○菅家
委員 何か言うと文字の上だとか、あるいは
実質上だとか、形式的だという言葉を使うのですが、もつと率直に述べてもらいたい。あなたを今罪人として調べているのではなくて、不正
公団が天下の世論として、各
公団がひどい事実をや
つているということによ
つて、初めて考査
委員会が不正
公団の真相の究明に今当
つているのであるから、この真相を知りたいのだ。何かあなたを罪人として調べるならもつときつくやります。あなたを罪人として調べているのではないのであるから、もう少し事実の真相を率直に述べてもらう態度に出てもらいたい。何か先ほどからかみしもをつけられて、あるいは形式上がどうだとか、
実質上がこうだとかというあいまいな答弁では、われわれは真相究明に当るのに非常に困る。今のような問題でも、たとえばそういう
解釈であるならば、こういう
認可申請書が出たときに、文字は承認という文字であるということは、これは詭弁である。これはやはり
認可したという形にしか見えない。しかも十二月二十七日に出たというが、二月の二日までこういうものを與えないでお
つて、これは
認可でない、承認するというような言葉でそのものを認めたというのは、私は詭弁にしかとれない。しかもその
終りにつけ加えて、本件実施細目については別途打合せること。何回打合せをなさいましたか。第二項には、本件
事業計画の進行状況及び所要経費の支出状況に関しては、毎月報告すること。毎月報告はあ
つたかどうか知らないけれども、それは部下のものがや
つたので、ぼくは見ないのだということで、盲判を押しておるようだが、しかしあなたは
幾らか知
つているでしよう。こういうことを文字の上で、
認可をしたのではない、承認をしたのだ
——たとい承認でもよい、こういう大切な問題を承認されたならば、毎月出て来る報告に対して、これだけの人員ではそういう
監督はできなか
つたと言
つて逃げておられるが、それでは私は
監督する人に資格がないと思う。毎月出たら見なくちやならない。あなたはそれをごらんにならないでしよう。ごらんになりましたか。あなたが承認を與えられた書類でしよう。打合せは何回されて、報告書は一ぺんもごらんにならないのですか。その点を率直に述べてください。