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参事(
近藤英明君) 昨日も
超過勤務に関する問題につきましては、
中村さんから、どのくらい日曜日に働いたらかかるか、という
ような御
質問がございましたのに対しまして、私は全
職員が約一千人近くおりますので、これを
超過勤務をさした場合には、一時間五万円と申上げた。これは五万円という点は間違いございません。
從つてそれを十時間やれば五十万円という金がかかる、それをそのまま日曜日にや
つてそれが代休が出されない場合には、それだけの
超過勤務がかかるということは事実であります。それから次に今まで正当に
支拂われておるかという、か
ような御
質問に対しては、私は正当に
支拂つておるということを昨日申上げましたが、今日も重ねて正当に
支拂つておるということは
責任を持
つて申上げます。それから本
年度の
予算について、
一体超過勤務が十分にあるかないか、か
ような
意見の御
質問の御趣意じやないかと私は想像いたします。今
年度の
予算につきましては、
各省とも非常な、本
年度の
予算の編成に対しては、
超過勤務の
予算というものは極端に削減を受けております。ただ
國会の
職員の
國会勤務の
特殊性に鑑みまして、特に
國会におきましては十分に貰わなければ動けないということで、この
予算折衝の際に
関係方面とも特別な交渉をして頂きまして、特に
國会の
超過勤務の方は他の
各省に例を見ない
程度まで増しては貰いましたが、而も本
年度におきましては、僅かに二百八時間しか
予算がないという
実情なんであります。そこでこの二百八時間というものを、更に
如何に今年のうちに上手に使うかという点につきましては非常に考慮いたしまして、本
年度分全般の
予算というものを先ずやはり各
部課に配分して、それによ
つて各
部課でそれの対策を立てるということをや
つておるわけであります。先ず本
年度全般についても取り敢えず、四月分は御承知の
通り議会の
開会日数も、開かれた
日数も外か
つたのでありますが、併し四月は
会議もあるしするから、三十時間を四月分については一應割当てる。
平均二百八時間というものを十二ヶ月に配分すると十七時間しかないわけであります。それでは一日に一時間の
超過勤務が取れないとこういうことになりますから、十七時間というものは重点的に
議会開会中に振り分けるということで、四月分に十三時間、五月分に二十時間使うという
ような割当てをするという
方法をしております。重点的に
会期のあるときに集中して、
会期のないときにそれを減らすという
ような
方法で、
予算配分をしておるという
状況であります。
從つて今後におきましても、
開会中において、大体三十時間やりますと、八時間
勤務になりますから、これを上手に
運営して行きますれば、これで何とか行けるんじやないかという見通しを立てて、今日や
つて來ておるわけであります。又今後
臨時國会という
ようなものがあるとしますれば、その
臨時國会に対しては
補正予算という
ようなものでも
要求しなければならん、そういうことがない限りは今
年度の二百八時間の
予算で
やり繰りの
方法を工夫して行かなければならん、こういうふうに考えております。