○横田
委員 簡單にまとめて言
つておきます。第一、談話の中の十一、その中に複雑微妙という言葉が出ておりますが、この複雑微妙ということを聞かせていただきたいということ。それから十二項目の中に「きわめて好意ある措置を付與される」とあ
つて、このポ
政令が出なかつたならば、こうはならなか
つたのだろうということを言
つておりますが、そのきわめて好意ある措置ということ。それから、十五、十六は一番重要な項目ですが、ここには公約として、それが果せなかつたからこつちがやつた
国会でやるのがあたりまえであるけれども、やらなかつたから、こちらがや
つたので、それでポ
政令を出した、この適当な
処置があつたればこそ、あなたが
知事の代表者とお会いにな
つて今年は追加
供出を強制的にとることを法制化しないということを約束し、それが実行できた。この適当な
処置がとれたからうまく行
つたので、それがなかつたらうまく行かなかつたろう、こういうように書かれているのですが、それが第二の点であります。次の点は十七項目に出ているのです。十七項目には「かくして今後現内閣の本格的な
食糧政策の展開もいよいよ活溌に種々具体化されるべき明朗なその素地を與えられることにな
つたのであると思う」と言
つておるのでありますが、いわゆる現内閣の
食糧政策の活溌なる展開とは、一体どんなものであるか。民自党は多くの古い
農政学者を集めてや
つておられるから、さだめしいい
食糧政策が立つたと思いますから、いつかの機会にゆつくりとこれを聞かしていただきたい。それから、これは別な話ですが、本
年度の実
收高の
調査はもうできたのですか、できないのですか。これがもし
お答え願えるならまことにけつこうです。これは
大臣でなくてもいいです。それから、本
年度超過供出の目標があるのかないのか、もしあるならば、これは一体どれくらいの目標か、
お答え願いたい。それから二番目は、
食確法によると
作柄良好なるときということが書いてありますが、今年は良好と認められるか認められないか、良好が当てはまるか当てはまらないかということであります。三番目に、本
年度の追加
供出はと
つてもいいとらいでもいいと言われるが、どちらに解釈したものか、これをはつきりしてほしい。次は二十五
年度の
食糧輸入計画が立てられておりますかどうか。もし立てられているなら、どこから何ぼ雑穀が入
つて、どこから臭い米が何ぼぐらい入るか、この金額並びに数量を
お答え願いたいのであります。この輸入
食糧の当初計画が四百六億であ
つたのが、第六
国会において百十二億追加されて五百十八億にな
つております。これをどういうように
割当てられたかということを、先の
質問と合せて
お答え願いたいと思います。それから六番目に、新米価が十一月十五日に閣議で決定せるにもかかわらず、私たちが官報を見ておりましても、新米価なるものが、
農民の不平の声にはずかしが
つてか、官報に出ておらないのでありますが、これはどういうわけでお出しにならないかということを聞きたい。それから
補正の
割当を各
府県別においてやられましたが、その実情は一体どうな
つておるかということを伺いたいのであります。次に、覚書として、いわゆる各
知事あてに
知事からさらに
地方事務所の所長あてに出しておられます。それには、真にやむを得ない事由があ
つて供出責任を果し得ない農家に対しては、適当な
方法によ
つて十分なる実価
調査の上、その
供出割当量の完遂を強制しないようにな
つている、こう言
つておられるのでありますが、これをやられた場合におきましては、米の
供出割当量を負けるのは個人に負けるのか村に負けるのか。安孫子さんは個人に負けると行われでしようが、私たちが知
つておりますところの
日本の農村におきましては、個人に割つけるはずはない、みな村に割つけるのですが、その真にやむを得ない事由のあるときということはどういうことが、これをはつきりしていただきたい。次に五等米の制度が出ておりますが、この五等米の規格は一体どんなものか。それから、今年の米の検査は非常に嚴重で不合格が余計出る、これは
農民がいい米を出さないで悪い米を出すからであるか、それとも品質が悪くな
つてペケが多くな
つておるのか、あるいは検査が嚴重でペケを特にこしらえるのか。もし品質が悪くな
つてペケが多いのであるならば、これは
作柄が悪いのですから、その点をお含みの上で、今度の
委員会においては
大臣から詳細なる
お答えを願いたいのであります。