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議長(
松平恒雄君)
小林事務総長より
辞職の申出がございまして、その経緯につきまして今日御
報告を申上げ、御
了承を得たいと存じます。一昨々日即ち金曜日九月三十日突然
総長が私のところに見えまして、
自分は
來年の
参議院議員の
選挙に出たいという
決心をいたしました、それでそれには
事務総長の職を成るべく早く
辞任して置いた方がいいと
自分は考えるので、今日
辞表を提出するために参りましたと
言つて、九月二十九日付の
辞表を提出されました。で私も突然のことでありましたが、先ず
議会も
開会までには暫く時日もありますから、或いは慰留をすることが至当かとも思いましたけれども、
選挙に出ようという
決心をされたならば、やはり成るべく速かに
事務局を去つた方が、私は主義としてもいいと思
つておりましたし、又
総長のそういう
決心は至極尤もなことであると思いましたから、それで一應法規の方をお聞きいたしましたが、
國会法第三十條によ
つて、閉会中には
役員の
辞任は
議長において許可することができるという
規定があるそうであります。それで又
総長本人の切なる希望もありましたから、同日即ち三十日付で許可することに決しまして、その旨を
総長に話したのでございます。それでそのことは成るべく早く、
運営委員会の方に御
報告をして、そうして
辞任の始末を御
了承を願いたいというつもりで、今日お集りを
願つた次第であります。どうぞその点について
一つ御
了承を願いたいと思います。それから尚
総長がそういうようなことでありますから、
國会法の二十九條の
規定によりまして、
後任総長が決まりますまで
近藤次長において
総長の仕事を処理することにな
つておりますから、これも御
了承願います。