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1950-04-22 第7回国会 衆議院 議院運営委員会 第48号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十五年四月二十二日(土曜日) 午後零時九分
開議
出席委員
委員長
大村
清一君
理事
石田
博英君
理事
菅家 喜六君
理事
倉石
忠雄君
理事
福永 健司君 大橋 武夫君
岡延右エ門
君 岡西 明貞君 篠田
弘作
君 島田 末信君 田渕 光一君 塚原 俊郎君 山本 猛夫君
園田
直君
長谷川四郎
君
田中
織之進君 松井 政吉君
伊藤
憲一君 林 百郎君 河野
金昇
君
石野
久男
君
委員外
の
出席者
議 長
幣原喜重郎
君 副 議 長 岩本 信行君 議 員
田中
元君 議 員
竹山祐太郎
君 議 員 河口 陽一君 事 務 總 長
大池
眞君 四月二十一日
委員小林運美
君辞任につき、その
補欠
として椎 熊三郎君が議長の
指名
で
委員
に選任された。 ————————————— 本日の
会議
に付した事件
法律案
の
付託委員会
に関する件
全国選挙管理委員会委員
の
補欠指名
に関する件
広島地方專売公社調停委員会委員
に
中原健次
君 を委嘱するについて
国会法
第三十九
條但書
によ る
議決
を求めるの件
回付案
の
取扱い
に関する件
緊急質問
の
取扱い
に関する件
決議案
の
取扱い
に関する件 本日の本
会議
の
議事
に関する件 —————————————
大村清一
1
○
大村委員長
これより
会議
を開きます。
全国選挙管理委員会委員
の
補欠指名
の件を
議題
といたします。
大池眞
2
○
大池事務総長
本件
は前数回にわたりまして、小
会派
の方の
代表
の欠員でありますので、当時の小
会派
の、
今井登志喜
さんを御
推薦
の方々の方で
候補者
がありましたならば
お願い
をしたいということにな
つて
おりましたところ、小
会派
の方の
代表
として、
国民協同党
の
竹山書記長
から、
小島憲
君を
全国選挙管理委員会委員
に
選任方
の
推薦
をいたしたいという
申出
がありました。つきましては、お手元に
履歴書
を差上げてありますので、この方でさしつかえないということにおきまりになりますれば、
選挙
も近づいておることでありますので、
早目
におきめを願いたいと思う次第であります。
石田博英
3
○
石田
(博)
委員
この件は、すでに
選挙管理委員会委員選任
の際にきめました方式に基いておるのであります。当然のことと思うのでありますから、本日御決定を願うことに
異議
ありません。
大村清一
4
○
大村委員長
小島憲
君を
全国選挙管理委員会委員
の
補欠
して
指名
するに御
異議
ありませんか。
大村清一
5
○
大村委員長
それでは本日の
議事日程
に上程することにいたしてさしつかえありませんか。
大村清一
6
○
大村委員長
そのように決します。 —————————————
大村清一
7
○
大村委員長
次に
広島地方專売公社調停委員会委員
に
中原健次
君を委嘱するについて
国会法
第三十九
條但書
による
議決
を求めるの件を
議題
にいたします。
大池眞
8
○
大池事務総長
私から
簡單
に御説明申し上げますが、
広島地方專売公社調停委員会
の
委員
にを、
中原健次
さんがずつとおやりにな
つて
お
つた
わけであります。それが三月三十一日
任期満了
となりましたので、後任の再選をいたす都合にな
つたの
でありますが、
專売公社調停委員
の
選挙
の方法は、公社と
職員側
の方から
候補者
をおのおの
推薦
いたして来ることに相な
つて
おりまして、
職員側
の方から、もう一度
中原健次
さんに
お願い
をしたいという意味で
推薦
されて来ておるわけであります。従いまして、
内閣
の方では、その総意に基いて
国会
の
議決
を求められて来たものであります。
石野久男
9
○
石野委員
中原
氏の留任の件につきましては、党といたしましても、その要請にこたえて、なるべく従来
通り国会
においても承認していただきたいというようにまとま
つて
おりますので、どうぞよろしく。
田中織之進
10
○
田中
(織)
委員
前回にも
全会一致
で就任を承認したのでありますから、今回も引続き
中原
君をよろしく
お願い
いたします。
大村清一
11
○
大村委員長
本件
は
中原
君を選任することに御
異議
ありませんか。
大村清一
12
○
大村委員長
それではそのように決します。よ
つて
これも本日の本
会議
に上程することに御
異議
ありませんか。
大村清一
13
○
大村委員長
そのように決します。 —————————————
大村清一
14
○
大村委員長
次に
北海道開発法案
及び
首都建設法案
の
参議院回付案
の件を
議題
にいたします。
大池眞
15
○
大池事務総長
私から御説明申し上げます。
北海道開発法案
と
首都建設法案
の二件が
参議院
で
修正
をされて回付されたのでありますが、その
修正箇所
を一応御説明申し上げます。きわめて事務的のものでございまして、
