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説明員(
藤田巖君) 大体私共の今度の
改正の要点は、これはもう少し本決まりになりましたら御報告をするつもりでありますが、大体申上げますと、從來は
沿岸漁業については、ただ單に
漁獲物リンク、百貫獲れましたのに対して、二升五合の
リンクをする。こういうふうな
制度しかございませんでした。
定量加配という
制度がございませんでした。それからもう
一つは一日五合を超えてはならない。こういうふうな制限があつたわけであります。
從つて沢山獲れました場合でも五合で頭を抑えられる。獲れません場合はその頭を切
つて行くということと、それから枠の
関係で正規に当然貰うべき
リンク米というものがやはり
地方の
労務加配の
一つの枠から出る
関係で、或いは出なく
なつたり、或いは又それが米以外の、例えば芋でありますとか、粉でありますとか、こういうふうな形で出て來ることがあつた。それで今度の私共の
意見といたしましては、大体定置と、揚繰と、
以東底曳、この分については一合だけは
定量加配、これは漁があ
つてもなくても一合だけは
定量加配をする。更にその上に
リンクをする。そういうふうな
見当で而もその
リンクは、これは獲れるときと、獲れないときがあるからして、五合という限度を置かない。つまり完全に
リンクを獲れ高に應じて完全
リンクする。こういう仕組にあるということであります。大体その
見当で
数量をはじき出しておりますのが、現在配給されております米が相当殖えるわけなのです。そういう
計算で参りますと、
從つて要求通りは認められないということで、現在は減らされております。
從つて私共は当初考えておりました
数量よりも
リンク率が悪くな
つて行く、併し
定量配給ということで一合は必ず確保されて行くということになりますから、その点はまあ現在よりもよくなるのではないかと思
つております。ならしまして大体五合にはなる。今の一合と、
リンクのものを寄せまして、ならしまして、それで五合になるという
計算を出しております。