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1949-11-19 第6回国会 衆議院 議院運営委員会 第13号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十四年十一月十九日(土曜日) 午前十一時四十二分
開議
出席委員
委員長
大村
清一君
理事
石田
博英君
理事
今村 忠助君
理事
福永 健司君
理事
山本 猛夫君
理事
土井
直作君
理事
椎熊
三郎君
理事
神山
茂夫君 坪川 信三君 江崎 真澄君 大橋 武夫君
岡延右エ門
君 岡西 明貞君
倉石
忠雄君 田中 元君 田渕 光一君 塚原 俊郎君 松井 政吉君 園田 直君
長谷川四郎
君
春日
正一
君 寺本 齋君
竹山祐太郎
君 中野
四郎
君
委員外
の
出席者
議 長
幣原喜重郎
君 副 議 長 岩本 信行君 議 員
伊藤
憲一
君 議 員 木下 榮君 議 員
岡田
春夫
君 事 務 総 長
大池
眞君 十一月十九日
委員土橋一吉
君辞任につき、その補欠として春
日正一
君が
議長
の指名で
委員
に選任された。 ————————————— 本日の
会議
に付した本件
国政調査承認要求
に関する件
決議案
の
取扱い
に関する件
緊急質問
の
取扱い
に関する件 —————————————
大村清一
1
○
大村委員長
これより
会議
を開きます。
国政調査承認要求
の件について
議長
から諮問があります。
事務総長
から御
説明
を願います。
大池眞
2
○
大池事務総長
経済安定委員会
から
国政調査
の
要求
がございまして、調査すべき
事項
は
経済
の安定に関する
事項
を
本会期
中にいたしたいということであります。御
承認
を願いたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
3
○
大村委員長
ただいまの
経済安定委員会
の
国政調査承認要求
の件は、
議長
においてこれを
承認
すべきものと答申することに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
4
○
大村委員長
御
異議
がなければさように決します。 —————————————
大村清一
5
○
大村委員長
次に本日の案件について、順次
事務総長
の御
説明
を
願つて
御
協議
していただきたいと思います。
大池眞
6
○
大池事務総長
昨日のお話で、
緊急質問
並びに
決議案
の
取扱い
方に関する件を、本日の
運営委員会
で御
協議
しようということにな
つて
おりますから、まず
緊急質問
の
取扱い
に関することを御
協議
願いたいと思います。
神山茂夫
7
○
神山委員
議事進行
について
緊急質問
の問題を初めからやるともめるので、ある
程度
、
お互い
の
話合い
で折合える
決議案
の方から
協議
したい。
大池眞
8
○
大池事務総長
それでは
決議案
の方から御
議論
願いたいと思います。
決議案
は昨日案文を差上げましたが、六・三制の
完全実施
に関する
決議案
、それから
苫米地
さんの
科学技術擬興
に関する
決議案
、それと
共産党
から出ております古
美術保存
に関する
決議案
、
失業対策促進
に関する
決議案
、
給與ベース改訂
に関する
決議案
、
災害防止国土保全
に関する
決議案
、これは
大内一郎
君外四十四名のもので、
災害対策委員会
から出ておる
決議案
であります。これはみな
委員会
の
審査省略
の
要求
をいたしております。それ以外に本日OKの参りました
決議案
として、
共産党
から出ております
結核対策
に対する
決議案
と、
人権擁護
に関する
決議案
、それと一番
最初
に出ておりました
講和問題調査
に関する
特別委員会
の設置に関する
決議案
、これらの
取扱い処置
について、御
協議
を願いたいと思います。
神山茂夫
9
○
神山委員
ここで
共産党
の
立場
を申し上げ、かつ
決議案
に対する
各党
の
態度
も申し上げておきたいのであります。たとえば六・三制の
事情
は、初めから申し上げておるように、これは前
国会
で
各党
が同調され、また
