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土井委員 八日の議院
運営委員会で五十名説を申し上げたので、重複して申し上げる必要はないと思いますが、言うまでもなく、今
日本の置かれておる情勢は非常に重大だと思う。ことに外交問題ということから、たとえば講和に関する問題、そればかりでなしに、内外の情勢が緊迫しておる時期である。こういうときに、輿論の府であるところの
国会が、外務
委員会の人数をふやしてこの問題を取扱
つて行くという
態度をとることは、單なるゼスチユアとしてもぼくは必要であると思う。ゼスチユアばかりでなしに、現実に衆知を集めて最善をとるという方式をこの際採用すべきじやないか。しかも
倉石君の
説明のように、現在外務
委員会が三十五名にな
つておるのを、また二十五名にするというようなことは、国民の希望の面から見れば逆の効果があるのではないか。むしろこういう内外非常の事態に処しては外務
委員会の
委員をふやして、国民の気持に投じて、ほんとうに輿論を背景として外交問題を取扱うということが必要だと思う。ことに講和問題については、特別
委員会な
ども設けてもらおうではないかということは、ひとり共産党ばかりでなくて、わが党などにもそういう
意見があ
つたけれ
ども、少くとも
国会に外務
委員会というものがあるにかかわらず、特別に外務
委員会を無視するような、講和問題を取扱う特別
委員会を設けるということは、うまくないのではないかという
意見さえもある。だからぜひ五十名にして、講和問題、あるいは今緊迫している国際情勢などを勘案して十分にや
つてもらいたいという希望を持
つておるのです。