運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
1950-03-24 第7回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第18号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十五年三月二十四日(金曜日) 午前十一時七分開会 ————————————— 本日の会議に付した
事件
○
ソ連地区残留同胞
の
実態調査
に関す る件 (右の件に関し
証人
の
証言
あり) —————————————
岡元義人
1
○
委員長
(
岡元義人
君)
只今
から
委員会
を開会いたします。
日本
は去る十六日の
徳田日本共産党書記長
の
証言
の際に、我々
委員会
が明らかにしたいと
思つて
おりました昨年の五月五日に
日本共産党
より
帰還促進
の
要請
がなされました経路が明らかにされておりませんので、そのために
日本共産党事務局
の
山田敦
君に
出頭
を願いまして、
証言
を聴くことにいたした次第であります。 尚
アカハタ新聞
三月十二日の
徳田要請
は
根拠
なしという
記事
に対しまして、当
委員会
に対して
小島清
君よりその
趣旨
の違うことをば申入れて参りましたことは、先日の十八日の
委員会
において御報告いたしておきましたが、尚
証言
を求める必要がありましたので、
日本出頭
を
願つた
次第であります。尚
証人
におかれましては、いろいろ御多用のところをば御出席を求めまして、御迷惑の点もあ
つた
かと存じますが、当
委員会
がかねがね
ソ連地区残留者
、その他
中共地区残留者
の引揚をば最も速かに解決つけたいと念願して努力いたしておる次第をば御了承願いまして、
日本
は我々
委員会
の意のあるところに対しまして御
証言
をお願いしたいと
思つて
おるのであります。 尚、又誓に入ります前に、
証人
に御注意を申上げておきます。これから
宣誓
を行な
つて証言
をして頂くのでありますが、若し虚偽の
証言
を陳述しましたときは、議院に於ける
証人
の
宣誓
及び
証言等
に関する法律第六條によりまして、三月以上十年以下の懲役に処する罰則があり、又正当の理由なく
宣誓
若しくは
証言
を拒んだときは、同法第二百八十條(第二号の場合を除く。)及び第二百八十
一條
(第一項第一号及び第三号の場合を除く。)の
規定
に該当する場合に限り、
宣誓
又は
証言
若しくは書類の提出を拒むことができます。これも併せて御注意申上げておきます。念のために先ず
民事訴訟法
第二百八十條の
該当部分
を朗読いたします。 第二百八十條
証言カ証人
又
ハ左ニ掲クル者
ノ刑事上ノ訴追又
ハ処罰
ヲ
招ク虞アル事項ニ関スルトキハ証人ハ証言
ヲ
拒ムコトヲ得証言カ此等
ノ者ノ
恥辱ニ帰スヘキ事項ニ関スルトキ
亦同シ 一
証人
ノ
配偶者
、四親等内ノ血族若ハ三親等内ノ姻族又
ハ証人ト此等
ノ
親族関係アリタル者
二
証人
ノ後見人又
ハ証人
ノ後見ヲ
受クル者
次に、
民事訴訟法
二百八十
一條
の
該当部分
を朗読いたします。 第二百八十
一條
左ノ場合
ニ於テハ証人ハ証言
ヲ
拒ムコトヲ得
二
医師
、
歯科医師
、薬剤師、
薬種商
、産婆、弁護士、
弁理士
、
弁理士
、
弁護人
、
公証人
、宗教又ハ祷祀ノ
職ニ
在
ル者
又
ハ此等
ノ
職ニ
在
リタル者カ職務
上
知リタル
事実
ニシテ默秘スヘキモノニ付訊問
ヲ
受クルトキ前項
ノ
規定ハ証人カ默秘
ノ義務ヲ
免セラレタル
場合ニハ之
ヲ適用セス
以上であります。 先ず
宣誓
を求めます。 一同御
起立
を願います。 〔
総員起立
〕
岡元義人
2
○
委員長
(
岡元義人
君)
証人小島清
君から
宣誓
を求めます。 〔
証人
は次のように
宣誓
を行な
つた
〕
宣誓書
良心
に
従つて真実
を述べ、
何事
もかくさず、又、
何事
もつけ加えないことを誓います。
証人
小島
清
宣誓書
良心
に
従つて真実
を述べ、
何事
もかくさず、又、
何事
もつけ加えないことを誓います。
証人
山田
敦
岡元義人
3
○
委員長
(
岡元義人
君) 御着席願います。 尚、本日の運営に関しましては、
委員長
から簡単に先ず
小島証人
に
質問
をいたしまして、その後、各
委員
からの御
質問
を願うことにいたしまして、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
岡元義人
4
○
委員長
(
岡元義人
君) そのように取計らいます。
小島証人
に
委員長
から
お尋ね
いたしますが、先ず
小島証人
の
経歴
をば極く簡単に述べて頂きます。
小島清
5
○
証人
(
小島清
君) 軍隊に入る当時からでございますか。
岡元義人
6
○
委員長
(
岡元義人
君) よろしうございます。
小島清
7
○
証人
(
小島清
君)
昭和
十八年十二月一日に
学徒出陣
で樺太に入りました。十八年の十二月一日に
学徒兵
として
人隊
しまして、十九年の十一月
見習士官
になりまして、それから二十年の一月満洲の第二
航空軍
の第一
教育隊
の教官とな
つて
おります。
武装解除
は奉天で二十年の九月初旬であります。入ソ後二十年の十月
ウズベック
の第一
收容所
、
タシケント
にあります。そこにおりました。これで終ります。
岡元義人
8
○
委員長
(
岡元義人
君)
小島証人
に、今の
経歴
の中で入ソ後の状況をもう少し詳細に述べて頂きたいと思います。
小島清
9
○
証人
(
小島清
君) 入ソ後二十年の十月、これは
ウズベック
の
タシケント
第一
收容所
であります。それから二十一年の四月
タシケント
の第十
收容所
、コルホーズの方であります。それから二十一年の九月に第一
收容所
に帰りました。それから二十二年の八月
タシケント
の第五
收容所
に転属しました。それから二十二年の九月
ベクアード
の第一
收容所
、二十三年の九月
ベクアード
の第五
收容所
、二十三年の十二月
タシケント
の第五
收容所
に戻りました。それから二十四年
春カラカンダ
の第九
收容所
、そこは
カラカンダ
の……これは十一月だ
つた
と思います。それから僅かの期間で
ナホトカ
に参りました。舞鶴には一月二十一日上陸しております。
岡元義人
10
○
委員長
(
岡元義人
君)
小島証人
に
お尋ね
しますが、帰られたときの船と上陸された日を述べて頂きます。
小島清
11
○
証人
(
小島清
君) 確か今年の第一回ですから、一月二十二日と
記憶
しております。
引揚証明書
に書いてあります。
小島清
12
○
証人
(
小島清
君) 二十二日の上陸にな
つて
おります。
岡元義人
13
○
委員長
(
岡元義人
君) 尚もう一、二点
お尋ね
しますが、三月十二日附の
アカハタ新聞
を見ましたか。
アカハタ新聞
を
御覧
になりましたか。
小島清
14
○
証人
(
小島清
君) 見ました。
岡元義人
15
○
委員長
(
岡元義人
君) 尚その際あなたは当
委員会
に
署名
した
書面
を寄越されたのでありますが、その
経緯
につきまして、できるだけ詳細に述べて頂きます。
小島清
16
○
証人
(
小島清
君) その
手紙
をそちらに出す
経緯
ですか。
岡元義人
17
○
委員長
(
岡元義人
君) この
手紙
の
内容
は、当
委員会
の各
委員
の方は先日御報告してありますので皆知
つて
おられます。その
アカハタ新聞
に載る
経緯
について、あなたがいつ……
小島清
18
○
証人
(
小島清
君) それは詳しいことは
自分
はこちらに来ておりますので、ただ言うた当時、結局それが
原稿
にな
つて
出たのだろうというだけであります。結局……
岡元義人
19
○
委員長
(
岡元義人
君) それでは
小島証人
に、私の方から簡単に
一つ
ずつ尋ねて参ります。この
手紙
に書いてあります事実を歪曲した
日共員
の
記事
であるということが書いてございますが、これはどういう
経緯
でありますか。
小島清
20
○
証人
(
小島清
君) それは
記事
を取りに来たかどうかということは分らないのですが……
岡元義人
21
○
委員長
(
岡元義人
君) 尚
日にち
を明確に御
証言
願います。
小島清
22
○
証人
(
小島清
君)
日にち
は七日の日だ
つた
と思います。朝十時頃であります。そのときにその
本人
は、
自分
が今度東京の方に行くということを誰から聞いて来たかということを全然言わないで、
自分
がこつちへ出るということを、
カラカンダ地区
から
帰つて
来た者に友達がお
つて
、結局その者がやはり
呼出し
を食
つて
おるからして、あなたも
呼出し
があ
つたの
だろう。だからその
本人
は十三日までに上京するのだから、それで
小島
君も
一緒
に行くのだ
つた
らば私も
一緒
に行きたいという話で、
自分
の家に来たのであります。
岡元義人
23
○
委員長
(
岡元義人
君) その会見の
内容等
についてできるだけ詳しく述べて頂きます。
小島清
24
○
証人
(
小島清
君) それがその日訪れて来た者と翌日訪れて来た者と、予期しておりませんでしたのでごつちやに
なつていかん
のですが、前の者は要するに
