運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1950-07-11 第7回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第3号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年七月十一日(火曜日)   —————————————   本日の会議に付した事件 ○議長の辞任願に関する件 ○常任委員各派に対する割当に関す  る件 ○議席に関する件 ○会期の件 ○議院運営に関する件 ○常任委員長の辞任に関する件 ○参議院規則の一部改正に関する件 ○第八回国会開会式式辞に関する件 ○本委員会運営に関する件   —————————————    午前十時三十三分開会
  2. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今から議院運営委員会開会いたします。議長から発言があります。
  3. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) 本日の議院運営委員会に当りまして、私から先づ皆さん方お話申上げ且つ又御了承をお願いしたいことがございますので、発言をお許し願いたいのであります。それは私が第八回国会冒頭に当りまして議長の職を辞任いたしたいと考えることでございます。今回参議院半数改選になりましたのみならず、補欠選挙の数も入れますると、半数以上新らしい議員諸君参議院に参列されることになつたのでございます。然るに私は第七回国会において皆さん方御存じのような事情の下に不肖図らず議長に当選いたしたわけでありまするが、半数以上の改選になりました新らしい参議院に、このまま議長として列席することは、たとえ規則の上からはまだ私の任期があるといたしましても、それは不穏当のことであるというように私として感ぜざるを得ないのでございます。従いましてこの機会におきまして、と申しまするのは第八回国会冒頭におきまして、私は議長を辞任いたすことに決心したわけでございます。それを本日のこの議院運営委員会に御報告申上げまして、諸君の御了解をお願いしたいと考えます。昨年十一月十五日就任いたしまして以来八ケ月余になりますが、その間いろいろな困難に遭遇いたしました。何分力も足りず、又議事運営に不慣れであるということからいたしまして、議員諸君にたびたび御迷惑をかけるに至りましたことは誠に慙愧に堪えません。併し私が念願しておりましたことは、就任の当時にも申上げたことでございますが、ただできるだけ公正な立場に立つて党一派に偏せず議事を進行させるということにあつたのでございます。力足りずしてそれが完全に行われなかつたということはありましても、気持はそうであつたということを今一度皆さん方申上げて、併せて御了承をお願いしたいのでございます。その間諸君からいろいろ御協力を賜わりまして、そうしてこの八ケ月どうやら暮して行くことができましたことに対しましてこの席から厚く御礼を申上げます。  以上を以て私の挨拶を終ります。   —————————————
  4. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 次に常任委員割当の件についてお諮りいたしたいのでありますが、先づ昨日の各派代表の方々のお話合いの結果を大隈君に御報告を願いたいと存じます。
  5. 中村正雄

    中村正雄君 その前に本日の議運相当議題もあるし、準備もあると思うのでございますが、公報も来ておりませんし、大体事務局の方で本日の議題はどういう点を考えておるか、一応先にそれを説明を願いたいと思います。
  6. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今中村君の御希望通りに取計らうことにいたします。
  7. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 只今委員長申上げられましたようにこの後昨日の小委員会の結果を大隈さんから、常任委員割当のお話合いの件について御報告なさることが先ず第一かと存じます。その次に昨日当委員会で、本日は官房長官の出席を要求して提出議案見込み等について聽取しよう、こういうお話もございましたので、十一時に出席することを要求いたしてあるのでございます。その際にはこれは官房長官から提出議案見込等を聽取いたしますということは、これは会期決定について常任委員長意見を聽取して会期決定するという法規の趣意に従つてこれをする。かようになつておりますので、本日は常任委員長も十一時にお集まり願つて、同時にその提出議案見込等について御聽取を願う、そうしてその際常任委員長意見もございましたら御聽取願う、そうしてその後時間がございましたなら、議院運営委員会にもう一遍会期問題等について御協議を願う。それから恐らくは大抵それで正午に達すると思いますので、ここで休憩して頂きまして、午後の議院運営委員会をお開き願うことができますれば、午後お開き願つて、その際只今議長の御発言になりました件その他召集日当日の議事問題等につきまして御協議願うことが適当じやなかろうか、かように考えている次第でございます。(「了解」と呼ぶ者あり)
  8. 大隈信幸

    大隈信幸君 先程お話のございました常任委員割当について申上げます。常任委員割当表の(一)というものを御覧になつて頂きたい。この十七委員会について昨日結論を出したわけであります。その表によりまして順次申上げて行きます。  それでは内閣委員会から申上げます。順次横に自由、社会、緑風、民主、無所属、労農、共産という順に申上げます。(「新らしいのが来ているのだ」と呼ぶ者あり)それではあとでお配りした常任委員割当表の(一)の中で、二十五年七月十日現在というのがお手許に来ているそうでありますが、それが昨日の常任委員会結論でございますので、そのように御了解を願います。(「了解」と呼ぶ者あり)
  9. 小串清一

    小串清一君 昨日委員からお話があつた中で、実はこの方は御相談しないでおいたのですが、ちよつと座長に改めて申上げますが、私は初めこの代表になるときに、この代表は私の方は確定的なことは申上げないということで御了承を願つておいたのですが、建設を一人外せということであつて皆さん殆んど全部の御意見でしたから、私はそれで了承して帰つたのですが、自由党としては、これはやはり原案を決め通りにして貰いたいということでございましたから、特に建設委員を加えようとする共産党の方の方にもそういうことを一つつておきました。それを一つ了承を願いたい。
  10. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 ちよつと大隈委員長にお尋ねしますが、そういうふうなあれですが、昨日におきましてそういうふうにまとまつたものをちよちよい変える、全部変えて行くのですか。
  11. 大隈信幸

    大隈信幸君 私はその点については小串先生の保留ということがはつきりしていなかつたのです。小委員会の方は、小委員の方はどう思うか分りませんが……。
  12. 鈴木清一

    鈴木清一君 私も実は大隈さんのところと小串さんのところですか、その話の点についてだけはちよつとそういうふうに心得ておりますが、あとのことについては今委員長の言われたように、別にそういうことは話合いが……あとでこれは考えたのですが、私の方は決定されたことはそのままというふうに了承してそのつもりに聞いて置いたのですが、それだけです。
  13. 小串清一

    小串清一君 私は代表になるときに、二人しか出席していませんですが、我々の方は、我々の代表と確定的に申上げられませんが、大体皆さんの方と協調しておるということを申されたときに、私の方はそのことをお断りして置いたのです。その点御了承を願いたいと思います。
  14. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 その点は了承できんですな。全部小委員長が再吟味されるということが、決まつた通りにやられるのか、どちらに決められるのか、全部再吟味されるというなら、一つ方法論について、原則のやり方について意見を申述べて、委員会の承認を得て、それを基礎にして全部変えて行く、そういうふうにやつて頂きたい。そうでなかつたら昨日の小委員会決定通り執行されることを望みます。
  15. 中村正雄

    中村正雄君 それは昨日各派代表が寄りましていろいろ話をして決めた案なのですが、自由党の方も二人運営委員の方が見えておりまして小串さんの方とお話しになつて決められたわけですが、自由党内部事情小串さんにすべての代表決められるかどうかという話がございまして、各派代表が集まりましてそれぞれの話合いで決まつたことは、ここで一応御不満があろうともここで御了解願わなかつたら、今後の議院運営代表者決定も何ら根拠がなくなつてしまうわけですから、本日自由党委員も出ておるわけですから、一応その決定通り了承願いたい。そうしなければ今建設だけの問題でこの委員割当を全部御破算にしまして新たにやるということになると、明日の国会召集がもはや至難になる。そうすれば昨日決まりました明後日の開会式も不可能になる。こうなれば却つて自由党の方にも非常にマイナスになるのじやないかと思いますので、さよう御了承願いたい。
  16. 楠見義男

    ○楠見義男君 私も実は昨日の小委員の一人なんですが、昨日も委員割当問題につきましては、できれば一つ全権委員として貰いたいというような意見も出たくらいで、その際に各会派からもそう大して意見もなかつたわけで、その結果小委員が集まつてこの委員割当決めたわけなんですが、そこで新たに特別な重大な事情変更があればともかく、若しそういうことがなければ一応決つたこの委員割当は昨日通り一つ進めて頂きたい、こういうふうに考えます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  17. 石原幹市郎

    石原幹市郎君 私は最初の委員会に出ておりまして、実はこれを決めるのは一応村に帰つて決めたいということを私は懇談会の席で発言したのです。そのあとで一応小委員を選んで、一人づつ各派から代表が出て貰つて別室懇談しようじやないかということになつて、私は引下つたのですが、昨日の経過はそうだつたのです。これは皆さん昨日出席された方はそういうふうに認識されておると思います。そのときに小委員全権を委任したという形には私は少くとも了解しないで帰つてつたわけですが、小委員会でどういうふうな話合いになつたのか、そこは私はその席に出ておりませんから分りませんが、昨日の経過はそういう順序であつたように思います。
  18. 中村正雄