委員会提案
で全会一致
決定
されておる
議案
でもありますし、過去においても
委員会
では、大体
趣旨そのもの
には
賛成
で、ただ問題の
提出
の時期その他は、
運営委員会一任
という
意向
にまとま
つて
おる問題でありますし、わが党としては、初めからこういう
全国
民的問題については、
党紙
を越えて
共同提案
その他のことをお願いしておるのでありますから、この六・三制や古
美術保存
に関する
決議案
は、どなたにしても御
異存
のないことでありますので、できれば
共同提案
にお願いしたい。
趣旨弁明
も折り合う
用意
があります。
失業対策
、
給與ベース
、この二つの
決議案
は、
與党側
には
ちよ
つと困る問題があるかもしれませんが、
野党
としては大体
共同意見
にまとま
つて
おる問題でもあるから、これも私
たち
としては、
野党各派
の
共同提案
の形にしていただいても決して
反対
しない、むしろ望んでおるということを前も
つて
言
つて
おきたいのであリます。それから
講和
の問題でありますが、これも御
承知
のように
共産党
が初め
提出
しましたが、同時に
野党
の各紙にお願いして
社会党
、
民主党
の第九控室には、まだ御同意を得ておりませんが、ほかの党の方に
共同提案者
にな
つて
いただいております。
事情
が初めの
共産党
の
提案
のときとはかわ
つて
おりますから、その点も御考慮願いたい。それから
結核対策
の問題についても、
全国
民的な問題であ
つて
、
日本人
である限り、これについては十分慎重なる考慮を拂うばかりでなく、緊急の
対策
を望んでおるわけでありますから、これも御一緒の
提案
ということになれば、わが党としては喜んで応ずるつもりでおります。また
人権擁護
の方についても、やかましく言えば、だれにしても憲法の精神に
従つて基本的人権
を守る点において、
異議
はないと思うのでありますが、実際問題として
意見
がわかれるにしても、
野党側
では
意見
が一致する問題が多いのではないかと考えられますので、この点についても、
野党各派
で話し
合つて
、
趣旨弁明者
その他についても折り合う
用意
があります。とにかく私の方はま
つた
く
白紙状態
で、重要問題とみられるものについて、ぜひこの
国会
に自分の方の意志を表示したいということで出したわけでありますから、どうか
各党
の方方も虚心坦懐にお
話合い
を願いたいと思います。
土井直作
10
○
土井委員
提出
されておりまする
決議案
の
内容
を見ますと、
各党
ともおよそ
反対
をすべき
理由
がない。
失業対策
、
給與ベース
はそれぞれ
見解
の相違はありましても、
與党
も別に
反対
しなければならねほどの
理由
もないのでないかと思う。この
取扱い
に関する問題でありますが、ただいま
神山
君のお説もありますが、六三制の
完全実施
に関する
決議案
は、これは前回の
国会
でも
決議
されて、その
決議
が実施されておらないので、再確認の形でお出しにな
つて
いると思います。それから
科学技術研究振興
に関する
決議案
も
反対
すべき
理由
もない。それから古
美術保存
に関する
決議案
も同様でありまするが、これらはでき得るならば、
一括委員会省略
の形にな
つて
はおりますが、一応これを
文部委員会
の方に回付して、
各党
の
意見
がこれに織り込まれて出されるような
方法
をと
つて
いただくことにした方がよいのでないか。それから
失業対策促進
に関する
決議案
、あるいは
給與ベース
の
改訂
に関する
決議案等
がありますが、これらはわが党としては
賛成
であります。これの
取扱い
方に対しては、さらに
共産党
の方から御相談申し上げて、でき得るならばこれらを
一つ
ところでやるというのでなくて、適当なところで
処理
あんばいしていただくような
話合い
をつけていただけば幸いだと思います。
あと
の
結核
のようなものは、これは何回か繰返えされて出ておるので、
決議
の濫発になるような形にな
つて
もどうかと思うので、これらはやはり、できるならば御
撤回願
つた
らどうか、
人権擁護
の問題は、
緊急質問
でもかなり論議されてお
つた事柄