チタ附近
に同じ
抑留生活
をや
つて
お
つた
ということを言います。それからいろいろ
向う
で
煉瓦工場
で仕事をや
つて
お
つた
そのときのつらい話などをしました。そのときに非常に
自分
が前に
反動
といわれて残されてお
つた
、こういうことを……先に
自分
の
お袋
がうちの息子は
日の丸
で
帰つて
来たということを言うたためだろうと思うのですが、非常に妥協的に出ておりますので、
自分
としても若干中傷するような話をしても
一緒
に話に乗
つて
来るというわけで、いろいろな話をしたわけであります。それで今度は
徳田球一
の
証人
問題で行くのじやないかという話をしましたが、
自分
は四十四名の
証人
にな
つて
おるかどうかということは分らないのです、それは
自分
は或る
署名
をして来た。それは四十四名の
証人
であるかどうかということは分らないけれども、若し
自分
が呼ばれてこの
証人
に立つようなことがあ
つた
ならば、とにかく
自分
の
收容所
で起
つた
ことであるし、その当時の雰囲気というものは誠に悲惨なものであ
つたの
だから、それは
眞実
を伝える
意味
において行くからということを言いました。それで翌日来た者というのは、これは
新聞社
か何かということで、あのときの
記憶
では
青年新報
とか
北方新報
とか
言つて
おりまして、
新聞社
の
記者
である。とにかく昨日来た者は
党員
であるということは分
つて
お
つた
、というのは
菅原
という
名前
を言いまして、
本人
は
工機部
に勤めてお
つた
と言いますから、
工機部
というと
自分
の妹の夫でありますが、その人が勤めておる所なので聞いたところが、それが
日共員
で非常に
運動
をやる人であるということを聞きました。それで昨日のようなことであるから、おかしなことを言うなと
思つて
…お前の将来のために
工合
が悪いことが起
つた
ら困るから、とにかく喋るなと
お袋
が言いますから、昨日はそういうことがあ
つた
から……君は誰から聞いたかということを言うたところが、昨日こちらへ訪れた人から聞きましたと言いますから、昨日訪れた人は
日共員
であるということは分
つて
おるけれども、君も恐らくその系統の者だろうから、とにかく喋らないと
言つたの
ですが、絶対中立的な
新聞
であるから一応話して呉れというので、
タシケント
の街は美しいだろうとか、この街よりどうですかとか、そのときには端的な問題でした。併し話の量を今
考え
ますと、前日に来た者より沢山話しております。
内容
はあの
記事
に載
つた
というのを
一つ
一つ
取上げて行きますと非常に面白い。四十四名の中の一人であるというのは、
自分
は第二回目の
日の丸組
だから、あれは第三回目の
署名
した者であるから
自分
は四十四名の一名には入らんということ、それからそういう
工合
に
記事
を取る場合に実際
日本
に
帰つて
からもいろいろと感じておるのですが、
新聞
がでたらめである。而も
記事
を取るのに非常に粗雑な
態度
をと
つて
や
つて
いるということからして、
自分
が現実に引つ
掛つた
ところから、非常に面白くない。とにかく
自分
の
考え
ていることを述べたいという
意味
からも、そうい
つた
ものを出したわけです。それから
日の丸梯団
というのも、事実
自分
が籍を置きました
関係
上、あれが実際ただ残
つて
いるということは、我々の胸の中は本当にはり裂けるように思うのです。それだけに
却つて
我々があのときの船の中で、或いは事中でいろいろ
闘争
して来た。
闘争
というと語弊があるのですが、要するにそのときの
気持
は非常に妨害されたというような
考え
から出しました。
岡元義人
25
○
委員
町(
岡元義人
君)
小島証人
にもう一点聞いておきますが、この三月十二日に出ている
記事
は、あなたがこういう
工合
に
お話
を事実なさ
つたの
か、それとも全然違うという点だけ
一つ
御
証言
願いたいと思います。
小島清
26
○
証人
(
小島清
君) そうい
つた
話……まあ
本人
の意思をどれだけ酌んでおるかどうか分りませんが、話したことは事実です。併し
内容
は違
つて
おるというところに私が反駮するところがあるのであります。
岡元義人
27
○
委員長
(
岡元義人
君) 各
委員
からの御
質問
がございますか。
小杉イ子
28
○
小杉イ子
君 私は
委員長
に伺いたいと思います。今までの
証人
は
学歴
を申されましたが、
小島証人
の
学歴
もお伺いできないものでしようか。
岡元義人
29
○
委員長
(
岡元義人
君)
小島証人
に
学歴
を述べて頂きます。
小島清
30
○
証人
(
小島清
君)
人隊
前は、
早稲田専門部
一年終了で行きました。
草葉隆圓
31
○
草葉隆圓
君
証人
に伺います。
カラカンダ地区
の
收容所
においでにな
つた
時期は、何月から何月頃ですか、それを
一つ
。
小島清
32
○
証人
(
小島清
君)
カラカンダ
の
收容所
は
タシケント
から九月十三日に出発して行きました。
草葉隆圓
33
○
草葉隆圓
君 それは二十三年ですか。
小島清
34
○
証人
(
小島清
君) 二十四年です。
草葉隆圓
35
○
草葉隆圓
君 九月十三日ですね。
小島清
36
○
証人
(
小島清
君) はい。
草葉隆圓
37
○
草葉隆圓
君 それからいつまでですか。
小島清
38
○
証人
(
小島清
君) それからいつまで
カラカンダ
にお
つた
というのですか。
草葉隆圓
39
○
草葉隆圓
君 はあ。
小島清
40
○
証人
(
小島清
君) それから
ナホトカ
に出発するまで、十一月までおりました。
草葉隆圓
41
○
草葉隆圓
君 二、三の点を引続いて伺いたいと思います。
只今委員長
から
証言
を求めましたのに対しまして、
証人
の答えが
はつ
きりしない点がありますので伺いたいと思いますが、そうすると三月七日或いは八日に
青年新報
とか
北方新報
とかいうような
名前
で基の人が訪問した。それは
アカハタ
の
記者
でも何でもなか
つた
わけでございますか。
小島清
42
○
証人
(
小島清
君) そのときは
アカハタ
の
記者
でも何でもありません。
草葉隆圓
43
○
草葉隆圓
君 そうすると、事実その人は今からお
考え
にな
つてアカハタ
の
記者
でなく、
第三者
に
お話
にな
つた
ことが、
アカハタ
に
第三者
から伝わ
つて
掲載されたということになりますか。
小島清
44
○
証人
(
小島清
君)
自分
の
考え
では、結局
アカハタ
の、
向う
の
アカハタ
の
新聞記者
だと、結局よい
記事
ができたために
アカハタ
に送
つたの
ではないかと思います。地方の
機関紙
として……
草葉隆圓
45
○
草葉隆圓
君 そうすると
アカハタ
の
記者
が
名前
を偽
つて
、あなたの家を訪問してその
記事
をと
つた
ということでございますね。
小島清
46
○
証人
(
小島清
君) それは
自分
としては分りません。
草葉隆圓
47
○
草葉隆圓
君 それからその中で、
お話
にな
つて
おる話と
内容
が違うという
お話
ですが、
内容
が違うという点を具体的に伺いたいと存じますが、私も
アカハタ
の
記事
で見ましたが、四十四人の
署名者
の中の一人とな
つた
お
つた
ということが書いてあ
つた
。四十四人の
署名者
の一人とな
つて
、そうしてそのときには
署名
をしたが、併し事実
徳田事件
は全く事実無根の作り事で、正式にはどこにも
根拠
がないという
お話
をなさ
つた
かどうか。
小島清
48
○
証人
(
小島清
君) それはありません。話しておりません。
草葉隆圓
49
○
草葉隆圓
君 話が全然ないのですか。
小島清
50
○
証人
(
小島清
君) はあ。
草葉隆圓
51
○
草葉隆圓
君 もう
一つ
伺いますが、そういう事実はなか
つた
が、
日本共産党中央委員会
の
伊藤律
氏が、引揚者が
民主主義者
にならない限り
日本
に帰さないで欲しいというようなことを
言つて
お
つた
という噂を聞いたということを
お話
にな
つて
おると
新聞
では伝えておりますが、この点はどうですか。
小島清
52
○
証人
(
小島清
君) それも
自分
は否定します。
草葉隆圓
53
○
草葉隆圓
君 全然ない……
小島清
54
○
証人
(
小島清
君) はあ。そのときに
伊藤律
という
名前
が出ておるので、或いは
自分
が
伊藤律
氏の話では、
タシケント
の第九に行
つた
ときに、
伊藤律
氏が
タシケント
の第九の
民主運動
が非常に盛んだ
つた
当時において、確かそのときに話したのはこれだろうと思うのです。要するに
日共
はもう
合法活動
に入
つた
から、例えばそつちで
共産主義者
にな
つて
帰つて
来ても直ぐ
監獄
に入れられることはないというようなことを言うて……ですからして要するに言うておるようなことが
民主運動
を非常に高揚させると共に、役立
つて
おるという話を聞いた。だから例えばこういう話があるのですから、我々は
向う
にお
つて
、
日共
が全然干渉しないというふうなことを断言できないだけに、そういうことがあ
つたの
だから実際
徳田
氏が
自分
で筆をと
つて