    中村正雄君 それは各会派の問題で自由党を除くその他の会派は皆昨日の小委員全権を委任された。或いは委任されていなくても持つて帰つた報告代表決めたわけだから了承しようというので、皆了承したわけなんですから、自由党だけの内部事情小串さんのお話通り了承願つてそのまま決めて行かれたいと思うのです。
  19. 木内四郎

    木内四郎君 次の議案もありますから、次の時間に予定されておることもありますので、小委員会案がまとまつておらないならば、今一度小委員会に対して、小委員でまとめて来て頂きたいと思います。
  20. 佐々木良作

    佐々木良作君 小委員会案はまとまつて、そうして今問題になつたのはこれ以外の変更は各会派了解して、而も余りバランスを覆さない程度であるならば、後で全部で了承しようということで昨日の小委員会としては一応まとまつたことですから、小委員会へ戻してもこれは無理だろうと思います。
  21. 佐々木鹿藏

    佐々木鹿藏君 今小串先生確めましたところ、村へ帰つて相談しなければいかんということをはつきり言つたけれども、俺だけは承知したという言がありました。それならば諸君において代表とみなされた場合我が党の代表小串先生が出て、俺だけということならば皆さん意見が全く正当だと思いますから承認せざるを得ないと思います。
  22. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは常任委員割当の表については、これを決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  24. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 十一時までに五六分ございますので規則の件をここで御決定願いまして関係方面に折衝いたしました結果につきまして御報告申上げたいと思います。  昨日ここで規則を御協議願いました結果につきましては、司令部に持つて行つて同意を求めましたところアブルーヴァルを得ましたといういとを御報告申上げます。(「了解」と呼ぶ者あり)
  25. 大隈信幸

    大隈信幸君 昨日小委員会常任委員割当を済ませました後で、議席の問題を協議いたしました。その結果を申上げます。  議席結論といたしましては、議長席に向つて右から大会派順にするというふうに決まりましたことを御報告申上げます。
  26. 小串清一

    小串清一君 只今のことはこれははつきり言つておきますが、私は議席はこれじやいかんということを、反対だよということを言つておきましたが、私は反対したということを御了承願います。これははつきりそう言つておいたのです。(「了解々々」と呼ぶ者あり)
  27. 吉川末次郎

    吉川末次郎君 どういうふうにしようというのですか。
  28. 小串清一

    小串清一君 つまり第一案が一番いいと思います。又皆さんもよくお考えになればあれが一番いい、議事運営の上からいつてどうしてもああいう形でなければうまく……、運営上不利だと思う、不便だと思うのです。だから便利のいいようにそうした方がいい、どうしても第一案が、やはり事務当局が公平な考えで拵えたので、私は一番よくできておると思つて一案がいいじやないかと言つたけれども、皆さんの御意見がそうでなかつたから、私だけはこれははつきり反対だということを言つておきました。改めて今日御相談願つて多数でそうお決めになればこれは別ですけれども、一つ御協力願いたいと思います。
  29. 中村正雄

    中村正雄君 昨日の議席決定につきましては、確かに自由党代表の方はこれはいけないA案の方がいい、B案では困るという御意見は確かに吐かれておりましたが、外の会派B案で行こうというように決定しましたので、小委員会としては一応そういうふうに決定したわけですが、従つてここで小委員会の案をどうなさるかということでありますけれども、一応最後まで反対されて、反対自由党だけであれば一応了解願つて小委員会決定通りつて頂きたいと思います。
  30. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと懇談会の方に引直して御相談願いましよう。速記を止めて下さい。    午前十時五十五分速記中止    ——————————    午前十一時速記開始
  31. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて下さい。懇談において議席の問題は委員長に一任されましたので、委員長C案決定いたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。暫く休憩いたしまして、議院運営委員常任委員長懇談会に移りたいと思います。    午前十一時二十一分休憩    ——————————    午後二時五分開会
  33. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは午前に引続きまして、再開いたします。
  34. 佐藤尚武

    議長佐藤尚武君) 皆さんに私からお伝え申上げます。  先程衆議院議長から会期のことについて通知がございました。それは衆議院では会期を二週間に決めたということでありまして、それを参議院に御協議申上げる。こういうことでございましたから、右皆さん方に私から御通知申上げます。
  35. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 会期のことにつきましてお諮りいたします。
  36. 小串清一

    小串清一君 私共初め会期は余り短いようにも思いますけれども、国会法によつて衆議院決めたものなら、参議院で別に決議しても衆議院のようになるのですから、これはそう別に議論してもしようがないのではないかと思います。(「それはちよつと早過ぎるぞ」と呼ぶ者あり)
  37. 深川榮左エ門

    深川榮左エ門君 私は先程申しましたように、二週間では到底むずかしいと思います。
  38. 佐々木良作

    佐々木良作君 今もう会期の件を議題にして、こいつをやるわけですか……ああそうですか。
  39. 中村正雄

    中村正雄君 衆議院決めたのは議院運営委員会で一応お決めになつておるわけで、まだ正式に本会議決めたわけじやないのですから、一応参議院としていろいろな空気から検討しまして、二週間が妥当であればよろしいし、或いは妥当でないという結論になれば、参議院参議院で別な立場から決めて、参議院に申入れをすることも可能でありますから、参議院決めたのは議運決めたわけで、正式に本会議召集しないわけですから、一つここで先ず先程の官房長官説明基礎にし、我々の予測し得ることを考えて、適当な会期決めるのが妥当だと思います。そして私も先程の官房長官の話を聞いて、確実に何日という結論は恐らくどの委員も出ないだろうと思います。併し二週間では駄目だということだけは恐らく先程の官房長官の話を聞いて皆さん議論もないのじやないかと思います。従つて一応今までの三ケ年の国会の経緯を見ましても、国会会期というものは非常に権威のないものになつている。一応会期決めて、そうしてそのときどきの出たとこ勝負で延長をやつてつているということは、私国会権威としても相当考えなきやいけない。そう考えますので、一応会期を一旦決めたら、非常な事態が発生しない限り延長しないということを考えなくちや、国会会期権威がなくなる。そういう状態から、今の官房長官の話を基礎にして、一応あれだけを基礎にしましても、地方税法一つだけを取上げましても、二週間で公聽会その他の関係もあるし、私会期が終了するとは考えられない。従つて警察等の問題がこれがどういうふうになるかは予測は許しませんけれども、これが出るものとすれば四十日や、五十日では不可能だと……これも時期如何によるだろうと思いますけれども、それは別にいたしましても、今官房長官提出見込法案、或いは今の国会で審議され得るいろいろの情勢を見まして国会で三十日は必要だと私は考えます。
  40. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 その前に参議院規則の第二十二條で、議長衆議院議長協議することになつておるのですが、議長としては協議なさつた結果を只今報告になつたのですか。
  41. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 事務的にこれは協議したというのは、衆議院衆議院意向が決まれば議長はそれを参議院に伝えて参議院議長に御協議を申込むわけであります。只今その状態に立至つた、こういうわけであります。
  42. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 それは私もさつき中村委員から発言がありましたが、先程の各委員長の御報告を承わつてもこの出された地方税法案のごときは実に重大な法案でありまして、やはり或る程度の修正も施されるだろうという推測も下されますので、それについて根本的な検討を要する関係上、とても二週間ではにやり切れないと思うのであります。従つて中村委員の言われる一箇月ということはこれはどうかと思いますが、二週間では当然不十分である、或いは三週間なり四週間なり相当の間をこれには必要だと思います。
  43. 佐々木良作

    佐々木良作君 二週間では無理だという話が出ておるのですが、二週間でいいという理由を聽きたいと思います。
  44. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今佐々木さんから申出がありましたが二週間でいいという理由説明が付かないだろうか……。
  45. 小串清一

    小串清一君 私はさつき申上げ通り少し日が足らないように思うけれども、衆議院協議して決められておるのだというと困難だろうからというのでああ言つたのですから、こちらの希望が三週間でやつて貰いたいと向うへ交渉して頂くということについては別に異議はありません。異議はないけれども、ただ変つた議決をしてみたところで無理だということを申上げておるのであります。日にちは足らないように思うけれども、そう無期限に……、三十日ということも無理でしよう。
  46. 佐々木良作

    佐々木良作君 そうであるとしましても、衆議院議長協議せられるために一応参議院具体案といいますか、議長が交渉せられる腹構えを持つて行かれんとどうにもならないと思います。そのための会期の件の相談だろうと思いますから、具体的なもうちよつと腹のある何かを決めないと困ると思います。
  47. 木内四郎

