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1949-11-22 第6回国会 衆議院 電気通信委員会 第3号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十四年十一月二十二日(火曜日) 午後二時二十八分
開議
出席委員
委員長
辻 寛一君
理事
飯塚
定輔
君
理事
高塩
三郎
君
理事
中村
純一
君
理事
橋本登美三郎
君
理事
松本
善壽
君
理事
受田 新吉君
理事
椎熊
三郎
君
理事
江崎
一治君 淺香 忠雄君
庄司
一郎
君 中馬 辰猪君 降旗 徳弥君
田島
ひで
君
出席国務大臣
電気通信大臣
小澤佐重喜
君
出席政府委員
電気通信政務次
官
尾形六郎兵衞
君
委員外
の
出席者
議 員
風間
啓吉
君 議 員
水谷
昇君 議 員
浦口
鉄男
君 議 員
中野
四郎
君
電気通信監
山下知二郎
君
電気通信技官
平井
姫君 専 門 員 吉田
弘苗
君 十一月九日
委員
多
武良哲三
君辞任につき、その補欠として
井上信貴男
君が
議長
の指名で
委員
に選任された。 ――
―――――――――――
十一月十八日
警察用電話等
の
処理
に関する
法律案
(
内閣提出
第四〇号)(予) 同月十二日
鈴鹿
市の
電話交換方式改善
に関する
請願
(
水谷
昇君
紹介
)(第一七六号) 同月十五日
宮崎電話局
の
復旧
並びに
自動式電話機設置
の請 願(
川野芳滿
君
紹介
)(第三七四号) 同月十七日
国際無線通信士
の
待遇改善
に関する
請願
(田淵
光一
君
紹介
)(第五二一号) 同(
加藤充
君
紹介
)(第五二二号) 同(
松澤兼人
君
紹介
)(第六三七号) 同一
市内
の
市外電話地区改善
に関する
請願
(江
崎眞澄
君
紹介
)(第四九九号)
ラジオ受信機
の
販売修理
に関する
請願
(
浦口鉄
男君
紹介
)(第六四〇号)
私設電話
に関する
請願
(
中村純一
君外二名
紹介
)(第六九六号)
川崎市内
の
電話交換方式改善
に関する
請願
(白
井佐吉
君
紹介
)(第八一〇号) 同月十九日
佐渡ヶ
島、
本土
間に
無線電話架設
の
請願
(
風間
啓吉
君
紹介
)(第九二四号)
都城
、
宮崎
市
間電話地下ケーブル線敷設
の
請願
(
渕通義
君外四名
紹介
)(第一〇〇九号)
仙台電話局
に
自動電話交換機設置
の
請願
(
庄司
一郎
君
紹介
)(第一〇三五号)
帯広
、
札幌間電話回線施設増加促進
に関する請 願(
高倉定助
君
紹介
)(第一〇五八号)
東北地方
の
無線通信施設拡充整備
の
請願
(小笠
原八十美
君
紹介
)(第一一四一号)
碧南
市に
電話局設置促進
の
請願
(
千賀康治
君外 一名
紹介
)(第一一四八号)
電波法案撤回
の
請願
(
田島ひで
君外一名
紹介
) (第一一八四号) の
審査
を本
委員会
に
付託
された。 同月十四日 大村市に
海技
、
無線通信短期養成機関設置
の陳
情書
(一 四二号) を本
委員会
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件
連合審査会開会
に関する件
警察用電話等
の
処理
に関する
法律案
(
内閣提出
第四〇号)(予)
請願
一
鈴鹿
市の
電話交換方式改善
に関する
請願
(
水谷昇
君
紹介
)(第一七六号) 二
宮崎電話局
の
復旧
並びに
自動式電話機設置
の
請願
(
川野芳滿
君
紹介
)(第三七四号) 三 同一
市内
の
市外電話地区改善
に関する
請願
(
江崎真澄
君
紹介
)(第四九九号) 四
国際無線通信士
の
待遇改善
に関する
請願
(
田渕光一
君
紹介
)(第五二一号) 五 同(
加藤充
君
紹介
)(第五二二号) 六 同(
