○岡部(邦)
政府委員 海外の渡航の点から御
説明いたしますと、現在いわゆるリテンション
制度によりまして、
海外渡航の
許可が得られるようにな
つております。これにつきましては、
通産省側におきまして
許可いたしましたのが、大体百八十件を越えております。それを司令部に
出しまして、司令部の方で各国の入国バリデーション等をもらいまして、それによ
つて旅券を発行して行くということになるわけでございます。たとえば豪州とか香港とかマレーというような非常にバリデーションを得がたいような地区もございます。中南米のごとく利益代表がおらぬところもございまして、非常にこれが遅れておりますが、ただいままでに
許可されたのは約十九名ぐらいでございます。大体普通に
許可されるようなものは、どんどん出て行く傾向にあるようだと
考えております。
それから代理店の問題及び
事務所の問題につきまして、同じくリテンション
制度によります代理店の送金
事務が、
原則としてできることにな
つておりますけれ
ども、今そのときの代理店手数料は幾らにするかという点につきましてはまだ
意見が一致しませんので、実行し得ないような
状況でございます。
なお少し様子はかわるかも知れませんが、
海外の
事情を把握するという点におきまして、展示会の
考え方がございます。確実に行いますものは、来年三月、シャムにおいて米穀機会の展示会がございます。そこに出品したいというように
考えております。
なおアメリカのニューヨークにおきまして司令部の
事務所がございます。従来飛行機
会社が
日本の商品を持
つて参りまして展示しておりますが、それが非常に好評であつたということに着目いたしまして、これを積極的に拡充して行きたいという
計画を持
つております。ニューオルリアンスにおける展示会も
計画しておりまして、これらはいずれも明
年度行うように相なると
考えております。
なお
海外の市場の変化及び情勢を察知するために、英国のペトロ
制度をぜひ布きたいというように
考えておりまして、これも明
年度あたりからそういう次第にいたしたいというわけで、ただいま研究をいたしておるわけであります。