北海道開発法案
については四月一日から施行することに相な
つたの
でありますが、本院から
参議院
の方に送られまして、
参議院
の
議決
が四月一日に間に合わないために、公布の日から施行すると直
つて
来た次第であります。それから
首都建設法案
の方は、この
建設委員会
の
委員
の
置き場所
の問題でありまして、現在
特別職
の
職員
の
給與
に関する
法律
というものができておりまして、
特別職
の
委員会
の
委員
をどこへはめ込むかという並べ方が、現在の
法律
では、二十二が
日本学術会議会員
とありまして、二十三が
侍従
とあります。
日本学術会議
の
会員
と
侍従
の間に置くというのが原案であります。それを二つ繰上げて二十の次のところに置こうというのが
改正案
であります。十九が
地方自治委員
、二十が
地方税審議会委員
、その次に
全国地方税制審議会委員
、二十一が
全国選挙管理委員会委員
、そこのところへ置きたいというのであります。これに対する
承認方
を
各党
でおきめ願いまして、適当な時機に本
会議
でお
取扱い
を願いたいと思
つて
おります。
大村清一
16
○
大村委員長
きわめて
簡單
な事務的のことでありまして、本日の本
会議
に上程してこれを承認することに取扱
つた
らいかがですか。
大村清一
17
○
大村委員長
それではそのように決します。
田中織之進
18
○
田中
(織)
委員
その問題で、私の方は
北海道開発法案
については
衆議院
においては実は
反対
をしたのでありますが、すでに
衆議院
を通過して
参議院
に
参つて
、あちらで
施行期日
について変更がございますが、私の方はこれを承認したいと思います。 —————————————
大池眞
19
○
大池事務総長
次に
お願い
をいたしたいと思いますのは
委員会付託
の場所でありますが、本日
地方財政平衡交付金
一部
概算交付暫定措置法案
というのが
国会
に提出されたのであります。その
委員会付託
をどこに持
つて
行くかが多少問題になろうかと思います。これは
所管的観念
からいえば当然
地方行政委員会
が一番適当だと思うのでありますが、
交付金
の
概算
があ
つて
、しかも暫定的に
措置
をするという点から見ると
大蔵委員会
の
所管
であるという見方もできるのであります。これをこしらえましたのは
地方自治庁
でありますので、
地方行政
という各省の
所管別
からいえば、当然
地方行政
の方がしかるべきでありますけれども、ただいま申し上げました
通り
、
概算
をいたしまして、それを暫定的に
措置
をするという
支拂い
の面から、
大蔵委員会所管
という意見があろうかと思うのであります。事務的にすれば
地方財政
であります。
林百郎
20
○林(百)
委員
これは
地方財政委員会
が
地方税法案
と関連して検討しておるところでありますから、そこでや
つて
、もし必要があれば
大蔵委員会
と
連合審査
をするようにしたい。
田中織之進
21
○
田中
(織)
委員
その点はむしろあべこべじやないか。これは本来が結局
予算
の執行に関する、
歳入歳出
に関する
基本法
ですから、私は
大蔵委員会
の
所管
が本筋だと思う。
大村清一
22
○
大村委員長
ちよつと
懇談
いたします。
大村清一
23
○
大村委員長
速記を始めてください。
本件
はだんだん御
協議
もございましたが、
地方行政委員会
が主管いたしまして、
大蔵委員会
と
連合審査
をするということで御
異議
ありませんか。
田中織之進
24
○
田中
(織)
委員
その点は
異議
ございませんが、この問題は千二百億という
予算
との
関係
があるわけです。それだから私は、この前
委員外
の発言を
大蔵委員会
の
理事会
で決定して、
委員長
を通じて
地方行政委員会
に申し出たが、いろいろの事情で実現しておらないという点がありますので、
大蔵委員会
と、それから
予算
との
関係
がありますから
予算委員会
との
連合審査
を必ずや
つて
いただくことを
條件
にしておきたいと思う。
石田博英
25
○
石田
(博)
委員
それは
委員会
の
審議
の進捗の過程におきましてそういう必要を生じた場合は、
当該委員会相互
間において解決願うベきであ
つて
、本
委員会
においてはその必要がないと思う。
大村清一
26
○
大村委員長
それではその次に……
大池眞
27
○
大池事務総長
それと関連を持
つた
法案
ですが、
地方財政委員会設置法案
、これは
内閣総理大臣
の所轄のもとに設置することに相な
つて
おるのであります。
従つて仕事
の内面は、ただいま申し上げましたように
地方行政委員会
の
仕事
にもかかわりますけれども、
設置法案
でありますから、従来の方針に基いて
内閣委員会
に
付託
をして、必要があれば
地方行政委員会
と
連合審査
をする、こういうようにお
取扱い
を願いたいと思います。
大村清一
28
○
大村委員長
その点御
異議
ありませんか。 —————————————
大村清一
29
○
大村委員長
それでは次に
緊急質問
の
取扱い
の件を
議題