松澤兼人
君
紹介
)(第六三七号) 七
ラジオ受信機
の
販売修理
に関する
請願
(浦
口鉄男
君
紹介
)(第六四〇号) 八
私設電話
に関する
請願
(
中村純一
君外二名
紹介
)(第六九六号) 九
川崎市内
の
電話交換方式改善
に関する
請願
(
白井佐吉
君
紹介
)(第八一〇号) 一〇
佐渡ヶ
島、
本土
間に
無線電話架設
の
請願
(
風間啓吉
君
紹介
)(第九二四号) 一一
都城
、
宮崎
市
間電話地下ケ
―
ブル線施設
の
請願
(
渕通義
君外四名
紹介
)(第一〇〇九号) 一二
仙台電話局
に
自動電話交換機設置
の
請願
(
庄司一郎
君
紹介
)(第一〇三五号) 一三
帯広
、
札幌間電話回線施設増加促進
に関す る
請願
(
高倉定助
君
紹介
)(第一〇五八号) 一四
東北地方
の
無線通信施設拡充整備
の
請願
(
小笠原八十美
君
紹介
)(第一一四一号) 一五
碧南
市に
電話局設置促進
の
請願
(
千賀康治
君外一名
紹介
)(第一一一四八号) 一六
電波法案撤回
の
請願
(
田島ひで
君外一名紹 介)(第一一八四号) ――
―――――――――――
〔筆記〕
辻寛一
1
○
辻委員長
これより
会議
を開きます。 まづ本
委員会
に
付託
になりました
請願
十六件の
審査
に入りたいと存じますが、
日程
は
紹介議員
の御
出席
の御
都合
もあり、
委員長
において適宜変更いたしますから御諒承願います。また
紹介議員
のお
見え
になりません
請願
につきましては、先例により
委員
の方にかわ
つて
その
趣旨
を
説明
していただくことも、あらかじめ御諒承を得ておきます。 では
日程
第一、
鈴鹿
市の
電話交換方式改善
に関する
請願
、
水谷昇
君
紹介
、
文書表
第一七六号を
議題
とし、
紹介議員
の
説明
を求めます。
水谷昇
2
○
水谷昇
君 三重県
鈴鹿
市は
市制実施
以来着々として
整備
されていますが、
通信機関
、ことに
電話
は、はなはだ不便であります。すなわち
市内通話
は、神戸、白子、若松、
鈴鹿
、楠井、田川の各
郵便局
に区分され、同一
市内
でありながら、
通話
に数十分ないし数時間を要する
現状
であります。つきましては
鈴鹿電気通信学園
の
設置
を機会に、その
自動交換機
の
施設
を利用開放いたして、
市内
を一丸とする
自動交換方式
に
改善
いたしていただきたいというのが、本
請願
の
要旨
であります。
辻寛一
3
○
辻委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
尾形六郎兵衞
4
○
尾形政府委員
鈴鹿市内
の
電話通話
、
状態改善
につきしては考慮中でございますが、
加入区域
及び
交換方法変更
は
多額
の
資金
、
資材
を必要といたしまして、
早急実現
は困難でありますが、
通話状態改善
につきましては出来得る限り
努力
いたしたいと存じます。 —————————————
辻寛一
5
○
辻委員長
次に
日程
第一五、
碧南
市に
電話局設置促進
の
請願
、
千賀康治
君外一名
紹介
、
文書表
第一一四八号を
議題
とし、
紹介議員
の
説明
を求めます。
中野四郎
6
○
中野四郎
君 当市の
神経系統
であります
通信施設
は、
既有
の
碧南
の
電報電話局
と
新川電報電話局
とが分離せられたままでありまして、いずれも
設備
は旧態依然として
老朽
であります。新生の息吹きでありまする市勢とはおよそ対遮的で、本年八月この
庁舎敷地
千五百坪の
寄付採納
を願う御届をいたし、なお
国会
にも
請願
いたしてありますので、通過の
可能性
は十二分にあると存じます。
辻寛一
7
○
辻委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
