これについてはいろいろ問題があると思う。例えば預合とか、或いはウインドウドレツシイングで殖えているのも
相当
あると思うが、それを除いても
相当
殖えている。そこで調べて見たのですが、
全額別
の
預金
を調べてみますと、非常に
大口
が多い。
小口
は非常に少い。
金額別
、
口数別
を調べてみますと、大体五千円以下が七割ぐらい。それ以上が、百万円、一千万円、そういうものがありますが、それは僅か一割以下の
口数
で、全体の
預金
がとにかく七割ぐらい殖えている。そういうように非常に偏在しているのですな。そこで我々しよつ中
預金
の
調査
をやらなければいけないとか、無
記名預金
はいかんとか、そういうことを主張して来ているわけですが、今度シヤウプさんの勧告によ
つて
やるかと思うのですが、この点
実額調査
の結果、やはり
相当
大きいところに偏在して
所得
があつた、こういうふうなお
感じ
がなか
つたの
ですか。
高橋衞
26
○
説明員
(
高橋衞
君) 御
承知
の
通り所得
の百万円以上のものにつきましては、昨年の六月に、
国税庁発足
と同時にこれを全部
調査課
の所管にいたしまして、又
法人
につきましても、三百万円以上の
資本金
の
法人
はすべてそのようにな
つて
おります。これらの大
納税者
に関しましては、全部一人残らず、必ず
調査
をする、そして
決定
するという方針を採
つて
おります。
法人等
につきましては人手の
不足等
によりまして、二十五
年度
に繰越するものが或る
程度
がざいますが、
個人
につきましては、
年度
内に殆んで全部
調査
を完了し得る予定でございます。その今までの
調査
の結果によ
つて
見ますると、特殊な、非常に
増額
をした例はございまするが、全般的な見当といたしましては、低い方の
実額調査
の
割合
と大体同じような工合にな
つて
おります。
木村禧八郎
27
○
木村禧八郎
君
実額調査
の結果、
安本
の
国民所得調査室
ですか、ああいう所でしておりますが、そういうものとの開きですが、
相当
あるのじやないかと思うのですが、それは
実額調査
の結果、
相当
貴重な
資料
だと思うのですが、どういうふうにお
感じ
に
なつ
たでしようか。
高橋衞
28
○
説明員
(
高橋衞
君) 御
承知
の
通り安本
の
国民所得
の
推計
は、
基礎控除
にな
つて納税義務
がなく
なつ
たもの並びに
附加所得
というものを全部含んでおります。従いまして、大体例えば
勤労所得
におきましては四〇%でありますとか、
事業者所得
につきましては三八%であるとかいうふうな……これは二十三
年度
の
数字
でございますが、そういうふうな
比率
を示しているのであります。
税務
としてその
パーセンテージ
がどこまで行つたら全部把握できるかという問題は、これはなかなかむずかしい問題であります。又御
承知
の
通り国民所得
の
推計
というものが、必ずしも正確なものを掴んでいるとは私共も考え得られないのであります。
従つて
、今
年度
、二十三
年度
に比較いたしまして、どの
程度
の
進歩
を見ているかということについても、確たる御回答を申上げることができないのでありますが、実は
年度
を過ぎませんと、これらの
調査
は結果がすつかり集計できないのであります。
只今
までのところは、大体今まで
調査
しました僅か一割何分かの
実績
の平均的な増加の
割合
を見ている
程度
でありまして、各
業種別
に、これでは全貌を掴むことは到底できません。或る
業種
につきましては三割
程度
できたものもあります。或る
業種
については、一割の
調査
しかできていないというふうな
状態
でありまして、
只今
の様子では、大体どの
程度
、今
年度
内に
收入
が得られるかという推定だけは、或る
程度
のものはつけておるのでありますけれども、
国民所得
の
比較等
につきましては、まだ
ちよ
つと時間的に困難でありますので、御了承願いたいと思います。
木村禧八郎
29
○
木村禧八郎
君 今まで
国民所得
を本にして、この
程度
だから税が重いとか、軽いとか、ああいうことは、余りおやりにならない方がいいということですか。
高橋衞
30
○
説明員
(
高橋衞
君) 何らかの、やはり
資料
がありませんと、私共も頭をまとめるのに非常に困難でありますので、勿論
国民所得
を
税收入
の
基礎
としては殆んど使
つて
