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並木委員 決議案の問題ですが、ついこの間本院では
決議案を出した。そうしてわれわれの
決議案は、あくまでもやはり
行政部に対する
決議案である。
行政部をスキツプして
対外関係においての
決議案というものはないわけです。形の上においてわれわれはああいう強烈な
決議案を出して、縛られておるのは
行政部である。
内閣の方からあの
決議に基いた
経過なり、そういうものが一応正式の
ルートを
通つてわれわれに
報告されて、しかる上に再び
内閣に対する
決議というものが行われるのが、ほんとうの道なんです。われわれはつまり
内閣との
関係において、あるわけです。それを今そういう正式の
報告も受けず、また十分の理由づけがなくて、いきなり何かそこに飛躍した
決議案というようなものを出すことは、これが院外の
運動ならいざ知らず、
国会における
一つの行動としては、そこに何かまた
手続上欠けているような気がするのです。たとえば
緊急質問か何か出して、情報によるとこういうふうだけれども、どうな
つているかということを、
政府について答弁を求める、こういう
段階が
一つほしいのではないですか。私はそういうふうに感ずるのですが、いかがですか。