尾形六郎兵衞
8
○
尾形政府委員
当局におきましてもこの件につきましては、
実現
に
努力
中でありますが、
本件
は
多額
の
資材
、
資金
を要するところ、
終戦
後毎
年度予算
は極度に圧縮される
ため
、
都市
の
発展
に即応し得ないことはまことに遺憾でありますが、でき得る限り
実現
し得るよう、将来とも
努力
したいと存じます。
山下知二郎
9
○
山下説明員
資材
の面におきましては、やや潤沢にな
つて参つたの
でありますが、
資金関係
におきまして隘路があるのであります。従いまして
最初
の
計画
を縮小いたしたのでありますが、来
年度
におきましては極力
努力
いたしているのでありまして、ただいま折衝中であります。今後とも
資金
の獲得に御指導と御援助を願いたいと存じます。 —————————————
辻寛一
10
○
辻委員長
次に
日程
第一〇、
佐渡ケ島
、
本土
間に
無線電話架設
の
請願
、
風間啓吉
君
紹介
、
文書表
第九二四号を
議題
といたし、
紹介議員
の
説明
を求めます。
風間啓吉
11
○
風間啓吉
君
佐渡ヶ
島は日本海の孤島で、常に
本土
と隔絶し、わずかに不便な
海上輸送
、
海底電信電話機
によ
つて
のみ、辛うじてその
連絡
を保ち得る実情でありますが、冬季間は
自然欠航
と
海上遮断
を余儀なくせられ、また
海底線
中
電信電話回線
はいづれも
老朽
の極に達しまして、現に去る四月下旬には前記三線とも切断せられる等の事例さえあるのでございます。つきましてはすみやかに
佐渡
と
本土
とを連結する
無線電信電話
の
架設
を
実現
するようお願いしたいというのであります。
辻寛一
12
○
辻委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
尾形六郎兵衞
13
○
尾形政府委員
本件
につきましては、
佐渡
と
本土
間の
通話
の
幅湊
がはなはだしいので、
佐渡
と
本土
間の超
短波無線電話
による
連絡
を
計画
いたしまして、二十四
年度予算
において成立を見ており、今
年度
内に
工事
に着手することと
なつ
ているので、来
年度
上半期中に使用し得られますから、御
請願
の
趣旨
に沿えることと思います。 —————————————
辻寛一
14
○
辻委員長
次に
日程
第七、
ラジオ受信機
の
販売修理
に関する
請願
、
浦口鉄男
君
紹介
、
文書表弟
六四〇号を
議題
といたし、
紹介議員
の
説明
を求めます。
浦口鉄男
15
○
浦口鉄男
君
放送法案
第八条によりますと、
日本放送協会
に
放送用受信機
の
販売
、
修理
を許すことに
なつ
ておりますが、これは
既存業者
に対し多大の
影響
を与えるものであり、また
一般放送会社
が
販売
、
修理
の
附帯事業
を何らの制限もなく営むことに
なつ
ておりますが、これは大企業の
独占的事業
となり、
中小業者
に
致命的打撃
を与えるものであります。つきましては、同
法案
を改正していただきたいというのであります。
辻寛一
16
○
辻委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
尾形六郎兵衞
17
○
尾形政府委員
目下放送法案
については準備中でありますが、その案といたしましては、
電波監理委員会
において指定した場所に限り
修理
いたしますように規定いたしてをります。なるべく
業者
を圧迫しないよう、自由に行わせる様に
努力
したいと
思つて
をります。 —————————————
辻寛一
18
○
辻委員長
次に
日程
第一二、
仙台電話局
に
自動電話交換機設置
の
請願
、
庄司一郎
君
紹介
、
文書表
第一〇三五号を
議題
といたし、
紹介議長
の
説明
を求めます。
庄司一郎
