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中村正雄君 本日十時から庶務小
委員会を開きましたので、その結果につきまして御
報告を申上げまして、
運営委員会の御承諾を得たいと思います。
一つは
議員滞在雑費、及び秘書手当の件であります。これは前の
委員会で御
報告申上げましたように
議員手当日額五百円、秘書手当月九千円、これの件につきましては、国内
関係の
手続は一応完了いたしまして、
関係方面との折衝に移
つているわけでありますが、非常に至難な点が見受けられるので、どうするかということになりまして、
衆議院の福利
厚生委員会では、各党の代表が一応懇請に行くと、それについて
参議院の方も同調して貰いたいとこういう申入れがあ
つたわけであります。從いまして
参議院としましては、元々
参議院の見方もありますので、一応同調して懇請に行こう、併し
衆議院が各党代表が行くのであるから、
参議院が又各党代表になると重複するというので、庶務小
委員会におきましては、
運営委員長と庶務
関係に小
委員長が同道で行くということに
決定いたしました。
第二の問題は
議員控室の変更の件であります。これは民主自由党の申入れによりまして、割当られました当時の状況よりも非常に人員が増加いたしておるから、部屋を拡張して貰いたいとこういう申入れがあ
つたわけであります。いろいろな
関係がありまして別に
民自党に部屋を出すということは、現在の部部の割振上不可能なのですから、
社会党と
民自党と振替えるということしかあり得ない。從
つて小
委員会といたしましては、
民自党と
社会党の話合いに任せるというふうに
決定いたしました。
第三番目
逓信省の分割に伴いまして、政府
委員室を
一つ増加しなくてはいけないという
関係であります。これはどの部屋を與えるかということにつきまして、一応三階にありまする彈劾裁判所の
事務局、あれが空くわけでありますので、一応あれを與えるよう内定して置くと、この点につきましては
委員部その他の
関係もありますので、時期その他につきましては考慮すると、こういうふうに
決定いたしております。
それから第四番目といたしましては
参議院議員会館の性質の問題でありますが、これは前の
運営委員会で会館を院内とするか、院外とするかにつきまして一応庶務
関係小
委員会におきまして検討した上で
報告しろ、こういう委任を受けておりますので、愼重審議いたしまして、何れの場合がいいか、利害得失その他を十分考慮いたしまして、結論としましては、
参議院会館は院外とするということに
決定いたしました。ただ
議院の事務その他を執る場合が今後生ずるかも知れない。その場合は事務を執
つておる場所に限
つて院の延長とする、こういうふうに
決定いたしております。
最後に院内通行の問題でありますが、これは
衆議院の警務部の方から相当嚴重な申出がありまして、と申しますのは、
衆議院におきましては現在、
議員の面会はすべて面会所を使いまして、院内の面会につきましては、予め一定数を各
会派にバッヂを渡してそれの使用によ
つて通行を認めておるのであります。
参議院といたしましても原則としまして、
議員面会所で面接する、併し止むを得ざる場合は、各
会派の自由性によ
つて、院内通行証によ
つて院内で面会する、こういうふうな
決定はいたしておるわけでありますが、実情に徴しますると、原則が例外になり、例外が原則にな
つておる状態でありますので、実は
衆議院の方から
衆議院が入れるのを止めてお
つて、
参議院の方は無制限に入れておる。これは
衆議院の方に流れ込んで盗難その他の取締に困るから
衆議院並にや
つて貰いたい。こういう申入れがありましたので、小
委員会でも種々検討した結果、一応
参議院においても
衆議院と同じように、
議員との面会は面会所で行うということを
決定いたしました。そうしまして止むを得ない場合は予め各
会派に渡してあるところのバツヂによ
つて出入をする。このバツヂの保管受渡しは、すべて各
会派の責任にするということで各会流のバツヂの数量を
決定したわけであります。現在最低六つ、最高二十ぐらいですか、渡してある上に、基礎数といたしまして、各
会派に基礎数五箇、十名未滿を増す毎に一箇ということにいたしまして、それだけのバツヂを渡す。これは御
出席の小
委員が各
会派のバツヂの数は御承知と思います。
社会党を例に取
つて見ますと、
社会党は四十二名でありますが、合計二十一のバツヂが渡るわけであります。これによ
つて出入を認めるということに
決定いたしたわけでありますが、ただ数が多いか、少いかという点につきましては、一応施行して見た上で変更するということにいたしております。
大体庶務小
委員会の
決定は以上の通りでありますので、本
委員会で御
決定を願いたいと思います。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