    木内四郎君 会期の問題は衆議院の方で、運営委員会で二週間案というものを持つて来られた。こちらの方でもう少し延ばした方がいいということであれば、こちらの意向を一応議長から申伝えて貰つた方がいいのじやないか。それにつきまして我々として今考えなければならないのは、会期二週間では実際問題として足りないのじやないか、又延ばさなければならないということも考えられる。若しそうであるとするならばこの際やはり衆議院が二週間と言つても実際のところ考えて、それじや足りないだろうということに対して一応意思表示をする方がいいのじやないかと思います。  それともう一つ常任委員長懇談会議案の審査の状況について一応述べられましたが、これも勿論同一の必要なことであると思うのであります。こういう客観情勢の下におきましては国会としては單に政府が今出そうということを予想しているその議案だけでなしに、国会はむしろ開会しているのだということを我々は考える必要がないか。そういうようなことを考え合せたりして二週間で足らんということであれば、三週間なり四週間なりということを御協議願つて向うの方に一応交渉して頂いた方がいいのじやないかと思います。どなたか案がありましたら三週間案というような案を出して頂いたらいいと思います。
  48. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 議長からの通知というものは議院運営委員会でそういうことに決まつたということであつて衆議院決定したというものではないのです。
  49. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) まだ本会議がございませんから……。議院運営委員会意向がそうであるから、衆議院はそれで衆議院意思として決定されると思うのです。もう少し詳しく申上げますと、衆議院内部的意思はいろいろあるでしようけれども、結論的には二週間ということで以て衆議院議長がこちらに御協議して参つたのであります。
  50. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) こちらの方で一月なり一月半という会期が適当だというようなふうに参議院決めて、それを申入れた場合は。議院決定として向う決められたということは、議院運営委員会だけの話であつたというので向うの又考え直し方によつても、相当の開きが起つて来るのじやないか、それでその根拠はつきりお尋ねしたい。
  51. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) はつきりしたことを言えば、議長協議なさつたということであつてハウスそのもの議決を経ていないことは事実であります。要するに衆衆議院議長参議院議長に、自分の権威を以て御協議になるというふうな解釈だろうと思うのであります。
  52. 木内四郎

    木内四郎君 議長がこちらに協議して来られるについて議員の意を徴して、こちらの方で運営委員会意見が三十日なら三十日、三週間なら三週間と、いうものが適当だというなら議長はそれを持つて交渉に当る……。
  53. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 念のために申上げますが、それで必ず意見が一致しなければ協議したということは言えないかというとそうじやなく、こちらが十三日、十五日というふうにズレがありましても協議そのものはあつたということになるわけであります。国会法にございます協議した後に当るという解釈が今まで採られて来ておるわけであります。従つて内容違つた議決も起り得る、こういうことがあります。その場合にはどういう救済方法があるかと申しますと衆議院議決を以て国会議決になつてしまうということがあるわけであります。
  54. 木内四郎

    木内四郎君 自由党の本質から申しまして、小串さんも二週間じや足りないというふうに考えておられる、非常に公平な意見として、三週間という意見をこちらから申出ることに異議ないという御発言もあつたのですから、如何でしようか、三週間ということを一つ決定して申入れることにしては……。
  55. 鈴木清一

    鈴木清一君 たまたま今木内さんが言われた三週間ですけれども、小串さんが三週間という言葉を出す前提は、やはり私らが考えても、先程の説明又は整理された法案を審議するには時間が足りないということが前提になつておるわけでありまして、それが今も中村君が言われたけれども、あなたも言われたように、たびたび延長々々が重つて来ている。こうした経験を我々積んでいるのですから、こうしたことも或る程度考慮に入れられて決定するという態度を参議院としてはとらなければならない。そうだとすれば、私は三週間という延し方も、一ケ月という延し方も余り根拠がない。そうすると第二番目に言えるところの、いつでも延長するというふうなことをやつて来たことに対して、今後こういうことは困るということを、衆議院意思はつきりするという意味で、はつきり主張された方がいいのじやないか。それで成るべく妥当な案として三週間というようなことを言つておりますが、そういうことでやはり今度又延すということについての考え方も、まあ止むを得ないのじやないかという考え方が段々出て来て、そういう結果が起きて来たのでは済まないことだと思います。そういう意味で、社会党の中村君の言われた通り、一ケ月ということで大体参議院としては考えられて行つた方がいいのじやないかと思います。
  56. 木内四郎

    木内四郎君 私は、中村君の従来から延長延長を重ねて来たから云々という御意見については、私は全面的には賛成しかねる。仮に三週間なら三週間、四週間なら四週間として決めて置いても、そのときの情勢、或いは審議の情勢、或いは客観情勢会期を延すのが国会の当然の権利じやないか、これは私は延したからといつて少しも問題にする必要はない。ただ徒らに延すということがあつたらこれはよくない。一定の計画が立てて、三週間以内に審議する見込みがあるならば三週間と決めて置いて、それからそのときの情勢さつき申しましたように、その他の事態によつて会期を延していいということであつたら、そのときは延してやる。だから一応三十日にしたから、三十日で延さないということではよくない。この際或る程度妥当と思れるところの会期決めて置いて、そうしてそのときになつて諸般の情勢を判断して更に会期を延すべきか、延すべきでないかということを考えることにしたらどうでしようか。大体三週間ぐらいならという御意向相当あるようですから、この辺で一つおまとめを願つたらいいのじやないかと思います。
  57. 中村正雄

    中村正雄君 木内さんの意見ちよつと違いますが、私国会会期という制度がある以上、いわゆる予想し得ることも予想せずして、会期はいつでも延長できるのだから、衆議院決めたから簡單に決める。その都度必要があつたら延したらいい、こういう今までの方法は改めなくちやならない。無論会期延長が絶対できないものでないということも、国会法会期延長の規定はあるから、会期は新らしい国会においては国会決める、こうなつておるのであれば、あらゆる分野から考えて予想し得る範囲の会期決める。そうして突発事故が起きない限りは、その会期国会は終了する、予測し得ざる事態が発生したときは会期延長をする、こういうふうに解釈するのが正しいのじやないか。従つて先程申上げましたように、警察法の問題を考えるならば、こういうような突発事故ありといたしましたならば……この問題は別といたしまして、それは政府の準備如何、或いは出す形式如何、それによつてどうなるか分りませんけれども、これは別といたしましても、先程言われた政府の出さんとする法案の内容、及び出さんとするところの法案の日にち等から考えまして、或いはただ一つ地方税だけを見ましても、衆議院が何日で審議を経つて、何日でこちらに廻つて来るということが分つておれば基礎になりまするけれども、一応考えます場合に、国会開会になつて十日間ぐらいで廻つて来ればこれは上の部だと思う。而も参議院半数以上改選になつておりますから、新たに一から審議をしなければならない。そうなつて来ますると、いろいろな関係あと参議院が十日間でできるものとは思えない。従つて三十日は現在予想し得るあらゆる問題を考えて妥当だと、こう考えて三十日を考えております。予想し得ない突発事故については考えておりません。これは別個の問題だと思います。
  58. 大野幸一

    ○大野幸一君 今まで会期が長かつたために余つたというような例はあるでしようか、ありません、ないと私は承知しております。そこで官房長官の話、それからいろいろ総合して素直にこれは解釈すると、どうしても三十日が至当なんです。そこで向うが二週間と出たから、その間をとつて三週間というその心持ちは分るのです。参議院はどこまでも理性に立つて間違いないところの、延長しなくてもよかろうという、一番可能性のあるのは三十日だから、こういう場合は衆議院参議院とは違うという、もつと新らしいイズムに立たれ、民自党もこの際参議院は三十日で可決されることが第一歩だろうと思う、一つそういうふうに願います。これは必ず二週間、三週間でも又延長になる。併し政治家は私先を見なければならないと思う。三十日先も見えないようでは、私は日本の講和問題を論ずる必要もない。経済情勢を論ずる必要もない。社会党がまじめに言うておるのです。これは是非お願いしたい。
  59. 中村正雄

    中村正雄君 佐藤さんにお伺いしますが、十四日という形式論でなくして、衆議院決めたからという意味でなくして、いわゆる法案の審議のプログラムといいますか、そういう問題から見て十四日を妥当だという根拠はどこにあるか、御説明願いたいと思います。
  60. 左藤義詮

    委員議員(左藤義詮君) この問題は地方税を中心として、地方税は八月一日から施行できるということを目途として、施行するには相当の準備も必要でありますし、十四日というのが最も至当だと思うのです。こういう切なる希望なんです。
  61. 中村正雄

    中村正雄君 私のお聞きしておるのは、それであればもつと早く召集しなければいけないのであつて、そういう結果論から逆算するのでなくして、この地方税だけを例にとりまして、地方税が召集日を含めて十四日で参議院が通過し得るという根拠を御説明願いたい、こう言つておるわけです。
  62. 左藤義詮

    委員議員(左藤義詮君) これはこの前論議を盡しましたので、今度可能な範囲において修正もいたしましたのですから、それで社会党その他の御協力によつて是非そのときにはお願いしたいと思います。
  63. 中村正雄

    中村正雄君 一応衆議院から何日にこつちに廻つて来るという見通しをつけておられるのですか、衆議院から廻つて来なければこつちは正式に審査はできないのです。恐らく自由党であれば衆議院とも内閣とも連絡があると思いますから、この地方税は参議院にいつ頃廻し得る見込であるか、それも御説明願いたい。
  64. 左藤義詮