19
○
庄司委員
仙台電話局建築物
の一角は、
米進駐軍
がお使いに
なつ
ている
ため
、
電話設備
の復興いまだ
戦前架設数
にも及ばす、未開通千、新設申込み五百を数うるにかかわらず、建築物狭小にして、
自動交換機設備
以外には、
増設
を可能ならしめる
方法
はありません。幸い今般
電気通信省
におきまして、
目下全国重要都市
に対する
自動交換機設置
の承認を与えつつあるように聞いておりますが、
仙台
市にこれが
設置方
御承認あらんことをお願いいたします。
辻寛一
20
○
辻委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
尾形六郎兵衞
21
○
尾形政府委員
二十五
年度
を
目途
といたしまして、今
年度
はこれに要する
局舎改修工事
中であり、
自動式改式
については、二十五
年度予算
案に計上いたしまして、
実現方努力
中であります。 —————————————
辻寛一
22
○
辻委員長
次に
日程
第二、
宮崎電話局
の
復旧
並びに
自動式電話機設置
の
請願
、
川野芳滿
君
紹介
、
文書表
第三七四号を
議題
といたします。
紹介議員
がお
見え
になりませんから、かわ
つて
飯塚定輔
君に
説明
を願います。
飯塚定輔
23
○
飯塚委員
それでは私が
紹介議員
にかわりまして、簡単にこの
請願
の
要旨
を述べます。すなわち
宮崎電話局
の
復旧
は、昨年一部完成したばかりで、いまだその
通信機能
はほとんど停止されている
ため
、県民の不利不便は実に大なるものがあります。ついては
宮崎電話局
の
復旧
を促進するとともに、この際
自動式電話機
をも
設置
されたいというのであります。何とぞ
政府
の御
努力
を願いたいと存ずる次第であります。
辻寛一
24
○
辻委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
尾形六郎兵衞
25
○
尾形政府委員
本件
については二十五
年度
実施
を
目途
とし、今
年度
局舎新築工事
に着工し、
自動改式
については二十五
年度予算
案に計上
実施
するよう
努力
中であります。 —————————————
辻寛一
26
○
辻委員長
次に
日程
第八、
私設電話
に関する
請願
、
中村純一
君外二名
紹介
、
文書表
第六九六号を
議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
中村純一
27
○
中村
(純)
委員
要旨
を申し上げます。
私設電話
は
戦前
ほとんど自由に
設置
できましたが、
戦時
中はこれが統制されて、
終戦
後も引続き官の
統制下
にありますので、これは
民間業者
の
自由競争
による
コスト引下げ設置
の
迅速性等
の
サービス
と反し、円満なる
通信
が阻害されている
現状
であります。これを
改善
する
ため
には、
電気通信省
は総括するにとどめ、個々の運営は
民間
にまかせる
方法
が最善と思われますので、
右実現方努力
をお願いいたします。
小澤佐重喜
28
○
小澤国務大臣
一般
の
私設電話
については、
私設電信規則
により、
電気通信省
としては単なる監督のみにとどめられ、今後もできるだけ
民間
の自由にまかせる
方針
でありますが、本
請願
にいう
私設電話
とは、
電話規則
にいういわゆる
増設電話
をさしたものと思われます。
公衆通信系
に直接接続する
増設電話
については、
戦時
中に設立された
日本電話設備株式会社
により、その
建設
及び
保守工事
をほとんど一手に行わせておりましたが、
増設電話
は
公衆通信
の一部として
電気通信省
において、これを運営すべきであり、かつ
増設電話施設
の良否は、
公衆通信
に重大な
影響
を及ぼすものであるので、