なので、この問題は適当な
方法
をも
つて
本
会議
に上程されていただければけつこうだ、
講和
問題の
関係
については、これは
決議
を軽々にやるということは、この場合十分考慮する
余地
があるのではないか。言いかえれば、
講和
の問題は、もう少し先に行くと
情勢
が明確にな
つて
来るので、
情勢
の判然しないときに、抽象的な形で
講和会議
に対する
委員会
の何かを設けるといろ
決議案
をするよりも、
通常国会
にでも入
つて
から、
お互い各党
真劍に考えて遅くないのではないかという気がするのであります。
災害防止
、
国土保全
に関する
決議案
は、これは
災害対策委員会
全体として解決かついたそうでありますから、これはわれわれ
反対
すべき筋合いのものてないし、すみやかに上程して
決議
を執行していただくがよいと思います。
神山茂夫
11
○
神山委員
土井
君の御
説明
でありますが、
取扱い
その他の問題については
あと
で相殺することにしまして、
結核対策
の点は、私の先ほどの
説明
に誤解を生じております。本
決議案
の主たるねらいは、皆さんの御
承知
の
通り
に、
結核
の大体の
治療
が終りまして一応回復した者で、社会に出してよいという人を
保護
する。その
人たち
の後
保護施設
を一日でも早めると同時に、安全にするということを主としたねらいでありまして、これは現に
患者諸君
からも強い
要望
があ
つて
、
社会党
の
諸君
も全面的に
賛成
しておることであります。それから
講和
問題については、われわれの
見解
をどうしようということでなく、われわれの
見解
をまとめ、あるいはその希望するところを十分取り入れるということがねらいでありますので、この点、御了解願いたい。それから六・三制その他の問題については、
委員会
として大体
異存
がない。実際の時期は
運営委員会
にまかせるといの御
意見
でもありますので、この
三つ
の件を一括するかどうか。これには
苫米地
さんの御
意見
もありましようが、私
たち
としては十分考慮する
余地
があります。もちろんこれを一括するばかりでなく、別々に扱うとすれば、だれがどういうようにするかという点についても、話し合う
用意
がありますので、この点は出来るだけ
委員会審査
を省略していただいて、一日も早く本
会議
に上程していただくようにお願いしたい。
石田博英
12
○
石田
(博)
委員
今
決議案
の
取扱い
について
土井
君から御
意見
がありましたが、私
ども
も大体においてここに出ておる
決議案
の
取扱い
については、
土井
君と
見解
を一致するのであります。ただこういうようにたくさん
決議案
が出ておりますが、それぞれの
決議
の
趣旨
は、
政府
においてこれを実行するようにという
要望
を持
つた
ものでありまして、
決議
をして常にそれを実行せし
むるというやり方
は、もとより
一つ
の
方法
に過ぎませんので、その
具体的方法
を
政府
に委任するというかつこうは、
国会自身
の
自主的性格
を非常に喪失する傾きがあるように思われる、たとえばここに出ておる
科学技術研究振興
に関する
決議
、古
美術保存
に関する
決議
というものは、これは真に必要なことだと思いますが、その
措置
その他は、
決議案
とするというよりは、むしろ
法制的措置
を、
国会
が独自の
立場
でやる。法律を改正あるいは制定するなりして、
立法機関
としての
立場
から、その実現を試みて行く、
失業対策
にしても、
給與ベース
にしても、あるいは
人権蹂躙
その他の問題にしても、これは
国会
が
立法措置
を講ずることによ
つて目的
を達成し得る、それが
国会自身
の機能を自主的に、文字
通り
国権の最高機関しての役割を果す
方法
だと考えますので、
決議案
を出して行くというような形よりは、むしろ
立法措置
を
国家
としてとるような
方法
で行くべきだと私
ども
は考えますので、
決議案
全体の
取扱い
としては、この
決議案
を、
土井
君御発議のように、それぞれの
委員会
に回付していただいて御
研究
を願うことに
賛成
であります。それと同時に今後のこの
決議案
の
処理
についても、むしろ
決議
の
趣旨