帰さないで呉れということを、
向う
へ頼んだかどうかということは問題でないということを話したのです。そのときに
伊藤律
氏の
名前
も出しておりますから……
内容
はそういう
内容
ではなくて、今
自分
が言
つた
ような
内容
であ
つた
かと
思つて
おります。
草葉隆圓
55
○
草葉隆圓
君 そうしますと、
証人
は
日の丸梯団
と同じ
行動
をおとりにな
つて
ずつと
帰つて
来られた。そうしてその後現在はどういうお立場をおとりにな
つて
おるか、この点を
一つ
……
小島清
56
○
証人
(
小島清
君)
自分
は飽くまで残
つて
おる者を早く帰したいという
気持
にかられております。それで現在もこちらへ出て来たついでに、
自分
の昔の部下とか、
そういつた者
を努めて訪ねております。
草葉隆圓
57
○
草葉隆圓
君 そうしますと、
日の丸梯団
と同じ
行動
で今後もおやりになるか。
小島清
58
○
証人
(
小島清
君)
趣旨
は非常に大乗的なものであると思う。それで
行動
は
日の丸梯団
と同じような
気持
で行きます。
草葉隆圓
59
○
草葉隆圓
君 先に
委員長
の
お尋ね
で、
アカハタ
を見たという
お話
でありましたが、
アカハタ
を
御覧
にな
つたの
はいつでございますか、
はつ
きりじやなくても結構でございます。
小島清
60
○
証人
(
小島清
君) 十五日か六日だ
つた
と思います。
草葉隆圓
61
○
草葉隆圓
君 そうしますと、
アカハタ
の
記事
が全然
お話
の
内容
と、今の
証言
を
伺つたの
と違
つて
おりますが、この
アカハタ
に対する
抗議
なり
取消
なりということをお
考え
にな
つた
か、或いはそういうことをお取りにな
つた
かということですが……
小島清
62
○
証人
(
小島清
君)
自分
は
住所
が分りませんので、地図を見て
党本部
の
新聞係
として
抗議文
を書いて出しました。
草葉隆圓
63
○
草葉隆圓
君 いつですか。
岡元義人
64
○
委員長
(
岡元義人
君)
小島証人
、いつそれは……
草葉隆圓
65
○
草葉隆圓
君 その後
アカハタ
からは何か返事があ
つた
か、或いは
アカハタ
に
記事
の
取消
が出ましたか、そのことは
お気付き
ないか……
小島清
66
○
証人
(
小島清
君)
自分
はその後
アカハタ紙
は見ておりませんので分りません。
取消といつて
も、
自分
は山梨の方に行
つた
りしておりますので、
住所
が決ま
つて
おりませんから、それに裏に
住所
も書かないで出しましたから、
自分
の方に何も
言つて
来ておりません
草葉隆圓
67
○
草葉隆圓
君 その
取消
を要求されました
抗議
の、御
記憶
にな
つて
おる程度の
内容
が伺えたら結構だと思います。
小島清
68
○
証人
(
小島清
君)
内容
は
自分
がここに
原稿
も持
つて
おります。若干長いですが、読んで
差支
ないですか。
岡元義人
69
○
委員員
(
岡元義人
君)
小島証人
に申上げます。その
内容
を読んで頂きます。
小島清
70
○
証人
(
小島清
君)
大分
、
原稿
であ
つて
きつちりとこのままに行
つて
いないかも知れませんが、読みます。 私は去日
アカハタ紙
を読んで、最近の
一連
の
新聞
と同様、
アカハタ紙自身自党保全
と宣伝にこれ努めているように
考え
られ、その
犠牲者
の一人として迷惑至極、苦笑を禁じ得ない者です。そうしてその
真相
を確かめ、そうして
真相
を表看板にする
アカハタ紙
並びにその
党員
が余りに浅薄な
態度
をと
つた
ことに呆れざるを得ない。例えば私が
署名者
四十四名中の一人とあるのは全くの間違いで、私は第二回目の
日の丸組
であり、一月二十二日に上陸しておるのだから、この
署名
をした四十四名は第三回目の組の者であり、
従つて
第二回目の者は一人も名を連ねていないのである。私が
署名
したのは、我我が作製した
日の丸梯団報告書
に対する
署名
であ
つて
、この点私を訪れた者にも再三私の
署名
は四十四名中の者かどうか疑わしいことを申上げていた筈である。而もこの
記事
を作製するのに二人の
党員
がそれぞれ自己の何たるかを秘匿して訪れ、而も私の過去と至極妥協した
態度
に出て私の真意を探
つた
わけである。
従つて
この
記事
は二人の
日共員
が頭を捩
つて
合同作製しただけで、私がこの件について去る七日、八日と二日に亘
つて
訪れてくれた両
記者
にどんなことを語
つた
かを参考までに申上げて見ようと思う。 先ず第一に、集会には私
自身
出席していないこと、併し直接聴いた者でも
証言
に絶対役立たないということは言い得ないであろう。 第二に、元来
ソ側政治将校
は直接我々捕虜に
反動
は帰さんということを言わず、
日本人グループ員
を通じて
言つて
いたことが多く、
従つて
この問題の起きた
カラカンダ
では特に前
職者
、
反動
といわれて残された連中のみの
收容所
において、明瞭に
政治将校
の口から
日共
から
戰犯並びに反動
は、帰国に関して十一月完了の
適用
を受けぬと言われたことだけに問題が特別大きく取上げられたこと。だから收容されていた者は
赤白
を問わず
興奮状態
に入
つて
、
日共
に対して恐ろしいまでの反感を持ち永住を決意し、或る者は死を語り合
つた
こと。 第四に
徳田
氏が僅が四十四名の
証人
ぐらいでというが、事実聞いた者は少くとも三百名を超えているのだから、この点も明瞭にしなければならんだろうと、そしてこの証明は全国に帰郷した
カラカンダ地区
の者、しかも第
九分所
に集結された約千二百名の者に聞けば最も確実であろう。 第五に
伊藤律
氏の話の件だが、これは
徳田書記長
彼
自身
が直接
要請
したかどうかは
問題外
であ
つて
、とかく
タシケント
の第五分所が
民主運動
の最も高揚した当時、
日共
の
伊藤律
氏が
書面
で
共産主義者
とな
つて
帰
つた
からとい
つて
、
日本
に
帰つて
直ちに
監獄
に入れられるというような心配は要らない。今や
日共
は公然と
合法闘争活動
に入
つて
いるということ、或いは
伊藤
氏がハバロフスクの
日本新聞社
に来たというようなことを当時の
民主グループ
が都合よく利用して
運動高揚
にこれ努めた例を見ても、とかく
日共
が
ソ連
に対して何かしら連絡
運動
しているに相違ない。これは我々ばかりでなく帰国した
復員者
は当然誰しもがそう
考え
たことである。
良心
的に篤と在ソ当時のことを思出して貰えば必ず頷けることなのだ。私は
前者
の方、
伊藤律
氏が
日共
が
合法活動
に入
つた
という方、
前者
の方の例をと
つて話
をした筈である。私はとかく、かように努めて一方的な解釈を
慎しん
だ返答をしたにも拘らず、
アカハタ紙
は正に適当に至極要領よく補足発表したわけである。併しかかる
虚僞
な発表が公然と行われたことは私
自身
如何に未完成なものとはいえ、種々と奸策を弄したこれら
一連
の行為、並びに
記事
に対して、速やかに撤回と謝罪を要求するものである。 以上の通りであります。
岡元義人
71
○
委員長
(
岡元義人
君) 外に御
質問
ございませんか。
門屋盛一
72
○
門屋盛一
君 この
アカハタ紙
の拔萃によると、
証人
は
北海道札幌
市
北三條東
三丁目とな
つて
おりますが、現在の
住所
はどちらです。
小島清
73
○
証人
(
小島清
君) 現在もその所であります。
門屋盛一
74
○
門屋盛一
君 その
記事
を取られたという場所はどこなんですか。
小島清
75
○
証人
(
小島清
君) そこなんです。
門屋盛一
76
○
門屋盛一
君
北海道
ですか。
小島清
77
○
証人
(
小島清
君) はあ。
門屋盛一
78
○
門屋盛一
君 もう一点ですね、
大分
いろいろ
はつ
きりした来たのですが、最後に念を押して置きたいことは、先日当
委員会
に寄せられましたあなたの
気持
を書いた
手紙
、このままを今日
証言
としてなされても、
僞証
になるような所はありませんか、
意味
が分りましたか。
小島清
79
○
証人
(
小島清
君) それはこつちのやつと、それと合
つて
おるということが証明されることによ
つて
、
僞証
でないということが分ります。
門屋盛一
80
○
門屋盛一
君 今日のあなたの
証言
は非常に重大なのでありまして、先日の
手紙
と今の
原稿
と比べまして大体一致しておると思うのですが、若しこの中で間違いでもあれば今訂正して貰
つて
置いた方がいいと思います。間違いがなければ、もう時間を節約する
意味
において、この
手紙
をそのまま
証言
として見ても
差支
ないと、こういうふうに解釈してよろしうございますか。
小島清
81
○
証人
(
小島清
君) はあ、よろしうございます。
小杉イ子
82
○
小杉イ子
君
小島証人
に伺いますが、その初め二人突然訪れた。その二人の人は
自分
が
アカハタ
の
記者
であるとか、又はこういう職名の者であるとかいうことを言わないで、突然話し掛けたのですか。又それをあなたはお聞きになりませんでしたか。その場合…
小島清
83
○
証人
(
小島清
君) その場合、前の者が来た時には聞きました。そうしてその者は
菅原
と
名前
を言いました。後の者は