    委員議員(左藤義詮君) 正確な日時は申上げられませんが、できるだけ早い機会に衆議院を通過して、参議院の予備審査を願つて御協力を願えれば何とかしてできる。二週間以内にという非常な、地方の要望もありまして、切実な希望であります。
  65. 中村正雄

    中村正雄君 今左藤さんからは十四日という根拠については何ら了解し得るような答弁がなかつたわけですが、それ以外に召集日に七法案が出ますけれども、あとの出さんとしておる七つの法案、これがいつ頃出るお見通しですか、十四日ということになつておるが、それも一つお聞きしたい。
  66. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと申上げますが、左藤君は委員でないのでありますが、これは中村君のお尋ねがあつたので、発言があつたのだと思いますが、その発言について御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  67. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。
  68. 中村正雄

    中村正雄君 たまには参議院らしい決め方をしなさいよ。衆議院が十四日に決めて、衆議院の方は会期についても、やはり参議院の方が見通しがあつたという結果が出ることは決まつているのだから……。
  69. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) どうでしよう。速記暫く休んで御懇談つたらと思うのですが……。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  70. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それぢや懇談会に移ります。   午後二時三十一分懇談会に移る    ——————————   午後二時四十一分懇談会を終る
  71. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは懇談会を一応打切りまして、速記を始めて下さい。会期の問題は、二十日間が適当であるという御意見と、一月が適当であるという御意見と二つに分れておりますので、採決いたしたいと思いますが、先ず二十日間が適当であるとお考えのお方の御挙手を願います。    〔挙手者多数〕
  72. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 十七日の出席で十二人が二十日間が適当であると認めるというわけであります。それでは二十日間ということに決定いたします。   —————————————
  73. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) この際、ちよつと御報告申上げておきます。只今議長から辞任願が事務総長の手許に提出になりました。その辞任願の文を朗読いたして御報告申上げます。     辞 任 願  先般の通常選挙により参議院議員半数改選された、よつて改選後初の国会召集されたこの機会に参議院議長を辞任いたしたい。右お願いする。    昭和二十五年七月十一日       参議院議長 佐藤 尚武    参議院事務総長近藤英明殿  以上であります。
  74. 木内四郎

    木内四郎君 ちよつと伺いますが、その辞表というものは、普通の過程ならどういうふうに取扱われておるのですか。普通の場合ですよ、今日の場合では取扱の手続は、参議院規則その他に基いて……
  75. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) お答え申上げます。これが開会中であります場合には、これが直ちに本会議にかけられて、本会議決定されるわけでございます。それから普通の閉会中でございますならば、本会議にかけることができませんので、これを承認するや否やをそのまま、受取つた者が決定することになるわけでございますが、すでに第八国会召集の詔書が出ておりますし、すでに明日に召集日が迫つておりますので、この際事務総長として態度を決定するということは極めて不適当と思いますので、このまま明日の召集に持込んで、明日の本会議で御決定相成るべき筋合かとかように考えております。
  76. 木内四郎

    木内四郎君 本会議に持込まれた場合には、本会議ではどういうことになりますか。の諾否を問うということになりますか。
  77. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 木内さんのお話の点につきましては、大体そうしますと、当日の議事として、一通りこれが出たことを前提として、明日に持込むことについての議事の順序として、事務的に考えられますことを一通り申上げます方が、あとがいいと思いますが、よろしければそういうことを、議事部長から一通お話しをさせます。
  78. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 只今お話のございました召集日議事といたしまして現在考えられますことを御参考に申上げます。  第一は、議席の指定でございます。これは本日の御決定に基き、議長は仮議席を定めますが、明日会議の席上、本議席を指定することになります。  それから第二以下が、現在議長が辞表を提出されたことに関係する議事になつて来るのでありまして、そこにはいろいろな考え方がございますが、一応御説明申上げます。議長が本日辞意を表明されたわけでありますから、これは明日の日程に議長辞任の件として、はつきり日程事項として出す方が然るべきかと存じます。議長は役員でありますから、役員を辞任するには本会議の許可がなければなりませんから、議長辞任の件というものを出すわけであります。ところで議長辞任の件という議事、それから後任議長の選挙、或いは現在欠けております副議長の選挙、こういつた事柄の会議を誰が主催するかということにつきましては、国会法から言いましてもいろいろに考えられます。事務総長が主宰するという考え方、或いは仮議長を立てて仮議長が主宰するという考え方、いろいろございます。  遡つて第一の議席の指定、これにつきましても、現議長が主宰されるか、或いは現議長としてはすでに辞表を出されたから遠慮するのが然るべきかという問題もございます。そういつたいろいろな場合がございますが、そのことはこれから本委員会において御相談になつたところに基いて、議長等においてお考えになつて頂けばいいと思うのでありますが、御参考に申しますれば、議席の指定、それから仮に仮議長を選ぶということを前提といたしますと、仮議長の選挙、この二つの案件は、事務総長が主宰されて、その議事を行われてはどうかと存じます。  次に議長辞件の件、それから議長の選挙、それから新議長の紹介、挨拶、こういつたことは仮議長が主催されて、仮議長の下に行われては如何かと存じます。  次に副議長の選挙を行わなければならんわけでありますし、副議長が当選されますと、副議長の紹介挨拶ということがありますし、そういつた事柄は新議長の下に会議が行われるのが然るべきではないかと一応存じております。  その他当日の議事として考えられますことは新正副議長に対する祝辞を恒例によつて誰かお述べになり、議長、副議長に当選なさつた側の挨拶は、紹介があつたときに行われるわけでありますが、祝辞の方は正副議長をまとめてされてはどうか。  それから常任委員の選任、これは仮に現在の議員の方もすべて常任委員としてやめて、全部新らしく選考し直すということになりますならば、本日常任委員の辞任届を旧議員の方に全部出して頂く、それでそれは議長の職権によつて全部許可してしまう。それで明日新議員の方、旧議員の方併せて常任委員の選任を議場でする。これは議長から一方的にこういうふうに指名したと宣告すればいい。それから先頃からのお話常任委員長が全部おやめになるとすれば、常任委員長の辞任という議事があるわけであります。常任委員長の辞任が全部許可されましたときには、常任委員長の選挙を行う。この場合これは仮定の場合でありますが、仮に新らしく常任委員長に選ばるべき人が現在も同じポストにある場合に、この人の辞表だけは出さないことにするか、これも一緒に出した方がいいか、そういつたことも後刻御相談願いたいと思います。  それから会期決定、それからできますれば参議院規則の改正、そういつたことも考えられるわけであります。それで参議院規則にもあります通り議長、副議長常任委員常任委員長を選任し選挙することは、院の成立上必要でありますので、明後日の開会式を控えて、明日中にこの成立だけはお願いした方がいいのではないかと存じております。先程の木内さんの御質問の中に、その手続ということをもつと詳しくという御疑問の点があると思いますが、先程申上げましたように、議席の指定、第一に申上げました仮議長を選んで議事を進めるようにするか、事総総長の手でやるか。それから議席の指定等のことは、現議長がおやりになるか、或いは他の者がやることになるか、それからこれも仮定の問題になりますが、議長の辞任が許可されて、新らしい人が選ばれる場合に、その許可と再選の関係等いろいろなことが考えられますので、そういうことについても今この際そういうことを吟味した方がいいということであれば、更に申上げることにいたします。
  79. 木内四郎

    木内四郎君 私の質問しましたことは、大体了解しました。更に審議して今の議事部長の御説明によつて、順を逐つて問題を決定して頂いたらいいのじやないかと思います。
  80. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今お聞きの通り木内君から御発言がございまして、議事部長から説明しました数項目について順を遂うて一つずつ片付けて行つた方がよいと思います。御意見があつたらお述べ願います。
  81. 中村正雄

    中村正雄君 順次に取計うのも結構でありますが、その前にですね、常任委員割当の済んでないのが五つの委員会であるわけですね、予算以下……、そうすると常任委員長割当は全然済んでおらない。これを一応ですね、やらなくてはいけない、従つて私は常任委員割当は一応はつきり数字は分るわけでありますから、ここで数字だけは決まると思いますが、それによつて先程の常任委員割当と同じように、一応各派から代表を選んで話合い決めて、これで御承認を得るという方法をとつて頂きたい。その前に五つの委員会割当につきましては、簡單でありますので一応本委員会でそれをやつて置いて貰つてはどうか、それを済ましてからプログラムに入つてはどうかと思います。
  82. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと速記を止めて。    〔速記中止
  83. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて。先ず最初に仮議長の選挙の問題について御相談申上げたいと思います。
  84. 大野幸一