を現実的に生かす意味において、
立法措置
を行うように努力をしていただくということが、現実的に
行政機関
を縛ることにな
つて
、
目的
を達成するゆえんであると私
ども
考えます。
神山茂夫
13
○
神山委員
石田
君の御
意見
のその根本においては何ら
反対
すべきものはない。たとえば古
美術
の問題にしても、その
立法措置
については、前
国会
から了解しておるのですが、特にこういう
決議案
をするというのは、今
石田
君の言われた
立法的措置
を一方で講するばかりでなく、現にわれわれの目の前で
松山城
が焼け、
松前城
が焼けて行く、これが
一つ
の証拠であ
つて
、国宝が
全国
にわた
つて
現に崩壊しつつある、これに対して
保護
の
予算
が少いことも
周知
の事実であります。また一方
日本人
の持
つて
おる古
美術品
その他が、現在の国際的な
事情
、
経済
的な
事情
の中に、それらが
値段
にならぬ
値段
で
日本人
の手から離れて行くということも、一般に
周知
の事実であります。
従つて
これらに対して緊急の
法制的措置
が必要であると同時に、
予算的措置
その他によ
つて
も、ある場合こういうことを食いとめることが可能であると考えますので、特に
決議案
を出したわけであります。
趣旨
においては決して
石田
君のおつしやることに
反対
ではない。それから
苫米地
君の御
提出
にな
つて
おる
科学技術研究振興
に関する
決議案
これは
湯川
さんがあのような大きな事業をなして、国民全体が喜んでおるというそのときに、
湯川研究室
では首切りが起きておるという事実もあるわけであります。
従つて
これらについては、われわれ
立法的措置
を講するばかりでなく、
国会
の
決議
その他によ
つて
、現に行われつつある
科学技術
の崩壊に対して、緊急の
措置
をとる必要があるのではなかろうかと考えます。
土井直作
14
○
土井委員
今
神山
君の言われるような説から行けば、これは
決議
だけでなくして、実際上の問題としては、やはり
委員会
に回付して、こういう問題を行
政府
の連中に執拗に
質問
をして、
内容
を十分検討し、
法制的措置
あるいは
予算的措置
の
範囲等
も究明して、りつぱなものにして出した方が、むしろ
神山
君の
趣旨
に合致するのではないかと考えますので、これはひとつ
委員会回付
の方がよいと思います。
神山茂夫
15
○
神山委員
その点についてあえて
反対
するわけではありませんが、その前に
結核対策
の問題について
決議案
を出す場合に、その
趣旨弁明
をしてもらいたいと予定しておる
伊藤憲一
君が、わざわざ見えておりますので、この
委員会
で
発言
を許していただきたい。
大村清一
16
○
大村委員長
ただいまの
神山
君のお申出に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
17
○
大村委員長
簡單にお願いします。
伊藤憲一
18
○
伊藤憲一
君
内容
の問題と
委員会
に付託をされたときの問題とあるわけです。
内容
について申しますと、これは清瀬とか、江古田とかの
結核療養所
に、後
保護施設
を設立する
決議
を出したのでありますが、今月の一二日にGHQの
トーマス中佐
、
デイケンソン博士
が、
結核予防
に対して
国家
の
予算
が少いと言われておるが、
国会
で
決議等
をや
つて
も後
保護施設
は実際にないのです。
薫風園
では、やみでや
つて
おるが、
国家
としては見るべき
施設
がない。そういうことで、
結核患者
は一千万円を目標にして
寄付金
で設立する
運動
を起して、
社会党
の淺沼君初め、
全員発起人
にな
つて
おるわけです。私は少くともこの一千万円ぐらいで、ひとつ見本的にもこの際設立すべきであると考えて、
委員会
では
社会党
並びに
民主野党派
の御了解を得て
賛成
をいただいております。
民自党
及び
民主党
の
連立派
では
帰つて
から御返事しますということで、まだ御返事はありませんが、
反対
ではない。一千万円
程度
では
予防
とか
治療
について、非常に不十分てあるが、とにかくこの
運動
は軌道にの
つて
おるわけてす。
一つ