記者
だと言うだけです。
小杉イ子
84
○
小杉イ子
君
記者
だというのは、どこの
新聞
の
記者
だとか申しましたのですか。
小島清
85
○
証人
(
小島清
君) 言うたのですが、先程も言いましたように、何か
青年新報
とか
北方新報
とか、そういうことでした。
小杉イ子
86
○
小杉イ子
君 そこでさつきのその人は、それを
お尋ね
にな
つて
も申さなんだのですか。
小島清
87
○
証人
(
小島清
君) 最初の者は
工機部
にお
つた
、そうして
菅原
という
名前
であるということは言いましたが、それで
自分
の身分を明かしたことにしているのではないかと
思つて
おります。
門屋盛一
88
○
門屋盛一
君 もう大体分
つたの
ですが、
アカハタ
はこれを
記事
として掲げておるのですけれども、
証人
の
証言
を聞きますと、
大分記事
の
内容
と違
つて
おるし、
アカハタ紙
の
記者
として正式に
証人
を訪問されたことはないわけなんですね。この外にも……
小島清
89
○
証人
(
小島清
君) そうです。
自分
は
アカハタ
の
記者
ですと言うた
はつ
きりした訪れはないのです。
門屋盛一
90
○
門屋盛一
君 そうすると、十三日にはその秘匿で来た人に会
つて
、十四日に又会
つて
いるわけですね。
小島清
91
○
証人
(
小島清
君) 七日の日と八日の日ですね。
門屋盛一
92
○
門屋盛一
君
アカハタ
にそのことが記載されたのは十三日ですか。
岡元義人
93
○
委員長
(
岡元義人
君)
アカハタ
にその記載があ
つたの
は十二日です。
小杉イ子
94
○
小杉イ子
君
小島証人
に伺いますが、
小島証人
は
アカハタ新聞
にそういうことが出たということから、あの
記者
は
アカハタ
の
記者
であ
つた
とかということをお
考え
にな
つたの
でございますか。今も
考え
ていらつしやるのでございますか。
小島清
95
○
証人
(
小島清
君) 全くその通りであります。
岡元義人
96
○
委員長
(
岡元義人
君) 大体……
小島証人
に対する
質問
は他にございませんか。なければ一応
小島証人
への
質問
はこの程度で留保して、次の
山田
証人
に
証言
を求めたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
岡元義人
97
○
委員長
(
岡元義人
君) ではそのようにいたします。 先ず
山田
証人
に
委員長
から御
質問
申上げますが、簡単に
経歴
と現在の職業等について述べて頂きます。
山田敦
98
○
証人
(
山田敦
君) 私は
昭和
十年に東京外国語学校英語科文科に入学いたしました。在学中
昭和
十四年一月に治安維持法違反の被疑者として逮捕せられ、その翌年執行猶予三年の判決で保釈になりました。執行猶予になりました。十九年に再び治安維持法違反の被疑者として検挙せられ、終戦後釈放になりました。終戦の年の十一月頃から本部の、共産党の本部において現在まで働いております。仕事の
内容
は、
新聞
などでは通訳と書いてありますけれども、通訳と決ま
つた
係はないのでありまして、主としてそういう通訳とか、公式な文書の飜訳というようなことが多いのですけれども、一般に党の事務上の仕事をしているわけです。
岡元義人
99
○
委員長
(
岡元義人
君) 尚続けて
山田
証人
に
お尋ね
します。十六日の
日本共産党
徳田書記長
より五月五日に引揚促進の
要請
を航空郵便で出した。これについては
山田
という飜訳係が党にいる。それが送
つた
ということを事務局から通知を受けているから
山田
飜訳係に聞けば分るということを
証言
されたわけですが、この点について詳細に述べて頂きたいと思います。
山田敦
100
○
証人
(
山田敦
君) 私が最初書記局から依頼を受けて飜訳したのは、飜訳して……
岡元義人
101
○
委員長
(
岡元義人
君)
山田
証人
に申上げます。少し大きな声で……聞えないですから。
山田敦
102
○
証人
(
山田敦
君) 書記局の依頼を受けて飜訳して発表したものは、最初は
新聞記者
会見のためのものでありまして、それを直ちに電報に適するように、書き換えまして、書き換えるというのは、非常に簡略にいたしまして、そしてそれを電報で送るつもりでありましたけれども、いろいろ問合せて見たところ、電報で送ることが現在のところできないということが分りました。そこでその電文をそのまま航空便で議会の郵便局から送
つたの
であります。それで先程
委員長
からの
お話
で、五月五日と申されましたけれども、この期日については、私は
はつ
きり覚えておりませんが、
記者
会見が行われた以後でありまして、英文で発表されたのは、その一部がその翌日の
日本
タイムスに出ておりますから、調べれば
はつ
きりしたことが分ると思います。それで実際航空便で送
つた
日は、その後いろいろ電報のことに関して問合せをして一日、二日延びていると思います。それで
新聞
発表の日よりは少くとも二、三日のズレがあるのじやないかと
記憶
しております。
岡元義人
103
○
委員長
(
岡元義人
君)
山田
証人
に
お尋ね
しますが、先ず今の御
証言
では私が
お尋ね
したことはちつとも明らかにな
つて
いない。もう少し具体的にお聞きしますが、電報を打たれなか
つた
、打たれないことが分
つた
という今御発言があ
つたの
ですが、どうして電報が打たれなか
つた
か、どこからお聞きにな
つた
か、どういう理由で打たれなか
つたの
か、もつと私の方で申上げてもよろしうございますが、
昭和
二十四年三月十六日より今日までの、電報を打てる方法はありますが、どういう
意味
で電報を打たれなか
つたの
か、その点を明らかにして頂きます。
山田敦
104
○
証人
(
山田敦
君) 私は中央郵便局に問合せて見ましたら、
ソ連
向けの電報は、要するにドルでなければ打てない、そういう話であ
つたの
です。それで結局ドルがないから打てないということにな
つた
。そういう話を中央郵便局の電報の係の人から聞きましたものですから、それでこちらはどうしても打つ手立がないというふうに決ま
つた
わけです。
岡元義人
105
○
委員長
(
岡元義人
君) 尚その航空便の出されるとき、それは書留で出されたのか、普通で出されたのか、どこの局に持
つて
行かれたのか、その点等を明らかにして頂きます。
山田敦
106
○
証人
(
山田敦
君) 電文をただ航空便で送りました。そうしてそれは書留にしてありません。出した郵便局は
只今
申しました通り議会の一階にある郵便局に出しました。
岡元義人
107
○
委員長
(
岡元義人
君)
只今
山田
証人
に対しまして、各
委員
から御
質問
があ
つた
ら御発言を願います。
千田正
108
○千田正君
山田
証人
にお飼いしますが、先程あなたの御
証言
の中に
新聞記者
団と会見の際に発表すべきものを更に電文に直す
関係
上、簡略にしたが、更にそれは電報として打てなか
つた
。それで航空郵便にして出した。そのときのあなたが飜訳の立場に立たれたと思いますので、その簡略にされたときの電文の
内容
を、若し御
記憶
があるとするならばそれを述べて頂きたいと思います。
山田敦
109
○
証人
(
山田敦
君) その電文の
内容
というのは英文で
記者
会見のために、書かれたものと殆んど変りありません。
内容
は全然変りありません。ただ御承知の通り、これは英文をそのまま電報に打つわけに行きませんから、それを形式上皆決ま
つた
方式で書くわけです。ですからその原文があるならば殆んどそれに近いものが再現できるわけだと思います。
只今
最初に飜訳した、
新聞記者
のために飜訳したものは探したところが保存しておりませんから、若しそれが必要とあれば外国の
新聞社
の中に、或いはハイルの中に残
つて
おるかも知れません。
千田正
110
○千田正君 この問題がここまで発展して来て、
山田
証人
まで呼ばなければならないというような結果にな
つたの
には、取りも直さず、
徳田要請
と世間で言われるところの問題であ
つて
、
徳田要請
の
内容
、
反動
は帰すなというようなことを
徳田書記長
が
ソ連
側に申し入れたじやないか、そこにかか
つて
重点があるのであります。その
要請
をや
つた
じやないかというので、この間
徳田書記長
の喚問によ
つて
、
自分
はそういうことをや
つた
覚えはない、但し
反動
を帰すなというのじやなくて、別な
意味
のことを
ソ連
側にいわゆる一日も早く同胞を帰せ、帰して貰いたいということの
要請
はした。その
内容
は簡単な電文の
内容
であるということをこの間書記長が述べられておられますので、その
内容
を知
つて
おられれば
証言
された方がむしろこの際
はつ
きりしていいと思いますので、敢て私は
山田
証人
の御
記憶
を促して
証言
をして頂きたいと思います。
山田敦
111
○
証人
(
山田敦
君) 先程の
質問
の要旨が
はつ
きり分りませんで、さように答えたわけですけれども、飜訳の
内容
は正式に
アカハタ
に発表されたものと全然同じであります。勿論理想といたしましては、飜訳でありますから、一語も加えず、一語もとらないのが理想であります。その理想に成るべく近いように努力したわけでありますから、