政府
の
直営方針
が確立され、すでに昨年六月、
新設工事
は
電気通信省
に移され、さらに
保守工事
についても近く
電気通信省
に統合される
予定
と
なつ
てをります。
平井姫
29
○
平井説明員
なお
直営
に伴う
予算
について申し上げますと、
増設電話
はすべて
電設会社
に所属しておつたものではなく、
増設電話
中、
甲増
と称するもののみが
電設会社
に属してお
つたの
でおりますが、すでに
甲増
は
直営方針
が
決定
し、今年中に十万、来年中に二十万を
買収
する
予定
でありまして、その
買収費
は十億円であります。しかしながらこれによりましても
独立採算制
は十分堅持いたして参る所存でございます。 —————————————
辻寛一
30
○
辻委員長
次に
日程
第一六、
電波法案撤回
の
請願
、
田島ひで
君外一名
紹介
、
文書表
第一一八四号を
議題
といたします。
江崎一治
31
○
江崎
(一)
委員
本
請願
の
要旨
を申し上げますと、今
国会
に上程される
電波法案
は、海難と労働不安を増大し、
無線通信労働者
の
生活権
をはく奪するのみならず、
警察力強化
に
一般無線局
を利用しようとする不当なものであるから、該
法案
を撤回されたいというのであります。
小澤佐重喜
32
○
小澤国務大臣
電波法案
はいまだ提出されておりませんので、撤回せよとの御
趣旨
については何とも申し上げられません。 —————————————
辻寛一
33
○
辻委員長
大臣
がお
見え
になりましたので、
請願
は一時中止し、去る十八日
予備審査
の
ため
本
委員会
に
付託
になりました
警察用電話等
の
処理
に関する
法律案
を
議題
とし、
審査
を進めます。ま
づ本案
の
趣旨
について
説明
を求めます。
小澤佐重喜
34
○
小澤国務大臣
今回
政府
より提出いたしました
警察電話等
の
処理
に関する
法律
に関する
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
を御
説明
いたします。
最初
に
本法安提出
の経緯について御
説明
いたします。
警察制度
の
全面的改正
に伴いまして、
国家地方警察
及び
地方自治体警察
の
電気通信施設
を、急速に
整備強化
する必要が生じましたのと、あわせて各般の
電気通信施設
及び
資金
、資財を経済的に、最も有効に使用する
ため
に、
警察事務用有線電気通信設備
を
電気通信省
に
移管
することにつきましては、
昭和
二十三年初頭以来、
関係者
間で
協議
を重ねて参
つたの
でありますが、
警察通信施設
の
大半
は、
都道府県所有
の
財産
であります
関係
上、その
移管
には法的及び
予算的措置
を講ずることが必要となり、
昭和
二十三年六月
閣議決定
をもちまして、
移管
の
方針
を定めたのであります。すなわち
警察用有線電気通信設備
の
建設
、
保守
は、これを
電気通信省
に移し、
電気通信省
及び
警察
の
現有有線電気施設
の
総合的利用
をはかるとともに、
警察通信
の
整備
は、この
有線施設
を基幹として、所要の
通信網
を構成することとし、
無線施設
は原則として
有線施設
の
補助手段
として、これが
整備
は
警察側
において当ることとしたのであります。さらに現存する
警察用有線電気通信設備
は、
屋内交換装置
を除き、これを
電気通信省
に
移管
し、
警察事務用
として新たに
専用回線
を必要とする区間は、
電気通信省
の
施設
によることとし、
専用回線
を利用することができない場合の
警察通信
は、
電気通信省施設
の
優先的利用
によることにいたしたのであります。 この
閣議決定
に基きまして、中央及び
地方
に
関係官庁
の
職員
よりなる
協議会
を設けて、具体的な