ぐらいつくらなければ、
全国
の
結核患者
に対して申訳がないので、
療養所
にそういう
施設
をや
つて
もらいたいというのが
内容
です。もう
一つ
は
委員会
に付託する場合のことですが、これは
與党
の人にお考え願いたい。
委員会
には
民自党
の人はほとんど
出席しせん
。
委員会
が正式に開き直
つた
場合には成立しないのです。いつも
社会党共産党
ばかりで、われわれの方よりも
與党
が多いのだから正式には成立しない。こういうところに
提出
されたとしても、
審議
は不可能です。そういうことから考えて、これは
せひ委員会
の
審査
を省略して、本
会議
でや
つて
いただきたい。
石田博英
19
○
石田
(博)
委員
御
議論
も盡きたと思います。一応この際数の多いこの
決議案
の
処置
については、すでに
委員会
全体の
意向
として持ち出されおる
災害防止国土保全
に関する
決議
、これは上程することにして、そのほかのものは当然
委員会
にまわして、なるべくすみやかに
審議
をしてもらいたい。
人権擁護
と
結核対策
、これも
委員会
に回付されたい。
講和條
約の問題に関する
特別委員会
の件は、前からの懸案でありますので、これは切り離して、もう少し御
議論
願いたい。右
提案
いたします。
春日正一
20
○
春日委員
委員会
に回付してというけれ
ども
、たとえば失業問題にしても、
労働委員会
を再三開くように催促しておるか、
委員長
はやらない。そういうわけで
審議
はできない。
石田博英
21
○
石田
(博)
委員
それは御
議論
が違うと思う。
審査
すべき
議案
かなか
つた
から今日まで開かれずにおるので回付されれば開かれると思う。
春日正一
22
○
春日委員
労働委員長
の
倉石
君がここにおりますけれ
ども
、きのうもその話をして、
労働委員会
を開くことにな
つて
お
つた
が、きようも
部屋
があいていないということて開けないことにな
つて
おる。
倉石忠雄
23
○
倉石委員
そういう問題を持ち出されては困るので、この間
労働委員会
を開いて
理事
の互選をして、
理事
に集ま
つて
いただいて御相談した結果、
総理大臣
の
施政方針演説
、
大蔵大臣
の
財政演説
が済んで、それに対する
質問
を完了するのを待
つて
すみやかに開こうということに、
話合い
をつけたことは御
承知
の
通り
である。その終了を待
つて
おるのが今日である。ところが今日はどんなにくめんしても、法案が殺到してお
つて部屋
がないから、月曜日にしようじやないかということにな
つて
おる。私
ども
は
労働委員会
に
議案
があるけれ
ども
開かないということはしておらない。
理事
会できま
つた
通り
を実行しておるのであ
つて
、何ら攻撃されるはずはない。
神山茂夫
24
○
神山委員
これらの
決議案
の
処理
の問題についてはもう一ぺん話し
合つて納得ずく
で行くことにしたらどうか。
土井直作
25
○
土井委員
六・三制、
科学技術
、古
美術保存
の
決議案
は
委員会
に付託する、
失業対策
はあなたの方と相談して何らかの
方法
で本
会議
に上程してもらうことを希望しておる。
講和
の問題は
外務委員会
を増員するということの
決定
は出ていないけれ
ども
、それがきまればこの
決議案
は消滅してよいのではないかと思う。それから結果の方は、
伊藤
君の
説明
によれば、後
保護施設
という
意見
で、
内容
的に従来の
結核予防
とは違うけれ
ども
、
委員会
に出して、こういうものは
各党
か
共同
の形で姿をよくして出したらよいてはないか。こういう
意見
を言
つて
おるのである。それから
人権擁護
の
関係
も、具体的事実を明確にするために、
法務委員会
に出して、そこて、いろいろデスカツシヨンをや
つて
、
委員会
で
内容
を盛り上げて出して来た方がよいではないか、これは一
党一派
で論議することでなく、全体的に取扱
つて
さしつかえない
事項
ではないかと考える。
神山茂夫
26
○
神山委員
今言われておる点よくわかります。そこでこれはできれば一月も早く解決した方がよい問題もありますので、六・三制の問題などは
各党
必ず
賛成