といたします。
大池眞
30
○
大池事務総長
緊急質問
といたしまして、一、二の点はこの前はつきり確定をいたしてありませんで、たしか保留と心得てお
つたの
で、そのまま載せてあるのであります。それから三と六は同じようなものであります。四、五、七、八、九というのがおのおの関連したものでありますが、
国会
の
審議権
に関する
緊急質問
として
各党
から出ております。それ以外に、
ソ連
の
抑留邦人
に関する
ソ連政府
の発表についての
緊急質問
、これが
自由党
の
池見茂隆
君から出ております。それから
引揚げ完了
に関する情報についての
緊急質問
、これが民主党の
天野久
さんから出ております。この二つが
緊急質問
の
追加
であります。
大村清一
31
○
大村委員長
懇談
に移ります。
大村清一
32
○
大村委員長
懇談
を閉じます。
——緊急質問
の三と六につきましては、お
話合い
の上で一本にまとめるように御努力を願いたいと思います。万一まとまらなか
つた
場合においては、三によ
つて緊急質問
を許すということで御
異議
ありませんか。
大村清一
33
○
大村委員長
委員長
の宣告に
賛成
の
諸君
の
挙手
を願います。
大村清一
34
○
大村委員長
多数。よ
つて
そのように決しました。 次に四、五、七、八、九は後日に留保する、それから
追加
の
ソ連
の
引揚げ
に関する
緊急質問
は一本にまとめた上で、だれが質問するか御
協議
できめてもらうことに
異議
ありませんか。
大村清一
35
○
大村委員長
これは
話合い
の上でまとめていただきたいのですが、まとまらないときは
自由党
が質問する、この点に御
賛成
の
諸君
の
挙手
を願います。
大村清一
36
○
大村委員長
多数であります。よ
つて
その
通り
に決しました。 —————————————
大池眞
37
○
大池事務総長
次に、
芦田均
君外四十六名から
專任外務大臣任命
に関する
決議案
が出ております。
大村清一
38
○
大村委員長
本
決議案
は
次会
に取扱うことに
異議
ありませんか。
大村清一
39
○
大村委員長
そのように決しました。 —————————————
大池眞
40
○
大池事務総長
それでは本日の
議事日程
について一応御説明申し上げます。その前に一点、前会の本
会議
で
田中
万一君に対する二十五年
議員勤続
の
表彰
の
決議案
というのがありましたが、
表彰決議
をいたしますと、慣例によりまして額を書いて御本人にお渡しすることになりますので、その
記念品
を贈呈いたすについて、
議員
一名より二百円の実費をちようだいいたすことにいたしたいと思います。御了承を願います。
議事
の内容について御説明申し上げます。一、二、三は、
委員会
の
理事小川原政信
さんの
報告
であります。一、二は
共産党
の
反対
、三は
社会党並び
に
共産党
が
反対
でありますから、
起立採決
をいたします。第四は
厚生委員会理事青柳一郎
君の御
報告
、
反対者
は
苅田あさの
さん、
賛成
が
大石武一
さん、
岡良一
さん。
日程
第五は
労働委員長倉石
さんの御
報告
、
反対
が
共産党
、
社会党
、
労農党
。これも
起立採決
をいたします。
日程
第六は
運輸委員長稻田直道
さんの御
報告
でありまして、
討論
は
共産党
から林さん、
労農党
から
石野久男
さん。
日程
第七は
図書館運営委員長
の
東井
三代次さんが御
報告
になります。
日程
第八、九は
大蔵委員長川野芳滿
さんの御
報告
であります。
討論
は
田中
織之進君、
宮腰喜助
君。
日程
第十は
農林委員長小笠原
八十美さんの
報告
であります。
共産党
は
反対
であります。それだけでありますが、なお本日上
つて
来る見込みにな
つて
おります
民事訴訟法
の一部を
改正
する
法律案
、これをぜひ上程願いたいと言
つて
来ております。
林百郎
41
○林(百)
委員
私の方では梨木君が
反対討論
をいたします。
伊藤憲一
42
○
伊藤
(憲)
委員
この前
恩給法
の
改正
のときにも、
全会一致
の場合の
討論
は問題にな
つたの
であります。
日程
第八、九について
田中
君が
賛成討論
をすることについて
異議
を唱えるものではありませんけれども、
身体障害者福祉法案
のときに、私から
條件付賛成討論
をやろうとして否決された。
社会党
がやる場合は
賛成
させ、
共産党
のときには
賛成
させないという建前でやられるのか、はつきりしてもらいたい。
園田直
43
○
園田委員
私の方は
宮腰
さんが
賛成討論
を要望されておりますが、私も
條件付賛成討論
の中止を主張したことを覚えておりますので、わが党の
宮腰
君の
討論
は中止いたします。
田中織之進
44
○
田中
(織)
委員
この点は実は
委員会
における
審議
のいきさつがあるわけです。
委員長
においても了承せられておることでございますので、これは特別のケースとしてお考え願いたい。しかし、その点は
代議士会
で相談します。
大村清一
45
○
大村委員長
それでは本日はこれにて散会いたします。 午後一時四十五分散会