○
石野委員 私は
労働者農民党を
代表いたしまして、
政府契約の
支拂遅延防止等に関する
法律案に対して、
賛成の意を表するものであります。
各党の
代表が申されたと同じような
理由によるものでありますが、
政府支拂の
遅延が、昨年末から本年初頭にかけて、
日本の
民間産業、その他これに関する職業に対しまして、非常に大きな
トラブルを起しておつたことは、周知の事実であります。本
法案が制定されるにあたりまして、特に注意しなければならないことは、法の制定よりも、むしろ
実施の面にあるかと存じております。
従つてそのような
意味から、第三條の
規定に対する
大上委員の要請は、特に注意しなければならないし、またわれわれの特に将来にわた
つて、これを監視しなければならないと存じておるわけであります。ことに
政府支拂に関しましての問題の定起された大きな
理由は、
法律第百七十一号に関連するものがあるのでございまして、本
法律案が今後にわた
つて十分その効力を発揮するにつきましては、この法を必要とした事情、また、こうした
法律案等に対する
検討を、今後の議会、
——委員会においても
十分検討を加えて行かなければならぬと思
つておるわけであります。いずれにいたしましても、本
法律案が
実施されることによりまして、今日まで各方面に生じておりまする
トラブルが除去されることを、非常にうれしく思うものでございまして、このような
意味合いから、本
法律案の
実施が嚴格適正に行われることを切に念願して、この
法案に対する私の
賛成の
討論といたします。