してくださるという予測のもとに出して来ておるわけてす。この問題だけについても時間をいただいて相談して、その上できようのうちに
態度
をきめてよい、あしたの日がないわけでないから、あした開くということであればそれでもよい、
災害防止
に関する件は私
たち
としても
異議
ありません。その他についてはもう少し
研究
してや
つて
よいと思う。
大村清一
27
○
大村委員長
お諮りいたします。
講和
問題に関する
決議案
、それに関連いたした
外務委員会
の
委員増員
の問題は、次会まて延期をいあつことに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
28
○
大村委員長
そのように決します。なお
災害防止
はすでに
委員会
から出ておることてありますから、それは本日上程することにいたしまして、その他の
決議案
は次回の
運営委員会
においてさらに御
協議
を願うということに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
29
○
大村委員長
そのように決します。 —————————————
大池眞
30
○
大池事務総長
それでは
決議案
の
取扱い
に一応きまりましたので、次に
緊急質問
のただいま手元に出ておりますのは、
講和会議
に対する
吉田内閣
の
態度
についての
緊急質問野坂參三君提出
、参議院本
会議
における
吉田総理
の
失言
に関する
緊急質問
、
岡田春夫
君
提出
、
講和会議
の方式に関する
緊急質問
、
西村榮一
君
提出
、
総理大臣
の
失言
に関する
緊急質問
、
並木芳雄
君
提出
、農地問題に関する
緊急質問
、
横田甚太郎
君
提出
、年末
更正決定
に関する
緊急質問
、林百郎君
提出
、
進駐軍解除物件処理
に関する
緊急質問小川半次
君
提出
以上七件について御
協議
願います。
石田博英
31
○
石田
(博)
委員
ちよ
つと
議事進行
について申し上げたいと思いますが、
最初
の四件、すなわち外交問題に関する件の
取扱い
については、すでに前
会議論
をし盡されて、
最終的態度
のみが延期されておるのであります。
従つて最初
にこの四件をきめて、次に三件の
取扱い
に移
つて
行きたいと思います。
大村清一
32
○
大村委員長
石田
君の御
発言
に御
異議
がなければ、この四件について
各派
の
意見
を表面せられんことを望みます。
ちよ
つと
速記
をとめてください。 〔
速記中止
〕
大村清一
33
○
大村委員長
速記
を始めてください。 それでは前の四件については、まとまり次第御相談することにして御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
34
○
大村委員長
それではそのように決します。 次に残りの
三つ
のものについて御
協議
を願いたいと思います。
速記
をとめてください。 〔
速記中止
〕
大村清一
35
○
大村委員長
速記
を始めてください。 それでは
最初
の農地問題に関する
緊急質問
は延期いたしまして、さらに御
協議
をいたすことに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大村清一
36
○
大村委員長
それではそのようにいたします。 次に年末
更正決定
に関する
緊急質問
と
進駐軍解除物件処理
に関する
緊急質問
については、
各党
の
意見
が一致してないようでありますが、年末
更正決定
に関する
緊急質問
を、本日やることに御
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
大村清一
37
○
大村委員長
少数よ
つて
否決されました。 次に
進駐軍解除物件処理
に関する
緊急質問
、これを本日上程することに御
賛成
の方の
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
大村清一
38
○
大村委員長
多数であります。よ
つて
これを上程することにいたします。 時間が経過しましたから、本日はこの
程度
で散会いたします。 午後一時七分散会