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1950-02-28 第7回国会 参議院 議院運営委員会 第27号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年二月二十八日(火曜日)   —————————————   本日の会議に付した事件 ○議院運営に関する件 ○自由討議に関する件 ○米国ニユーヨーク州議会共同決議  に関する件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○公聽公開会承認要求の件 ○公共企業体労働関係法第十六條第二  項の規定に基き、国会議決を求め  るの件に関する件 ○各種委員割当調整に関する件 ○議員辞職の件 ○本委員会運営に関する件   —————————————    午後二時三分開会
  2. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは議院運営委員会開会いたします。  最初に明日の本会議定例日に本会議を開くかどうかということについてお諮りいたします。事務次長に先ず法案審議がどういう状況なつておるか、委員会状況を御報告を願いたいと思います。
  3. 芥川治

    参事芥川治君) 今朝程大体御了解を得ておりました郵政省設置法の一部を改正する法律案と、昭和二十一年度における一般会計帝国鉄道会計及び通信事業特別会計の借入金の償還期限延期に関する法律案が上りましたので午後の本会議にこれを上程いたす予定に相成つております。  尚地方税関係法案が、衆議院今本会議が開かれておりますので、やがてこちらに送付されます。地方行政委員会にかけましてこれ又午後の本会議に上程されるということになつております。尚残つております分は、国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案一般会計国立病院特別会計との間における国有財産の所属替又は、所管換無償整理に関する法律案、この二件が今委員会にかかつておるわけであります。この二件は、明日本会議が開かれますならば、明日の本会議の日程に相成るわけであります。そういう状況なつております。
  4. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 如何いたしますか。
  5. 鈴木直人

    鈴木直人君 あとの二つの上がるときの期限はいつでもよいということになつておりますか。
  6. 芥川治

    参事芥川治君) この方は期限はついておりません。
  7. 島村軍次

    島村軍次君 定例日だから簡單にやつたらどうですか。
  8. 小林英三

    小林英三君 午前中に……。
  9. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 島村君の御意見に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それではそういたします。   —————————————
  11. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 次にお諮りいたします。自由討議のこの前に最終日が一月の十三日でありまして、その関係から来月の六日までの間に自由討議をやらなければならんということになつておるわけであります。本月の六日は月曜になります。
  12. 門屋盛一

    門屋盛一君 これは自由討議をやらなければならんことになつておるが、やらないでもよいのじやないか。
  13. 芥川治

    参事芥川治君) 国会法の第七十八條によりまして、「三週間に一回その会議を開くことを要する。」これが改正になりまして、「但し、議院運営委員会の決定があつた場合は、この限りでない。」というのが追加されましたので、これによつて議院運営委員会で六日以後にやるということ、こういうことを御決定願いますならば、六日以後にすることができます。
  14. 門屋盛一

    門屋盛一君 本当審議状況からいつて、暇ならやつてもよいが……
  15. 鈴木直人

    鈴木直人君 委員会関係とかありまして、とにかく出ないのじやないか。
  16. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を止めて。    〔速記中止
  17. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて下さい。それでは自由討議の次の開会の日につきましては、各会派において一応相談いたしまして、後日重ねて御相談申上げるということにいたしたいと思います。それでよろうゆうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それではそういうことにいたします。   —————————————
  19. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それから米国ニユーヨーク州議会におきまして、日本派遣議員団の歓迎に関する共同決議があつたそうであります。この件に関しまして、副議長の御説明をお願いします。丁度本日は議長が外出しておいでにならんそうですから副議長から……。
  20. 松嶋喜作

    ○副議長松嶋喜作君) 例によつて今回又ニユーヨーク州の州議会から、我が議員団に対して非常に鄭重な決議をいたされたことの報告が参つております。これに対しまして佐藤議長から一つ参議院に諮つて向うへ謝意を述べたいということであります。どうぞそのように取計いを願いたいと思います。
  21. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今お聞きの通りでありますが、御希望の通りに取計うことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 竹下豐次

  23. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 次に、特別委員辞任及び補欠指名に関する件についてお諮りいたします。
  24. 芥川治

    参事芥川治君) 在外同胞引揚問題に関する特別委員北村一男君が辞任いたしまして、その補欠として草葉隆圓君が就任したいというお申し出がございました。
  25. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 事務次長から報告通り異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 竹下豐次