内容
に関しては正式に発表されたものと実際上には変りは殆んどないと思います。
門屋盛一
112
○
門屋盛一
君
山田
証人
に飼うのですが、大体共産党の事務
関係
をおやりにな
つて
おるそうですが、問題のこの航空便以外に凡そあなたの手で飜訳して扱われた書状が外にどれくらいありますか。
山田敦
113
○
証人
(
山田敦
君)
質問
の
意味
が
はつ
きり分りませんけれども、書状と申しましても沢山あるので、どういう種類の書状か、それを聞きたいと思います。
門屋盛一
114
○
門屋盛一
君 私の方はこの
徳田要請
というものが五月五日の
要請
以外にありはしないかという疑いがあるのでありますから、それだからどれくらいの文書が動いてお
つた
か、どういう経路で動いてお
つた
か、それを
言つて
貰いたいのであります。
山田敦
115
○
証人
(
山田敦
君) 私の取扱
つた
私の知る範囲において、又私の取扱
つた
ものとしては
只今
問題にな
つて
おる書簡以外にはあれません。
門屋盛一
116
○
門屋盛一
君 そうすると、あなたは事務の方をずつとおやりにな
つて
おるのでありますが、その外に何と言いますか、外国郵便などをお取扱いにな
つて
おる方は外にもあるのでありますか。
山田敦
117
○
証人
(
山田敦
君) それは外国郵便と申しましても飜訳の
関係
は私一人です。それをポストに出したり、或いは郵便局に持
つて
行くとか、そういう
関係
については僕はただ飜訳の
関係
ですから、
只今
問題にな
つて
おる書簡に関してだけは私はポストに出したわけでありまして、飜訳の
関係
は英語に関する限りは私です。
門屋盛一
118
○
門屋盛一
君 その飜訳したものは問題にな
つて
おる書状以外にないと、こう言われるのでありますね、分りませんか。
山田敦
119
○
証人
(
山田敦
君)
ソ連
の中央
委員会
に関する書簡はそれだけです。
只今
問題にな
つて
おる書簡以外には取扱
つた
ことはございません。
門屋盛一
120
○
門屋盛一
君 それからこれは今日間に合わんと思いますが、時日を今思い出せないとおつしや
つたの
ですが、何かお帰りにな
つて
参考に調べられるものがあると思うのです。タイムスならタイムスを
御覧
にな
つて
、いつが
記者
会見であ
つて
、いつ飜訳した、いつ出したというのを後で書類でいいから事務局の方に届けて貰いたい。これはできるでしようね。
山田敦
121
○
証人
(
山田敦
君) 相当の時日があればできると思います。
門屋盛一
122
○
門屋盛一
君 相当の時日というのは何日くらいですか。
山田敦
123
○
証人
(
山田敦
君) 数日です。
門屋盛一
124
○
門屋盛一
君 二日とか三日とか
はつ
きり言えませんか。そうむずかしい問題じやないですがね。
山田敦
125
○
証人
(
山田敦
君) それは
新聞
を調べて見て探すだけですから、余裕を見て二、三日と言
つた
わけです。それでそのくらいの余裕を得ればできると思います。
草葉隆圓
126
○
草葉隆圓
君 今の門屋
委員
の
お尋ね
に対して、
証人
は相当の書簡を取扱
つて
いるから分らないという御返事で、更に
お話
があ
つて
ソ連
の中央
委員会
宛のが一本である。こういう
お話
でありますが、そうしますると
ソ連
の中央
委員会
でなく外の
ソ連
向きの書類は、書簡或いは葉書というものはどういう…
山田敦
127
○
証人
(
山田敦
君) 私の
記憶
する限りでは、
ソ連
向きの書簡は今問題にな
つて
いる書簡以外には出したことはありません。
草葉隆圓
128
○
草葉隆圓
君 その時そうすると共産党は、如何なる
意味
においても引揚促進に対しては、未だ曾てこれ以外には何ら方法を講じなんだ、こういうことでございますか、一遍も出したことはない、電報も書簡も、或いは公式にせよ、中央
委員会
に対しても、或いはその他のものに対しても
ソ連
向けには外にはない、こういうわけでございますか。
山田敦
129
○
証人
(
山田敦
君) そういうわけではありません。私は共産
党本部
にいる一事務員でありますから、私が書類に関して全部を知
つて
いるというわけには行きません。私の取扱
つた
ものとしてはそれ以外にはないというわけであります。
草葉隆圓
130
○
草葉隆圓
君 ロシア語で飜訳される方が外におられますか、
山田
証人
以外に共産
党本部
におられますか。
山田敦
131
○
証人
(
山田敦
君) ロシア語のできる方は沢山おられます。それで英語のできる方も外におられると思います。ただ仕事の
関係
で私が英語の
関係
を受持
つて
いるだけであります。ただできるという
意味
では沢山いると思います。
草葉隆圓
132
○
草葉隆圓
君 そうしますと、ロシア語で飜訳して
向う
の方へ郵送するというようなことも別になくて、書簡書状というものは全部
山田
証人
がお取扱いにな
つて
おるということになりますか。この点は外にロシア語でやるときにはその人達が取扱うというようなこともありますか。
山田敦
133
○
証人
(
山田敦
君) その点は私は分りません。それは書記局の方がよく知
つて
おると思います。私は書記局から命ぜられた仕事をしておるわけですが、外にはどういう方がいて、どういう仕事をや
つて
おるかということは分りません。
草葉隆圓
134
○
草葉隆圓
君 そうすると、その都度書記長から命ぜられておやりになりますか、書記長が命じてやるのですか、実際はそういうことじやないか知らん、この点をちよつとお聞きしたい。むしろ書記長というものは大きな政策を取扱
つて
、そういう小さな一本の
手紙
を扱うということはしないのじやないかと思いますが。
山田敦
135
○
証人
(
山田敦
君) 私は書記長と
言つたの
じやなくて書記局と
言つたの
であります。書記局は沢山のメンバーから構成されておりますから、書記長が直接に実際命ずるというわけのものではないのであります。
草葉隆圓
136
○
草葉隆圓
君 それでは
ソ連
向けの
手紙
はその一本であ
つた
という
お話
でありますが、この問題でいわゆる引揚
関係
に関する
ソ連
以外に対する何か書状をお出しにな
つた
ことがありますか、この点を……
山田敦
137
○
証人
(
山田敦
君) 私の取扱
つた
ものとしてはそれ以外ありません。
小杉イ子
138
○
小杉イ子
君
山田
証人
に伺いますが、この書簡の中の
反動
分子は帰すなという字句は、よく覚えていらつしやるそうでありますが、この差出人の
名前
は
徳田球一
でございましたでしようか、それとも共産
党本部
とか、秘書とかいうことでしたか。
岡元義人
139
○
委員長
(
岡元義人
君) ちよつと小杉
委員
に、今の御
質問
の
内容
は今促進の……お手許に配
つて
ありますような資料は、
反動
は帰すなというあれとは違うのであります。ちよつと小杉
委員
何か思い違いじやないのでありますか。
小杉イ子
140
○
小杉イ子
君 失礼いたしました。
門屋盛一
141
○
門屋盛一
君
山田
証人
に答えて貰いたいのでありますが、これは成るだけこの
委員会
で
はつ
きりしたいと
考え
るから
言つて
おるのでありますが、非常にこの何といいますか、
宣誓
をなさ
つて
おる
関係
があるから、無理もないのだと思うのでありますけれども、
自分
の知
つて
おる範囲はこれだけだと、その点は私は追及しません。併しお答えできることとして一体こういうことはどなたから命ぜられましたか。
山田敦
142
○
証人
(
山田敦
君) 私は上から命ぜられた命令系統だけは
はつ
きりしているので、そのときに誰が誰からこれをや
つて
呉れというようなことを、誰が実際に
言つて
来られたかというようなことについては
記憶
もしておりませんし、そういう点は余り注意もしておりませんから、書記局の命令という点だけは
記憶
しておるし、それは当然なことなんで
記憶
しておりますが、誰からこういうことをして呉れというようなことは、全然覚えておりません。人の
名前
は……
門屋盛一
143
○
門屋盛一
君 ちよつとおかしいのですがね、それはまあ
何事
も黙秘なされるわけではないのでしようが、隱されておるわけじやないかと思うのですが、あなたが書記局の事務をずつとおとりにな
つて
お
つて
、そう何万人もおるわけではなかろうと思うのですが、どなたから言われたか、その
記憶
がないというのは、今
記憶
がないとすれば、これも数日中にその
記憶
を喚び出すことができますか。
山田敦
144
○
証人
(
山田敦
君) 私は
只今
答えた通りであります。
記憶
しておりません。若し間違
つた
記憶
は、(「それはよく分るのだ」と呼ぶ者あり)言うわけにも行きませんし、私が自信を持
つて
言うだけの
はつ
きりした
記憶
を持
つて
おりません。そして個人的に誰から言われたかというようなことは余り私も注意しておりませんから、それで
記憶
はないというわけなのです。
門屋盛一
145
○
門屋盛一
君
はつ
きりしないことを
証言
としてできないということはよく分
つて
いるのです。けれども今までの間にですね、いつもこう出入りの多い仕事でなくて、た
