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江熊哲翁君 今の御
説明の中に
補給金がなくな
つて値段が倍に
なつた、そうすれば引取手がないだろう
というので
安本が枠を狭めた
というようなふうに
ちよつと聞いたのですが、若しそうだとすればこれは
ちよつと話が甚だ通らない話で、この重要な生産の
仕事に、そういう非常な反対を押切
つて補給金をなくなした
ということはこれにまあいろいろな
事情上止むを得ないとしても、値段が上
つたから恐らく取らないだろう、取らない
という
数量が相当予想される
というので枠を初めから少くしたのでは、これはとんでもないことをいわゆる生産部門に起し、漁
業者たちが非常に現物を入手するに困るから、又そこに妙な操作を行わなければならん
というようなことにもなるし、こういうこと
自体が余りに和は間違
つた行き方じやないかとこう思うのです。これは
水産庁も又そういうようなことを
安本側でや
つたから仕方ない
というだけにおいて今まで放
つたらかしてお
つたことを私は甚だ遺憾に思うのですが、私も今そのことを実は初めて聞いて私も不勉強であ
つたということになるのですが、一体
そこらあたりは何かそういう行き方の出たときに
水産庁としてはもつと突つ込んだ要求をしなか
つたのか。又はしたとすればどういう
内容であ
つたか、結果であ
つたか。私はそういうようなことを役人が小手先で勝手なことをやるものだから、下の方では現物が手に入らない
という現実に直面しつつ、なくちやならない
人たち、少し高くても何とかして手に入れなければならんのに、その
人たちが手に入れることができない
というようなことが起るのは非常に困るのじやないかとこう思うのです。実は余りこの問題に拘わることはないでしようが、非常に今現地で現物がない
ということで困
つているようですから、
従つて千田委員の言われた問題であるが、本年の五月まで枠がない
というので放任して置くことは非常に困ると思うのですが、これに対しては
ちよつと見通しがつかないと、こういうのですが、併し見通しがつかない
ということで放
つて置くわけには現在の
ところ行かない。そうして前に申上げたように、その根本に遡
つて考えて見れば当時において
安本の取
つた態度に、行き方に間違いがあ
つたということが私ははつきり言えると思うのですが、それに対してどうお
考えになりますか。