  27. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 次に、大蔵委員長から公聽会開会承認要求書が提出されております。先ず委員部長説明をお願いします。
  28. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 大蔵委員長代理黒田英雄君から公聽会開会承認要求書が提出されております。所得税法の一部を改正する法律案税法改正案外五件について昭和二十五年三月七日に公聽会開会したいという要求がございました。本件は国会法第五十一條によりまして総予算並びに重要な歳入法案については、公聽会を開かなければならん。この公聽会を開かなければならない公聽会でございます。
  29. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今委員部長から報告の件、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは承認されたものと認めます。   —————————————
  31. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 次に、先般お手許に配付いたしました公共企業体労働関係法の第十六條第二項の規定等に関する法制局長意見につきまして、本日一応説明して頂きまして御質問願つた如何がと思いますが、如何でございますか。
  32. 鈴木直人

    鈴木直人君 説明要求はどなたかされたのですか。
  33. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止
  34. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて下さい。
  35. 門屋盛一

    門屋盛一君 公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基いて提出する案件取扱に関する法政局長説明を聞くことを延ばされることには異議はございませんか、この問題は極めて重要であり、且つ今日の段階においては緊急を要する問題になつて来ておると思うのであります。本日私が本会議緊急質問をしました結果、増田官房長官は、国会が不承認したのでなく、承認を得られなかつたという言葉を用いておる。その結果国鉄裁定効力がないと断定されておるのでありますが、我が参議院においては、その決議は一月以降にこれを支拂えという決議をされておる。実質上十六條の一項を承認した決議なつておるわけです。いずれにしても案件取扱といたしまして両院一致議決を得られなかつた場合は、それは不成立になることは事実でありますが、不成立の結果、裁定効力を失するまでに効力があるかないか頗る大きな疑問がある。不成立であつたならば再び政府は提案しなければならないということも考えられる。同一国会で一事不再理の原則上出せないとしても、不成立であること、それが直ぐ裁定案全部が効力がなくなるということには、公労法の本質から考えまして頗る疑問がある。そういうことに関連しまして、この国鉄裁定取扱処理が決定しない前には、今政府からここに予備審査の形で持つて来ておられるところの専売公社裁定取扱の本院の取扱が決められないじやないかということが、この委員会縣案なつておる。この縣案なつたことを、国会運営の一番衝に当つておるところの議運で、ただ訳もなくて今日も延期、明日も延期ということは私は不まじめではないかと思うので、今日御延期になることは異議ありませんか、極めて近い機会にもう少し委員の多数が出席せられるような方法をとられて、そうしてこの問題の説明を開き、併せて運営委員会としての態度を決めて行くことにしたらどうかと思います。
  36. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今お聞きの通りで、御尤もの御意見と思いますが、明日開会することにしたら如何ですか。そうしてこの問題を着々進めて行く……。
  37. 鈴木清一

    鈴木清一君 あすの開会で結構です。ただ問題は、門屋さんが指摘されたように、今日の委員会があるということは分つていても来ない。従つて明日の開会ということは、ただ各派会議ということは、各派でもやるという責任は十分考えますが、事務当局の方からでも議長の方からでも、その点については各会派へ明日強力に議運に出るようにというふうに一つの処置を講じて貰いたい。各会派へ帰りましても、私の方もそういう責任があると思います。
  38. 小林英三

    小林英三君 成るたけ沢山出るように私共取計いますが、二日の本会議のない日にして頂けませんか。
  39. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止
  40. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて下さい。それでは法制局長説明を求めるのは、本日は留保いたしまして、明後日の午前十時に開会いたしまして劈頭に説明して貰う、そしてそれぞれ質問をするということに取計らつてよろしゆうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  41. 竹下豐次

  42. 芥川治

    参事芥川治君) 只今衆議院で本会議を開かれまして上程されました地方税法の一部改正に関する法律案が送付になりました。直ちに委員会に付託いたします。委員会が済みまして直ぐに本会議に上程する。こういう段取りでございます。   —————————————
  43. 門屋盛一

    門屋盛一君 各種委員でこぼこ調整のことですが、一応常任委員の方のでこぼこ調整は終つた。各程委員調整の必要があるのかないのか一応事務当局に伺つて置きます。
  44. 河野義克

    参事河野義克君) 各種委員関係について申上げますが、でこぼこ調整のための委員会であの調整の方もして頂くことになつておりますが、それだけがまだなされず現在に至つております。それで直接には裁判官国民審査管理委員委員を選んで頂くわけでありますが、その委員を選ぶについて、他の各種委員関係もあるということで、その検討が延ばされておるのでありまして、そのことはできるだけ早くお決めを願いたいと存じておつたわけでございます。
  45. 門屋盛一

    門屋盛一君 そうするとその各種委員割当検討をやるのは、やはりこの前に決まつた代表委員でやりますか、又は直接この議運でやりますか。それを一応お諮り願います。
  46. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 如何ですか。
  47. 小林英三