移管
の
実施方法
を
協議
しました結果、とりあえず
実施
可能な仮
移管
を行うことになりまして、
昭和
二十三年七月、当時の
通信大臣
と
国家公安委員会
との間に、仮
移管
の
協定
が成立したのであります。 この
協定
によりまして、同年八月一日仮
移管
が行われ、これらの
警察用有線電気通信設備
の維持、
監理
は、
電気通信省
が行い、同日から
電気通信省
がその
建設
、
保守
の責任を負うことにな
つたの
であります。この仮
移管
によりまして
電気通信省
に
移管
された
電話回線
は、
市内専用
が八千八百十八回線、
市外専用
が四千八百三十回線であります。 次に、今回提出いたしました
法律案
の要点を申し述べます。 一、まず
買収
の
対象
となるものは、
屋内交換設備
を除いた
有線電気通信設備
と、その機器、素材でありまして、この
対象外
ものは、
警察側
で
建設
、
保守
をすることに
なつ
ているのでありますが、
地方自治体警察
の中で、みずから
建設
、
保守
を困難とするものにつきましては、希望により
電気通信省
が、その委託に応ずるよう
措置
いたしたのであります。 二、
買収価格
の
決定
にあた
つて
は、
国家公安委員会
の
委員
、
地方自治委員
及び
関係官庁
の
職員
をも
つて
組織する
評価審議会
を設けることとして、
評価
の公正を期しているのでありまして、この
審議会
で
決定
した代価は、
昭和
二十五
年度
から毎年、その五分の一以上を
電気通信省
から
所有者
に支払うとともに、
支払未済分
には利子を付して、
地方財政
の
負担軽減
をはかることといたしたのであります。 三、また
設備
の
移管
に際しましては、
警察通信
を中断しないことを保証し、さらに将来におきましても、
電気通信省
が一方的に
専用
の取消しや停止をしないことを規定する一方、
専用者側
においても
専用料金
の支払いについては、必要な
措置
をとりべき旨を規定した次第であります。繰返して申し上げるまでもなく、この
法案
の目的とするところは、
警察通信施設
の
整備強化
と、
通信資材
の
経済的使用
、すなわち
警察通信設備
を
電気通信省
の手によ
つて
整備
した上、
警察通信
の
ため
に、よりよき
サービス
を提供するにありまして、新しい
警察制度
の完成に重要な意義を持つものであります。 以上をもちまして、本
法案
の概要及び
提案
の
理由
を御
説明
いたしました。十分御
審議
の上、すみやかに可決せられんことをお願いいたします。 —————————————
辻寛一
35
○
辻委員長
この際お諮りいたします。本
法案
によりますと、国が移譲を受ける
警察用有線電気通信施設
の
大半
は、
都道府県財産
であります
関係
上、
地方行政委員会
は本
委員会
と
連合審査
をいたしたいとの
意向
から、本日
連合審査会開会
の決議をいたしたのでありますが、この際本
委員会
といたしましても、
地方行政委員会
の
意向
も妥当なものと認め、
衆議院規則
第六十条により、
本案
について
地方行政委員会
と
連合審査会
を開くに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
辻寛一
36
○
辻委員長
御
異議
なしと認めましてさよう決します。
開会
の
日時等
につきましては、
地方行政委員長
と
協議
の上、公報にてお知らせしたいと存じます。 —————————————
辻寛一
37
○
辻委員長
では時間の
都合
がありますので、
請願
の続きをいたしたいと存じます。
日程
第三、同一
市内
の
市外電話地区改善
に関する
請願
、
江崎真澄
君
紹介
、
文書表
第四九九号を
議題
といたしましす。
飯塚定輔
38
○
飯塚委員
簡単に申し上げますと、この
