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藤野繁雄君
只今構想を聞かせて頂いたところによると、飼料の
配給は
食糧配給公團に
統合される
ようでありますが、現在の飼料の
配給方法と
食糧配給公團の
配給方法とは違
つておるのであるか、
食糧配給公團に伺料が入
つた場合に、飼料の
配給統制はどうされるのであるか、同じ
公團内であ
つても
末端の
配給方法は区別あるかどうか、又伺料というものは畜産奬励上絶対に必要であるのでありますが、
食糧配給公團に入
つた場合に、畜産的な技術を
食糧配給公團で如何にして
配給されるのであるかどうか、これをお伺いいたしたいのであります。それから大分
末端配給のことが話に出たので、私も申上げて見たいと思うのでありますが、
肥料の
配給は
食糧増産上絶対的必要なものであるということで、
生産及び供出の
責任者である市町村長に割当及び通帳の記入を命じておられるのでありますが、実際から申しますというと、町村役場は、人員不足で通帳記入を怠
つて、そのために
肥料の
配給が遅れることがあるのであります。又現在の統制方式から
考えて見ますというと、
肥料は各登録業者が受入れた度ごとに
配給せなければできないという
ようなことにな
つているが、その
肥料の実際の
配給が一定のときに來ないために、受入れた都度
配給をすると若し仮定したならば、別な言葉で言
つたならば、現行法規を励行するといたしましたならば、
肥料を受けているところの者は非常に不公平な
肥料の受入れをせなければできない、
從つて食糧増産に支障を來す。こういう
ようなことであ
つたらば、私はこの際改められるとしたならば、通帳の記入という
ようなものは町村長監督の下に登録業者に一任し、
肥料は一定数量纏ま
つて、これならば割当てられたところの
肥料を適当に
配給するのにいいという時期に
配給することができる
ようにせなくては、実際の
肥料の
配給といろいろの報告書が齟齬して、面白くないところの報告書によ
つて統計を取られるという
ようなことになるのじやなかろうかと、こう
考えるのでありますが、通帳の記入を市町村長の監督の下に登録業者に一任せられても差支えないというお
考えであるかどうか、
肥料は一定数量受入れて、これならば適当に
配給ができるという時まで受入けたところの
肥料を登録業者が保存して置いてお
つて差支えないのであるかどうか、又そういうふうに改められる
考えがあるかどうか、こういうふうな点をお伺いしたいのであります。又
食糧配給公團の
末端配給でありますが、私の
考えといたしましたならば、町村における
配給は農協の
ような特殊の團体に任せられた方が、
配給の円滑を來すと思うのであるが、そういうふうな意思があるかどうか、実際の
配給の模樣を申上げて見たならば、若し或る
農村に
消費者と
農家とあるとしたならば、
消費者と
農家とは一緒に供出の品物を農協まで持
つて行く、農協では
公團から來て、そこで現場で
配給をする。その現場で
配給した際に、
農家の供出
價格と
消費者の購入
價格との非常の差があることを見て供出者は不快の念を感ずる、又消費用は一旦持
つて來たところのものを、
農家が持
つて來たところのものを又持
つて戻らなくちやできない、こういうふうなことで、時間的に、運送に非常に不合理を來すから、若し農協の
ようなものに
末端配給を任せられるということに
なつたならば、農協では各部落ごとに適当に簡易な
方法で
配給ができて、立派な腐敗しないところの藷の
配給が受けられる
ような段取りになるのじやなかろうかと思うのであります。又現在の
食糧配給公團に藷の取扱いをやらせておられるが、実際の藷の取扱いの
状況を
考えて見ても、集荷所まで
農家が持
つて來る。そこで檢査を受けるのであるが、その際においては、檢査を受けたところのものを直ちに或る一定の指図によ
つて出荷しなくちやできないが、藷類局というものは直ちにその手続を執ることができないということだ
つたならば、その保管を農協に頼まなくちやできない。ただ別な言葉で言
つたらば或いは少し行き過ぎか分りませんけれども、藷類局というものは中間にあ
つてただ一定の手数料を取
つて行くだけであ
つて、その全
責任というものは農協が取
つているという
ような現在の
状況であ
つたならば、この際
根本的に改められるということであれば、藷類の取扱いというものを何とか
考えて行かなくちやできないのじやないかと思うのでありますが、この取扱いについてどういうふうに改め
ようというお
考えであるか、それをお伺いしたいのであります。最後に、藷のうちで種藷の取扱いも
公團でや
つておられるのでありますが、
食糧増産上必要なものが種ということであ
つたならば、
公團の取扱いよりも実際に
食糧増産に
関係がある農協の
ような團体に取扱わせた方がよいのじやないか、こう
考えるのであります。又絶対的にそうして貰わなくちやできないと思うのでありますが、種藷の取扱いについて將來どういうふうにお
考えであるか、この点についてお伺いしたいのであります、又種の取扱いについては取引高税を課しておられるのであるが、將來においても取引高税を課せられるお
考えであるかどうか、こういうふうな
生産上絶対的に必要なものに対しては、
政府は取引高税を
廃止するのが適当であると
考えるのでありますが、これに引続いて取引高税を課せられるお
考えであるかどうか、この点をお伺いしたいのであります。