○天田勝正君 実は今日
予定されておりまする協議事項と違いまして甚だ恐縮なんでありますが、差し迫
つたことでありますからこの際私お伺いして置きたい点が一点ある。それは過日大蔵省の財務局からの
通牒でありまして、華北等から
引揚げて参る直前か、或いは
引揚港におきまして、
引揚地において内地に送金している。これは領事館か或いは総領事館等で扱
つて送金しているものもあります。それらは勿論正規な受取を貰
つて帰
つて来ている。或いは五十万持
つているならば三十万を送
つて二十万は寄付している。こういう恰好の人もおります。とにかく送
つた分だけは領收書を持
つて来ているのてありますが、それらが再々いろなん方面から調査をいたしまして、今回、先程申上げました大蔵省の財務局の
通牒で各市町村長を通じまして、当人の手許へ全額を支拂う、こういう
通牒が来ているんであります。但し軍人は三百円でありますか。