おりませんが、私共の
予算
を
見積り
ます際に、多少
国民所得
との
比率
は同時に
参考
として見ておる
程度
にお考え願いたいと思うのであります。
黒田英雄
31
○
理事
(
黒田英雄
君) 外に御
質問
はございませんでしようか。
西川甚五郎
32
○
西川甚五郎
君
青色申告制度
をやられておるが、届出が少いということですが……。
高橋衞
33
○
説明員
(
高橋衞
君)
青色申告制
につきましては、実は一月の当初から、各地でこの
制度
の普及に関するところの
講習会等
を繰返しや
つて参つたの
でありますが、その
講習会
の
状況
は、非常に聽衆の方が熱心でありまして、殆んど予定されました人数の倍近くも来る。会場が立錐の余地がなくなる。而も二日間
程度
の
講習会
をいつもいたして参
つたの
でありますが、その講習期間殆んど途中で退座する人もない
状況
でございました。尤も極めて特殊な所で、早くお帰りにな
つて
、余り効果がなかつたという土地もあります。全般的に考えまして、各地共非常に熱心でありました。従いまして私共は、
相当
多数の届出があるものと期待しているのであります。ただあの規則にも書いてあります
通り
、帳簿の記載要件等は
割合
に簡単でありまして、実際に規則を見て、御覧になるようなむずかしさはないのでありますけれども、一月一日現在の棚下しを同時に届出ることをお願いしているのであります。これが
ちよ
つと面倒な点があるかと思うのでありまして、実は宣伝の期間も非常に少うございましたし、又いろいろ御
説明
する期間も非常に少かつたというふうな関係上、
法律
上は一月三十一日までという期限にしておりますけれども、その辺は余りやかましく言わないで、今漸くは、極めて短期間だけはお受けするようなふうに取扱いをしておるのであります。今まで、まだ一月末までの実際の
状況
は報告にな
つて
参
つて
おりませんです。
西川甚五郎
34
○
西川甚五郎
君 各地区共大変不
成績
だということを聞いておりますが……。
高橋衞
35
○
説明員
(
高橋衞
君) あの
青色申告制度
の中で、
法人
と
個人
と両方があるのでありますが、
法人
につきましては、殆んど届出でが、特に有力なる会社につきましては殆んど届出がないのであります。それから
個人
につきましても、又東京都内とか、あつちこつち散見しましたところ、或る
程度
の届出は出ていますが、何分
確定申告
の届出とダブ
つて
おります関係上、
税務
署としては、その
数字
を取りまとめておりませんし、確たる
状況
はまだ分
つて
いないのであります。
高橋龍太郎
36
○
高橋龍太郎
君 今のこの青色
申告
は、私関係の商工会議所方面で、各地でもお世話しておるのですが、
講習会
の参加者は、私共も、今の御報告の
通り
、予定以上に多いのです。非常な盛況です。ところで実際どのくらい申込はあるか、今帳簿が極めて簡単だとおつしやるが、あの簡単な帳簿をつけることが実際にできない業者が、非常に多いのだろうと思いますね。それでは面倒で困るという声が非常に多いようです。あの
講習会
の参加者の多い点から、
申告
者が多いという見込はどうであろうかと私は思うております。むしろ参加者が多いのは、今国民が如何に税金のことに真劍にな
つて
おるかということを示しておるのかと思います。あれでもなかなかできないのですね、普通この辺の、やはり魚屋とか、何んとかは困難で、
法人
の方は殆んで
申告
するだろうと思いますが……。
木村禧八郎
37
○
木村禧八郎
君 今の
滞納
のときの料金ですね、あれはいつ頃から安くするのですか。
高橋衞
38
○
説明員
(
高橋衞
君)
只今
極く最近に
提出
されまする法案において改正になることと相成ると思いますが、
只今
政府
で検討しております案は、
加算税
を四千円、延滞金を四千円、而も延滞金につきましては、最高
税額
の五%止りという案で、
只今
検討を進めておる次第であります。実施期日は四月一日からということに相成るかと考えます。
木村禧八郎
39
○
木村禧八郎
君 それから実際の問題ですけれども、地方税と国税と
相当
競合しないのでしようか。僕も自分で痛切に
感じ
ておるのですが、国税を納める、地方税も
相当
拂
つて
おりますね。そこで地方税も皺寄せして来て、国税と
相当
競合するのじやないでしようか。その点どうなんでございましようか。
高橋衞
40
○
説明員
(