    ○大野幸一君 仮議長というのは、議長がないときか、議長が病気で故障のある場合は副議長、副議長がない場合に仮議長があるのか。そのときは私はやはり事務総長がやるのだろうと思うのですが、それはどうですか。これは見れば分るのですが……。
  85. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 只今のお尋ねは、国会法の第二十二條の「各議院において、議長及び副議長に共に事故があるときは、仮議長を選挙し議長の職務を行わせる。」と、こういうことになつております。この場合におきまして、各議院において議長、副議長が両方とも事故があるのではなくて欠けているとき、つまりないときには仮議長を出す限りではなくて、直ちに後任の議長、副議長を選挙すべき筋合のものと思うのであります。第二には議長、副議長に共に事故があるときは仮議長の選挙というのでありまして、現在は議長は辞任を許可されるまでは議長としておられるわけであります。ところがこれは考え方でありますが、すでに辞表を出した者が議事を主宰することは穏当ではないという考え方と、一旦辞表を出しても議院で許可されるまでは、その職務を盡すのが筋であるという考え方と二つあると思いますが、前者の考え方をとりました場合は、議長以外の方が議事を主宰するということになるわけであります。その場合に副議長がおらないわけでありますから、事務総長、今のお話のような事務総長がやるか、議長がやるか、仮議長がやるかと、こういう問題になつて参ります。ところで副議長議事について議長を代理する場合は、国会法第二十四條に「仮議長の選挙の場合及び前條の選挙」というのは、「議長若しくは副議長が欠けたとき、又は議長及び副議長が共に欠けたときは、直ちにその選挙を行う。」つまり議長、副議長の選挙の場合でありますが、そういつた選挙において「議長の職務を行う者がない場合には、事務総長が、議長の職務を行う。」ということになつております。このことは、こういう選挙の場合には事務総長議長の職務を行うということを決めたと共に、外の場合には他の者がやる、事務総長がやるのではないという趣旨にも若干考えられるわけであります。それで例えば衆議院におきまして、解散或いは任期満了によつて新議会が召集されたときには、議長、副議長ともいないわけで、そいう場合には当然事務総長議長、副議長の選挙を行い、且つ議長、副議長を紹介することが規則上明らかになつております。それで只今参議院の現在の場合に、議長が辞表を出されている現状を恰かも衆議院のそういつた国会召集に際して、正副議長ともない場合のごとくに考えられますならば、事務総長が初めから主宰してずつとやられるのがいいだろうと思うわけであります。ただ若干気になりますことは、只今第二十四條に申しましたように、こういつた選挙の場合に、事務総長議長の職務を行うと規定しておりまして、議長辞任の件というのは、実は私共が選挙と議事というのを区別した言い方をする場合には、選挙ではなくして議事、狭義の議事であります。そういつた狭義の議事国会法考え方から事務総長がやつて然るべきかどうかという点には若干の疑義があると思うのであります。そういうふうに仮議長を立ててやる方がいいか、或いは事務総長を立てて初めからすらつとやつてしまう方がいいかということは、それぞれの考え方があるわけでありますから、その根拠だけ申上げてここで御審議を願いたいと思うわけであります。
  86. 小串清一

    小串清一君 ちよつとお尋ねしますが、今の説明ですが、第三十條に「役員は、議院の許可を得て辞任することができる。」そうすると許可がないうちは、辞任というものは成立していないわけですね。併し議長が事故があるということは、辞任の許可がなくてもそこにいなければ、来られない事情があつていなければ、事故があるんだから、その意味で許可にはならないけれども、議長がいないから、事故があるから、そこで今のお話事務総長が仮議長の選挙を行なつて、それからいろんな議事は、仮議長の手で、今の議長の承認なり、許可なりそれをやられる、こういうふうに解しているのですが。もう一つは、この辞任を許可しなかつたときには、やはり議長はそのままいるべきものですか、どうでしようか、その根拠を聞きたい。この二つを質問したいと思います。
  87. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 最初の御質問はちよつと分り兼ねますので、あとでお伺いしてお答えしますが、あとの場合はこの国会法の規定にもありますように、議院の許可がない限り辞任ができないわけで、換言すれば議長という名誉ある地位が非常な権限を持つと同時に、選挙されたならばそこに就くのが義務であつて議院の許可がない限りそれを離脱はできないという趣旨だろうと思いますから、議院の許可がなければ議長としてはそのまま続くとそういうふうに考えます。
  88. 小串清一

    小串清一君 分りました。今の第一の質問、もう一遍申上げますが、今のように許可がない場合は議長は依然としているのだから、議長があれば仮議長を拵える必要はない、併しながら議長が職務にいない、何かの都合でとにかく出席しないという場合には、副議長は現在ないのだから、その場合にはやはり事務総長が仮議長を拵えて議事を進めるのかでうか、こう質問したのです。
  89. 河野義克

    ○参事(河野義克君) おつしやる通り議長がそこにおられなければ、これは議長が事故があるということになるわけで、仮議長を選んでいいわけであります。
  90. 小串清一

    小串清一君 分りました。
  91. 河野義克

    ○参事(河野義克君) ただこの考え方全般を、議長も副議長もない場合に準じて、事務総長の手でやるということも言えると思うのであります。
  92. 佐々木良作

    佐々木良作君 これはいろいろ解釈すればどうにでもなると思いますが、やはり僕は簡單の方がいいと思うのです。ですから僕は少くとも議長の選挙までずつと事務総長でやつてしまつた方がいいのじやないか。特に選挙のときに、仮議長でやれば、それだけ一票投票することができないのです。事務総長一人で全部やつて、仮議長を作らずにやつた方がいいと思います。
  93. 大野幸一

    ○大野幸一君 これはやはり法律解釈だから法制局長が(笑声)いろんな解釈をとつておいでになるようだから聞いて見たらどうです。
  94. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 法制局長。
  95. 奧野健一

    ○法制局長(奧野健一君) もうすでに議長の辞任が許可されておつて議長及び副議長がないという場合であれば、第二十四條で直ぐ来て、事務総長が或いは議長の選挙を主宰するというのがよいと思いますが、議長の辞任の許可の手続があるわけでありまして、その場合はやはり議長が、自分でやるわけには行きませんから、議長が、まあ来られないということになると、やはり二十二條で、一応仮議長を選定して、仮議長の手で議長の辞任の許可の手続をやるべきじやないかというふうに、そこでまあ一応仮議長を選んで、それから又議長、副議長の選挙をやつた方がよいのじやないかと今考えます。(「そうだろう、文句からいえば」と呼ぶ者あり)
  96. 河野義克

    ○参事(河野義克君) ちよつと先程の私の説明を補足いたしますが、先程おのおのの考え方の、積極的な論拠の考え方ですが、逆におのおのの考え方のやや欠点と言われる側から考えますと、事務総長が主宰した場合には、議長の辞任の件という一つ議事を、事務総長が主宰する。これは、国会法二十四條の精神上如何であろうかという点があります。それから仮議長を選任した場合の欠点は、仮議長というものは、議長、副議長共になくなつてしまつたときには、仮議長を選ぶのではなく、速やかに議長、副議長の選挙を行うべきものであるわけでありますが、現在副議長がなくして、次に議長の辞任が許可された瞬間には、参議院に正副議長がなくなつてしまうわけであります。そうした場合には、仮議長を選ぶのではなく、今度は議長の選挙をやらなければならん。そうすると事務総長がやらなければならん、こういう問題が生じて来て、ややおかしいのでありますが、併しその場合は、一旦議長の辞任許可のために仮議長を選んで、その仮議長はおるのだから、暫く仮議長にやつてつても、それ程法律上おかしくはないのではないかと考えたらどうだろうか、大体そういうような感じでおります。
  97. 佐々木良作

    佐々木良作君 仮議長なしでやつてしまつた方がいい。
  98. 木内四郎

    木内四郎君 この二十三條を見ると「各議院において、議長若しくは副議長が欠けたとき、又は議長及び副議長が共に欠けたときは、直ちにその選挙を行う。」とあります。それから二十四條で「前條の選挙において議長の職務を行う者がない場合には、事務総長が、議長の職務を行う。」とありますが「議長の職務を行う者がない場合」というのは、仮議長があれば職務を行う者がないとは言い得ないでしよう。仮議長がある場合には、議長及び副議長の選挙を行う場合にも、仮議長議長の選挙についてやるわけだから、事務総長はどうなるのか、そこを聞いて置きたい。
  99. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 第二十二條に「各議院において、議長及び副議長に共に事故があるときは、仮議長を選挙し議長の職務を行わせる。」とありまして、国会法は事故があるということと、欠けているということを区別して規定してあるわけであります。事故があるというときにはその本人が事故があるときであり、欠けているとき、全然ないときでありますが、仮議長の場合には「共に事故があるときは」と規定してありまして、それは本人があつて、その代理者として議長の職務を行わせるということを考えているのであつて、正副議長共なくて仮議長が存在するということは考えていないのです。
  100. 楠見義男

    ○楠見義男君 議事部長の御説明ですね、二十二條の規定で行けばおつしやる通りになるのですけれども、今度は二十四條だけを見ますと、この場合にそれでは「議長の職務を行う者」というのは、前條においては「議長及び副議長が共に欠けたときとありまして、そうして二十四條には「前條の選挙において」とあるのだから、この場合の「議長の職務を行う者」というのは、それではどういう者を予定しておるのですか。
  101. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 只今御指摘の第二十三條における議長若しくは副議長が欠けたときは、直ちにその選挙を行うと読めますが、この場合には議長若しくは副議長だけが欠けておつて、片方が存在するときには、議長の職務を行う者があるわけですから……。
  102. 楠見義男

