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委員外
議員(山田佐一君)
委員会といたしましては、その前に平衡交付金法が出ない、地方財政法が出ない、これは常に
政府に督促をいたしております。いろいろいたしておりまするが、何分会期切迫の折柄でもあるし、大体の数字に対する
説明は、当該
大臣からの
説明がありまして、
委員諸君も了承をいたしました。而して進行をいたしておりまするのでありまするが、党代表の質問が非常に手間取りまして、一般質問通告者が多数残
つておるのであります。この質問者の成るべく御希望に副いたいという
意味におきまして、日曜ではあるけれども、是非この
委員会を開いて質疑応答がしたい。残
つておる人だけにやらして貰いたいと、これは特に緑風会の方からの御希望でありまして、御都合の悪い方は出なくてもいいんだから、我々だけが質疑したいんだから、それだけを承認して貰えぬかということでありましたが、なかなか御承諾ができませんで、それではここの
理事会において決を採
つたらいいだろう、日曜日に開くということがいいか悪いかということをば、
理事会において決を採
つたらどうかという御議論が出たのでありまするが、
理事会でそのことを決議するということは、聊か越権の譏りがあるから、若しもそういうことであ
つたならば、
委員会において決を採るということが当然ではないか、それで結局午前中は、それなら
委員会で決を採ろう、そういうことで先ず
理事会は分れたんであります。それからあとで、言葉は何と言いまするか知りませんが、いわゆる野党連合と称しておられます、野党連合の方々の協議をしておるところへ私が参りまして、直ぐにここで決を採るとなると、半日又この折角のときが潰れてしまう。木村君の質疑だけはや
つて頂いて、質疑終了後にお話をしよう、それはそれで結構です、そうして呉れという……。事の行違いが、私は大体
理事会においては
結論が出ずして、
委員会で決を採るということにな
つたので、直ちに決を採らずに、半日でも木村君の質疑の終了した後に、
委員会において決議をしたい、こういう腹だ
つた。野党連合の方々は終了後にもう一遍
理事会を開くというような御趣旨におとりにな
つたのが、これは双方の
意見の相違を来したのだと思います。而して私といたしましては、その前の
理事会においては、大体は日曜にやるということを了承をしておられます。岩間さんも承知しておられましたし、木村禧八郎君もそれはまあ日曜もやろう、会期切迫の折から、大体せられるということが本則だから、日曜もやろうということになりました。ところがたまたま新聞に、総理がその前日に岩間君からの
要求……大体
委員会からの
要求でありまして、総理の出席を求めてお
つたのであります。午前中総理が出て来ることにな
つてお
つた、
予算委員会に……。そうしたところが、本
委員会において、本
会議において
緊急質問がある、又
運営委員会において本
会議優先だ。
予算委員会で懸案とな
つても、本
会議の方が優先だから、本
会議へ出なければいかんという当
委員会の御希望だ
つたそうでありまして、総理は遺憾ながら午前中
予算委員会に出ることができない。それでは午後に出て頂けんかと言えば、午後は他に要件があるから出られないということであります。それで一日過したのでありますが、その日の
理事会において……。翌日の新聞を見ると、お孫さんを連れて三越のテレヴイジヨンを見に行
つた。それで
理事会の空気が硬化した。それが我々の、折角日曜までやろうというのに、総理は午後は用があると言いながら、三越のテレヴイジヨンを見に行
つた。(笑声)それじやいかぬじやないかということで非常に硬化したのでありまするが、私
大臣室へ行きましたが、小澤郵政
大臣がおりまして、それはそういうことには違いないが、総理はほんの、自動車から自動車で行
つて、十分乃至十五分程テレヴイジヨンの試写を見て……向うから、三越の方の招待も受けてお
つて行
つたので、お孫さんはたまたま別の自動車で行かれたが、あそこで一緒にな
つた。(笑声)而して小澤郵政
大臣はお供にそこへ行
つたのでして、そんな半日から一日も三越の中で遊んでお
つたのではない。試写だけを見て十分乃至十五分で帰
つて来た。それで
理事会で硬化したという
理由もここで判明したのだからと、速記を止めて、わざわざ郵政
大臣からその
説明をして貰おう……そのときやはり郵政
大臣は来てお
つたのでありまして、そうして皆さんの了解を得たいとい
つて、しましたのでありますが、お気に召さん方が途中で御退席になりました。(笑声)残
つておる人は皆さんそれは開くことは賛成、それから小澤郵政
大臣の
説明を一遍聞いて呉れと言いましたら、残
つておる人はもうお帰りをお急ぎと見えまして、(笑声)聞く必要なし、聞く必要なし、日曜に聞くことは賛成ということでありまして、日曜に、定足数を数えて見ませんでしたけれども、大体は帰
つた人より残
つておる人が大多数でありまして、いつもの
委員会の席から見ると、数ということは、定足数はどうか知れませんが、人数は多いくらいだ
つたと私は存じております。その
意味におきまして、日曜にも拘わらず
大臣も出席をせられる。又質疑応答を御希望する
委員の諸君も無事にや
つてお
つたのであります。たまたま進行中に小林勝馬君が来られて、定足数が足らぬじやないかということを言われましたので、これは定足数が足らぬのですから、お説の
通り、本則は定足数の足らぬものは
委員会が成立いたしませんので、これは懇談会としてやりました。速記を付けることはいかぬじやないかというお説もありましたが、速記は懇談会と雖も付けても差支えない。そういう解釈の下に
委員会を開催した次第でありまして、別に
委員長他意があ
つてや
つたわけじやなし、私はこれで自分の職責上公平となりと信じてや
つたのであります。その辺の事情を申上げます次第であります。これでよろしうございますか。(笑声)