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中平常太郎君
只今の宮崎局長の御説明で大体分りましたが、そういう
方面を毎月励行されるならば、むしろ却
つて会社はそのために、組織的に経理の面におきまして明確な経営方法が生れると思う。一ヶ年も放
つて置くからして、その余裕の金で何か買い込んだり、或いは
運営資金に使
つたりして、むしろ
保險料として納めなければならないものを、
徴收がルーズのために、それを他の
方面に流用して、殆んど
支拂を請求される時分には一ヶ年分だということで大変な難儀をするのでありますから、これはやはり毎月几帳面に取立てて貰うことを嚴重になさ
つたならば、そう
保險料の遅れるということはない。事業をや
つておる以上は拂
つて行けるものと思
つておりますが、そういうような取れないということにな
つたのは、これは取立てを遅延してそれが累積したというのが原因の主たるものと私は睨んでおります。その点に対してお氣が付かれて毎月やるなら、今後はそういうことはあるまいかと思
つて、大変今のお答えに滿足するのであります。
それからもう
一つお伺いしたいことは、お
医者さんの方へは、担当者に対しては、どうしても早く拂うということがこれは第一番の問題であ
つて、
中山委員から格別な御
意見があ
つた通りであります。併し
診療費の適正という問題については、いつかも申上げましたが、ただ年に一遍や二遍くるくる廻る
監査くらいのことで私は適正は期せられないと思う。これは集めた金でお拂いになるのだから、
政府としては樂なことです。人の金を取
つて來て、人の金を拂うのだから痛くも痒くもないかも知れないけれども、拂う方の側から言
つたら間に合わなければ差押えもされるのでありますから、無理もないと思いますが、
診療費の適正ということはどうしても几帳面にや
つて頂かなければならん。それは百億を超えるようなこともあるし、百何十億にもなるような大きな
診療費のことでありますから、とにかくこれはお
医者さんの方へも早く拂
つて貰いたい。又お
医者さんも正確にやらねばならんというお
考えに一層拍車をかけて行きますためにも、
審査の嚴重ということはどうしても必要なことであろうと思うのであります。それで何かの方法によ
つてどうしてもこの際
診療費の適正を期するという新らしい
一つの手を打
つて頂きたいと思うのでありますが、これはこの前にいい加減私申しましたから、これに対しては十分何かお
考えがあるだろうと思
つておりますから、その点はこれくらいに控えて置きますが、今の
審査委員会のできるのも今お伺いすれば止むを得ないかと思われるのでありますが、私は素人でありまして深い
質問もできませんけれども、とにかく嚴重になるということに対しましては、私は却
つてこの
改正する
法律案の方がよかろうと思
つておるのであります。
質問を打切ります。