○参事(河野義克君)
只今お話のございました
召集日の
議事といたしまして現在
考えられますことを御参考に
申上げます。
第一は、
議席の指定でございます。これは本日の御
決定に基き、
議長は仮
議席を定めますが、明日
会議の席上、本
議席を指定することになります。
それから第二以下が、現在
議長が辞表を提出されたことに
関係する
議事にな
つて来るのでありまして、そこにはいろいろな
考え方がございますが、一応御
説明申上げます。
議長が本日辞意を表明されたわけでありますから、これは明日の日程に
議長辞任の件として、
はつきり日程事項として出す方が然るべきかと存じます。
議長は役員でありますから、役員を辞任するには本
会議の許可がなければなりませんから、
議長辞任の件というものを出すわけであります。ところで
議長辞任の件という
議事、それから後任
議長の選挙、或いは現在欠けております副
議長の選挙、こうい
つた事柄の
会議を誰が主催するかということにつきましては、
国会法から言いましてもいろいろに
考えられます。
事務総長が主宰するという
考え方、或いは仮
議長を立てて仮
議長が主宰するという
考え方、いろいろございます。
遡
つて第一の
議席の指定、これにつきましても、現
議長が主宰されるか、或いは現
議長としてはすでに辞表を出されたから遠慮するのが然るべきかという問題もございます。そうい
つたいろいろな場合がございますが、そのことはこれから本
委員会において御
相談にな
つたところに基いて、
議長等においてお
考えにな
つて頂けばいいと思うのでありますが、御参考に申しますれば、
議席の指定、それから仮に仮
議長を選ぶということを
前提といたしますと、仮
議長の選挙、この二つの案件は、
事務総長が主宰されて、その
議事を行われてはどうかと存じます。
次に
議長辞件の件、それから
議長の選挙、それから新
議長の紹介、挨拶、こうい
つたことは仮
議長が主催されて、仮
議長の下に行われては
如何かと存じます。
次に副
議長の選挙を行わなければならんわけでありますし、副
議長が当選されますと、副
議長の紹介挨拶ということがありますし、そうい
つた事柄は新
議長の下に
会議が行われるのが然るべきではないかと一応存じております。
その他当日の
議事として
考えられますことは新正副
議長に対する祝辞を恒例によ
つて誰かお述べになり、
議長、副
議長に当選なさ
つた側の挨拶は、紹介があ
つたときに行われるわけでありますが、祝辞の方は正副
議長をまとめてされてはどうか。
それから
常任委員の選任、これは仮に現在の
議員の方もすべて
常任委員としてやめて、全部新らしく選考し直すということになりますならば、本日
常任委員の辞任届を旧
議員の方に全部出して頂く、それでそれは
議長の職権によ
つて全部許可してしまう。それで明日新
議員の方、旧
議員の方併せて
常任委員の選任を議場でする。これは
議長から一方的にこういうふうに指名したと宣告すればいい。それから先頃からの
お話で
常任委員長が全部おやめになるとすれば、
常任委員長の辞任という
議事があるわけであります。
常任委員長の辞任が全部許可されましたときには、
常任委員長の選挙を行う。この場合これは仮定の場合でありますが、仮に新らしく
常任委員長に選ばるべき人が現在も同じポストにある場合に、この人の辞表だけは出さないことにするか、これも一緒に出した方がいいか、そうい
つたことも後刻御
相談願いたいと思います。
それから
会期の
決定、それからできますれば
参議院規則の改正、そうい
つたことも
考えられるわけであります。それで
参議院規則にもあります
通り、
議長、副
議長、
常任委員、
常任委員長を選任し選挙することは、院の成立上必要でありますので、明後日の
開会式を控えて、明日中にこの成立だけはお願いした方がいいのではないかと存じております。先程の
木内さんの御質問の中に、その手続ということをもつと詳しくという御疑問の点があると思いますが、先程
申上げましたように、
議席の指定、第一に
申上げました仮
議長を選んで
議事を進めるようにするか、事総総長の手でやるか。それから
議席の指定等のことは、現
議長がおやりになるか、或いは他の者がやることになるか、それからこれも仮定の問題になりますが、
議長の辞任が許可されて、新らしい人が選ばれる場合に、その許可と再選の
関係等いろいろなことが
考えられますので、そういうことについても今この際そういうことを吟味した方がいいということであれば、更に
申上げることにいたします。