請願
の
要旨
は、同一
市内
でありながら
市外電話
の
取扱い
を受けている
地区
がある
ため
、
通信
上の不便はもとより、その
地方産業
の
発展
と市民の
福利増進
に
影響
するところ甚大であり、ことに
文化国家
として
再建途上
、早急にこれが
改善
されたいというのであります。
小澤佐重喜
39
○
小澤国務大臣
請願
の
趣旨
は十分了承いたしますが、何分
本件
は
多額
の
資材
、
資金
を要するところ、
終戦
後毎
年度予算
は極度に圧縮される
ため
、
都市
の
発展
に即応した
施設
を適時適切に
実施
することは困難であり、まことに遺憾の次第でありますが、能う限り
改善
し得るよう
努力
いたしたいと
思つて
をります。 —————————————
辻寛一
40
○
辻委員長
次は
日程
第九、
川崎市内
の
電話交換方式改善
に関する
請願
、
白井佐吉
君
紹介
、
文書表
第八一〇号を
議題
といたします
飯塚定輔
41
○
飯塚委員
現在
川崎
市は
川崎局管内
三千九十七、
中原局管内
三百二十四、
溝ノロ管内
二百九、
登戸局
その他
管内
二百三十四の
加入者
を有しているのでありますが、これらはそれぞれ
交換方式
が異なる
ため
、
地域
より
地地域
への
電話通信
に際しては、同一
市内
でありながら、
市外通話
の
取扱い
を受け、一
通話
に三、四十分或は一時間も要し、ときには
通話
不能の場合も少くない状況であります。
從つて通話連絡
は
電話
の管理が前述のごとき諸
地域
に分散せられている
ため
に、ほとんど
麻痺状態
にあり、これが
ため
に
日常業務
の能率を極度に低下せしめてをりますから、すみやかに適切なる
措置
をされたいというのであります。
小澤佐重喜
42
○
小澤国務大臣
本件
は
川崎市内
にある四つの
交換局
間の
通話
を、現在の
市外通話取扱い
から
市内通話取扱い
に変更したい
ため
の
手段
として取上げられているものと解しますが、それが
ため
には四局の
加入区域
を合併すること、または四局相互間の
取扱い待
時式から
即時式
または準
即時式
に変更する等でありますが、これらは多大の
資金
、
資材
を要し、
終戦
後毎
年度
の
予算
は極度に圧縮されつつある
現状
においては、遺憾ながら
早期
の
実現
は困難な
状態
でありますが、大
都市
の
電話設備
の
整備
については、常に
実現
するよう
努力
中であり、また
市外線
の
増設等
、
通話状態
の
改善
については将来ともに
努力
したいと考へてをります。 —————————————
辻寛一
43
○
辻委員長
次は
日程
第一一、
都城
、
宮崎
市
間電話地下ケーブル線敷設
の
請願
、
渕通義
君外四名
紹介
、
文書表
第一〇〇九号を
議題
といたします。
飯塚定輔
44
○
飯塚委員
わが国で一番
台風被害
の多い本県は、毎年必ず数回の風水害により断線し、その
ため
通信杜絶
を来し、
非常災害対策
を初め、敏速なる
連絡措置
を行う上に多大の支障を来す
現状
でありますが、この
非常障害
を除去する
ため
には、先般来順次施行されております
電話線路
の
地下ケ—ブル施設
が、
福岡
より
熊本
を経て、
都城
市まで完成し、さらに
都城
市から
宮崎
市を経て
大分
県まであるかに仄聞いたしますので、この
施設
を
早急実現
せられるようお願いいたします。
尾形六郎兵衞
45
○
尾形政府委員
現在
福岡
から、
久留米
、
熊本
を経て
都城
に至り、さらに鹿児島に通ずる
地下ケーブル施設
はすでに完成しています。また
都城
から
大分
に通ずる
電話地下ケーブル施設
は五ケ年
計画
中の一環としてすでに
計画
され、
昭和
二十五
年度
の概計
予算
においてもその一部
都城
、
宮崎