    ○楠見義男君 それはいいが後段の場合……。
  103. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 従つて二十四條の「前條の選挙において議長の職務を行う者がない場合」ということは、第二十三條の後段のことを指しておるのです。
  104. 佐々木良作

    佐々木良作君 そういうふうになると、僕は大体議席の指定あたりから仮議長事務総長がやるということにも大きな疑問があつて、今の議事部長のお話にもあつたように、辞任の願を出したからといつてまだ議長であることは事実ですし、そう議長があるのに事故があると言つて、特に議長辞任の件と議席決定とは何も関係しないわけですから、そうすると最初議長がやつて、次に事務総長がやつて議長を選んで、それから又議長を拵える。とてもややこしくてどうもならんと思いますが、実体に大して変りなければ、最初から議長選挙を事務総長がやれば非常に無難じやないかと思いますが、実際に選挙する場合も、仮議長がやるより事務総長がやつた方が全部の選挙もできるからいいのじやないかと思いますが……。
  105. 木内四郎

    木内四郎君 この問題はあとでいろいろな前例にもなるので、今の場合はいいが、一応相当研究した上で……。
  106. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止
  107. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは速記を始めて下さい。
  108. 佐々木良作

    佐々木良作君 今までのやつはいいのですけれども、その後の議長の辞任と選挙というものは誰が司会するというのじやなしに、これを一つ決めるのですか、二回にするのですか。
  109. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 二つになつている。それをどういうふうに投票するか……。
  110. 佐々木良作

    佐々木良作君 二回にやるんですね。私の言う意味はこういうことなんです。これは前に考えられたときに、辞任を許可するかしないかによつて実質的に信任投票の意味を兼ねてやつてしまうということが考えられる。だからその問題がなければいいのです。
  111. 中村正雄

    中村正雄君 それは信任投票という問題は、議長の辞任問題について辞任を許可するかしないかということを決めて、その次に今度は第二段の選挙でやる。
  112. 佐々木良作

    佐々木良作君 それならいい。
  113. 中村正雄

    中村正雄君 それは理由は分るんだ。いわゆる辞任を許可して、又選挙をするのはおかしいという気持は分る。併し辞任はこれは儀礼的に全会一致の慣例を作る意味において異議ないと決めて、そうして選挙をやつたらどうか。
  114. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 そうしますと、議長が辞任をするというのは明日になつてやるのですね。併し今日辞表を出されたのは我々はあずかつておらないということになるんですね。
  115. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは議席の指定は佐藤議長にして頂いて、佐藤議長の辞任問題から選挙までの仕事を事務総長に……、後任の選挙の問題を事務総長にやつて貰うということに御異議ございませんか。    〔「異議なしと呼ぶ者あり」〕
  116. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  117. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) ちよつと佐佐木さんの問題をここではつきりしてみたい。極めて重大な問題だと思います。と申しますのは、佐々木さんがおつしやいましたのは、御心配になつておる点は、こういうことかと存じます。つまり議長の辞任を承認するかせんかという皆さんの御態度の問題だと思うので、つまりもう一遍佐藤さんに投票なさろうという、率直に申します、投票なさろうとする方が、辞任を承認せずという態度でおいでになつてしまうと、つまり次の選挙を以て行くというプログラムが行えなくなるのじやないか。そこで投票をもう一遍なさる方も辞任の場合はあつさり承認するというお気持かどうかを確かめたいということが佐々木さんの御質問の点であろう、かように考えます。
  118. 中村正雄

    中村正雄君 だからその点は一つの慣例を作るという儀礼的な問題ですから義長の辞任は採決によらんで異議ありませんか、異議なしと決めてしまつて次の選挙に移るということを各派了承した方がいいのではないか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  119. 河野義克

    ○参事(河野義克君) そういたしますと、議席の指定は議長がなされ、あと議長辞任の件、議長の選挙、新議長の紹介、ここまで事務総長がされるわけです。そうしますと、新議長が挨拶をされて議長席に着かれて、議事を主掌されて副議長の選挙に入る、こういうことだと思います。そうしますと、次の議事といたしましては副議長の選挙、それから新副議長議長が紹介し、新副議長が挨拶する。それから従来の恒例によれば新正副議長に対してどなたかから祝辞を述べる、こういう恰好になるわけであります。大体そこまで一応切りまして……。
  120. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは祝辞は最年長者にお願いするということに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  121. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 念のために最年長順にちよつと申上げます。明治五年生れの西田天香さん、その次が星一さん、第三位が伊達源一郎さん、一応三位くらいまで御参考に申上げておきます。当日御欠席になることが年長者の場合あり得ることなので年長者の順に三人申上げておきます。尚念のためにその次が石坂さん、一松さん、高橋さん、こういう順序であります。
  122. 中村正雄

    中村正雄君 誰がやるかについては最年長者五六位まで御相談願つて適当な人にお任せしたら如何ですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕   —————————————
  123. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それから次にお諮りいたしたいのは、先程議事部長からちよつと申しました常任委員長の辞任を一応皆さん辞表を出して頂くか、或いはお残りになる人はそのままにされるか……。
  124. 中村正雄

    中村正雄君 それはそのまま常任委員がいわゆる補欠で行くか、全部常任委員の辞表を出して新たに明日指名するかによつて決まる。全部常任委員が辞任する形式をとれば委員長が消滅するのだから、常任委員の問題を先にやらなければいかん
  125. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 我々の会派では全部辞任するということに決めました。
  126. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 常任委員全部一応辞任するという形式をとることにいたしましては如何ですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  127. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ではそういうことで御異議ないと認めます。
  128. 佐々木良作

    佐々木良作君 書付を出すのは皆出したことにして貰いたいですね。
  129. 木内四郎

    木内四郎君 書付省略……。
  130. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) では書付は省略ということにして進みます。
  131. 佐々木良作

    佐々木良作君 こういう恰好でございませんか、とにかく全部やめたということにして書付を出す。そうして実際に新らしい委員長が決まるまでは代行というか、事務取扱ということで見ておつたという、そういう解釈でうまく行きませんか。ずつと委員会を継続して行くのに……。
  132. 木内四郎

    木内四郎君 そう話が決まらないうちは、辞任ということは諮れないです。だから委員委員長も全部決まつたときでなければ前の委員がやめるということは諮られない。だからそこのところは休憩にしなければいかん
  133. 佐々木良作

    佐々木良作君 最初は今日中に辞表を出して貰わなければならんという話があつたのですね。だからそういう感じだからそう言つたのです。
  134. 中村正雄

    中村正雄君 全員新らしく指名するという直前に、全員辞任の時間をひつつけておけばいいのです。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  135. 木内四郎

    木内四郎君 その次が決まつていなければ休憩ということになるだろう、常任委員のあれが決まらなければ…。
  136. 中村正雄

    中村正雄君 日程をひつつければいいんだ、辞任と指名と。
  137. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは中村君の御発言通りで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕   —————————————
  138. 佐々木良作

    佐々木良作君 議長、副議長の問題から常任委員長委員の問題に移つておるわけですが、ちよつと注文してお願いしておきたいのですが、議長、副議長の選挙に関して、一番最初のときに私申上げたのですけれども、各政党の人はおのおのお分りになつていると思いますけれども、議長議長を選挙する際に、唐突に何のお話もなく誰かにあそこはどうだこうだと言われても困るので、でき得れば僕は各会派で明らかにというか、人物本位で選んで、でき得る範囲で明らかにして貰いたいと思うのです。候補者を……できるならば抱負、識見まで述べて貰いたい。
  139. 木内四郎

    木内四郎君 公報に廻すわけだね。
  140. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 最初には机に候補者の名前が載つていましたね。
  141. 佐々木良作

    佐々木良作君 公報に名前なんか載らないだろう、これは前はやつとこさ半びらぐらい配るぐらいで、仕方がないでしようと言つたんですがね。
  142. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 民主的な公選で行こえじやないか。
  143. 佐々木良作

    佐々木良作君 じや立候補者は各会派通知すべきだ。
  144. 中村正雄

    中村正雄君 その場合違う会派の立候補者に投票してはならないということはないので、その点を明らかにして貰いたい。
  145. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) その点は各会派でおやりになることと心得ております。
  146. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 運営委員とその他の委員会割当についてはどうですか。又各会派代表の方と御相談願いますか。もうここで簡單に即決いたしますか。
  147. 中村正雄

    中村正雄君 このあともう余りありませんから、ここでやつて如何ですか。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  148. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) じやここでやることにいたします。
  149. 大隈信幸

    大隈信幸君 この常任委員割当表の(二)ですけれども、民主党の二十九名が三十名に変更になりますと、決算委員の三・五という数字が変つて来ると思うのでありますが、訂正を願います。
  150. 佐々木良作