高橋衞
君)
只今
の御
質問
は、多分今度の、二十五
年度
についての……。
木村禧八郎
41
○
木村禧八郎
君 二十四
年度
一——三分。
高橋衞
42
○
説明員
(
高橋衞
君) 実はその点は十分に私共も検討しておらんのでございますが、昨年との比較におきまして、十二月までにおけるところの国税の
收入
実績
が非常によくな
つて
参りましたので、一——三月におけるところの
收入
においても、先程
お話
ししましたような見透しを持
つて
おる次第であります。地方税についても、大体同じような
状況
じやないかというふうに私共伺
つて
おるのでございますが、これは別の所管でございますので……。
木村禧八郎
43
○
木村禧八郎
君 ところが実際国税を納める場合にも、
相当
考慮しなければならないと思うのでありますが、国税は納ま
つて
おる。しかし地方税で我々が聞きますと、軒なみに延滞、むしろ差押えてくれということを頼んでおる。差押えて貰うと、延滞の利息が一応なくなる。それでもう実際軒なみにそうな
つて
おりますね。だから国税の方は取つちやつた。地方税は
相当
そういう皺寄せしておるのじやないかと思うのですが。こういう点も全体の財政を考えると、地方税とのことも知
つて
おらなければいけないのじやないかと思うのですが、国税さえ取ればいい、地方はどうでもいいというのじやいけないのじやないかと思います。
高橋衞
44
○
説明員
(
高橋衞
君) 実は私共も国税の
徴収
をなすに当りまして、地方税の納期がいつであるか、又そのときにどの
程度
入
つて
おるかということについては、
相当
な関心を持
つて
おるのでありますが、昨
年度
と違いまして、これは二十四
年度
につきましては、各地方団体共、納期を国税よりも先に持
つて
行
つて
、そうして早期に
収入
するという努力を非常にしておられます。それから税の
滞納
の
整理
等に関しましては、
税務
署の職員は非常に限られておりますが、地方におきましては、区役所なら区役所を動員するということで、非常に熱心にや
つて
おられるのでありまして、国税の方でむしろ脅威を
感じ
ておるということを正直に申上げたいと思います。
黒田英雄
45
○
理事
(
黒田英雄
君) 他に御
質問
がございませんければ、
ちよ
つと、板野君はまだ
委員
にな
つて
おられないですね。
委員
外でありますが、この場合発言をお許しすることに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
黒田英雄
46
○
理事
(
黒田英雄
君) 御
異議
ないと認めます。
板野勝次
47
○
委員
外議員(板野勝次君) 私地方を廻
つて
見まして、今局長が
目標制度
とか
水増し課税
はやらないと言
つて
おられるのですが、実際に地方を廻
つて
見ると、
税務官吏
がや
つて
来ておるのは、やはり一定の
目標
、これぐらいは取らなければいかんだろうということを前提にして、そうして中小業者や農民をいじめて行
つて
いるという恰好ですね。それから
取引高税
を前に
徴収
するというような場合にも、帳簿が非常に明確であ
つて
、そうして而も間税課あたりがちやんと承認しておるものについても、やはり自分の管内における、つまり
取引高税
というものを一定の水準に達しないと、はつきりしておるものについても
取引高税
を水増しをして出して来ると、そうしないと我々の方で困るんだと、こういうふうなことを言
つて
いるんですね。局長の
お話
を聞くと非常に安心して地方へも帰えれるようですけれども、実際に現地へ行
つて
見ると、やはりその管内における一定の
目標
を與えられた
予算
内において、どうしても取上げて行こうと……、そうすると、
法人
ではうまくや
つて
行けるけれども、
個人
営業者という者はそれ程帳簿が明確でない。そういつたような場合に、どんなにしてもそれだけの
決定
をされたのではや
つて
行けないけれども、併しその地方に来ておる
数字
から見ると、その
個人
は厖大な額を拂わなければ
承知
して貰えんという実情なんですがね。
高橋衞
48
○
説明員
(
高橋衞
君)
昭和
二十四
年度
におきましては、繰返し申上げましたように、
目標制度
は全然採
つて
おりません。ただ各
税務
署から、どの
程度
の
収入
があるだろうという見透しを、
年度
内に
収入済
になる見透しを何回か取