間の工費として約八千八百万円を計上し、
実現
に
努力
しましたが、
予算削減
の
ため
やむを得ず
昭和
二十六
年度
以降に持ち越しと
なつ
た次第あります。以上の
通り
お
申越し
の
地下ケーブル施設
の施行につきましては、
計画
はいたしておりますが、
建設資金
の
制肘
を受け、
予定通り
に進行せず、種々御迷惑をおかけしておりますが、今後ともその
実現
につきましては十分
努力
いたします。 —————————————
辻寛一
46
○
辻委員長
次は
日程
第一三、
帯広
、
札幌間電話回線地殻増加促進
に関する
請願
、
高倉定助
君
紹介
、
文書表
第一〇五八号を
議題
といたします。
飯塚定輔
47
○
飯塚委員
札幌
、
帯広
間の
電話回線
の
現状
から見まして、現在の四回線を八回線ないし十回線に増加し、輻湊してをりますこの間の
電話通信綱
を完備するとともに、国民の
日常生活
に必要欠くべからざる
電話
の
利用度
を大いに高めて、
地方経済文化
の振興に御尽力願いたいといふのであります。
尾形六郎兵衞
48
○
尾形政府委員
帯広
、
札幌
間の
電話
は非常に輻湊しておりまして、
請願
の
趣旨
についても十分了知しており、昨
年度
以来
旭川
、
帯広
間の
ケーブル化
を
予算
に計上して来ておりますが、何分にも現在の
予算
においては
早期
にこれを
実現
することは困難と
なつ
ており、
本件促進
の
ため
には
旭川
、
帯広
間の
ケーブル形成
後でないと、
実現
は困難と思はれますが、できるだけ
ケーブル化
を促進し、
趣旨
に沿いますよう
努力
いたします。 —————————————
辻寛一
49
○
辻委員長
次は
日程
第一四、
東北地方
の
無線通信施設拡充整備
の
請願
、
小笠原八十美
君
紹介
、
文書表
第一一四一号を
議題
といたします。
飯塚定輔
50
○
飯塚委員
この
請願
の
趣旨
は、
東北地方
の現行無線
通信施設
に、さらに青森、室蘭間、秋田、函館間、盛岡、山形間をそれぞれ常時
連絡
線として
施設
せられたいというのであります。
尾形六郎兵衞
51
○
尾形政府委員
右の件は御
趣旨
の
通り
、
昭和
二十四年十二月一日開通、業務開始の
予定
で、
関係
各方面に
連絡
済みであります。 —————————————
辻寛一
52
○
辻委員長
次は
日程
第四、
国際無線通信士
の
待遇改善
に関する
請願
、
田渕光一
君
紹介
、
文書表
第五二一号、
日程
第五、同、
加藤充
君
紹介
、
文書表
第五二二号、
日程
第六、同、
松澤兼人
君
紹介
、
文書表
第六三七号、以上三件を一括
議題
といたします。
飯塚定輔
53
○
飯塚委員
この
請願
の
要旨
を簡単に申し上げますと、荒廃した
施設
をも
つて
国際
通信
の維持復興に日夜多大の
努力
を傾注している
通信
士に対しては、
一般
職の特別級職を適用し、かつ管理的職階、非管理的職階を問わず、十級職まで昇進の道を開かれたいというのであります。
尾形六郎兵衞
54
○
尾形政府委員
公務員の給与制度については、同一労働同一賃金の原則にのつとり、職階制の確立を機会に、その職務の複雑、困難及び責任の度合いや、その他の勤務条件に応じて、合理的な給与が支給されるよう、
関係
方面と
連絡
して目下着々取運び中でありますが、なお現行制度のもとにおいても、国際
通信
関係
の
職員
については特にその重要性が認められる点もありますので、役付
職員
以外の
一般
職員
に対しても、特に重要な職責にある者は、近く九級職に昇進できる道を考慮中であります。
辻寛一
55
○
辻委員長
以上各
請願
の採決は、慎重を期します
ため
次会に譲るここといたしまして、本日はこの程度にて散会いたします。次会は公報を以てお知らせいたします。 午後三時五十八分散会