    佐々木良作君 これはもうむちやくちやになつて分らんのだよ。
  151. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 今の大隈さんのお話は、そういうふうに正式に出たというお話ですか。
  152. 大隈信幸

    大隈信幸君 ええ、事実上出ますから。
  153. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 この事務局の出し方は、この前のときの出し方でも問題になつて小串先輩が非常に汗をかかれたりしたわけですが、零々ということで、無視されてしまつて、何かお情でなつておるようですが、それぞれ皆〇・四八とか〇・一九二とか皆持つているんですよ。こういうものを一つ在存を考えて貰わんと困んですがね。事務局は分りいいための零と書いておるんですが、決して零じやないので、それぞれ例えば懲罰、図書、議運、決算などを入れますと、僕の方は一・二六、一以上にさえなるんでしてね、労農党も同樣の関係ですが、とにかくこういう点は一つ事務局の形式の資料にとらわれないで、公正に御判断願いたい。
  154. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を止めて下さい。    午前三時三十九分速記中止    ——————————    午後四時五分速記開始    〔委員長退席、理事大隈信幸委員長席に着く〕
  155. 大隈信幸

    ○理事(大隈信幸君) 速記を始めて。
  156. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 只今電気通信委員長さんから、今般電気通信委員長を辞任いたしたい、右お願いするというのが今出て来ました、これは本日附でございます。それで本日附で御許可相成りたいという特別な御希望が来ております。特に御事情がおありのようでありまして、明日一般の辞任なさるのと切離して今日皆さんが御承認下されば……、閉会中でもございますから。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  157. 大隈信幸

    ○理事(大隈信幸君) それでは四時半まで休憩いたします。    午後四時六分休憩    ——————————    午後四時五十一分開会
  158. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それでは議院運営委員会を再開いたします。
  159. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 先程私ちよつと申上げたのですが、一人殖えました結果の数字の御発表を願いたいと思います。議運を中心として御発表を願いたいと思いますが……。議運の数の割当でありますが、緑風会としましては数字の通り事務局案で行こうというようなことでありましたのですが、休憩中にいろいろ協議をいたしました結果、その委員割当計算の基礎によりますると〇・五というのが出ておるのです。これは労農党の五人が〇・五になつておりまして、これはやはり一人認めるのが当然だろう、まだ〇・五に達しないものまで一にするということは、今度会派が沢山出たような場合に困りますし、この点で一つ〇・五の労農党に一人お認めを願いたいということに決まりました。
  160. 小串清一

    小串清一君 賛成。
  161. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 そうして第一クラブが十五になりまして……。
  162. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 そうして第一クラブが十五になりまして……。
  163. 佐々木良作

    佐々木良作君 まだなつていないよ。
  164. 鈴木直人

    ○鈴木直人君 これから一人入れて頂きたいと思います。これは話合です。
  165. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 君の話は前と後と関連しているのか。
  166. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記をとつておりますから……懇談にいたした方がいいですか……それじや懇談に移ることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  167. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) では速記を止めて……。   午後四時五十五分懇談会に移る    ——————————   午後五時五十分懇談会を終る
  168. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それじや速記を始めて下さい。  参議院規則の改正案の発議者をどなたにするか、その点を御審議を願いたいと思います。
  169. 木内四郎

    木内四郎君 只今委員長からの御提案は、各会派から一名ずつ提案者を出すという……。
  170. 山下義信

    ○山下義信君 社会党中村正雄君。
  171. 木内四郎

    木内四郎君 大隈君。
  172. 石原幹市郎

    石原幹市郎君 小串さん。
  173. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今の御提案に異議ありませんか。
  174. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 共産党は兼岩さんですね。それから労農党が鈴木さん。ちよつと申上げます。緑風会から委員長が出られます。社会党が中村さん。民主党から大隈さん。自由党から小串さん。無所属から佐々木さん。共産党から兼岩さん。労農党から鈴木さん。以上が発議者であります。
  175. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) そういうことに決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  176. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  177. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 式辞は衆議院の方で議院運営委員会にかけられて御協議になつて参議院の方へ協議して参つたのであります。式辞の案であります。これを一つ意見等ございましたら、衆議院の方に伝えたいと思います。
  178. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 只今事務総長からお話の件につきまして御意見ございませんか。それじや別に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  179. 山下義信

    ○山下義信君 大変不満足でありますけれでも、少し変なことも書いてあるようですけれども、不審の点もありますが一応認めましよう。満足には思いません。
  180. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止
  181. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 速記を始めて……。
  182. 佐々木良作

    佐々木良作君 この式辞案につきまして、余り先程からよく見ずにおりましたけれども、よく読んで見ると、一頁の真中から「これがため」云々から終いまで「たえません。」という、これは唐突としてあつて、今回の第八国会の式辞として言わなければならない何らの理由もないと思うのです。ですから、でき得ればこの四、五行を削除することがいいと思いますので、意見を申述べます。
  183. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 佐々木君から御意見が出ましたが如何ですか。
  184. 山下義信

    ○山下義信君 私も意見がございます。二枚目の「このときにあたり隣国に不測の戰火が起り、」云々という一節です。これは「罪なき民衆がその災禍に倒れ、或いは避難に押し合う惨状」云々をいうところから、殊に「切に身につまされる思いがあり、」なんということは、これは不用の字句ではないかと思いますし、語句が穏当を欠きますので、もう一遍これは推敲する余地がある。そのように私は考えますから、その点申上げて置きます。
  185. 木内四郎

    木内四郎君 この式辞案を見ますと、今諸君からいろいろ御意見がありましたように、多少意に満たない点もないじやありませんけれども、不満ながらこの際原案通りで差支えないと思います。
  186. 石原幹市郎

    石原幹市郎君 私も今木内委員発言のように、不満の点もあるかも知れませんが、強いて直さなければならんこともこの際ないと思いますから、原案に賛成します。
  187. 岡本愛祐

    ○岡本愛祐君 この式辞案は、佐々木君や社会党から指摘がありましたように、余り上手にできていない。だから直せるものならば直した方がいいと私も思うのですが、今自由党や民主党からもありましたが、不満ながら賛成しようという御意見も出ておるのですが、緑風会は直せたら直した方がいい、こういうふうに思います。
  188. 中村正雄

    中村正雄君 僕は具体的には言いませんけれども、やはり開会式の式辞には、余り国際情勢は入れない方がいいと思いますね。今までの例から言つて、やはりこれは儀礼的なものだから、各会派満場一致でよろしいというようなものがいいのだ。反対一つの場所を指的されまして、反対しなければならん字句があつたら、これはやはり考えた方がいいと思います。従つてやはり国際関係は入れないで、もう一遍やり直して貰うように衆議院へ言つた方がいいと思うのです。
  189. 山下義信

    ○山下義信君 具体的なことは言わぬ方がいい。
  190. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 中村君の御意見は、国際関係には手を触れないでもう一遍……。
  191. 中村正雄

    中村正雄君 国際関係に触れずにね……。
  192. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 中村君の御発言通り異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  193. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それじや異議ないと認めます。
  194. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) それでは只今の御意見があつたが、というようなことを一応申しまして、尚、結論的な国際関係については余り触れて貰いたくないという御希望のようだということを衆議院に申伝えるという趣旨に了承してよろしうございますか。
  195. 佐々木良作

    佐々木良作君 希望のようだということじやなく、そういうふうに修正して貰いたい。
  196. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 貰いたいという御希望だということですね。
  197. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 委員長の問題をどういたしますか。
  198. 佐々木良作

    佐々木良作君 先程の懇談会のうちに申上げましたように、私共やつてつても差支えはありませんけれども、私の方の事情から見て、今やられた後で、非常にこの委員会や各会派に御迷惑をかける虞れが非常にありますから、でき得れば一日延ばして貰いたいと思います。それで目標は明日の午前中に話が付けられれば付けたいと思いますけれども、はつきりと期限を切られても、私も多少、その場合に私共の方で付かなければ、今やつても差支えないと思います。
  199. 中村正雄

    中村正雄君 先の目安を付けて置かぬと、明日国会召集と同時に七つの案件が国会に提案になるのでしよう。そうすると現在委員というものは半分おりませんから、特に会期を二週間とか何とか言つているときに二日も三日も空白じや置けないと僕は思う、実際委員長は残つておるからと言うものの委員がおりませんからね。そうでしよう。委員割当ができないわけなんですから、従つてやはりこれは早急にやらなくちやいかん。もとより今日やる予定で、遅くなつて困れば、一応本日各会派で数は分るわけですから、自由党は幾ら、社会党は幾らというふうに……。ですから私の申しますのは、数だけ決めて明日の十時なら十時にこの前と同じように各会派代表が寄つて、そうして午前の委員会にでも報告して承認して貰うという準備で散会して貰いたいと思います。
  200. 佐々木良作