つた
一つ
しか取扱
つて
いない飜訳を、大体書記局の誰からそれを飜訳して呉れと言われたか、それは分るだろうと思うのですがね。
山田敦
146
○
証人
(
山田敦
君) 私は
記憶
しておりません。どうも自信を持
つて
言えません。書記局は一人や二人ではなくて沢山の人がおりますし、而もその人はいつも交替しております。だからそう無闇と手放しで
名前
を挙げるわけに行きません。
門屋盛一
147
○
門屋盛一
君 これもさつき私の注文付けているように、少しの時間を置いたら
記憶
が喚び起せますか。そう数あ
つた
ことじやないのですからね。
山田敦
148
○
証人
(
山田敦
君) 私は保証できません。
門屋盛一
149
○
門屋盛一
君 保証せいとか、保証するなとかということを
言つて
いるのじやない。喚び起すだけの努力をなさいますか、なさいませんか、それを聞きましよう。
山田敦
150
○
証人
(
山田敦
君) 努力いたしましよう。併しあとからの文書で以てそれを
名前
を指すというようなことは、
記憶
を必ずしも喚び戻させようがない。併し努力はしております。
門屋盛一
151
○
門屋盛一
君 それからもう
一つ
尋ねますが、大体その書記局のこういう渉外
関係
を扱
つて
いる人は何人くらいおるのですか。
山田敦
152
○
証人
(
山田敦
君) 書記局というと、書記局は渉外係なんてそういうものはありません。だから一人もおりません。但し命令はいろいろなところに、その書記局より下に命令を出すときには、係がなくてもいろいろな種類の、性質の命令を出します。
門屋盛一
153
○
門屋盛一
君 これは極めて簡単なことですから、私は
記憶
を喚び出せるだろうと思うのですが、思い出せないとすれば、やはり勢いその書記局の機構なりいろいろなことからずつと煎じ詰めて行かなければならないことになるのですがね。で
証言
で……先程
証言
なさ
つた
ように書記局の方から頼まれて飜訳した、こういうことにな
つて
いるのです。それは間違いないのでしよう。書記局から頼まれたということは間違いないのでしよう。
山田敦
154
○
証人
(
山田敦
君) その点はいつも繰返しており通り間違いありません。
門屋盛一
155
○
門屋盛一
君 ないのですね、そうすれば大体書記局とあなたの間に
関係
のあることは分
つて
いるのですから、大体この同じ
党員
であ
つて
、同じ所で事務をと
つて
おれば、書記局のこういう渉外
関係
というものは私の方で付けた
名前
ですが、外国郵便とか外国電報とかいろいろなことを飜訳したり、出したりする方の係の人は何人くらいおるとか、誰が係であるくらいのことは、お分りにならなければならんわけなのですが、あなたの方の党の組織はどうな
つて
おるか、こちらは詳しく知らんのですけれども、それ程曖昧な組織のようにも思えないのですがね、お分りになりませんか。
山田敦
156
○
証人
(
山田敦
君) 書記局の中で特に渉外
関係
の係の人とか、それからそういう人はありません。それは再三私は繰返して言
つた
通りです。ただ私と私の命令系統の中に、私にところへ命令を持
つて
来る人は、直接に結び附いている人はおります。併し必ずしもその人から命令を受けるというものではありません。それはその人がいないこともありますし、出張の場合もありましよう。だからそれは全体として私は書記局と結び付いているのでありまして、個人的に誰々の命令系統を受けているというものではありませんから、そういう
意味
で私は誰から命令を受けたかということは、
はつ
きり
記憶
にないと再三
言つたの
も、そういう理由によるわけです。書記局全体として、私は書記局の命令を受けているのです。書記局の誰々から命令を受けたというのじやないわけです。それでその仕事の特にこういう外国の通信
関係
というものは非常の稀れなものでありますから、特にどの人が係だということは勿論ないわけです。
従つて
誰から命令を受けてや
つた
かということも
記憶
しないわけなのです。ただ書記局から受けたということは事実なのです。それは繰返して言
つた
通りであります。
門屋盛一
157
○
門屋盛一
君 話がおかしいですね、曖昧で合らないと言うかと思えば、非常に詳しくおつしやる点もあるのですが、最初からの
お話
のように、これは
新聞記者
会見をや
つた
そのものを飜訳して電報を打とうと思うたが、電報がいけないから書状で出したというように、その取扱
つた
ときの状態が
はつ
きり
記憶
にあるのですから、凡そ書記局の誰からそれを飜訳を頼まれたかくらいなことはお分りにならなければならんことが
一つ
と、これはまあ繰返して今責めても仕様がないので、あとで
考え
出して貰えばいいことなので、
考え
出して貰うことにします。 それからもう
一つ
伺
つて
置きたいのは、大体共産党の書記局の組織はどこへ聞合わしたら分るのですか。(笑声)あなたも
党員
でしようから。
山田敦
158
○
証人
(
山田敦
君) それは書記長に聞いたら一番よく分ると思うのです。
門屋盛一
159
○
門屋盛一
君 書記長にもう一遍来て貰えないだろうか……(笑声)書記長にもう一遍来て貰うのも大変ですが、あなたこう……何か
向う
のあなたの方の組織の
はつ
きり分るようなものを書いて出して貰えませんか。全部の組織じやないですよ。この取扱系統が分らないから
言つて
いるのですから……
山田敦
160
○
証人
(
山田敦
君) 私はそういうものを出す立場にはないと思います。(笑声)若し必要とあ
つた
ら正式に共産党にそれを
要請
したらいいのじやないかと思います。
門屋盛一
161
○
門屋盛一
君 それじやいいです。じや先程から私の
言つて
いるその事実、何日頃それをどうや
つた
ということと、誰から飜訳を頼まれたか、誰から電報を打てと言われたということを成るだけ近い
日にち
の間に思い出すことに努力して下さい。そうでないとこれは解決しません。
岡元義人
162
○
委員長
(
岡元義人
君) 外に御
質問
ございませんか。
木下源吾
163
○木下源吾君 今の門屋君の
質問
は、現在
証人
として
証言
を求めておる範囲外だと
考え
られるが、その点どうですか。あとから何か思い出して、いろいろなものを調べて持
つて
来いというようなことは……
門屋盛一
164
○
門屋盛一
君 これは木下
委員
に伺いますが、私がですね、この
徳田要請
問題に対して、書記長である
徳田
君の十六日の
証言
中に、詳しいことは飜訳の
山田
に聞けということを言われているのです。それで今
山田
証人
に出て貰
つて
、その文書の飜訳の状況を、出したことを僕は聞いているわけなんです。そうすると
日にち
が
はつ
きりしないし、誰から命ぜられてや
つた
か
はつ
きりしない。これは私は
委員会
として何ら逸脱していないと思う。本当はここで
記憶
があれば直ちに
証言
して貰うのが建前ですけれども、
記憶
のないものを
証人
としても間違
つた
証言
をするというこては、これは甚だ困るのでありますから、だからそれは
証人
に再び出て貰うということも気の毒だから、思い出されたならば、その
日にち
とか、誰からどういうふうに言い付か
つた
かということを後で書類で出して貰うということは、
委員会
では、衆議院においても取扱
つた
事例はあるんです。
木下源吾
165
○木下源吾君 そのことなんですがね、いつ
日にち
を調べて持
つて
来い、さつき質疑応答の中にあるように、その期日すらも明確にいつこれを明らかにするということがな
つて
おらないのですね、一週間後とか二日後とか、そういうようなことをここで今持
つて
来いということを決めることがどうか。こういうことなんです。目的は、そういうことを知ろうとする目的のことはあなたのおつしやる通りです。
証人
を呼んで今ここでそういう、
証人
に責任を負わせることが可能かどうかということです。若しそれが可能であるとするならば、もつと明確にせられなければいけないのじやないかということです。
門屋盛一
166
○
門屋盛一
君 明確にな
つて
おると思う。
木下源吾
167
○木下源吾君 ではいつまでに持
つて
来いというのです。
門屋盛一
168
○
門屋盛一
君 二、三日ということを
証人
が
言つて
いるなですから、それは
記憶
を喚び起すことですから多少の
証人
に余裕を与えなければならないと思う。
木下源吾
169
○木下源吾君 私はそうじやないと思う。
証人
の答えに明らかなごとく、何かジャパン・タイムスかなんかに、そういう
新聞
に発表した、時間的に多少ズレがあるかも知れないけれども、その前後であるということを
言つて
おるんだから、それは
委員会
においてそれを先ず調べる必要がある、こういうことを私は申上げる。若し調べる必要があるならばですね、
証人
に再び又出た貰
つて証言
を取るならば
差支
ない。私はそれは
差支
ないと
思つて
いるんだが、いつ何日に
証言
の結果そういうものを提出しろということを命ずるならば、これは多少私は疑義があろうが、いいと思います。けれども二、三日中に持
つて
来い。そういうようなことは本
委員会
がとるべき
態度
ではない。かように
考え
ております。
門屋盛一
170
○
門屋盛一
君 疑義があればあとは
委員会