    小林英三君 それは今門屋君がおつしやつた通り、この前の委員でやつた方が早いのじやないのですか。多勢でやるよりも、大体各派代表が出ているから……。
  48. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それではそういうことに……
  49. 門屋盛一

    門屋盛一君 民自党の方は明日は御都合があるそうですから、明後日でも適当な時間にやつて頂きたいと思いますが……。
  50. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それじや門屋君の御発言通り取計うことにいたして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  51. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それではそういうようにいたします。速記を中止して下さい。    〔速記中止
  52. 竹下豐次

  53. 芥川治

    参事芥川治君) 田中耕太郎議員から辞職願が出ておりますので報告いたします。    辞職願  私儀一身上都合により参議院議員辞職いたしたいから御許下さる様お願いいたします。   昭和二十五年月日      参議院議員 田中耕太郎  参議院議長 佐藤尚武殿
  54. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今報告の件、許可することに御異議ございませんか。
  55. 門屋盛一

    門屋盛一君 異議はありませんけれど、やはり大体事務当局の方で御承知になつているだけの辞職理由ですね、表面に書いてあるだけならばそれでよろしいのですけれども、本当理由があれば、苟くも議員一人の辞職承認するやり方としては、分つておるだけのことは委員長からなり、或いは議長からなり御説明があるのがこれは礼儀だと思うのです。
  56. 鈴木直人

    鈴木直人君 田中耕太郎氏からの議員辞任について、一身上都合により、ということになつていますが、今門屋さんからもつと具体的な理由があるならば、この際にはつきりして置いた方がよかろうということでありましたので、緑風会に所属する議員でありまするので、私は先般の緑風会議員集会において、田中耕太郎氏から辞任をするところの理由について緑風会説明があり、緑風会全員一致を以て賛成をいたしました事実について御報告をいたしたいと思います。今朝の閣議におきまして、田中耕太郎氏が最高裁判所長官に任命されるということに決定いたしたそうでございまして、その閣議終了後、田中耕太郎氏に対して吉田総理大臣から至急会いたいという申入れがあつて、そうして田中耕太郎氏が面会いたしましたところが、そのようなお話がありまして、田中耕太郎氏といたしましては承諾をいたしたわけであります。ところが最高裁判所長官参議院議員とはこれを兼ねることができないということになつておりまする関係からして、先ず参議院議員辞職いたしませんと最高裁判所長官の任命ができないような手続なつておりまする関係からして、参議院議員を本日辞することに決意をいたして手続をなさつたということでございまして、緑風会といたしましては、それを聞きまして滿場了承いたしたわけでございます。そういうことからいたしまして、この辞表長官になられるために兼職ができないような事情にありまするので、先ず先に参議院議員辞職せられるという辞表であると考えますので御報告いたして置きます。
  57. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 重ねてお諮りいたします。只今鈴木委員からの説明通りでありまするが、それを許可することに御異議ございませんか。
  58. 門屋盛一

    門屋盛一君 大体議員辞任はいろいろの問題があつて辞件するというようでありますが、田中議員は御当選以来当院のために非常に熱心に御盡力下され、又文部委員長として特に御熱心に御盡力下されました。今この参議院から田中委員を失うことは参議院としては非常に惜しいのでありますが、只今鈴木委員から言われましたように司法部の最高峰として総理大臣指名を受けたということは、御本人の御名誉であると共に当院の名誉と存じますので我々はこのことを喜んで承諾いたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  59. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それじや御異議ないものと認めます。  別に事務的にこちらから御相談申上げることは本日はないのでありますが、明日の会議関係等につきまして何かございましたらば……。明日議運開きますか。別に明後日まで……。
  60. 門屋盛一

    門屋盛一君 議運は一応書くだけ書いて置いた方がいいのじやないか。
  61. 鈴木直人

    鈴木直人君 開くことだけにして置いて……。
  62. 門屋盛一

    門屋盛一君 議運は常時書いていなくても必要があればいつでもできるのだが、ただ委員の方が議運がないということで来られないこともあるのですから、これは議運は毎日あるということを前提として……。
  63. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それじや明日午前十時開会ということにいたします。本日はこれで散会いたします。    午後二時三十九分散会  出席者は左の通り。    委員長     竹下 豐次君    理事            小林 英三君            左藤 義詮君            大隈 信幸君            島村 軍次君            鈴木 直人君    委員            河野 正夫君            山下 義信君            石原幹市郎君            岡田喜久治君            門屋 盛一君           深川榮左エ門君            鎌田 逸郎君            鈴木 清一君   —————————————    副議長     松嶋 喜作君   —————————————   事務局側    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君    参     事    (第二部長)  寺光  忠君