    佐々木良作君 私の方が混乱して元の数学がおかしくなつても構わぬという前提ならいいですけれども……。それで私の言いますのは、今中村君の話があつたけれども、明日はどうせ委員会は開けないし、明後日は開会式です。そうすると、成るべくなら明日の夕方にはできるように努力しますけれども、僕は実際にはそれ程影響しないんじやないかと思いますね。
  201. 中村正雄

    中村正雄君 実際問題として、委員長割当が決まらなければ委員割当もできないわけです。各会派委員長決めるのにやはり半日も一日もかかるところもあると思う。実際問題としまして……。やはりできれば早い方がいいので、それともう一つ召集日当日に各会派によつて決めるわけですから、明日の朝割当したつて行けると思う。その後の変更はこれは止むを得ない。それは次の国会召集の日に決めればいいわけですから……。
  202. 佐々木良作

    佐々木良作君 それならばそれで結構です。
  203. 木内四郎

    木内四郎君 いろいろ御意見もありますけれども、佐々木君の御意見誠に御尤もなところもありまするので、私は明日まで延期することにしたらどうかと思います。
  204. 岡本愛祐

    ○岡本愛祐君 私は木内君の説に賛成します。
  205. 中村正雄

    中村正雄君 明日やるのは賛成なんですが、明日いつやるか、それを決めて貰いたいと僕は言つておるのです。われわれは明日の朝やろうということを主張しているのです。
  206. 佐々木良作

    佐々木良作君 併しわれわれの主張は明日の朝なら今日と同じ状態にあると思うのです。だからその事情さえ酌んで貰えばどつちでもいいんです。
  207. 油井賢太郎

    油井賢太郎君 佐々木君の話はよく分るのですが、さつきあなたのお話、夕方までになるという前提であると、又夕方集まつて、それからそういう協議していると大変遅くなる。その後空白ができるので、成るべく朝のうちに開会できるように取り運んだらどうでしよう。
  208. 佐々木良作

    佐々木良作君 できるだけはやりますけれども、今申しましたように内輪に何もないのです。若しそれが不安であるなら、今中村君の言われているように、召集当日の明日の朝の午前中の人数ならば、恐らく明日中には僕は変更ないと思うから、それならば今の十四なら十四と見込んでやつて差支えありません。
  209. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) あるかも知れないということが気付かわれるので佐々木君の発言があつたのですね。
  210. 佐々木良作

    佐々木良作君 それは私の会派事情ではなくて、当然ならば今の明日の朝のことを予定されればいいのですが、中村君の言われる通りでしたら、それならそれでいいのです。
  211. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 給局できるだけ佐々木君に急いで済まして貰つて、そうして明日中には大体お見込みが立つという御意見のように承わりましたが、それでよろしうございますか。
  212. 中村正雄

    中村正雄君 明日中に立つならば、いつわれわれの打合せをやるかということを私は言つておるんです。十時にやるか午後一時にやるか。
  213. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 佐々木君の方が済みましたら、直ぐにやることにしたらいいでしよう。
  214. 中村正雄

    中村正雄君 そうすると、明日やることになれば明後日になりますよ。
  215. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 議運は朝午前十時に開きまして、今の問題は午後一時から取扱うということにいたします。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  216. 中村正雄

    中村正雄君 そうしますと、明日の開会はプログラムが立つているのだから、どうですか、明日十時に開いて議題がありますか。
  217. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 実は申上げなければならないことがありますが、運営委員は一会期で切れておりますので、明日開くに当つて運営小委員会が開けない状態であります。従つて明朝は十時の召集になつておりますので、十時前に議院運営委員会をお開き頂くのが筋かと思います。そうして小委員をお決めになつて小委員会で一応順序を御説明申上げて入るのが順序だと思います。
  218. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) その点皆様のお考えを承わりたいと思います。
  219. 中村正雄

    中村正雄君 それがありますので、僕は発言しようと思つているのですが、いわゆる明日の大体日程は決まつておるわけで、最初仮議席決定をやるわけです。これは今の議長がやられるわけで、議席決めなければ議長選挙はできないわけですから、従つて今の議席決定をして、一応直ちに休憩いたしまして、あとは午後一時再開になると思うのです。それで小委員の問題でありますけれども、これは今度「国会法第五十五條の二の小委員に関する参議院議院運営委員会決定」という昭和二十三年十月十三日のこの決定変更しなければならない。従つて明日の小委員決定しても駄目だと思います。この場合はそうすれば緑風会五、自由党三、民主党二、社会党二、無所属懇談会一、共産党一、新政クラブ一というこの決定を変えなくちやいけないわけですから、従つてこれは明日の小委員会で任命するよりも一応見通しを付ける。休憩前の日程だけはこの委員会でやつて置いて、そうして明日の午後小委員会を開いてこの決定変更して、それから私は小委員を任命するのが妥当だと思う。
  220. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) そうすると明日の運営委員会を本会議休憩後直ちに開くということにしたらどうでしよう。
  221. 木内四郎

    木内四郎君 十時なら十時にして置いて、そうして本会議を開いて議席の指定をして、そうして運営委員会を開くということにしたらどうですか。
  222. 中村正雄

    中村正雄君 それにしてもこの問題が解決できぬと明日の決定はできませんよ。
  223. 木内四郎

    木内四郎君 小委員決定をしなければよいじやないか。
  224. 中村正雄

    中村正雄君 そのときに議運は何を議するのだ。議運議事を聞いておるわけなんです。何のために議運を開くのかということです。議題はありはしないじやないか。これを決める外には……。
  225. 木内四郎

    木内四郎君 そのときには各会派委員長の割り振りを決める。
  226. 中村正雄

    中村正雄君 それは午後一時のことでできないと言うのです。
  227. 木内四郎

    木内四郎君 午後一時のことは、準備のことはできるじやないか。
  228. 中村正雄

    中村正雄君 準備ができないから午後一時に要望しておると、さつき決まつておるじやないか。
  229. 木内四郎

    木内四郎君 それを明日の午前に準備のことをやつたらいいだろう。
  230. 中村正雄

    中村正雄君 その準備をやつて呉れというのは佐々木君の提案によつて午後一時にやるということは決まつておるじやないか。その最終のときは…。
  231. 木内四郎

    木内四郎君 最終のことは何もないですよ。寄つて相談するわけなんだから……。
  232. 中村正雄

    中村正雄君 おかしいよ。さつき決定と今の発言とは……。その準備をやるのは明日の一時にして呉れと言うのだよ。
  233. 木内四郎

    木内四郎君 一時にやろうじやないか。
  234. 中村正雄

    中村正雄君 だから十時から開く必要はないと言うのだよ。
  235. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) 中村君の提案は、特定の性質のはつきり問題か何か起つて来たら直ぐ運営委員会でやるから、一応十時にして置くということはたびたびやつておるのです。
  236. 中村正雄

    中村正雄君 形式はいいですが、開くとなつたら出て来なければならんのだから、従つてそれをはつきり決めて、基礎的に十時に実際に開くとすれば、やはりここに出て来なければいけないのだから、それを言つておるわけです。小委員会決定はこれだけだつたら開けないということを申したのです。
  237. 佐々木良作

    佐々木良作君 召集は十時でしよう、ですから議運にかかる準備をやるときには本会議もやらなければならんでしよう。朝から……。
  238. 中村正雄

    中村正雄君 議運を開く開かぬに拘わらず、今日の決まつた日程によつて委員がやればいいのだから、それによつて十時にやるわけでしよう。
  239. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 今のお話は、十時に開いて議席だけ決めて、本会議は休憩しろという提案ですか。
  240. 中村正雄

    中村正雄君 そんなことはないでしよう。
  241. 木内四郎

    木内四郎君 十時に召集して置いて、必要なかつたら直ぐ休憩して置こう。
  242. 近藤英明

    事務総長近藤英明君) 今のは十時に召集して置いて午後一時に議運を開く、その間何もなければ……緊急の必要があればそれをやる。
  243. 中村正雄

    中村正雄君 なぜそれを言うかというと、その間に総会その他の準備があるから、そのために言つておるのです。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  244. 竹下豐次

    委員長竹下豐次君) それではそういうふうに決定して置きます。それではこれで散会いたします。    午後六時二十七分散会  出席者は左の通り。    委員長     竹下 豐次君    理事            石原幹市郎君            大隈 信幸君            鈴木 直人君    委員            大野 幸一君            中村 正雄君            山下 義信君            吉川末次郎君            小串 清一君            小林 英三君            佐々木鹿藏君            城  義臣君            木内 四郎君           深川榮左エ門君            三好  始君            油井賢太郎君            岡本 愛祐君            加賀  操君            楠見 義男君            小宮山常吉君            兼岩 傳一君            佐々木良作君            鈴木 清一君   委員議員            左藤 義詮君   —————————————    議長      佐藤 尚武君   事務局側    事 務 総 長 近藤 英明君    参     事    (事務次長)  芥川  治君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (議事部長)  河野 義克君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君   法制局側    法 政 局 長 奧野 健一君