の運営の問題ですから、
証人
に迷惑がないように、後で決めるべきでしよう。
岡元義人
171
○
委員長
(
岡元義人
君)
只今
の木下
委員
の発言につきましては、
只今
証人
にまだ
質問
も続けておりますから、後程疑義があれば更に審議いたしたいと思います。
草葉隆圓
172
○
草葉隆圓
君 私ちよつと聞き漏らしたので……門屋
委員
の御
質問
に
証人
が、党の
手紙
の問題、或いは通信の問題についてのことは、書記長に聞いて呉れという言葉のようでございましたが、併し我々が
証人
を喚問しておるのに、そういうことを聞くために書記長はむしろそのことは
山田
君が一番よく知
つて
おるから、それで
山田
君を呼んで調べて呉れ。こういう
お話
で、更にそれを逆に書記長に聞いて呉れということは、どうも
証言
の
はつ
きりしていないような点がありはしないか。それで外の党の書記局の機構を我々はここで云々しようとするのではなしに、ただ先般の
徳田
証人
に尋ねましたときに、それは
山田
証人
に聞いて呉れると
はつ
きりする。こういう
お話
であるから、それならば誰からどういう系統で来たかというときに、それは
徳田
証人
に聞いて呉れということになると、これは又同じ順繰返しにな
つて
しま
つて
、むしろこの
証人
に
証言
を求めるのは、その点を
はつ
きりするために
証人
をここに呼んで、
証言
を求めるために本日の会議にな
つた
わけです。この点は
一つ
はつ
きりお答え願
つて
も無理ではないんだし、又それが
一つ
の目的であ
つた
と思う。私も改めてこの点
一つ
証人
に
証言
を求めたいと思います。
岡元義人
173
○
委員長
(
岡元義人
君)
山田
証人
に
委員長
から申上げますが、当
委員会
の
委員
である中野
委員
その他十六日の
証言等
によ
つて
、五月五日にこの書簡を出したということは明らかにされておる、それに対して門屋
委員
、
只今
草葉
委員
からの御
質問
もございましたが、その間の
経緯
について、あなたがまだ
はつ
きりされてない。それは思い出せないというような御
証言
があ
つたの
ですが、もつとその点
はつ
きり御
証言
できませんか。
木下源吾
174
○木下源吾君 先程来から聞いておればこれは明確にな
つて
おると思う、この
山田
証人
は書記局の命令によ
つて
や
つて
おるのだ。
一つ
の組織の命令でや
つて
おるのだ、こういうことが明確にな
つて
おるので、むしろそれよりも
お尋ね
になるならば、そういうものの何か原文のコツピーがあるか、そういうことを
お尋ね
になる方が妥当ではないか。組織から命令を受けておるというのですから、誰がそのとき持
つて
来たか。或いは給仕が持
つて
来たか、小使が持
つて
来たか、或いは書記長
自身
が持
つて
来たかは別である、書記局というものの命を受けてや
つて
おる、それは私は明確だと思う。ですからそれよりももつと、
お尋ね
になるならばそういうものの原文の控えがあるかないかということが重要ではないか。そういうふうに
考え
る。
岡元義人
175
○
委員長
(
岡元義人
君) 木下
委員
に申上げますが、おのおのの
委員
は
委員
で、今の木下
委員
の御判断ではなく、又別な感じがあ
つて
お尋ね
にな
つて
おるかも分りませんし、その点は各
委員
の
質問
にこれはお任せするのが妥当じやないかと思います。
木下源吾
176
○木下源吾君 それは私もそう
考え
ておる。が、余り同じことを空転して、しまいには
考え
て来い、何しろということでなく、もう少し
委員会
はも
つて
はつ
きりすることをせにやいかんと思う。さつきから聞いておると同じことを何遍もこうして空転しておるのですから、それではどうも余り感心しない、こう
考え
る。
門屋盛一
177
○
門屋盛一
君 木下
委員
の御発言は、今
証人
に対する補充
質問
をや
つて
おる時間なんです。それで、この
委員会
の運営で愛々
委員
の発言が適当か不適当かということは、
証人
に対する補充
質問
が終
つた
あとで
お話
になる。終ることが持てなければ議事進行で御発言にな
つて
、休憩なら休憩にして
証人
に迷惑を掛けないようにやることの方がいいなじやないか。我々は我々の感覚で聞いておるのです。
木下源吾
178
○木下源吾君 本員は非常に迷惑を感じている。さつきからいろいろの質疑応答を聞いてお
つて
、明確なことを何遍も同じことを聞いてお
つて
、我々は
委員
として迷惑をしている。休憩にしても何でもよろしい。議事進行にしても何でもよろしい。
門屋盛一
179
○
門屋盛一
君 議事進行なり何かでやらなければ、私の
質問
の邪魔することは困る。
木下源吾
180
○木下源吾君 私は何も君に
言つて
おるのじやない、詰まらんことを言うな。
委員長
に
言つて
おるんじやないか、何を妨害しておるか。君が詰まらんことを何遍でも繰返すから僕は
委員長
に
言つて
おる。何が妨害しておる。
門屋盛一
181
○
門屋盛一
君 だから僕は議事進行で発言しておる……
木下源吾
182
○木下源吾君 君に注意を受けなくとも分
つて
おるのだ、詰まらんことを
言つて
おる。
岡元義人
183
○
委員長
(
岡元義人
君) これは
一つ
、どうですか……
木下源吾
184
○木下源吾君
委員長
が先刻からお聞きにな
つて
おり通り、分るでしよう。私はさつきから黙
つて
聞いておるので、何遍も同じことを聞いておる。最後にそんな詰まらんことを聞いて、
証人
はここにお
つて
責任を負
つて
おるのですよ。
帰つて
からいろいろなものを持
つて
来いなんて、そんな責任を今負えということを僕は黙
つて
聞いておるのだ……
岡元義人
185
○
委員長
(
岡元義人
君) 速記を止めて。 〔速記中止〕
岡元義人
186
○
委員長
(
岡元義人
君) 速記をつけて下さい。草葉
委員
。
草葉隆圓
187
○
草葉隆圓
君 私が先に申したのは、門屋
委員
の
質問
に対して書記局の機構……機構から聽いた。今
山田
証人
は書記局と言われ、或いは
徳田
前
証人
は事務局と言われましたが、どちらでも結構であります。どちらでも結構でありますが、結局我々はそういう機構で
山田
証人
自身
も事務局、書記局の一人であろうと私は
思つて
おりますが、
従つて
その機構の中の一人であろう。このいわゆる
要請
の問題は、一個人でなくて結構ですが、かようなソヴイエトその他に対する書類の取扱についてはどういう機構でこれが動いておるかということを、
証言
を求めることは私共の望んでおるところであります。この点の御
証言
を伺いたい。こういうことは私先に申上げておるし、又更にその点を
山田
証人
にその機構、書類の取扱に対する機構はどういう機構であるか。この点は
徳田
証人
は
山田
に聽くとよく分
つて
おる、こういうこの前の話でありましたから、ここで私は伺うのであります。
山田敦
188
○
証人
(
山田敦
君)
質問
の要旨が余り明確でないので分りませんけれども、私は書記長が
山田
に聽けば分るとい
つた
点は、事務をどこの郵便局でや
つた
か、どういう封筒で出したか、どういう宛名であ
つた
かと、そういう点については
山田
に聽けという
意味
だ
つた
と思います。そして私が今書記長或いは正式に党に対して聽いたらいいだろうというような発言は機構上の問題なんです。それですから今の
質問
に対しては、私は可なり十分にもうすでに答えたような気がします。それでもつと
はつ
きり私から答えを取出したいのならば、もう一遍
質問
を
はつ
きり出して頂きたいと思います。
草葉隆圓
189
○
草葉隆圓
君 私の申上げたのが不十分であ
つた
から明瞭を欠くと……それで結局この書状というものが、又これに類するものが取扱われる場合の共産党事務局、或いは書記局の機構はどういうふうな系統で、あなたのところに命令系統が来るか、こういうことを伺いたい。
山田敦
190
○
証人
(
山田敦
君) 再三私が申上げる通り、私が命令を受けたのは書記局から受けたのです。書記局には書記局の又事務局があります。ですからもつと手繰
つて
言えば、書記局を通じて、事務局を通じて私のところに来たのです。私は事務局の一員でもありませんし、勿論書記局の一員でもありません。又その書記局の実際上の細々した事務を遂行する事務局の一員でもありません。ですから私はその下でその組織を通じて私の許に来たのであります。
岡元義人
191
○
委員長
(
岡元義人
君) それでは大体
山田
証人
に対する
質問
は外にございませんでしたら、
委員長
からもう一、二点伺
つて
おきたいことがございます。電報が打てないということは、これはどこで聞かれたのか。その局、郵便局なら郵便局、或いは外の人に聞かれたのか、その点をちよつと明らかにして頂きたい。
山田敦
192
○
証人
(
山田敦
君) 私の
記憶
に間違いがなければ、確かに翌日に私は中央郵便局へ行
つて
、その電報について尋ねました。そしたら先程申した通りの答でありましたから、私はそれ以上その点については追及して調べませんでした。それでそれは今でも私は知りません。けれども、電報が打てないのだということを決めてかか
つた
わけです。そうして直ぐ報告に出したわけです。
岡元義人
