○
政府委員(
赤木正雄君) 今回の
建設省設置法案の一部を
改正する案、これはこの
委員会で長らく
審議研究されたいわゆる大
建設省と申しますか、
建設行政の一元化と申しますか、それとは非常に隔りの多いものであります。從いまして我々
建設省にいます者も、決してこの
法案を以て満足するものではありません。たびたびこれまで
研究した
通りに、或いは
港湾の問題、或いは
逓信省の
水力発電の問題、或いは農林省の
漁港の問題、或いは
砂防の問題、或いは
開拓の問題、こういう一般國民と最も
関係のあるものを
一つの省に集めてこそ初めて省の効果も十分発揮し得られるものと存じております。併し
只今のところといたしましては、それまで出す時期に至らなかつたことは残念でございます。併し今
北條委員のいわれる
通りに、我々といたしましても、成るべく今申しました
趣旨において、大
建設省と申しますか、或いはその名が変るか存じませんが、そういうものを一元化し省に早く持
つて行きたい。こういうことを衷心から願いもし、又努力もする。そういうことを明らかに申して置きます。