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政府委員(木内信胤君)
ちよつと御
説明いたします。何か
外国貿易その他に関する予算で、年間の大きな予算、これは例えば輸出は、四億ドルできるだろうとい
つたような、私はつきり数字を記憶いたしませんが、そういう大きな見込みというものは、これは必ずしも出鱈目ではない。現状においてはでき得る限りの正確度を盛りながら大きな予想を立てたわけであります。それがこの四月頃には
外国貿易特別会計というものの総額として計上されたのであります。それは通産省が
輸入者であり、又輸出代金を拂うという関係におきまして、政府の
資金で賄われたわけであります。それが今度様子が変りまして、
為替会計でやることになりまして、これを
貿易会計から
為替会計に移すというのが、今度の補正予算として出されたものであります。その関係もこの
法案の中に盛られてございます外貨予算とはやや別個の関係であり、大きな見積りの中でこの四半期、なかんずく今出す
輸入許可は、これは
割当の分と早廻しと二つあります。その今出す
輸入許可は通貨別、国別、勘定別というふうにやるというのが外貨予算でありまして、これはやはり
輸入許可の出し方の
一つの指針である。これはおつしやるような、何といいますか、基礎計画とがつちり組んだその上でなければできないというものではなくて、むしろそれをやりながら成る程この商品には非常に
需要者が多い。或いはそういうことが実施して見て分
つて来ます。それに従
つての御
説明があ
つたと思いますが、四半期と申しますか、先ず一、三の予算を組んで、一月中には二、四の予算を組むというようなことに参りますので、実施の状況を見ながら、これを逐次替えて行くことにしようというふうに行くわけです。これは基礎計画ががつちりできていなければできないというものではなくて、これを今まで、この予算を出すについてまだその予算がないということは、そういう事態でありますからお許し願がえると思います。一、三のものを組みますには十一月に組んで十分に間に合う。こういう関係にあるのであります。