193
○
委員長
(
岡元義人
君) 前に電報の
規定
が変
つた
、それから航空郵便の取扱が途中から変
つて
いる。変
つて
いるというようなことは、全然御存じないと、こういうわけですか。
山田敦
194
○
証人
(
山田敦
君) 私は今までまだ打てないと
思つて
おりました。電報は打てないと
思つて
おりました。その後も私は、これは個人的な
関係
なんですけれども、電報を打とうと
思つて
、郵便局へ尋ねたところ、やはりドルがなければ駄目だという返答を受けましたから、その点については一、二国、例えばフランスとかアメリカを除いては、
日本
の金では電報は打てないと
思つて
おりましたし、又実際この席で答えるまではそう
思つて
おりました。
岡元義人
195
○
委員長
(
岡元義人
君)
委員長
がお聞きしたいのは、三月十五日までは十分打てた。そういうような観念で、電報を打とうとなさ
つたの
ではありませんか。
山田敦
196
○
証人
(
山田敦
君) 私の
記憶
によりますと、何かそういうできるというような
考え
がどこかにあ
つた
と思います。それで郵便局に一応問い合せて見たわけです。そうしたらできないという返事であ
つた
ものですから、そういうことにな
つた
。
岡元義人
197
○
委員長
(
岡元義人
君) 以前に電報を打たれたことはないというわけですね。
山田敦
198
○
証人
(
山田敦
君) ないです。
岡元義人
199
○
委員長
(
岡元義人
君) 分りました。それでは両
証人
に、各
委員
からもう御
質問
ございませんですか。……では
証人
の方の
質問
はこれにて打切りたいと思います。
草葉隆圓
200
○
草葉隆圓
君
証人
の
質問
はもう終りましたが、私の先の
小島証人
に対する……
千田正
201
○千田正君 議事進行について、
証人
の
質問
が終
つた
とすれば
証人
の御引取りを願
つて
から、更に当
委員会
を続けたい。
岡元義人
202
○
委員長
(
岡元義人
君) 両
証人
の退席を願います。どうも両
証人
におきましては、忙しいところを誠に御苦労様でございました。尚今日の
証言
につきまして、その御
証言
の
内容
をば十分に
委員会
は慎重審議いたしまして、又貴重な資料として行きたいと思いますので、御了承を願います。
草葉隆圓
203
○
草葉隆圓
君 私に対する先の
小島証人
の
証言
によりまして、
アカハタ
の
記事
というのは全然違
つて
いる、根抵が違
つて
いると、そうすると、これは大変に今度の引揚問題に
一つ
重大な問題を生じた、この点に対して
委員会
として、又
委員長
として、十分にこの点を明白にされて、最も妥当な処置をと
つて
頂きたい、かように
考え
ます。
岡元義人
204
○
委員長
(
岡元義人
君)
只今
草葉
委員
からの御発言、何か
委員
の方から御意見がございますか。
千田正
205
○千田正君 今草葉
委員
の御発言の
内容
は、大変
アカハタ
の
記事
が間違
つて
いるが、
委員会
として
アカハタ
に対して何か処置を講じようというのでありますか。それとも実際そういうことについて迷惑を被む
つて
おる。さつきの
小島証人
のような人達も、
却つて
いわゆる被害といいますか、そういうふうなものを受けた方が要求すべきが妥当であるかどうかという点を十合に
考え
る必要があると思います。それは何故かというと多くの場合
新聞社
の謝罪とか、或いは陳謝などというものは、とかく世人の目には写らない程度で、ものによ
つて
は抹殺される傾向は曾ての
新聞
紙上では多か
つた
。
委員会
の権威を以て
取消
を命ずるとか、謝罪を要求するならば、それは
委員会
において余堂愼重に
考え
なければならない問題である。でないとするならば意のあるところを十分に話して頂きたいと思います。
草葉隆圓
206
○
草葉隆圓
君 これは皆さんのいろいろの御意見によ
つて
決まることと思いますが、私の
質問
に対しては
証人
は全然それは違
つて
おる。そうすると実はいわゆる
徳田要請
の問題についての
アカハタ
の
記事
というものは、言葉を換えて申しますと、事実と全然違
つた
記事
を出しておる。むしろそのことによ
つて
相当国内に一種の波乱を来たしておる。こういう状態を招来した
アカハタ
の
記事
を、或いはそれぞれの法律的な問題につきましては、今千田
委員
の言わせるように或いは
本人
がそれぞれの方法を講じられるなり、何なりということはこれはありましようが、
委員会
としては恐らくそこまでの問題は
考え
るべきものではないと、こう私は思う。併しこれは皆さんの御意見によ
つて
いろいろの御意見があろうと思います。私は引揚問題について一方では当
委員会
が
徳田要請
を
はつ
きりしておる際に、全然
本人
の言わない
記事
を
アカハタ
が出して、そうしてそれによ
つて
一種の世論を指導せんとしたことについての重大な問題が起
つて
来ます。
門屋盛一
207
○
門屋盛一
君 この問題は我々も
一つ
の意見を持
つて
おるのでありますけれども、一応今日の速記録を極めて短時間に、できますれば明日でも見られるようにして頂いて、そうしてこの問題の処置は改めて
委員会
を開いてやる方が至当ではないか。ただこれが単なる
小島
対
アカハタ
の問題であ
つた
ならば、この
委員会
がここに
証人
を呼ぶ必要もないのであ
つて
、我々が
徳田要請
問題を取上げたことに対して
アカハタ
は
徳田要請
問題はでつち上げた問題で事実でない。こういうことを
はつ
きりするためにもう
一つ
記事
をでつち上げたというところに重要性があるのです。この問題の取扱は当
委員会
として
徳田要請
問題にタツチしておる以上、
はつ
きりした取扱をしなければならんと思います。私は私としての意見はありますが、尚愼重を期します
意味
で速記を短時間に飜訳して頂きたいと思います。
草葉隆圓
208
○
草葉隆圓
君
只今
門屋
委員
の御意見には、私も賛成します。
従つて
これぎ取扱については、理事会等で十分御研究を願
つて
、お進め願いたい。
岡元義人
209
○
委員長
(
岡元義人
君)
只今
草葉
委員
、門屋
委員
から御発言がございましたが……
木下源吾
210
○木下源吾君 今のは何の問題ですか。
アカハタ
に対する当
委員会
の
態度
とでも申しますか……
門屋盛一
211
○
門屋盛一
君 そうじやない。
木下源吾
212
○木下源吾君
真相
を明確にして頂きたい。
岡元義人
213
○
委員長
(
岡元義人
君) 木下
委員
に
委員長
から申上げます。
只今
門屋
委員
、草葉
委員
の御発言の
内容
は、当
委員会
が
徳田要請
と言われている問題を取上げました、今その
真相
を愼重に調査しておる際に、たまたま本日
小島証人
から
証言
がありました通りに、特に事実でないことを事実のごとく
新聞
に報道されまして、この
徳田要請
が根本的に
根拠
がないものだということをば裏付けされようといたわけでありますが、これは単なる
小島
対
アカハタ新聞
だけの問題ではなくて、我々が調査しておる
内容
に非常に重大なる関連がありましたので、一応
委員会
としてはこれを十分に検討する必要がある、このような発言であ
つた
と思うのであります。この点は
委員長
といたしましても、その発表されておりますところの
内容
、四十四名という数字は、敢て
日本
側の発表ではなくて、去る対日理事会において明らかにされましたところの声明に対する四十四人の問題があるのにも拘わらず、その四十四人ということすらないのだということが、本日の
証言
によ
つて
明らかにされておるわけであります。こういう点から
考え
ましても、又特に真実をば曲げておるという点が明らかにされておりますので、速記をできるだけ急がせまして、速記のでき上り次第十分に更に
委員会
として検討いたしたいと
考え
ております。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
門屋盛一
214
○
門屋盛一
君 今の何は木下
委員
から
異議
が出ているから決まりをつける必要がある。
草葉隆圓
215
○
草葉隆圓
君 それは後の懇談のときでいいじやないか。
岡元義人
216
○
委員長
(
岡元義人
君) 尚本日は公報には、約二百件に余る陳情請願が載
つて
おりますので、実は本日審議いたしたいと
考え
たのでありますが、次の
委員会
にこの陳情請願を譲ることにいたして御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
岡元義人
217
○
委員長
(
岡元義人
君) それではできるだけ早く審議いたしたいと思います。 尚本日の
委員会
はこれにて閉じますが、閉じました後、一応懇談いたしたいのでそのまま残
つて
頂きたいと思います。本日の
委員会
はこれにて散会いたします。 午後零時四十六分散会 出席者は左の通り。
委員長
岡元 義人君 理事 天田 勝正君 門屋 盛一君 千田 正君
委員
木下 源吾君 池田宇右衞門君 草葉 隆圓君 水久保甚作君 伊東 隆治君 木内キヤウ君 阿竹齋次郎君 宇都宮 登君 小杉 イ子君 北條 秀一君 穗積眞六郎君
証人
小島
清君
山田
敦君