つて
おります。それはそのときどきに情勢が違いますので、変
つて
参ります。併しながらそれについて責任を持たせるという考え方は持
つて
おりません。ただ国税庁といたしましては、こういうふうに
目標制度
もございませんし、又何とか
所得
の実体に即するところの課税をいたしますためには、各地の権衡と申しますか、各地の
税務
のやり方が実際に把握できるという方向に進まなければいけないというふうに考えまして、全国的に段々に見本を摘出いたしまして、それらの
調査
をや
つて
おります。その
調査
によりましてその
税務
署がどの
程度
調査
が徹底しているか、どの
程度
調査
が適切であるかということの批判をして参
つて
おります。それを
基礎
にして大体各
税務
署の努力を判定しておるわけであります。併しながらそのために或いは
水増し課税
になり、又は不当な課税になるということは恐らくあるまいかと思うのであります。勿論
取引高税
等につきまして帳簿がはつきりいたしておれば、それに対して更に水増しして農民を督促するということは明らかに不当でありまして、これはそういうことの実例がありますれば、修正するようにいたしたいと思います。
只今
まで私共地方に参りましていろいろ
納税者
の方から
お話
を伺うのですが、
所得税
についてはむしろ
税務
署の方の
決定
に異存はないけれども、何分にも
金詰り
で金が拂えないので、だからその
程度
の
申告
しかできんのだという
お話
を伺
つて
おるのであります。
板野勝次
49
○
委員
外議員(板野勝次君) それじやもう一つお尋ねしたいのですが、二月、三月で一千億くらい取らなければならない。そうして一方では
貯蓄
は大体増加して来ておる傾向がある。実測
調査
としては、大体三割
程度
は実測
調査
を進めて行くのが困難だが、できるだけその方向に進めて行きたいということでありますが、どういう方面が、例えば
預金
が増加して来ておるが、どういう
業種
がよくて、どういう業態が悪いのでという大体の傾向ですね、そういうものを一応知
つて
置きたいと思うのですが、お分りなら知らして貰いたい。
高橋衞
50
○
説明員
(
高橋衞
君)
只今
手許にその
資料
は持
つて
おりませんので、はつきりしたことは申上げかねますが、大体
預金
の増加の
割合
は、農村よりも都市の方に移行しておるようであります。それから各
業種別
にどういう
業種
がより多く利益を得ておるかという問題につきましては、これは各地において非常に差があるのであります。或る土地におきましては料理屋、飲食店が非常に儲けておる。又或る土地におきましては化粧品の商売が利益を多く取
つて
おる。いろいろ各地において非常に差がありますので、これも
只今
のところ報告も取
つて
おりませんので、結果において全部を通じて
数字
が集めることができるようになれば、その
状態
が分ると思いますが、
只今
のところ確実なことを申上げる
数字
を持
つて
おりません。
板野勝次
51
○
委員
外議員(板野勝次君) それではできるだけ早い機会にそういう
資料
を若し
提出
して貰えれば
提出
して頂きたいと思います。そうしませんとすべて
政府
当局が言うことと、地方に行
つて
の実態がいつも違
つて
おるので、どういう観測をしておるか知りたいと思います。
高橋衞
52
○
説明員
(
高橋衞
君)
例年
税に対する
調査
の
実績
、課税の
実績
を全部取りまとめて、統計として発表しておりますが、それが
年度
を過ぎませんとその統計ができませんので、而もこれが非常に、全国では八百万からの
数字
でございますので、検算いたしまいて、或る
程度
の日数がかかりますので、その点御了承を願いたいと思います。
黒田英雄
53
○
理事
(
黒田英雄
君) 他に御
質問
ございませんければ本日はこの
程度
で散会いたしたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
黒田英雄
54
○
理事
(
黒田英雄
君) 本日はこれで散会いたします。 午後三時八分散会 出席者は左の
通り
。
理事
黒田 英雄君 伊藤 保平君
委員
小林米三郎君 玉屋 喜章君
西川甚五郎
君 高瀬荘太郎君
高橋龍太郎
君 川上 嘉君
木村禧八郎
君 米倉 龍也君
委員
外議員 板野 勝次君
政府委員
大蔵政務次官
水田三喜男
君
説明員
国税庁長官
高橋 衞君