○
矢野酉雄君 今の問題について、
あとで
意見を述べますが、最前の
有明海連合海区
漁業調整委員会設立の際、私
賛成の
意見を表明いたしました際、
青山議員並びに
西山議員と申上げましたのですが、
田中議員ということを実は落しましたので、これは
委員長において然るべく追加して頂きたいと思います。それから
紀伊水道における
調整委員会を設ける、この立法の問題は、すでに
衆議院において可決せられて、本院に送付せられておるところの案でありまするが、併しこれに対しては非常な対蹠的な
意見がありまして、例えば
大阪、
岡山、
広島、
山口、
愛媛、或いは
香川という地区においては、非常な
反対の意思を表明せられておる
向きがあります。そこで
参議院の
水産常任委員会というものが
如何なら態度をとるかについては、非常な注目の焦点にな
つております。今度こそいわゆる
参議院なるものが、
国民の信頼を得るような、公正にして妥当な
結論を下し得るかどうかという、非常なこれは
参議院自身の権威と機能に関する重人な問題であると私は考えるのであります。そこでその最後の断を下すために実地を視察されるという、その
委員長の動議に私
双手を挙げて
賛同を表するものでありますが、派遣せられる両
議員の役目は実に重大でありまして、ささやかなる
言動等についても白を或いは黒というふうにして報道するような
向きを予想することのできるような、切迫したデリケートなる環境の中に派遣せられるのでありますから、
十分委員長自身におかせられましても、又両
議員におかせられましても、それらのことをすでに予測せられまして、有終の視察の目的を達して頂くように、これは特にお願いをする次第であります。又
公聽会開催のことも、理論的から
言つて、民主的の
結論を生み出すためには当然でなければならんと思いますが、
会期切迫の折でありますので、その点十分
議院運営等の問題についてよく
委員長において連絡をと
つて頂いてそれが可能であるという見通しが付けば、これ亦私
双手を挙げて
賛同を表するものであります。