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1950-04-22 第7回国会 衆議院 通商産業委員会 第34号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十五年四月二十二日(土曜日)     午前十時五十八分開議  出席委員    委員長代理 理事 有田 二郎君    理事 神田  博君 理事 小金 義照君    理事 澁谷雄太郎君 理事 永井 要造君    理事 村上  勇君 理事 今澄  勇君    理事 有田 喜一君       阿左美廣治君    岩川 與助君       江田斗米吉君    門脇勝太郎君       小西 英雄君    首藤 新八君       田中 彰治君    多武良哲三君       福田 篤泰君    前田 正男君       青野 武一君    加藤 鐐造君       西村 榮一君    伊藤 憲一君       風早八十二君    河野 金昇君  出席政府委員         通商産業事務官         (資源庁石炭管         理局長)    中島 征帆君  委員外出席者         專  門  員 谷崎  明君         專  門  員 大石 主計君         專  門  員 越田 清七君 四月二十二日  委員松本七郎君及び松井政吉君辞任につき、そ  の補欠として青野武一君及び西村榮一君は議長  の指名で委員に選任された。     ————————————— 四月二十一日  木材防腐加工処理法制化に関する請願有田  喜一君外二名紹介)(第二七八八号)  かんがい排水用電力料金に関する請願今井耕  君紹介)(第二七八九号)  只見川電源開発計画中の尾瀬ケ原保存に関する  請願亘四郎紹介)(第二七九〇号)  四国地方電気事業編成に関する請願小西  英雄紹介)(第二七九一号)  信越地方電気事業編成に関する請願(亘四  郎君紹介)(第二七九二号)  電気料金地域差撤廃並びに農業電化促進に関  する請願橋本龍伍紹介)(第二七九三号)  中小企業危機打開に関する請願前田種男君  紹介)(第二八三九号)  同(大泉寛三君紹介)(第二八四〇号)  飛彈川水系発電所関西地区帰属反対に関す  る請願江崎真澄紹介)(第二八四六号)  電気事業分断反対に関する刑願堀川恭平君紹  介)(第二八四七号)  元苫小牧市営電気事業復元に関する請願(篠田  弘作紹介)(第二八四八号)  信越地方電気事業編成に関する請願(亘四  郎君紹介)(第二八四九号)  信越地方電気事業編成並びに新電気料金制  に関する請願亘四郎紹介)(第二八五〇  号)  農業用電力に関する請願江崎一治紹介)(  第二八五一号)  尼崎市に小型自動車競走場設置請願吉田吉  太郎君紹介)(第二八五六号)  私鉄の電力料金値上げ反対に関する請願西村  榮一紹介)(第二八五九号)  電気事業分断反対に関する請願大村清一君紹  介)(第二八七三号)  安中町所在東邦亜鉛精錬工場鉱害対策に関する  請願小峯柳多君外二名紹介)(第二八七四  号)  離島における電気事情改善等に関する請願(平  井義一紹介)(第二八八一号)  九州地方の電力問題に関する請願平井義一君  紹介)(第二九〇〇号) の審査を本委員会に付託された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  臨時石炭鉱業管理法廃止に関する法律案(星  島二郎君外九名提出、衆法第一九号)     —————————————
  2. 有田二郎

    有田(二)委員長代理 これより通商産業委員会を開会いたします。  本日は私が委員長の職務を行います。  前会に引続きまして、臨時石炭鉱業管理法廃止に関する法律案を議題として審議を進めます。質疑を継続いたします。今澄勇君。
  3. 今澄勇

    今澄委員 この法案に対する質疑を昨日に引続いて行いますが、配炭公団廃止後の貯炭の推移、あるいは中小炭鉱についての政府施策その点については、一応昨日のお答えで不満足ながら打切ります。  きようは、しからば昨年九月十五日の配炭公団廃止のときに、貯炭が非常にありましたが、それらの貯炭のその後の処分と、これが及ぼした影響並びにその後の生産炭銘柄、どのような銘柄がどういう程度に生産されておるか、今資料をいただきましたが、これらの問題について、政府委員の方にひとつ詳しく御答弁をお願いいたしたいと思います。
  4. 中島征帆

    中島政府委員 昨年の九月末の五百万トンの貯炭処分状況は、今日午前中に多分差上げることができると思いますが、昨日申しました通りに、三月末までに百八十六万二千トンの残高となつております。石灰のおもなる販売先は、進駐軍の六十三万六千トン、国鉄の四十六万四千トン、日発が十三万四千トン、官公衛用として八万三千トン、船舶関係が一万九千トン、輸出が千八百トン、日鉄、鋼管、ガス、こういつた方面に十五万四千トン、販売業者におきまして百二十三万三千トン、自然発火その他品質低下等のために、緊急処分の方法で処分いたしましたものが十四万四千トン、さらに生産業者に対しまして売りもどしいたしましたのが十五万トン、これが処分済みのもののおもなる処分先であります。現在残つております百八十万トンのうちの品種別内訳を申し上げますと、原料炭が一万二千トン、発生炉炭が四千トン、百トン以下は省略いたしますが、一般炭といたしまして、塊炭切込み炭粉炭とございますが、総計で上級炭が七万九千トン、中級炭が五十万八千トン、下級炭が六十四万七千トン、合計一般炭が百二十三万五千トンであります。そのほかこまかくなりますが、微粉炭が一万五千トン、無煙炭が二十一万七千トン、煽石が七万三千トン、雑渋といたしまして、これは主として下級炭雑炭でございますが、二十六万四千トン、これが百八十二万六千トンのおもなる内訳でございます。おもなると申し上げましたが、もう一つ申し上げますと、その差額が三万六千トンという数字が出て来るのでありますが、これが最近予定しております炭であります。
  5. 今澄勇

    今澄委員 概略わかりました。それから本年度石炭需給見通しについて昨日伺いましたが、本年度政府のいわゆる四千万トンの大体の見通しについて、特に五千五百カロリー以上の高カロリー炭と、それ以下のものと二つにわけて、低品位炭の大体の生産目標と、これの用途、並びにそれらの中小炭鉱への政府施策、それから高品位炭が不足するかどうか、特に開らん炭あるいは強粘結炭等の輸入問題も出ておりますが、それらの見通しについて、政府委員の方から御説明願いたいと思います。
  6. 中島征帆

    中島政府委員 これは本日配付いたしました資料の中に概略出ておりますが、昭和二十五年度石炭需要見込み、これが本年度の四千万トンの需要見通し内訳でございます。これによりますと、その中の原料炭が九百五十万トン、発生炉淡が三百二十万トン、一般炭の中で上級炭、これは六千五百カロリー以上の炭でございますが、それが千三百六十万トン、残りが中級以下の炭でございまして、向け先も、主とし