○
門司委員 大体
最初の郡さんに
お尋ねいたしましたことは了承したのでありますが、
大臣の今の
お話によりますると、なるほど性格の相違その他は一応
考えられるのでありますが、ただ私は念のために聞いておきたいと思いますることは、
大臣はきわめて
簡單にこの
機関はあくまでも
臨時のものであるから、
調査が終えればそれで大体役目は済んだようにお
考えにな
つておると思いまするが、私どもは
調査が終えたからとい
つて、この
委員会がただちになくなるというようなことは
考えられないのであります。それはなぜ
考えられないかと申し上げますると、この
委員会が立案をするとか、あるいは
調査したことに対して、いろいろ
政府に
勧告いたしまするものが、きわめて
規模が大きいものでありまして、單に
臨時的なものだから、
調査だけをすればよいというようなことでは済まされない。どうしてもこの期間は一年半あるいは二年で、こういうものが私は解決しようとは実は
考えないのであります。これはあるいは見解の相違だとお言いになるかもしれませんが、ここに書いてありますような一切のことができるというようなことは、どうしてもわれわれには
考えられない。そこで問題にな
つて来まするのは、先ほどから
大臣も、あるいはそういうことがあるかもしれないというようなことであり、さらにそういうことをまだ
考えておくことは早いというような
お話でございまするが、
地方の今日の
公共団体をして敢然にこの立案された
趣旨に基いてその使命を果させようとするならば、私は相当な時日と相当大きな陣容を整えなければ、とうてい困難だと
考えておるのであります。これはきわめて重要な大きなものを持
つておるものが、わずか一年半か、あるいは二年で、しかもきわめて貧弱な陣容で、そういう大
規模なものが達し得られようとは、どうしてもわれわれには
考えられないのであります。
従つて今の
大臣の
答弁に対しましては、私どもも非常に大きな疑問を持たざるを得ないのであります。その疑問を持
つております点は、やはりこの
調査委員会議も單なる
調査をしただけでなく、強力なひ
とつの発言権を持ち、強力な立案
機関であるというように、
大臣は
お話でございますが、そういうことにならないのではないか。わずか一年半か二年のうちに、実際の問題として一体どれだけの
仕事ができ得るかということを
考えておるのであります。
さらにそういう観点から私はお聞きしておきたいと思いますことは、陣容の問題であります。これはこの前の
委員会でもしばしば議論になりましたので、十分おわかりだと思いますが、なお
大臣からあらためて聞いておきたいと思いますることは、本年度においては六名をふやす、来年度においては相当数の人員をふやして、これの十分な活動のできるようにするというような
お話でありまするので、もし来年度の構想がございまするならば、この際御発表を願いたいと思うのであります。
それからその次に聞いておきたいと思いますることは、この
機関が
設置されれば、
自治庁の
所管から離れるのではないかというような感じを、令の
答弁ではわれわれは受けたのであります。
設置するまで
自治庁が世話をやくのであ
つて、できてしまえば別個の
機関としてこれが動くのだと、私は感じたのでありますが、もしそうだとすればこれは
内閣のいずれに所属するかということを、この際もう一度明確にしておいていただきたいと思います。