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西郷吉之助君
質問がまだあ
つて、その前に
委員長にお願いして置きますが、
委員長は、先程
質疑はこの
法案については今日で大体済ましたいというお
考えらしいけれども、私はこれを大体済ます上にはどうしても国務大臣の出席を必要とするのですがね。重要な
委員会で継続三回御出席ありませんね。それではこれを打切るわけには行かないのです。
委員長においても、今日は大臣御出席がないのですから、今日で打切ることなく、この
法案について、重要な点は国務大臣に
質疑する必要があると、これを希望して置きます。
更に伺いますが、どうも今の專門調査員も、大体この
法案をお出しにな
つたのはシヤウプの
勧告に基いてやられたので、非常に重要なんですね。御
説明を聽いても重要なんです。又やることも重要なんですが、この予算的な措置は
文書によ
つても、
事務局の職員なんかについても一部しかまだ大蔵省との協定がついていない。そういうふうな事柄であ
つては、
法案がいくらあ
つてこういうふうに
委員会を作
つて見たところで裏付がない、何もない。
事務局の手足すら一部しかできていない。專門調査員も予算的な上から十分常勤の建前をとれないということになると、有名無実になりはしないかというふうに思うのです。私は少くとも国務の多端な折に、而もシヤウプ
勧告に基いてこういうものを設置する上は、政府としても、その点は国務大臣に伺いたいのだが、裏付たる予算もと
つて、而してこれをやらなければ、こういうふうな
法案ができてそうして設置した。併し裏付たる予算もない。それから
事務局の職員も
只今申上げたようにとれない。それも不十分である。それに專門調査員も、非常に重要な專門調査員が予算的な措置から全部が非常勤であ
つて、それでは五人の
委員が、その五人の
委員も数においても十分でないと思うのに、その五人の
委員がどうしてこの重要な
仕事を完遂できるかということなんです。そうすればこういうものは有名無実のことになるものができてしま
つて何にもならないということにな
つて、これだけの予算、本年度並びに来年度の重要な経費の中からそれだけ支出して、中途半端な予算のために、結局これはつまらんものになるということになれば、何のためにこういうことをするかという根本問題にな
つて来ると思う。そういう点もありまするから、政務次官にも再三昨日もお願いしてあるのですが、国務大臣に是非御出席を願
つて、こういう
法案を
審議して行きたいのです。どうも政府側ももう少し熱意を持
つて頂かんと、我々も十分
審議ができない。私はこの間から国務大臣に出席を求めておるのですが、これを十分に
審議する上においては、單に
事務当局のみでは十分でない、もう少しこの
委員会を
尊重されて、そういうことを督励して頂きたいと思います。それでないと、我々が如何に然意を持
つてや
つても十分の
審議が完結しないと思います。